これからも前向きに 名大社会長ブログ

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若いって素晴らしいと思った日

昨日は中京大学総合政策学部にお邪魔し、インターンシップ報告会に参加させてもらった。
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通常のインターンシップとは異なり、選択科目のひとつで学生は相当な時間を費やし、チームを組んで取り組む内容。対象となるのは2年生。
「共感のおもてなし」がテーマで、インターンシップ先の活動内容や現場で学んだことをプレゼンする。そのプレゼンの共感度合いが評価の対象となる。
その時間のかけ方も半端なく、ほとんどの学生が徹夜で昨日の発表に臨んでいる。中には5日間で5時間しか睡眠を取っていない学生もいたり・・・。オジサンには絶対無理だな(笑)。
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9つのチームがそれぞれの時間でプレゼンを行うのだが、僕の役割は審査員。プレゼン内容を評価し順位をつける。そして、時々、偉そうにコメントを述べたり、質問したりする(笑)。
他の審査員は大学の教授や地元トップ企業の方など錚々たる顔ぶれ。そんな中で場違い感もありながらも、約5時間の報告会に参加させてもらった。
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正直言って、甲乙つけがたい。一長一短あるもののどの学生のプレゼンも素晴らしい。長時間、リハーサルを行い、パワポもムービーも全力で作り上げた感じがひしひしと伝わってくるのだ。
それでも順位をつけなければならないので、終了後、僕なりの評価で提出(投票結果は違っていたけど・・・笑)。
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審査員による結果発表と来場者全体の結果発表とで優秀賞が決まる。結果を聞いて、泣き出す学生も少なくない。感極まる者、うれし涙を流す者、悔し涙を流す者。その涙が美しい。これも勝負のひとつ。彼らの努力に本当は勝ち負けは関係ないのかもしれないが、評価は下るのだ。
僕はそんな経験が素晴らしいと思っている。自分では最大限の力を発揮したと思っていても、報われない時は存在する。それを認めなきゃいけない場面もある。だが、それを通して、人って成長するとも思うのだ。
いい経験はそれだけではない。何より大学2年生の彼らが社会人と接し、そこでいろんな価値観に出会うのが素晴らしい経験なのだ。
今回のインターンシップではNPOを中心に一般企業を含め、社会との接点の場を設けている。喜び、苦労、刺激、変化、行動力など、大学の中だけでは掴むことのできない学びを得ている。それは将来にとっても大いに役立つこと。
そんなことを感じながら、今回のプレゼンを聞いていた。そして、若いっていいなあ~とつくづく思ってみたり・・・。
貴重な機会を頂きました。
学生のみなさん、お疲れさまでした。

義父のこと

昨日はかなり広範囲にわたり大雪に見舞われたようだ。慌ただしい一日だったので一切のニュースを見ることはなかったが、facebookの投稿からその状況を伺うことができた。
雪か・・・。縁があるなあ・・・。
午前中は岐阜での講演。あの天候にも関わらず、多くの方にご参加頂いた。終了後はのんびりする間もなく名古屋へ戻る。午後から行われる義父の七回忌に参列するため。
義父が亡くなって、もう6年が経過する。何の因果が亡くなった当日も名古屋は大雪だった。通夜、告別式ととても寒い日を過ごしたことが今でも鮮明な記憶として残っている。
癌が発見された時はすでに末期。その1か月後には逝ってしまった。「腰が痛い、腰が痛い。」とずっと言われていたが、まさか癌だとは思わずゴルフのせいだと思っていた。ゴルフの上手い人だった。
結婚が決まった時から義父は僕を可愛がってくれた。「哲也くん、食べなさい。哲也くん、飲みなさい。」と笑いながら、これでもかというくらい振る舞ってくれた。豪快な人で財布は持たず、ポケットにはお札だけ入って、気前よく支払っていた。
そして、ゴルフも教えてもらい、親子コンペにも連れて行ってもらった。自分で商売をやられていたので、その仕事柄、ゴルフも頻繁。平均すると週2回はラウンドしていたんじゃないだろうか。コンペでよく商品をもらってきていた。
ちょくちょく連れて行ってもらったゴルフも子供ができてからは縁が遠くなった。そして、ゴルフ自体全くやらなくなってしまった。口には出さなかったが、きっと僕にはもっとゴルフを回って上達して欲しいと思っていたと思う。
今の立場になり、クラブを再び持つようになってから、つくづく思うようになった。
もっとゴルフを教えてもらえばよかったと・・・。もっと一緒に回っておけばよかったと・・・。
「哲也くん、左手はこう使うんだ。」という声が響いてくる。昨日の七回忌はそんな姿を思い出させてくれた。もし、健在だったら、頻繁に回るようになっていただろう。そんなことを言っても仕方ないな。
昨日の雪は僕らにとって、また意味のある思い出になった。

何気ない繋がりの大切さ

一昨日は前日のブログに書いた通りの「上場企業就職フェア」。仕事終了後はグロービスの忘年会。忙しくも充実した一日であったが、ありがたいご縁を感じる一日でもあった。
イベント終了間近、名大社男子が僕を呼びに来た。
「テツさんに挨拶したいという●●さんという女子学生がいます。」名前を聞いてもさっぱりわからない。何も怪しい事はしていないぞと思いつつ(笑)、「いや、知らないけど・・・。」
「●●さんの父親が○○さんと言うらしいです。」と言われピンときた。僕は出口付近で待っている女子学生のところまで駆け寄っていった。
「お忙しいところ申し訳ありません。山田さんに一言挨拶だけさせてもらおうと思いまして・・・。」と女子学生は丁寧に挨拶をしてきた。
「もしかして××会社の○○さんの娘さん?」「はい、そうです!」。僕が営業時代にお世話になった人事担当者の娘さんだった。
そのお世話になった方はすでに別の仕事をされているが、娘さんにその当時のことを含め、僕の事をいろいろと話をされていたようだ(変な話じゃなきゃいいが・・・)。そのこともあり今回のイベントは朝一番から参加したとこのと。
彼女はオープン前の講演で僕が登場したことにかなり驚いたらしい。事前に僕の名前は告知していなかったため、いきなり山田が現れ面食らったようだ。
そこで最後に挨拶をしようと思ったとこのと。ありがたい事に彼女は10時から18時までずっとイベント会場にいてくれた。
僕が講演で話をした通り、多くの企業ブースを回り企業研究を懸命に行ったという。
「今日は本当に勉強になりました。ありがとうございました。」「こちらこそありがとう。お父さんによろしくね!」と言って別れたが、とても清々しい気分だった。
その丁寧な対応も気持ちよかったが、そんな風に以前にお世話になった方が僕や会社の事を伝えてくれて、その娘さんが会場に足を運んでくれることに感激した。
その方に特別なにかできたわけではない。しつこいだけの営業マンだったと思う。だが、そんな繋がりを持てることは僕にとっては喜ばしい。
そして、この日はもう一つの出来事があった。グロービスの忘年会(二次会)に参加するといきなり僕に挨拶をしてくる若者がいた。
「山田さん、ご無沙汰しております。△△です!」「お~、△△くん、ひさしぶり!あれ~、グロービスの通っているの?」「はい、単科ですが今年から受けてます。山田さんに会えるかもしれないと楽しみにしていましたが、お会いできて嬉しいです!」と明るい表情で話かけてくれた。
彼は大学時代、名大社のモニターとアルバイトをしてくれていた。今から7~8年前のこと。
その当時、僕は学生モニターと一緒に座談会を行ったり、イベントのお手伝いをしてもらうグループの責任者をやっていた(今思うと何でもやってますね・・・笑)。彼はその中でも優秀で且つ気が利く学生だった。僕も何かと頼りにしていた。
就職してから一度だけ仕事の相談を受けたことはあるが、会うのは実に久しぶり。こんな場で再会できるとは、こちらも感激だ。
立て続けにこんなことが起きると人の縁って不思議だなと思う。何気ない付き合いをしているだけだが、こういった繋がりが人にとって、いや僕にとって大切だと感じる。いい一日だった。
もしかしたら、それがあったから深夜遅くまで騒いでいたのかもしれない。
言いわけ、言いわけ・・・(笑)。

大学1年は何をすべきか?

昨日は三重県にある大学からご縁を頂き講義をさせて頂いた。通常の場合、大学3年生もしくは4年生向けの就職ガイダンスに呼ばれることがほとんどだが、今回は大学1年、それも全学生必須となる科目「キャリア基礎」の授業。
僕自身にとってもあまり経験のないこと。貴重な機会と捉え、取り組ませてもらった。
教室はこんな感じ。
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出席者がゼロというわけではない(笑)。朝一番の開講前の光景。ここに140名ほどの大学生が出席し、90分の講義を行う。
学生はほぼ時間通りに出席し、私語もない落ち着いた雰囲気。1年の授業って、案外真面目なんだと感心する。しかし、それは1年に限らず、今の学生はどの学年も同じようだ。
僕が学生時代だった25年以上前と比較すると比べ物にならない。僕が不真面目だっただけかもしれないが、出席率は格段に高い。僕なんて授業を出なくていいのが大学なんだと勝手に解釈していた(笑)。
だからといって手放しで喜べるものではない。確かに学生は授業に出席する。僕らの頃には考えられなかった「キャリア基礎」という将来の働き方や就職の心構え、自分の適性と真剣に向き合える講義もある。
キャリア教育が必要なのは僕も共感するところ。大学の体制つくりも徐々に出来上がりつつある。しかし、体制が整ったからといって喜べるものでもない。
ろくすっぽ授業に出ていない僕がこんな話をするのは矛盾だらけだが、同時に不安になる要素も多い。少しでも将来についてのヒントを与えられればと思い臨むのだが、温度差があるのは否めない。
参加する学生は二極化している。真剣な眼差しで聞いている学生もいれば、最初から寝ている学生もいる。それは単に僕の話が響かないという根本的な理由もあるだろうが(苦笑)、まるで自分の将来に全く関心がないように思えてしまう。
確かに大学1年時はそんな時期なのかもしれないが、期待も不安もないように感じてしまったのは自分だけだろうか・・・。
20名くらいの学生を対象に車座になり話をすればお互いの距離感は縮まるだろうが、そこには大きな壁があるように感じてしまった。これも大人の驕りとは痛感はしているけど・・・。
もっと学生を突き放すべきか、もっと手厚いフォローをすべきか、どこに向かわせるべきかは僕らも真剣に考えなければならないだろう。
大学時代ほど、いろんなことにチャレンジできる時はない。これだけ自由な時間があり、自分自身を試すことができる。貴重な時間だ。それを無駄にして欲しくないと思う。
よりよい将来を作るためには、今を懸命に生きないとそれを実現するのは難しい。あちこちの話をしながらもそんな事を伝えたかったのだけれど・・・。
少しでも感じてくれる学生がいれば幸い。この大学1年、そして2年に何をすべきか。ほんの少しだけ自分を客観視して、充実した日々を送って欲しい。

赤坂の午後、四谷の夜、そして黄昏の御茶ノ水

昨日、一昨日は東京への出張。
情報収集やネットワークを広げるためにもっと頻繁に外に出たいのだが、ちょこまかちょこまかと予定が入り余裕のあるスケジュールが組めない。(ただ段取りが悪いという話もありますが・・・)
今回はようやく泊りでの出張となった。一昨日の午後は全国私立大学就職指導研究会の「就職フォーラム」に出席。全国から大学や企業が500名以上集まるわけだが、意外とすぐお客さんや知り合いに遭遇する。東京赤坂の大きなホテルでもホッとしてしまう(笑)。
いくつかのプログラムが行われる中、印象に残ったのは北野大氏の講演。
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大学教授の立場から「働くこと」を語って頂いたのだ。基本的には真面目な話だが、要所、要所で笑いをとる。弟(北野武氏)の七光りで仕事をしているという自虐的なギャグから始まって、自分を落としながらも豊富なネタで参加者を惹きつけていく。
そこには学生への愛情があふれ、大学関係者、企業関係者への厳しいメッセージも込められていた。若者を育てる重要性を求めながら・・・。
そして、大学選びは将来の職業を意識して選ぶべきだと大学の教授の発言とは思えないことも言われていた(笑)。賛成!
この会合を終えて、静岡の同業者就職情報センターの秋山社長と一緒に四谷へ。珍しくライブハウスに行ったのだ。伝説のバンドと一部では噂されているUSBいや違う、MSPのライブ。
伝説といってもマングローブ今野社長、パフ釘崎社長、キーカンパニー下薗社長の同業者が組むオジサンバンドなのだが、2年ぶりにライブを行うというので、義理も含め(笑)お付き合いせねばならない。
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内容は期待以上。僕が中学、高校の頃、よく聞いた懐かしいフォークソングを中心に演奏が行われた。ハーモニカぐらいは習おうかなと思ってしまった・・・。
昨日は御茶ノ水にあるキャリぷら東京でふるさと就職応援ネットワークの幹事会。
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この写真が黄昏ているわけではないが、午後の時間みっちりと議論が繰り返された。今後の事業戦略や加盟各社との情報共有など密度の濃い時間を過ごしたのだ。
仙台のエムジョイ菅原社長のお土産は東北楽天イーグルスのクッキー。楽天関係のグッズは全て完売らしい。
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その後行われた懇親会ののち、最終ののぞみで名古屋へ。できればもう一泊ぐらいという気持ちもあるが、今日は学生向けのイベントがあるため戻らねばならなかった。
昨日、話し合われた内容を今日のイベントで少しは生かしてみようか・・・。ドタバタする日々だが、今日も気合を入れて臨まねばならない。
と日報のような報告ブログでした・・・。

企業再建弁護士の存在

7日(木)はトーマツイノベーションさんの主催する講演会に参加。全国でも活躍する方が少ないと言われる企業再建弁護士の村松謙一氏の講演に・・・。
僕は全く存じ上げなかったのだが、村松氏の活躍は新聞はじめ多くのメディアでも紹介されている。2007年年明けに放映されたNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」でもかなり話題になったようだ。
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今回の講演では村松氏の簡単な紹介の後、この番組を会場で見せてもらった。感動した。涙が出そうになった。
村松弁護士の下には瀕死の重傷、もやは倒産寸前の企業(主に中小企業)が駆け込む。大体のケースが銀行への返済が滞り、倒産も時間の問題という企業のトップがほとんど。
そのトップの苦悩を聞き入れ一緒に再建案を作り、銀行に交渉し倒産を回避したあと、再建の道に導く。
弁護士でありながら裁判所に出向くことはほとんどなく、もっぱら出向くのは銀行。そこで綿密な再建案を提示し何度も交渉しながら、銀行への返済を減らしていく。
簡単に書いてしまうとチープだが(苦笑)、そこに至るまでの過程とその仕事に賭ける情熱は見ていて感動的だ。村松弁護士自身のトラウマとなる体験もあるのだが、一人でも多くの経営者を救いたいという強い気持ちと行動力には驚くと共に敬服するばかり。
思い悩んだ経営者は村松弁護士との相談の後、そのほとんどは笑顔になっていくという。何日も食事が全く喉に通らなかった経営者が帰りにはどんぶり飯をお替りできるような安心感を与える。
村松弁護士は「倒産なんてない。借金は消しゴムで消せる。」と仰られていた。それも法的手続きに則って行う合法的な業務なので間違いはない。話を伺いながら目から鱗状態だった。
2時間の講演の後、なんとありがたいことにその村松弁護士と食事をご一緒することとなった。倒産の相談をするわけではないですぞ(笑)。
たまたま偶然が重なってトーマツさんと一緒にお酒を酌み交わしながら、更に深い話をして頂いたのだ。
これは貴重な体験。サラリーマン時代は弁護士の知り合いなんていなかったが、今の立場になるとそんな方との接点もでき、仲良くお付き合い頂く弁護士も増えてきた。
しかし、企業再建弁護士の方とお話しするのは初めてであり、全国的にも注目を浴びる村松弁護士の隣で飲めるのは光栄なこと。
この席では講演では話されなかったもっと奥深い話を伺うことができた。少なくとも僕は村松弁護士に相談に乗ってもらう存在になってはいけないし、そんな方向に進むわけにはいかない。だが、話を伺いながら、先々が少し明るくなったのも事実。
多くの経営者、特に中小企業の経営者は必要以上に責任の重さ、会社経営の重さを感じているようだ。毎日をどう過ごすか、何を考えて起き、何を考えて寝るか、それを繰り返さなければならない。
村松弁護士も強調されていた。
「会社は何のためにあるのか、自問自答しろ」と・・・。どこかで聞いたことのあるフレーズだが(笑)、それは常に意識せねばならないこと。
NHKでのエピソードで個人的に面白い事を伺った。本来、村松弁護士の番組放映予定は2007年の年明けではなく、もっと遅い時期たっだようだ。それが繰り上がり年初早々で「プロフェッショナル仕事の流儀」が放映された。内容は人が人を救う企業再建のドキュメンタリーとして・・・。
その後、NHKがドラマで放映を予定していたのが伝説のドラマ「ハゲタカ」。ここに繋がっているという。絶妙のタイミング。
この話を聞いて、オ~、スゲエ~と思うのはごく少数だと思うが、僕はその一人(笑)。
捉えどころのないブログになってしまったが、素晴らしい機会を頂きました。
ありがとうございました。

良い叱り方の巻

この3連休はあえて予定を入れなかった。
先週までドタバタ状態で来週からも忙しくなるのとちゃんと真面目に勉強しないとヤバいという理由から・・・。勉強することはファイナンス。
これまでカネ系の勉強は避けて通ってきたが、さすがにこの立場になるとそうはいかない。少しでも知識を身に付けようと今回通い始めたビジネススクールでとうとうその科目がやってきたのだ。
テキストを読んで眠くなる。懸命に理解しようと思っても全く頭に入らない。DCF法も正味現在価値もIRRも何のこっちゃって感じ。現実でどうやって生かせばいいのかさっぱり見当もつかない。
それでも知識くらいはつけないとまずいと思い、この3連休はそれなりに勉強した。多分、その時間に対しての知識量は比例していないだろうが・・・(涙)。
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空いた時間に読んだ「日経トップリーダー」。今月の特集は”良い叱り方、良い褒め方”。この類の特集はいろんなビジネス誌も取り上げられており目新しさはない。しかし、リーダーにとって永遠に続くテーマ。頭で分かっていてもできないことは多いのだ。
僕自身も以前は随分と叱られた。叱られぱっなしと言っても過言ではない。そして、前社長によく言われたものだ。「叱る」と「怒る」は違うと・・・。上に立つ者は「叱る」と「怒る」の違いを身に付けねければならないと・・・。
自分では意識してきたつもりだが、本当にできたかどうかはかなり疑問。今でもそれは怪しいものだ。
この特集にははっきりと書かれている。
自分が主体なのが「怒る」。相手が主体なのが「叱る」。どんなに感情的なっても叱る時は客観的でなければならない。時々は再認識しないといけないこと。
もっと上手に叱れるようにならないといけないな・・・。もっと上手に褒めることの方が大事かもしれないけど。
それにしても本特集のケースはいかがなものか。失礼にあたるかもしれないが、もっと参考になるケースがあるのではないか。と思ってしまった。僕が慣れ過ぎてしまったせいもあるが・・・(苦笑)。
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20年前、10年前と今と比較して、叱り方も変化しているのではないかと思う。表現は悪いが、世代によって叱り方のポイントも変わってくる。
はっきり言って、その変化は本質ではない。しかし、叱ることの本来の目的を考えた場合、その叱り方の悩みは尽きないのかも。
2500年前の「論語」でも叱り方の在り方について言及しているのだから・・・。

エンゲージメントを高めよう!

昨日はCDAプラザの勉強会。10月は毎年恒例の行事で、CDAの通学講座でも講師を務める守屋奈美枝先生を招いて講義を受ける。僕は2年ぶりに参加させてもらった。
テーマは「エンゲージメントを高める」。このエンゲージメントという言葉は最近になって耳にするようになったが、ほんの数年前までは見たことも聞いたこともなかった。(ただ知識がないだけか・・・)
エンゲージメントとは従業員の貢献度を図る指標のこと
・組織の成功のために貢献しようとするモチベーションの高さ
・組織の目標を達成するための重要な業務遂行への意志力

を表す。会社へのロイヤリティとも貢献意欲ともいえる様だ。
今回、僕はキャリアカウンセラーの立場より、組織を率いるリーダーの立場で耳を傾けてきたといってもいい。それだけ今後の社内で生かせそうな要素がいっぱい。
ある調査によれば、日本人従業員のエンゲージメントは、世界28か国中11位。もっと高いのかと予想していたのだが、思ったより低い。中国や韓国の方がエンゲージメントが高いのはかなりの驚き。
それだけ日本人の会社に対する想いは低下しているのだ。不況感や将来への不安、上層部への不信感がその理由でもあるという。少々寂しい話ではあるが、それが実態とするならば、自分たちの手でエンゲージメントを上げていくしかない。
エンゲージメントの高い企業は生産性もアップし、事故発生率は低下し、離職率も下がっているのは調査でも明らかなようだ。それは会社としても理想の姿。そんな会社つくりと個人のトレーニングをしなければならない。
昨日の勉強会では、その個人のトレーニングとして、ペアを組みポジティブな受け答えを継続的に行うワークや自身の強みを他者からポジティブフィードバックをもらうワークを行った。
僕はスケジュール管理が上手くいかず、別の予定と重なっていたため途中で退席したが、このワークもいい経験。自分が話す側でフィードバックをもらうと少々照れくさくなってしまうが、この繰り返しでお互いの強みに気づきを与える。年末の個人面談には生かしてみようと思う。
どんな仕事をする上においても、仮面を取った素の自分が一番パフォーマンスが高まるという。そんな環境を提供するのが僕の重要な役割。自分が素であればいいというわけではないのだ(苦笑)。
エンゲージメントを高めよう!
今日は若手社員の結婚式だし、エンゲージメントが高まる最高のスピーチでも披露するかな・・・(笑)
勉強会には途中までしか参加できなかったが、いい学びになりました。
ありがとうございました!

岡崎にて

今、僕はこのブログを岡崎のホテルで書いている。岡崎に泊まるのは初めて。部屋から眺める乙川も情緒があってなかなかいい。
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できればゆっくりと岡崎城あたりに行ければいいのだが、とんぼ返り。
昨日は岡崎青年会議所の10月公開例会に招いて頂き、講演をさせてもらった。先月のゲストが壱番屋の創業者の宗次氏で、来月が10万人規模のイベントを岡崎で行うというのだから、明らかに人選ミスで箸休めにしかならないが(苦笑)、それでも地元の学生や若手社会人を中心に200名近い方に集めって頂いた。
会場は岡崎市シビックセンターという地元ではコンサートも行われる立派な会場。
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これまでいろんな講演は経験させてもらったが、シャワーが設備された控室なんて初めてのこと。自分にはもったいないな・・・。
タイトルは「夢への第一歩~未来の自分は自分は、今の自分がつくる~」と壮大なもの。
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ただ前を見て生きてきただけの僕がそのテーマで話をするのはいかがだと思うのだが(笑)、これまでの経験を自然体で話をさせてもらった。
講演終了後はパネルディスカッション。岡崎JCに所属する若手経営者と若者代表と一緒に事前に集計したアンケートを基に仕事の価値観について議論を行った。
僕の役割はコーディネーターで客観的な立場から現在の経営者の考える若者像とその実態のずれについてコメントさせてもらった。ここでは会場の学生からの質問もあったりとかなり熱い議論ができ、パネラーを含めた若者のストレートな意見も聞け参考になった。
いつの時代もギャップはある。どの時代がシアワセでどの時代がそうでないかはあるとは思うが、そこに結論を持って行ったところで何の意味もない。そこも含めて、まず一歩踏み出そうというわけだ。
客観的というよりも主観的に話した面も多いため、主催者も参加者もガッカリした面はあったかもしれないが、そんな意見もあっていいだろうと自分勝手に納得する(笑)。
公開例会終了後、打ち上げに参加。開始が21時を過ぎているわけだから、あっという間に帰れなくなったわけだ。結局、岡崎JCの方と1時ごろまで飲んでホテルへ。ここでもお互いの話をしながら有意義な時間を共有させてもらった。いいお酒が飲めました。
今回、お役に立てたかどうかはさっぱりわからないが、僕としてはいい経験をさせて頂いた。
岡崎青年会議所のみなさん、ありがとうございました。

まだまだ子供ということか

今週、6年生になる息子が修学旅行に行ってきた。行先は京都・奈良。
僕は岐阜で育ったのだが、行先は同じ。法隆寺に行き、奈良公園で鹿にせんべいをやり、東大寺で大仏を見て、清水寺、金閣寺を回る。
そのルートは35年前も今も大きくは変わらない。修学旅行のスタンダードなあり方だ。
それはそれでいい。しかし、時代が変われば買うお土産も大きく変わってくる。息子が家族に買ってきたのはこれ。
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生八つ橋のチョコレートバージョンと抹茶パイ。他にもお土産はあったようだが僕が知らない間に消費されていた(笑)。
昔は普通の固い八つ橋がメインだったけど・・・。
そして、自分に買ってきたのはこれ。
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龍のペンダント(ペンダントという表現は正しいですか?笑)。値段は確か300円。これって京都と何の関連性がある?どんな結びつき?。全く意味不明。しかし、子供にとってはこれが自分への一番のお土産。
僕も修学旅行時に何故か竹刀を買ったような記憶が・・・(汗)。
きっとそんなもんなのだ。友達と一緒に眠れない夜を過ごし、くだらない話で盛り上がり、意気投合してどうでもいいようなお土産を買ってしまう。
息子に確かめてはいないが、きっと色違いとか違うデザインのペンダントを何人もの友達と揃えているのだろう。
自宅に帰るとカッコつけてペンダントを付ける坊主がいるが、どうしても笑ってしまう。本人はちょっぴり大人の世界に入ろうとしているのだろうが、その行動自体は子供そのもの。まあまあ、それもいいじゃないかと思ってしまう。
時代が進歩して多くの情報が子供たちにも届きやすくなっている世の中ではあるが、子供の本質はいつの時代も大きくは変わらない。いいんじゃないの。
多分、中学生ともなれば見向きもしないペンダントだろうが、今は大切な宝物なんだろう。こんな経験ができる修学旅行。まだまだ子供だから楽しめるよね・・・。