昨日は移転したグロービス名古屋校に初めて訪れた。タイトルにあるテーマでIndigo Blueの柴田励司氏のセミナーに参加するためだ。
正直な話、僕は柴田氏をこのセミナーを拝聴するまで存じ上げなかった。いかに自分が知識がなく頼りないか思い知らされた。
タイトルに惹かれ参加したセミナーだが、結果的に言えば、柴田氏の人間的な魅力の詰まった大変興味深いセミナーだった。何よりとても楽しかった。それは、その話の内容だけではない。
パワーポイントの使い方やゼスチャーを加えた表現方法も含め、ある種、エンターテイメント要素も感じてしまった。
いやあ~、本当に良かった。
強烈なリーダーシップでグイグイ組織を引っ張る時代は、今のような低成長期には、もう通用しないのかもしれない。
各々が自分の立場で考え意見を出し行動する。その環境を作ることこそリーダーの役割。いかに聞く側に回り、そこからアクションへと導くのが役目なのだ。
柴田氏は自分自身の経験から学んだ説得力のある言葉で、この時代のリーダーシップのあり方を表現されていた。自ら修羅場の世界に飛び込み、不合理の中で人と向き合い、理想の姿を追い求めていく。
これまで多くのリーダーの話を聞き学びを得てきたが、今回も新たにリーダーとして大切なものは何かを教えていただいた。
特にリーダーは、「自分が話したい」話をするのではなく、「相手が聞きたい」話をしなければならない。
簡単で分かりそうなものだが、僕自身もできていない。自分の言いたい事を言っているに過ぎないことは多い。
社長はエライわけでも何でもないが、組織を伸ばすのも潰すのも社長次第。そこには責任がついて回るが、それを自然体で平然とやり切らねばならない。
う~ん、難しい。
しかし、それが次世代のリーダーに必要な力とすれば、取り組まなければならない。関心領域を広げながら・・・。
本日は7:30より朝活で講演を聴き、水曜日は未来工業の山田氏の講演、金曜は僕が学生に対して講演と講演続きの週である。続く時はそんなもん。有意義な一週間を送れそうだ。