gensou1491

1ヶ月ほど前に著者の常見陽平さんにお会いした。
わずかな時間しかなかったため、それほど会話はできなかったが、
その時の話題の中心はこの「リクリートの幻想」だった。
この著書にかける熱い想いを感じたのだった。

最近は株式上場で話題もちきりのリクルート。時価総額も1兆円を超えるとか・・・。
うちの会社も業種柄、その動向は注目している。

今後、どんな戦略を描いていくのか?
どこに向かっていくのか?
何を大切にしていくのか?。

それは地方の一企業である名大社にとっても気になるところ。
リクルート本体からしてみれば、うちの存在はどうでもいいのかもしれないが、
自分たちはそうではない。
チャンスにもなりうるし、ピンチにもなりうる。

常見さんは元リクという立場から、また、客観的に仕事をする側の立場から本書を書かれている。
僕が知っている元リクの方と比べても、あまり元リクという感じがしない。
それは本人も「優秀じゃなかった。」と語られているように、リクルートをイメージさせる熱さはない。

僕もたまに「山田さんはリクリート出身ですか?」と聞かれたりするが、
多分、勤めていたら、全く芽の出ないダメ社員だっただろう(笑)。
そんなことはどうでもいいのだが、本書には世間一般にイメージされているリクルートという会社が、
そのイメージと異なる面があからさまにされている。
愛情表現の裏返しなのか・・・。

世間には元リクの方が多い。
僕もどちらかと言えば、現役のリクルート社員よりも元リクの方のほうが接点が多い。
もしかしたら常見さんが書かれていることは、代弁しているのではないかと思わなくもない。

リクリート関連本はこの世に多く発行させている。
僕も気になる作品に手に取って、ブログにも書いていたりする。

その中でも本書の存在は別視点だと感じる。
常見さんの勇気には素直に敬服するばかりだ。

結局、何が言いたいのか分からないブログになってしまったけど(笑)。