令和の時代に入りました。
記念すべきスタートは新たな時代の考察をしたいところですが、今日は水曜日。
全国30万人の食べ物ブログファンがこのブログを待ち望んでいます。

ファンを裏切ることはできません。
いつもと変わらずルーティンをこなすのが人気食べ物ブロガーの役目。
新時代を歓迎しながらも粛々と仕事を進めて参ります。

しかし、特別感を演出する必要はあります。
また、ゴールデンウイーク真っ只中です。
旅行気分も味わいたいものです。

訪れたのはここ。

東京、築地です。
市場は移転したものの東京を象徴する場であるのは間違いありません。
外国人観光客もひしめき合っています。

むしろ日本人は圧倒的な少数派。
これもいいポジションと言えるのかもしれません。
築地にお邪魔したのなら新鮮な魚を食べなければなりません。

そう、鮨を食べよう。

気持ちを高めながら歩きます。
場内には有名なチェーン店を含めお寿司屋さんがひしめき合っています。
その中で人気食べ物ブロガーが選んだのはこちら。

「築地寿司清 新館」さんにお邪魔しました。
並びに本店がありましたが、既にそちらは満席。
新館の方がオープンする時間が遅いため、スムーズに入ることができました。

美しいカウンターと活気のある職人に期待感が高まります。

「へい、いらっしゃい。飲み物はどうされますか?」
いつもなら迷わずビールか日本酒を注文します。
しかし、この日は我慢。
グッと気持ちを抑えお茶をお願いしランチメニューを注文します。

和(なごみ) 1620円

一貫一貫丁寧に握ってくれます。まずは赤身から・・・。

「外は雨が降っていましたか?」
「パラパラかな?」
「お客さんはどちらからお越しですか?」
「名古屋です。」

たわいもない会話が続きます。
若い職人もどんな切り返しをすべきか考えてるようです。
ここは人生の先輩としてキッカケを作らねばなりません。

「実は娘がこちらの名古屋のお店でバイトさせてもらってるんです。」
「ミッドランドスクエア店ですか?」
「そうなんですよ。」
「店長さんにもお世話になってるんですよ。」
僕が名古屋のお店にお邪魔し挨拶したのは1回のみですが、ここは常連ぶってみます。

「だから一度、本店にも顔を出しておきたくてね。」
「ありがとうございます!」
「あっ、私は4年間名古屋にいたんですよ。」
隣の職人が会話に割り込み、一気に話が盛り上がっていきます。

こんな演出が新しい時代の人気食べ物ブロガーには求められるようです。

全てのネタを美味しく頂きます。
ここで見栄を張ることも忘れてはいけません。
「とり貝をください。」

その日のおススメをしっかりキャッチすることも新時代には求められます。
特別感のある食べ物ブログになりました。
このお店を選んだ理由も理解いただけたことでしょう。

ごちそうさまでした。

あっ、そうそう。
どこかの東京の社長が築地の寿司屋に連れてってくれると言いながら、
全然連れてってくれません。
もうそろそろなんでしょうか。
ゴールデンウイーク明けに期待したいですね。