これからも前向きに 名大社会長ブログ

カテゴリ「会社を想う 仕事を思う」の記事一覧:

お世話になった社長への挨拶

今週は比較的時間の余裕があったことから、以前よりお世話になっていたクライアントへ挨拶回りを行った。
社長に就任したにも関わらず、まだまだ挨拶をさせて頂いてないクライアントも多く、時間を見つけてはお邪魔させていただいているのだ。
7社ほどお伺いしたのだが、そのほとんどが社長との面談であった。
右も左もわからない新米社長の自分としては、同じ社長とはいえ、経験も実績も比較にならない社長とお話しさせていただくことは、世間話をするだけでも勉強になる。
長年積み上げてきた生き方、考え方がその何気ない話でも十分に感じることができる。
お邪魔したクライアントの1社に、僕と同様、今年の6月から新たに就任されたシステム開発会社の社長がいらっしゃる。
その方とは、実に20年近いお付き合いになる。
まだ僕が入社2年目あたりで、毎日のように飛び込み営業で汗を流していたころに出会った方である。僕はもちろん平社員、その方は確か主任か係長だったかと思う。
今は会長になられた当時の社長と共に懇意にして頂いて、かなり長い期間のお付き合いだ。初めてお付き合いをさせて頂いた頃は、50名を満たない会社だったが、今は300名を超える名古屋でも有数のシステム開発会社に成長された。自分自身がどこまで貢献できたかは定かでないが、そのような企業と今もお付き合いできることは本当に喜ばしい。
ましてやその当時、担当をされていた方が社長として辣腕を振るわれている姿を拝見するのは、実に感慨深い。
お互いに現状の仕事や経営についての考え方など、情報交換をさせて頂いた。お互いに営業を長くやってきたこともあり、就任前は外出し客先への訪問が、ある意味仕事の大半を占めていた。しかし、トップとなり会社の中での業務が中心となったことで、外の出ないもどかしさを感じている。
お互い生粋の営業であることが抜けきらない体質も共通しており、苦笑したりもした。そして、社長として最も重要な仕事。それは「明確なビジョン」を示すこと。それも共通した考えであった。
大変失礼なこととは思うが、同じような時期に社長に就任し、同じような価値観で仕事を進める方が近くに存在することは、参考にさせて頂く面が多く有難い。
結局、このクライアントでは、その後、会長も交えて人材教育から政府の政策まで、幅広く話をさせてもらい、2時間半もの時間、滞在することとなった。
挨拶が大きな目的にも関わらず、それだけ長居させてもらえるのは、信用の証なのかもしれない。感謝である。
この日は、別のクライアントの社長とも多くの話をさせて頂き、人と人とのつながりの大切さを改めて痛感した一日であった。
やはり外に出ないといけない。外に出て、人と話をしないといけない。そこで、お互いの想いを語らないといけない。
これからも、機会を見つけて、いろんな方と話をしていきたい。

感謝!障がい者のための就職・転職面談会

本日8月28日は、名古屋国際会議場で「障がい者のための就職・転職面談会」を開催した。先日のブログでも紹介したとおり、名大社として初めての取組みのイベントである。
何度も当日のシュミレーションを行い、準備したイベントではあるが、当然不安要素も多かった。こちらがこれまで学習してきた障がい者に対する知識でどこまで対応できるかという不安であった。
しかし、結果的に見ればそれは杞憂に終わった事になる。
多くの関係者、支援していただいた方があって、無事に満足できるイベントで終了したのだ。
スタートは北京パラリンピック金メダリストの車イスランナー伊藤氏による講演。100名用意した席はほぼ満席状態で、熱い講演が40分程度行われた。
「障がい者にしかできないことはある」「堂々と生きろ」「自分にウソをつくな」といった本当に熱い熱い内容の話であった。さすが金メダリスト。メンタリティが比較にならないと素直に感じた。
こういった有り難い話は、ぜひ、今の就活生にも聴いてもらいたいとも同時に感じたりもした。
講演後、企業との面談がスタートしたが、参加いただいた企業も障がい者の方も真剣そのものであった。このお互いの真剣さがいいきっかけとなり、新たな道が生まれれば幸いである。
参加いただいた200名の方全ての仕事を見出すのは、正直なところ、難しい。満足頂いた企業も多いが、求める人材像との接点が少なかった企業があるのも事実だ。
ただ、こういった地道な作業を繰り返すことで、少しでも前に進むことになれば、何よりだとも思う。
そして、今回のイベントを通して感じた事。
今回のイベントは、名大社の力だけでなく、多くの支援があって成功したということ。
名古屋市の支援施設の方、手話通訳者、要約筆記者、キャリアカウンセラー、朝日新聞社の方など、多くの関係者に支えられ、成功したイベントであった。
我々としては、本当に感謝すべきであるのに、その関係者の方から、逆に感謝のお言葉も頂いた。こういったイベントの場を作った事に対して、感謝の言葉を頂いたのだ。
やはり人と人とはリアルに繋がらなければいけない。リアルの場で接し、お互いの想いが通じるからこそ、感謝の言葉が生まれるからだ。
成功とは言ったものの、反省点や課題も多い。来週にでも反省会を行い、今後の対策を練る必要性はあるが、こういったイベントの重要性を、1日を通し十分に感じる事ができた。
我々のやれることは、まだまだ小さいかもしれない。ただ、多くの方の力を借りて実施する事で、その小ささはカバーできるのかもしれない。
それを学んだだけでも、本日は感謝すべき一日であった。

「強み」について考える。

現在、月1回のペースで全社員を対象に経営戦略・マーケティングの勉強会を実施している。外部講師に協力をいただいて、午後の時間帯でみっちりとグループワークを中心に行う。
昨日は8月の実施日。主に外部環境、内部環境を分析するフレームワーク SWOT分析を使い、いくつかのケースで戦略を組み立てた。
その中の一つとして、名大社のSWOT分析を全員でおこなった。外部環境を機会と脅威、内部環境を強みと弱みに分けて分析を行うわけだが、同じ会社で同じ仕事をしていてもそれぞれが考える強み、弱みは異なっていることがよく理解できた。
名大社の強みだけでも、東海地区での認知度が高いから始まって、2000社以上のクライアントがある、大学と信頼関係が強い、意思決定が早い、風通しがいい、結束力が強いなど外に向かっての強みから、内側の強みまで、自分たちが考える名大社の強み(良さ)が幅広く挙げられた。
その中のひとつに「ベテラン社員が多い」という分析もあった。
これは経験や知識が豊富なベテラン社員が若手社員に及ぼすプラスの影響を物語っているのだろう。確かにその通りで、僕自身は会社として大切にしなければならない面でもあると考えている。
我々の業界は、比較的に平均年齢が低く、若手中心で構成されているケースが多い。
そこと比較をすると、50歳代の営業も揃えている名大社は異質といえるのかもしれない。同業他社ではあまり見られないことではないだろうか。ベテラン社員が多いことにより、フットワークが軽くないとか、保守的になるのではないかとか、危惧される面もあるだろうが、喜ばしいことにフットワークも軽いし、保守的でもない。組織の硬直化も今は考えにくい。与える影響は圧倒的にプラスの要素が多いのだ。
強みであることは正しい分析といえる。
今回のSWOT分析は、今更ながら、そのことに対して有難味を感じることができるいい機会であった。感謝である。
もう一方で、弱みについても分析を行った。
こちらも山のようにコメントが挙げられた。
このブログでの公開は割愛するが(ずるっ)、今、抱える課題が改めて認識できたこと、社員全体で共有できたことは、意味のあるワークだったといえる。
「強み」を生かすにしろ、「弱み」を克服するにしろ、やらねばならないことは無限にあるということだろう。

先輩役員からの学び

昨日、名大社OBであり、現在は食品会社の役員を務める先輩と飲み機会があった。
一緒に働いた期間は入社時から5~6年過ごしただけのため、それ以降の方が長い付き合いになる。年齢が近い事もあり、現在の会社に転職された後も親しくさせていただいてはいるが、お互い忙しいこともあり、最近は会う回数も少なくなってきた。
そのため、久々に会うとお互いの近況報告から、現在の仕事の取り組み方や考え方まで、話が尽きることはなく、遅い時間まで過ごすことが多い。仕事中心の話だが、お互いの目的が合致しているので、その話がつまらないという事はない。
その先輩の勤める会社は、この不況下においても順調に伸びており、東京ミッドタウンへの出店など、最新の施設からのオファーも多いという。全くうらやましい限りだが、その背景には、会社の基本理念が全くぶれることなく継続され、それが会社の信用として確実に築かれていることにある。
昨今、食品業界では偽装問題や消費期限の問題など、マイナス面で取り上げられるケースが多い。そこには、何とか儲けてやろうという強い意志が裏目に出てしまうことが大きな原因にはなるだろうが、この会社では、逆に儲け過ぎることを許さないのだという。
常に適正な価格で、品質の高い製品を供給するという当たり前の事を当たり前に徹底し続けることが、大きな信頼を得る要因といえるだろう。
言葉で表現するのは簡単なことだが、実際の商品開発やオペレーションで実践するのは容易ではないのは想像できる。しかし、そこにこだわる理念があるからこそ、企業の成長もあるのだ。
身近な先輩がそのような会社で役員として組織を動かし、新たな成長戦略を描いている姿を間近で見れるのは実にありがたいし、勉強にもなる。
この日は100%、仕事の話で終始した。趣味や家庭の話は一切なし。先輩経営者の一人として、アドバイスも多く頂いた。会社としての基本理念が重要であることを改めて認識した。
何度もこのブログで書いているのかもしれないが、このような飲み会は本当にうれしい。くだらない話も嫌いではないが、堅い話も大好きである。

第2回Fネット定期総会

昨日は、本年4月から加盟したふるさと就職応援ネットワーク(Fネット)の第2回定期総会に参加した。
会場は同じく加盟する大阪の会社で開催。いつも通り出勤する時間に大阪に向かった。
定期総会では、事業報告から会計報告、新役員の選出など型どおりの議事進行、その後、各社の現状の取り組みや課題についての報告が行われた。
加盟各社の報告を聞きながら、自社の現状と照らし合わせるわけだが、加盟会社のトップの思いや姿勢を伺う度に、自分の力量不足を実感し、学習となっている。また、今後の共同スキームについて持論し合い、戦略を練りあう事となった。
午後からは「お仕事自慢大会」として、加盟各社の若手代表が自分の仕事の成功例を発表する場が持たれた。名大社としては、この「お仕事自慢大会」には参加せず、まずは他者を学ぶという意味で、一人の若手を見学に参加させた。その本人も何の準備もなく傍観者として会場に入った。
ところがである。今回は参加するメンバーが少なかった事もあり、急きょ、発表することになった。
「発表する」というよりも「発表させられる」という方が正解だろう。本人も相当困ったろうが、そこは覚悟を決め、自分の仕事の取り組みについて発表した。
自分の部下がみんなの前で披露されるわけなので、こちらもハラハラしながら聞いていた。しどろもどろになってしまうのではないかを恐れてもいた。しかし見事とは言わないまでも、予想以上に自分の仕事ぶりについて、また、会社への想いについて語ってくれた。
正直、うれしかった。僅かな時間ではあるが、多くのトップの前で堂々と語る姿は、彼の経験してきた事が決して無駄でなかったことを証明したようにも思う。
喜ばしい事に賞金まで頂いてしまった。
その後は、加盟会社のトップが「いい仕事」をテーマに10分程度プレゼンする時間も設けられた。初参加の僕も「いい仕事」のために重要な事を語らせてもらった。どこまで響いたかは分からないが、これも自分を知ってもらうことにおいていい経験になった。
夜は恒例の懇親会。ここでも多くの情報共有ができた。また、名大社の若手も、普段関わりあう事のない他社の社員と酒を酌み交わしながら話し合う事で、いい刺激にもなったと思う。
昨日の総会は、まるっと一日の長丁場であったが、有意義な時間を過ごす事ができた。
改めて、このような場に感謝である。

グロービス再開

2年ぶりにグロービスに通う事にした。受講科目は「ビジネスプレゼンテーション」。自らのプレゼンテーション能力を強化する事を目的としている。
最近、学生であったり社員であったり対象は異なれど、多くの方の前で話をさせてもらう機会が増えている。
これまでも自分で作成したパワーポイントの資料で人前で話をする事はあったが、あくまでも自己流。そのやり方が正しいのかどうか全くわからないまま進めることが多かった。
今後、更に増えるだろうプレゼンの場(多くの面前で語る場)でもっと上手に表現したい、思いを伝えたいというのが今回の受講目的である。
昨日が、その「ビジネスプレゼンテーション」のスタート日。受講生は全員で12名と少なめだが程よい人数。
予め予習で作成した提案資料についてディスカッションするのだが、その提案資料の発表を一番最初にやらせていただいた。
(全員発表の機会があるという。)
どうせ恥をかくのであれば初めの方がよく、後の事を考えれば気も楽だ。という浅はかな理由で発表したのだが、やはり反省の多い発表であった。
プレゼンの目的を明確にして、聞き手の状況を理解した上で臨むのだが、限られた時間の中でまとめようとするとどうしても聞き手よりも自分の状況を意識してしまう。そうなることによって、主役であるべき聞き手が主役でなくなり関心が薄らいでしまうことも多い。頭で理解していても実践するのは難しいと肌で感じた瞬間であった。
他の受講生の資料や発表を見ながら、同じテキストを活用しても切り口は全く別物になることが多く、その視点や表現方法は大いに勉強になった。
3時間のクラスを終了後、担当講師とほぼ全員に近い受講生とで懇親会が行われた。こちらも大いに盛り上がり楽しい時間を過ごす事ができた。
今回のクラスでは僕は年寄り組に入る年齢構成だが、全くそれを感じることなく時間が過ぎていった。
幹事のU氏に感謝!
僕自身のプライベートの話をしすぎてしまったのは反省すべき点でもあるが、酒の席ということでお許しいただけるだろう。
次回は2週間後になるが、初回の講義でその重要性は十分認識したつもり。今回の反省も踏まえ、しっかりと準備をして次回に臨みたいと思う。

温泉地 下呂で感じたこと

昨日は、久々に岐阜県下呂市まで出向いた。従来、僕が担当していたクライアントに対して他の営業への引継ぎと社長就任の挨拶をさせて頂くためだ。
(本来はもっと早く挨拶に伺うべきだが、遅くなってしまった。)
アポイントの時間が早いことと今週の悪天候の影響から、朝7:30には会社を出発した。この日は何とか天候は保ったものの、前日までの大雨の影響がその周辺の風景を眺めると感じられた。
国道41号沿いを流れる飛騨川はこれまで見たことのないくらい水かさが増しており、また、想像を超えるかなり強い流れ。その回りを取り囲む木々も押し倒されたように崩れ落ちていた。場所によっては、川から溢れそうな状態であった。ゲリラ豪雨が襲うと一瞬のうちに、TVのニュースで放送されるような被害状況に陥ってしまうのだろう。
午前中の移動時間はなんら問題はなかったものの、昨晩の臨時ニュースを見る限り、やはりこの地域に及ぼした被害は大きかったようだ。
この日は、午前中にいくつかのクライアントを訪問し、挨拶をさせて頂いた。いずれも10年ほどお付き合い頂いている名大社にとっても自分にとっても大切なクライアントである。
地域性が強いため、思うとような効果が得られなかった時もあるが、そんな時も我慢強くお付き合い頂いた。また、今回の挨拶においても、我がことのように喜んでいただけた。
年数回しか足を運ばないクライアントでもそのような人間関係を築けるのは本当に幸せなことだと思う。往復6時間以上、車を走らせる必要があるが、また顔を出したくなるのはそのようにお世話になった方といつまでも関係を保っていたいという気持ちからだろう。
本来は下呂温泉にも浸かって、のんびりしたい気持ちもあるが、そんなわけにもいかず、夕方には名古屋へ戻ってきた。
また、機会を見つけて足を運ばせてもらいたい。
その時は、休みでも取ってのんびりと温泉に浸かりながら・・・。

恐るべし、サムソン

今週の「日経ビジネス」の特集は、いわずと知れたサムソンである。
少し前、日本の主要電機メーカーの利益を全て足しても、サムソン1社にかなわないという記事が話題になっていたが、それを象徴するような特集の内容だ。
技術力が優れている、マーケティング力がある・・・なんて当然のことなのだろう。
それ以上に、企業としての経営思想が今の日本企業(もちろん自分達の会社も含めて)とは大きく異なり差をつけられている。それを分かりやすく示しているのが、イ・ゴンビ会長の言葉である。
「妻と子供以外はすべて変えろ」
「骨身を削る変革が競争力を高める」
「水槽にナマズを入れると、ドジョウは食べられまいとして強くなる」
実にストレートだ。トップとして頭で考えていたとしても、早々言えることではない。
韓国のGDPの2割に匹敵するグループ全体の売上は、ここに書かれているように韓国経済を背負っているのも事実だし、年下の者が上役に就けば、自らが辞めるしか選択肢が残されていないのも、恐ろしいと同時にサムソンの強さの表れだろう。
ここで比較をするのは正しい方法ではないだろうが、今、自分達が取り組んでいる事業の進め方なんて、甘っちょろいのかもしれない。
会社は利益を上げる事を目的としている。
ただそこに身を置き働く者としてどっちが幸せなのかは難しい判断だと思う。仮にサムソンのような「モーレツ社員」の生き方だけが幸せでないとしても、その存在を意識する事は重要だろう。
働き方において、目を向けるのもグローバルという事になるのだろうか。

IDケース

これは、現在使用しているエッティンガーのIDケース。会社の他のメンバーが普段着用しているケースとは異なる。
IDケース
このIDケースは、3月末の事務所を移転する段階で、会社を引継ぐ事を記念して、自分へのプレゼントとして、購入するつもりでいた。
しかし、実際は自分で購入したのではなく、義母に買ってもらった品だ。義母が、これから会社を引っ張っていく娘婿を想い、僕にプレゼントしてくれたのだ。
申し訳ない気持ちもあり、断るつもりではいたが、「こんな機会はないし、頑張ってほしいから・・・。」と喜んでくれた事もあって、有り難く頂戴した。とても感謝している。
何故、僕だけがこのIDケースを使っているかは、今、このブログで公表するまで誰も知らない。会社のメンバーは「自分だけ特別扱いして」と思っているかもしれない。
しかし、このIDケースには、僕自身の、そしてプレゼントしてくれた義母の多くの特別な想いが詰まっている。
それは、これからの会社への期待感であり、責任であり、プレッシャーであり、可能性である。
このIDケースは、会社の代表する者として、それを日々確認するための重要なツールなのだ。
多くのビジネスマンが日々、当り前のようにIDケースを着用していると思う。ただIDケースの着用にはセキュリティ面以外では、大きな意味を持っていないのが現実ではないだろうか。
そういった意味において、僕は異なる。
毎朝、出社して、このIDケースを首からかける時に、身が引き締まる。特別な存在なのだ。
僕の中の宝物の一つである。

営業のプロの話

少し前になるだろうか、ブリングアップの国吉さんのセミナーに参加した。
日経ベンチャーの講演CDで何度も耳にしていて、ずっと一度は話を聞いてみたいと思っていた経営者の一人だ。
セミナーの内容は後述するとして、この方の魅力は、その声のトーンと具体的な実例を面白おかしく、伝える話術にあると思う。
90分間の講演内容でも全く飽きさせないのは、その本人が培ってきた営業マンとして積み重ねてきたその経験にあるのではないだろうか。きっと相当修羅場を潜った体験をされているのだろう。
さて、肝心なセミナー内容である。
この日は「業績回復!儲かる仕組みつくり」という一見胡散臭さを感じるタイトルだが、中味は新規開拓の進め方を中心とした実態に伴う内容であった。
会社として新規開拓は積極的に取組んでいる面もあり、その進め方は共感する面も多かったが、ターゲティングの選定については大変参考になった。
この場で多くを語ることは、避けたほうがいいだろうが、新規開拓においては、「頂上作戦」がより効果が高いとの事。
トップ企業の方が中位の企業より競合が少なく、新しい商品を求める割合が高い事から、新規開拓の可能性は高いという。その根拠には納得させられた。
まだまだ東海地区の経済環境も厳しく、我々の業界もしばらくは我慢の時期と捉えないといけない。
そんな時期だからこそ、新規開拓の必要性があり、同時にチャンスもあるのだろう。