アベンジャーズシリーズはほぼ観ていない。
絶対的なヒーローものもほぼ観ない。
バットマンシリーズのような影のあるヒーローには何故か惹かれつい観てしまう。

じゃあ、本作はどうか。
一般的な捉え方は絶対的なヒーロー。
基本、僕の鑑賞リストは入ってこない。
しかし、解説を読むうちに影を感じてしまった。
そして観に行ってしまった。

僕の中でスーパーマンのイメージはクリストファー・リーヴ。
彼のシリーズをどこまで観たかは正直記憶にない。
全シリーズは観ていないと思うが、
あの衣装を身に纏った強靭な肉体はいかにもという感じでカッコよかった。

時代は経て現代。
今もスーパーマンは活躍し世界の平和を守っている。
どうやら最近は戦争の仲裁にも入る役割を担うようだ。

どの時代にもそんなヒーローを敵視する悪党は存在し、スーパーマンを潰しにかかる。
戦闘能力を高めるだけではない。
SNSやフェイクニュースでスーパーマンを悪の存在へと貶める。
いかにもイマドキだ。

それに苦悩するスーパーマン。
そのあたりに惹かれて観に行ってしまったのかもしれない。
現代チックな社会的背景と従来のスーパーマン的強靭さ、
それに乗っかるジョン ウィリアムズのテーマ曲が上手く融合し、
飽きることなくヒーローの活躍を観ることができた。

今回の敵は天才科学者で大富豪のレックス・ルーサー。
ヤツの技術力がとてつもない。
スーパーマンのクローンを作り、更に外部から指示を与え圧倒的な強さを要する。
最新のFX技術を駆使したと思わせる闘いも面白い。

スーパーマンが死ぬことは考えにくいが、コテンパンにやられることも。
あっちへ行き、こっちへ行き、ラストを迎える。
スーパーマン一人では世界を守るのは難しい。

ひとつは「ジャスティス・ギャング」の存在。
僕は知らなかったがこんなキャラクターがスーパーマンの近くにいたとは・・・
もしかしたらスーパーマンより強いかも。
戦争をいとも簡単に止めさせてしまうから。
あっ、これはネタバレか(笑)。

大人も十分に楽しめるヒーローものといえるだろう。