先週15日(火)は第9回名古屋ファミリービジネス研究会Day2。
今年も順調にスタートした本会だが、僕自身は実に慌ただしい。
6月、7月は12:30まで大学の授業があるため、急いで会社に戻らなければならない。

授業の片付けは相方のニシダに任せて僕は速攻で会社に向かう。
コンビニでおにぎりを2個買い3分で平らげ準備に入る。
事務局メンバーも頼りになるので慌てる必要はないが、ドタバタの中、スタート。
これも貴重な経験と捉えておこう。

最初はいつも通り僕のアイスブレイク。

Day2から参加する受講生もいるため自己紹介もしてもらう。
それぞれ抱える課題は我々も参考になる点は多い。
ファミリビジネスアドバイザー仲間でもある京都のロマンライフさんの事業承継を紹介させてもらった。

Day1櫻山さんのブランディングの振り返りから今回のメインテーマへ。

Day2の講師は株式会社グラスティ平林社長。
毎年恒例でこのテーマを受けたくて再受講する方もいるくらい。
テーマは「『理念・価値観を守り事業を推進する』ための、非同族幹部の育成と家訓・家憲の存在」
テーマは不変だが、アップデートを繰り返し今年も貴重な話を頂いた。

歴史あるファミリービジネスの特徴でもある「伝統を守り革新を続ける」事例から、
企業の永続に不可欠な非ファミリー幹部の育成まで多岐に亘る。
グループワークも多かったので、他社の取り組みはお互いの学びも大きい。
同じような苦難を抱える場合もあれば、成功事例の共有で参考にする点も。

なんでも話し合える環境が本会のメリットだが、
誰もがオープンに話されるので放っておけば延々に続く。
長期的な視野や崩壊のリスクについてハッとさせられることもあったり。

実際に家訓、家憲も持つ企業は少ないが、
ファミリーシステムとビジネスシステムを絡ませながらの説明は納得度も高い。
家訓がファミリーの価値観に対し、家憲をそれを守るためのルールや制度。
簡単にまとめるとそうなるが、何を変えて何を変えないかと考えるとその意味は重要。

今回も受講者にとっては貴重な場になったのではないか。
懇親会でも参議院選挙から皇位継承の話まで大いに盛り上がった。
硬い話ばかりではく柔らかい話もあったけど。

こうしてDay2も無事終了。
今回も満足度の高い研究会を提供でき、こちらも満足。

平林社長、そして参加頂いたみなさん、ありがとうございました。
そして、お疲れ様でした。