これからも前向きに 名大社会長ブログ

2021年01月の記事一覧:

ドラッグストア通りというべきか

今年に入って一度も地下鉄に乗っていない。
昨年もあまり使わなかったが、今年はゼロ。
会社から名古屋駅までも徒歩。その反対もそう。

1.7kmで徒歩20分。
地下鉄での移動とさほど変わらない。

今月は金山で用事があったが、それも徒歩。
さすがに35分掛かったので、断然地下鉄の方が早いが、
時間的余裕があればこちらの方が健康的にもいい。
密も回避できるし・・・。

普段、名古屋駅~会社(伏見)までは広小路通りを歩く。
最近、そこで改めて気づきがあった。
なにかといえばドラッグストアの多さ。

僕は密かにドラッグストア通りと呼んでいる。
せっかくなので名古屋駅からカウントしてみよう。

マツモトキヨシ

スギ薬局

ツルハドラッグ

スギ薬局

スギ薬局

マツモトキヨシ

ドラッグユタカ

スギ薬局

1.7kmで8店舗。
会社のビルの向かいにあるのがスギ薬局でここを終点とするならば、なんとスギ薬局だけで4店舗。
ドラッグストア通りというよりもスギ薬局通り。

それも2番目に登場するスギ薬局は今月オープンしたばかり。

3番目のスギ薬局までは50mほどしか離れていない。

一体、どんな戦略なんだろう。

ドラッグストアが過酷なシェア争いをしているのはよく知っている。
合併も積極的に行われ業界再編も進んでいる。
スギ薬局の本拠地は愛知県なので、攻撃が最大の防御であるのは分かるが多すぎじゃね?
通りの中に入ればまた存在するし・・・。

ちなみにコンビニを数えてみると7店舗。
コンビニより多いのだ・・・。
そのうち4店舗がファミマだが、元サークルKもあるのでやむを得ない。

それが理由かどうか分からないが、最近こんな看板が・・・。

会社と伏見駅の中間にあるドラッグユタカが1月末で閉店。
本社は大垣市にあり、20年ほど前、僕はこちらの採用のお手伝いもした。
時代は流れていくわけね。

と思っていたら、ツルハドラッグも知らぬ間に閉店していた。
スギ薬局の挟み撃ちにあったのかな・・・。
厳しい世界。

といいつつ、この付近のドラッグストアの競合は間違いなくコンビニ。
お昼はOLさんが並んでいるし。

時々、街を眺めながら歩く必要はある。
それで一番、時代を感じるかもしれない。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その165

基本的に人気食べ物ブロガーは伏見~名古屋は徒歩です。
会社から名古屋駅に戻るルートも道のりが決まっています。
大通りを通るのではなく、あえてこじんまりとしたお店が並ぶ小路を抜けます。
広小路通から納屋橋を抜け江川線の手前にある小さな通りがそのルート。

そこには名古屋を代表するラーメン店江南さんの旧本店など侮れないお店が並びます。
こちらのお店の前も夜通り抜けるわけですが、
その醸し出す雰囲気がいつも気になっていました。
穏やかに一人飲みするにも、寂しく食事するのも似合う心地よさが伝わってきます。

「食楽ながたや」さんに行ってきました。

コロナ禍でも人気食べ物ブロガーの嗅覚は鋭く反応します。
こちらは柳橋市場で60年続いた老舗食堂。

数多くの仕入れ人や料理人の厳しい舌に応えてきたのです。
13年前にこちらに移転してきました。
ワイワイ騒ぐのも一人で静かに晩飯を食らうのも似合うお店です。
今の時期は静かに一人でですね。

日替わり定食は「アジの開き」といかにも市場にマッチしており、
心が揺さぶられますが、ここは一番の自信作にチャレンジです。
そう、昔からあなごの天ぷらが自信作のようです。

あなごの天ぷら定食 890円

先週と同じ香りのする定食ですが、これが正しい日本の昼食なのです。
あなごも大きくしてみましょう。

サクサクっと一瞬でなくなるあなごの天ぷら。
これをシアワセといわず、何をシアワセといえばいいのでしょうか。

「お~、うまい、うまい」
と独り言を呟きながら食すので、気がつけばあなごばかりがなくなります。
ご飯とバランスよく食べなきゃいけないですが簡単ではありません。
メインのあなごがなくなってしまいました。

最終的には寂しげなたくあんでご飯をかきこみます。
気づけばキレイにすべてがなくなっていました。
一件落着です。

狭い路地の目立たないお店はゲキ混みしなくていいかもしれません。
165回を数える人気食べ物ブロガーでも知らないお店はまだまだ多いようです。
これからも頑張っていきます。

ごちそうさまでした。

2月もとってもためになるセミナーです!

なんともザクッとしたブログタイトル(笑)

今期は単発の特別セミナーに切り替えた名古屋ファミリービジネス研究会。
来月2月は最後となる第3回。

テーマは「事業承継対策とM&A」。
グロースリンク税理士法人の鶴田幸久代表に登壇してもらう。
鶴田さんには一昨年からこの事務局に加わってもらっている。
名古屋地区でも最も伸びている税理士法人を率いる方で、その成長戦略は見習うばかり。

僕と鶴田さんの付き合いはまだ2年程度。
出会う以前からその存在は知っていた。
僕よりも9歳年下でまだまだ若手と呼べるとは思うが、その経歴や実績はなかなかなもの。
学ぶ点も多く、先日もいろいろと情報交換もさせてもらった。

個人事業主からスタートし、今や70名の社員さんを抱え、いくつかのグループ企業を持つ。
その時点で尊敬の眼差しだが、必ずしも順風満帆でここまで辿り着いたのではない。
優秀な方だからこそ生じる苦労もあり、ここまでやってこられた。

約10年前の動画だが、それを表してしているんじゃないかな・・・。
ジーンとくる。

いかん、いかん、鶴田さんのPRになってしまった。

あくまでも今日のブログは2月のセミナーの宣伝。
詳細はこちら

<名古屋ファミリービジネス研究会 特別セミナー>
事業承継対策とM&A
第1部 承継方法の概要 (ご自身の承継、経営幹部の承継、M&A による承継の比較など)
第2部 相続の基礎知識(相続税の概要、持株会社・資産管理会社の活用など)
第3部 事例紹介

日程/2月24日(水)
時間/16:00~18:00<受付時間15:30~>
※終了後、懇親会も計画します。(状況により中止の場合もあります。)
会場/名大社 セミナールーム
名古屋市中区栄2-3-1 名古屋広小路ビルヂング16階 ※地下鉄 伏見駅4番出口より徒歩約5分
会費/リアル2,000円
オンライン2,000円  ※ZOOM参加URLは前日にご案内します。
申し込みはpeatixのこちらのページから

仮に緊急事態宣言が延長になっても、イベントルールに従いセミナーは開催。
万全の態勢で運営。
今回もハイブリットの開催なので、オンライン参加も歓迎します。

ご希望の方はぜひ!

今年も地域を盛り上げる

先週金曜日はFネット(ふるさと就職応援ネットワーク)の1月例会。
オンラインでの例会は昨年3月からなので、間もなく1年を迎える。
昨年までは全国から東京に集まり、情報交換しつつ社長同士の親睦を深めていた。
お互いの悩みや成功事例を共有しながらワイワイやっていた時期が随分昔のよう。

オンラインの場合、距離的なハンディがなくなるため気軽に参加はできる。
それはそれでメリット。
ただ膝を突き合わせて話ができるかといえばそうでもない。

オンラインのメリットを感じるが寂しさも覚える。
まだまだ時代に適合できてないのかな・・・。

全国から集まるため、地元では分からない現実をリアルで感じることができた。
緊急事態宣言も地域によって感じ方は異なる。
北陸から上越地方の積雪は僕らはニュースでしか観ることができない。

新潟の会社は今月3連休の降雪で駐車場がハンパない状況になり会社を臨時休業に。
それは僕らには想像できないこと。
それでも事業を行う姿に力強さも感じる。

コロナ禍での事業は多かれ少なかれマイナスの影響を与える。
それでも事業継続のためには様々な努力を行い、地域への貢献を行う。
それぞれ地域特性はあるが、周りの動きを参考にしながらも地元にとっての在り方を探る。

今回はバージョンアップしたブレイクアウトルームを活用しながら、各分野の情報を流通。
これも信頼できる仲間だからできること。
僕は単なる会長だが、このような場を全国の同業社長とできるのは本当に嬉しく思う。

いくつかのスケジュールをこなした後、最後は株式会社パフ田代氏の講演。
「オンライン時代ならではの採用設計」として最近の提案事例を共有してもらった。

さすが、今やハイパーメディアクリエイターと田代氏。
豊富な実績例を惜しむことなく披露してくれた。
彼とは6~7年前に愛知県経営者協会で一緒に講演の仕事もした。

その時も才能を十分発揮していたが、更にパワーアップ。
コロナ禍の環境は彼の能力を更に向上させたようだ。
加盟会社各社もかなり参考になったことだろう。
ニムラよ、しっかり反映させてくれ!

コロナの影響で地域の就職情報会社は厳しい状況が続く。
(名大社もね・・・汗)
それでも懸命に自社の使命に向き合う。
その姿勢を感じ取るだけでも僕にとっては貴重な場。
刺激と勇気をもらうことにもなる。

可能であれば膝を突き合わせながら、とことん語り合いたいがしばらくは我慢。
それも酒を酌み交わしながら・・・。
そんな日が再び訪れるのを楽しみにしていよう。

この例会の裏側では若手の研修を実施。
Fネット各社の若手が集まり合同で研修を行った。
名大社からはクマガイ、イサジが参加。
かなり満足度も高かったようだ。

今週も同様の研修があり、こちらにはクボタ、マツモトの新人が参加。
大いに学んでもらいたい。

Fネットとしても2021年がスタート。
お互いの力を合わせ地域を盛り上げていきましょう。

映画「この世界に残されて」

映画評論仲間のBushさんのオススメがなければ観ることがなかった作品。
存在にすら気づかずスルーしていた可能性も高い。
持つべきは見識高い仲間ですね。

感謝!
タイミングよくミリオン座での公開も運が良かった。

本作はハンガリー映画。
昨年が観た「サウルの息子」も2年半前観た「心と体と」も結構重い。
重い作品がハンガリー映画の特徴なのか、はたまた重い作品が国内で上映されるのか、
その背景は分からない。

しかし、アメリカや韓国以外の外国映画を観る機会を作った方がいいのは事実。
歴史的な背景や政治色、その文化も学ぶことができる。
多分、ハンガリーに旅行に行くことない。
あれっ、娘は行ったのかな?

特に本作はその歴史的背景を知っているか否かで感じ方が違う。
僕のような疎い人間も感動できるが、歴史の詳しい方の感動は別次元へと誘うだろう。
その点が僕とBushさんの視座の高さの違いか・・・。
このあたりに人としての深みの違いが出ますね(笑)。

僕らは第二次世界大戦を日本中心で考えがち。
日本とアメリカ、日本とドイツ、その関係において両国間の立ち位置を語る。
ではハンガリーの立場で語ることができるか。

多くの人はその事実すら知らない。
ホロコーストといわれるナチス・ドイツが行ったユダヤ人の虐殺の舞台がハンガリーだったことも・・・。
無知は罪。
もっと歴史を知らねばならない。

国内の悲惨さを知るだけが戦争を反対する理由ではない。
同様に外国でも深い傷を知ることが反対の理由にも繋がる。
本作を反戦映画と捉えるのはナンセンス。
僕もそんな語り口だが、それを主張したいわけではない。

傷つきながらもどうすれば希望を持てる人生を歩むことができるのか。
感情を捨てた人間が人と関わりで大切なものを取り戻していく。
小さな変化の積み重ね。
そのありがたさを映画は教えてくれる。

このコロナ禍の辛さがほんのちっぽけな出来事といい錯覚を与えてくれる。
そして、気づかせてくれる。
守るべきは守ると・・・。

とても小さな作品だが、この時期に公開されるのは大きな意味があるのかもしれない。

文字の力って凄いね・・・

今月の経営塾「壺中の会」で書家の紫舟(シシュー)さんが紹介された。
僕は勉強不足で初めて知った方。
Zoomでの参加で、この会で関りや活動報告をされた。

その活動内容は知らなくともこのポスターは知っている。

2010年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」の題字を書かれた方。

この迫力ある文字は何の疑いもなく男性が書かれたものと思っていたが、実は女性。
それもこんなに麗しい女性とは予想だにしなかった。

その言葉に引っ掛かった方はぜひ、HPを確認してもらいたい。
その姿を含め作品や活動が掲載されている。

その分野に何の知識を持たない僕も急に興味が湧いてきた。
こんな美しい方がこんな迫力のある書道をするのか・・・。
かなり動機が不純なのは間違いない。
この際、認めるとしよう。

詳しく話を伺うと1月13日~19日まで岐阜タカシマヤで書家 「紫舟展」を開催されるという。
緊急事態宣言ではあるが、岐阜での転職フェア会場と近いこともあり、見学させてもらうことにした。
本人がご在廊される16日じゃなかったのは残念(笑)。
言い訳的にいっておくが、一人の行動で密も回避していた。

さすがイマドキの書家紫舟さん、撮影OK、SNSへの投稿もOK。
遠慮なく撮影させてもらった。
入り口には迫力ある絵画が・・・。

多彩な作品が並ぶ。
表現は言葉に沿った筆の運び。
前向きで力強い文字に勇気をもらう。
筆まめでもない僕が一筆箋を買ってしまった。

やはりペン字でも習うかな。
どれだけ学んで努力してもカミヤのような美しい文字を書くことはできないが、
この便箋にちょっとした言葉を添えられたらと思う。
妄想の域は超えないけど・・・。

門外漢でどこまでも動機は不純だが、この世界の魅力に引き込まれたのは事実。
いいキッカケを作って頂いた。
世間を見渡せばあちらこちらに文字が躍動する。
これからの楽しみも増えた。

ありがとうございました!

食べ物のはなし 伏見シリーズ その164

当たり前のように伏見シリーズを続け164回。
よ~く考えると伏見といいながら、伏見という町名はありません。

名大社は栄2丁目。
ちょっと北に向かえば錦2丁目。
伏見駅周辺は伏見通りはあっても伏見●丁目はありません。

まあ、これは歴史的背景でしょうね・・・。
食べ物ブログはそこを掘り下げる場所ではないので、これくらいにしておきましょう。

さて、では一体、どこまでが伏見シリーズに該当するのでしょうか。
その定義も難しいです。
錦3丁目は栄シリーズにすべきという声も聞こえそうですが、決めるのは人気食べ物ブロガー。
そのあたりは曖昧でいいのです。

そんな点でいえば、今回のお店もギリギリでしょう。
錦通りを名古屋方面に向かい、堀川と江川線の中間にある「コビトカバ」さんに行ってきました。

会社からは徒歩10分は掛かりますので、ギリギリのエリアです。
以前から気になるお店でたまに前を通るといつも満席状態。
ピークをずらしたタイミングでしか利用したことはありません。
この日は午後からの予定に合わせ、お邪魔することができました。

入店は11時40分。
すでにいっぱいでしたが、何とかカウンターに座ることができました。
カウンターの上にはこんな置物が・・・。

店名の由来を聞く余裕はありません。

お客さんもほぼ常連さんで、スタッフさんとの親しげな会話が聞こえてきます。
いくつかあるランチの中でモーレツに食べたくなったメニューを注文しました。

さばの竜田揚げ 850円

美味しい小鉢は3点。
ご飯は白飯か混ぜご飯か選べます。
この日の青じそご飯をチョイスしました。

揚げたての竜田揚げにご飯が進みます。
人気店である理由はよく分かります。
すべてが美味しい。
この手作り感が素晴らしいのです。

そして、気になったのが、ハンバーグホイル包み。
左隣の女性が注文しました。
右隣の男性は食べ終わっています。

そして、入れ替わるように入ってきた常連さんが声を掛けます。
「ハンバーグホイル包みある?」
「ごめ~ん、さっきで終わっちゃった。」
「あ~、残念・・・」

その時刻、11時50分。
12時前の段階で売り切れになっています。

どんなハンバーグか気になります。
さりげなく隣の女性を見ても、肝心のハンバーグはアルミホイルに囲われわかりません。
「そんなに凄いのか・・・」
妄想だけが膨らみます。

ここは諦めが肝心。
次回に拝めることを祈り、お店を出ました。
ちょっと小さな「完売しました」プレートがさらに気持ちを揺らがせます。

ごちそうさまでした。

気分だけでもね・・・

愛知県に緊急事態宣言が発令され、間もなく一週間。
日々の生活に制約がついて回る。
立場としては経済を回したいが、そうも言っていられない。
会社は動いているのでもちろん経済活動は行うが、
個人的な動きは自粛しなければならない。

そういえば昨年4月、5月は一度も外飲みがなかった。
かなり我慢を強いられた時期。

その時はやむを得ずという感じだったが、
今、思うように自粛が浸透しないのはその時の反動というか、
無言の反発もあるかもしれない。

さすがに僕はそこに乗っかるわけにはいかない。
もちろん僕がコロナに罹るわけにはいかないし、社会的信用を失うわけにはいかない。
健全な生活を送るのみ。

真っすぐ家に帰る日々が続いている。
それは大切なこと。

が、しかしである。

これまで僕は存在感を夜6時以降に発揮してきた。
そこに価値があったし、周りの方もそれを認めていた。
それが当たり前だと思っていた。

が、しかしである。

コロナにより存在価値がなくなった。
6時以降の存在感に意味がなかったことが露呈された。

トホホ・・・。

とくだらないことを書いているが、外飲みがなくなったのは事実。
であれば、家飲みを充実をさせる必要がある。

そのためにはいいお酒を用意しなければならない。

これは会社の帰り道の酒屋さんで購入した三千盛冬にごり。
岐阜の名酒三千盛が多く揃っていたので、1本。
あっという間になくなってしまった。
一緒に買った酔鯨もあっという間だった。

そんな時に届いたふるさと納税返礼品のたかちよ。

寒い時期に燗酒にはピッタリ。
常温もいい。
自宅で美味しいお酒を飲めるのは嬉しい。

だが、何かが足りない。
やはり雰囲気。
居酒屋のあの雰囲気。

くだらない僕は大晦日に放映されていた「吉田類の年またぎ酒場放浪記」を録画し、
それも嫁さんに叱られないように書斎のパソコンに録画し、こうして楽しんでいる。
気分だけでも居酒屋に佇んでいる。

それで気持ちがスッキリするわけではないが、
いずれ訪れるであろうこの楽しいひと時を夢見ながら、家飲みを繰り返す。

なんとも次元の低いブログになってしまったが、僕のような日々を過ごす同士は多いはず。
共感度は高いはず。

気兼ねなく飲める日が待ち遠しい。
そのために耐える日が続く。

一番は仕事が元通りになることだけどね。

我々の使命として

昨日までの3日間は「転職フェア」を開催。
15日、16日は名古屋国際会議場、17日は岐阜市文化センターにて行った。
ご存知のように愛知県も岐阜県も緊急事態宣言が発令されたエリア。
それでも皆さんの協力で無事に終えることができた。

今回は不要不急の外出は控えるようにのお達しもあった。
クライアントから「中止しないの?」という問い合わせもあった。
人によっては非常識だと思われたかもしれない。
営業する飲食店に対し自粛警察が横行するように非難の対象となり得るケースも考えられた。
幸いそんな自粛警察は現れなかったが、不安を感じされる面もあっただろう。

現に名古屋国際会議場の催事場、会議室は名大社以外の利用者はなし。

元々予定がなかったかもしれないが、急きょ、キャンセルもあったと思う。

そんな中、僕らは揺らぐことなくイベントを開催。
国からの要請に従いながらの開催。
ガイドラインも明確にしている。

朝礼でも対策を万全の上、クライアント、求職者のために開催することを度々、確認。
ひるまず行うことが自分たちの使命として捉えている。

正直なところ、コロナ禍でのイベント運営は簡単ではない。
この1年で就職環境は大きく変化し、売り手市場は過去の話となった。
求人数の減少は必至。
特に中途採用市場の影響は大きい。
それも東海地区が全国的にも大きな影響。

僕らも当初の計画通り進んでいないのが現状。
それでも続ける意味があり、価値がある。

参加頂いたクライアントにも来場者にも感謝されることは多い。
お互いの真剣さはその雰囲気からでも十分受け取ることができる。
特にこの環境下で参加される方の意欲は高い。

大袈裟にいえば、これからの人生がこの数日間で決まる。
不要不急ではないのだ。
その中でイベント中止という選択肢はない。

国の指針を守りながら、僕らの使命を果たしていく。
自信を持ち、誇りにもする。

この3日間も
(別会場では学生向けのイベントを開催)
メンバーが完璧な対応をしてくれた。
対策を講じながら動き回るうちのメンバーにも感謝。

今月30日にはジモト就職応援フェアも控えている。
後期試験を終えた学生が動き出すタイミング。
2月5日はONLINEジモト就職応援フェアも行う。

就職環境も変わり、危機感を持つ学生も多い。
少しでもプラスになる出会いの場を作っていく。

この緊急事態宣言の中でもやれることはやる。
これも僕らが果たすべき使命だと信じて。

創業家一族

しばらくこの分野をしっかりと学びたいと思う。

「名古屋ファミリービジネス研究会」を主催して、
多くの同族経営の経営者と懇意にさせてもらっている。
また、経営者仲間もそのほとんどが同族企業の二代目、三代目。

有難いことにみなさん優秀で人間性も優れた方ばかり。
いわゆるボンクラ息子と呼ばれる人は皆無。
それなりの方が集まる場しか参加していないので、当たり前かもしれない。

一方で僕が知らない正体とやらを持っているのかもしれない。
本音と建て前を上手く切り分けているのかもしれない。
実態は不明だが、少なくともそれを感じることはない。

そんな中で僕は異色の存在。
創業家でもなければ親戚筋でもない。
起業家でもない。
大企業のサラリーマン社長ならありふれた存在だが、中小企業の生え抜き社長は少ない。
雇われ社長でもない。
オーナーの意向にビビることもない。

だからこそと自分自身で思うのかもしれない。
創業家やその企業の辿った道のりを学びたいと・・・。
まあ、僕も由緒正しき山田家の長男なんだけど。
ちょっと違うか(笑)。

本書は日本を代表する企業を中心に44社の後継の流れが描かれている。
必ず家系図も掲載されているので、
じっと眺めながら企業の歴史を確認するとより興味深くなる。

大塚家具のようにワイドニュースにもなるような骨肉の争いもあるが、
ほとんど表面化しない創業家と経営陣との争いや家族間の揉め事も垣間見える。
それだと野次馬的な要素になってしまうが、僕が知りたいのはそんなことではない。

その経営者がどんな気持ちで後継者を選び、周りとの関係性を保ちながら譲っていくかということ。
きっと身近にも多いだろうから、今後はそのあたりも直接話を聞く場を作りたい。

本書に登場する立派な企業も必ずし順調ばかりではない。
必ずといっていいほどクーデターや更迭、解任、
突然の死などがあり、その都度、解決に向け奔走する。

また、カリスマ経営者であるばあるほどその後継者の立場は難しい。
名経営者のご子息が優秀とは言い切れない。
いくら帝王学を小さい頃から学ばせても期待通りに育たない。

経営者なら一度は読むであろう小倉昌男氏の「経営学」。
小倉氏の息子は結果的に追放されている。
その哲学は理解していても実践できるかは別。

これからでいえば本書の表紙の真ん中に載る経営者。
モノクロの写真ではない。
65歳で社長引退を公言し、それを撤回し、70歳で会長就任も流れたという。

いつまで経っても経営者が一番優秀なのは実は困ったことなのかも。
その最たる例がこの会社になってしまうのかな・・・。

順風満帆な経営者でも悩みは尽きることはない。
順調でなければよりそうだろう。
ここに描かれる背景もいい学び。

できれば晩節を汚すことだけはしたくない。
そんなことを考えながら読み終えることとなった。