のんびりとどこかに旅行に行くことも、その計画を立てることもない。
頭の中で妄想が膨らむのみ。

そんな中、先週は久しぶりの京都へ。
ゆっくりまったりすることなく弾丸で帰ってきた。
街は活況とはいかないまでも、らしさは戻っているかのよう。
祇園あたりで食事をし、鴨川沿いを歩くとその魅力を肌で感じたり・・・。

この日の目的は大学生になった息子を追い返すこと。
大学の授業がオンラインのため、しばらく帰省していたが、
せっかくの学生生活を無駄にすることはできない。
京都での一人暮らしを堪能してもらいたい。

もちろん遊びもあるが、大学や街、人からの吸収も多いはず。
多くの人に出会いながら、文化や歴史も学んでもらいたい。
可能であるなら息子ではなく、僕がそうしたい。
息子が羨ましくてしかたない。

こんなDVDを観たせいも理由の一つ。
京都通の櫻山さんから借りたDVD。

常盤貴子さん主演の「京都人の密かな愉しみ」。
彼女主演の単なる連続ドラマかと観てみたが、内容は異なるもの。
主役の一人である大学教授の目線で、
和菓子屋の若女将である常盤貴子を追いかけながら京都の魅力を掘り下げていく。

オムニバス形式のドラマや京都のおばんさいの作り方などが2時間に凝縮。
それを季節ごとに仕上げている。
僕が観たのはまだ秋編だけ。

それだけでも京都の紅葉を含め楽しみことができた。
他のバージョンも借りているので、順を追って観ていきたい。
一話だけでも京都の魅力が満載だったが、
すべて観終わったころにはすっかりとはまっているだろう。

京都の空気感にも、京都人の喋り方にも(本当は冷めていても)憧れる。
ドラマの中にも登場するが、こんな場所でキャンパスライフが送れたら、どれだけ幸せなことだろう。
息子には下宿先に泊まることは早々に断られているが、何かと理由をつけ顔を出したい。
早く先斗町か祇園でバイト先を見つけ、招待してもらいたい。

成人したらその界隈でゆっくりとお酒を飲むのもいいだろう。
とはいえ、20歳そこそこは所詮ガキだ。
もっと大人の人たちと大人の会話をしながら杯を傾けたい。
隣に着物姿の常盤貴子さんがいたら最高だろう。
とこれも勝手な妄想(笑)。

この夏はお邪魔できるだろうか。
川床に誰か連れてってくれないだろうか。
ご機嫌伺いでカミさんも時々は連れ出すこともあろうが、いろんな季節の京都を味わいたい。

いやあ~、憧れてしまうな。
今日、時間があるので、借りたDVD夏編でも観ておくかな・・・。