前向きに行こう!名大社社長ブログ

2018年06月の記事一覧:

京都で経営と歴史を学ぶ

2週連続の京都。
あら、珍しい・・・。
ちょっと広げれば3週連続の関西。
あら、珍しい・・・。
来月にも京都に行くしね・・・。

それは一昨日のこと。
僕が所属する経営塾「壺中の会」のオプション例会が京都で行われた。
壺中の会は松下哲学を学ぶ場。
そうなると向かう先は自ずと決まっている。

京都駅前にある松下資料館。
盟友櫻山さんと初めてお邪魔したのがちょうど4年前。
その時のブログはこちら
この時は館内を自由に回っただけだが、今回は遠藤館長による講話を含め2時間ほど滞在。

松下幸之助翁が何時も語られるのは原理原則。
著書を読み、DVDも鑑賞し、常に学んでいるのだが、
脳ミソの程度が悪いのかすぐに忘れてしまう。
繰り返し繰り返し学び続けないと本当に自分の力にはならないのだろう。

今回、伺った話も初めてではない。
どこかで読んだり、どこかで聞いたりした話だが、
その都度、新鮮であるし、その都度、自分のデキなさ加減にガッカリしたりする。
それも反省として捉え、継続させる必要はある。

松下氏の言われる代表的な言葉は「素直な心」。
今回は映像を見ながらの復習。

素直な心の10カ条は、
1.私心にとらわれない
2.耳を傾ける
3.寛容
4.実相が見える
5.道理を知る
6.すべてに学ぶ心
7.融通無碍
8.平常心
9.価値を知る
10.広い愛の心

頭では十分わかっているんだけど・・・。
遠藤館長から渡されたのは「素直な心」を考える自己診断チェックシート。
これを毎日実施するといいと言う。
早速、昨日、やってみた。

素直な心の持ち主として相応しいかどうかは分からない。
平常心はもっと持ち合わせていると思ったんだけど・・・。
これは日によって結果は違ってくるだろう。
さすがに毎日は難しいが、その都度、チェックしていこう。

松下資料館の次に向かったのが、東山にある霊仙歴史館。
こちらは初めて。
隣接している坂本龍馬のお墓は一度伺ったことはあったが、
歴史館の存在すら知らなかった。
こちらの初代館長は松下幸之助氏。
そんなご縁もあり、資料館からこちらへ直行。

幕末維新ミュージアムというくらいだから幕末から維新にかけての展示が中心だが、
大河ドラマ「西郷どん」の話題もあり、大西郷展と特別展が設けられていた。

この時代のことはもっと勉強しなければと常に思っているが、
思うように進んでいない。
ドラマを見て書物を読むくらい。
「西郷どん」「龍馬伝」「八重の桜」「花燃ゆ」と過去のドラマを繋ぎ合わせながら、館内を回った。

明治元年から150年。
明治維新の壮絶な期間は日本の歴史においても大きな意味を持つ。
どんな大きな意味?と問われると答えに窮するが、この期間に学ぶべき点は多い。
経営についても歴史についても学ぶだけでは意味がない。
何かの形で実践に活かす。

今の日本が生まれ分かるための行動を起こすわけではないが、
自分にできることはやっていかねばならない。
京都は学ぶ場が多い。
ちょくちょくお邪魔する機会をこれからも持つようにしたい。

ご一緒した「壺中の会」のみなさん、お疲れ様でした。
そして、ありがとうございました。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その57

先週の食べ物ブログでは思わず名古屋弁を出してしまいました。
地域性に左右されないのが人気食べ物ブロガーの方針でしたが、
気の緩みなのか発してしまったようです。

ここは修正したいところですが、反響は悪くはありません。
どうやら名古屋らしさを求めている方も多いようです。
そうであれば瞬間的にその道に進んでいくのもいいでしょう。
ここは名古屋のソウルフードを紹介すべき。
そんな気分になってきました。

となれば行先は自ずと決まっています。
今年の3月にオープンした「スガキヤ 広小路中ノ町店」さんです。

伏見駅から名古屋駅方面に向かった徒歩数分の広小路通り沿いにあります。
名古屋人、いや東海地区に住まいを構える者には最も馴染み深いラーメン。
高校生、大学生の頃は頻繁に食べていました。

そのほとんどは普通のラーメンで確か180円くらいじゃなかったでしょうか。
金銭的な余裕がある時は肉入りラーメンでした。
さて、昔に戻って、シンプルなラーメンを頼んでみるかな?
そんな想いが頭を巡らせます。
これが一番好きなのです。

しかし、ここは伏見。
要らぬ想像が沸きあがります。

「あれ、名大社の社長じゃねえか?
なんだ、一番安いラーメンを食べてるぞ。結構、セコイ奴だな・・・」
そんなふうに見られてしまう可能性はあります。

それが個人の問題であれば気にしません。
場合によっては
「名大社って、経営が厳しいんじゃないの?」
そんなふうに勘ぐる輩が出ないとも限りません。

ここは見た目重視でいきます。
「ゴホン、あの、すいません。特製ラーメンと炭火焼き豚丼をください。
これが一番、高いですよね?」
注文が終わりポケベルのようなものを渡されしばらく待ちます。

特製ラーメン 450円

炭火焼き豚丼 320円

どうですか?超豪華でしょ?
これであれば誰に見られても恥ずかしい思いはしません。
相変わらず名古屋に愛される味です。

そして、スガキヤといえばスプーンフォーク。

こちらも名物です。
しかし、いつまでたっても僕は馴れることができません。
普通のレンゲを求めます(笑)。

ごちそうさまでした。
結局、名古屋弁は出ませんでしたが、名古屋名物を堪能した一日でした。

若者わからん!

「ゆとり世代」「さとり世代」「つくし世代」の違いについて
講演ネタとして、使ったりする。
本書を読むと、もうそれだけで若者を語るのは難しくなった。

一般的に今の若者は「ミレニアル世代」
もっと年齢を限定し、この春から社会人になった世代を「スーパーゆとり世代」という。
この世代の特徴を知り、今の就職戦線に絡ませ話をするのは格好の講演ネタにはなる。

その点で本書の存在はありがたい。
他人の褌を利用するのが得意な僕としては(笑)、
その発行元を提示しながら全体の流れを説明すると結構ウケる。
ただ本書を紹介し喜んでいる場合ではないというのが真実。
正直、ちょっと怖くなってしまったのだ。

著者は最近TVでの露出も多い博報堂の原田曜平氏。
若者研究の第一人者であり、優れたマーケッター。
そんな方が苦労しながら付き合う若者について、自らの経験も併せ若者像を語る。
その現実に怖さを感じるのだ。

最近、若者は「チル(Chill)」という言葉をよく使うようだ。
元々はHIPHOP用語らしいが、「まったりする」「のんびりする」という意味らしい。
これが今どきの若者の象徴的な言葉。

そんな中、求められるのが「横から目線」
企業内の上司部下の関係でいえば、どうしても「上から目線」になりがちだし、
「今どきの若者は~」と説教口調になりがち。
以前からそれが通用しないことは言われていたが、本書を読むとそれが加速している。
迎合するとか、しないとかではなく、
この世代の価値観をグッとこらえて理解しないと何事も進まなくなる。
それが「横から目線」なのだ。

本書でも頻繁に出てくるのが採用や入社してから接し方。
特に超売り手市場と言われる近年では、その理解があるかないかで戦略も大いに異なる。
どこまで落とし込むかは別にしても、
理解した上で採用手法も変えなければならない。
僕が度々話させてもらうイマドキの若者像も軌道修正が求められるわけだ。
常に勉強が求められますね(笑)。

ミレニアル世代に接する時の基本姿勢は「おひたし」
分からない方は僕に聞くか、本書を読んでもらいたい。
唸りながらも頷くしかないだろう(笑)。

ふるさと交流パーティー in京都

一昨日の土曜日は京都。
ふるさと就職応援ネットワーク(Fネット)主催でUターン学生向けのセミナーが
パートナー会社OVOさんで開催された。

遠くに写るのは準備中のOVOの池田さんと田村さん。
田村さんの司会進行も素晴らしかった。

この日は名大社も「ジモト就職フェア」。
あちこちでイベントが行われたわけだ。

このイベントは京都を中心に関西圏の学生が参加。
静岡・東海から中国・四国地区出身のUターン就職希望の3年生がほとんどだったが、
中には熱心な1年生も参加していた。
岐阜県、三重県出身者も参加するため東海地区代表として僕が出席。

第一部は「就活のコツセミナー」。
4社の各地域の就職情報会社の代表が登壇し、
各地域の魅力からUターン就職の必勝法までを熱く語った。

基本的にどこの会社の代表も話好き。
喋り始めるとなかなか止まらない。
僕はそのあたりを気をつけて短めに喋ったつもりだが、
本当に短かったかどうかは分からない(笑)。

第二部は「ふるさと就職相談タイム」。
エリアごとのブースで各地域出身者と具体的な相談に乗る。

僕のブースには1年生から来春卒業予定の学生まで様々な学生が訪れ、
質問を交えながら就職全般について語り合う。
素朴で新鮮な学生が多かった。

第三部は交流パーティーで学生同士のコミュニケーションの場。
途中から我々も入り、学生と情報交換。

兵庫県出身の女子学生と会話するが、
その学生は珍しいことに愛知県に就職したいという。
名古屋メシも大好きでちょくちょく遊びにも来るとのこと。
僕の人気シリーズ「食べ物ブログ」を勧めておいた(笑)。

特に縁もゆかりもないらしいが、名古屋圏は魅力があると感じているようだ。
しかし、明確な理由がないため、志望動機に欠けるのではという
不安を抱えているようだが、そんなことは心配無用。
保守的、閉鎖的といわれる名古屋圏もIターン学生は大歓迎。
そんなことを恐れる必要はない。
そんな交流も含め、学生らと情報交換を行った。

彼ら彼女らのこれからに少しでも役立てばいい。
今週土曜日は同じ内容のイベントが東京で開催される。
まだまだ予約は可能。
詳細はこちら
このブログの読者には関東地区の学生さんはいないと思うが(苦笑)、
もし興味があれば参加してもらいたい。

たまにはこんなイベントもいい。
ご協力いただいたみなさん、お疲れ様でした。
今週も張り切っていきましょう。

20代に伝えたい50のこと

僕の周りには優秀な人が多い。
そんな方と接するとつくづく自分の能力のなさに辟易してしまう。
それは著者の秋元祥治さんに対してもそう。
しかし、そんなことを言ってしまえば、
それはただの言い訳だと彼にバッサリと切られてしまうだろう。

秋元さんはNPO法人G-netの創業者で長年代表理事を務められてきた。
僕は8年ほど前にご縁を頂き、ちょくちょくと付き合いをさせて頂くことになった。
「UIJターン人材拠点事業」では名大社もアライアンスを組み一緒に活動。
学ぶことも多く、その優秀さを間近で見ていた。

そんな秋元氏の著書を今回、若手勉強会の課題図書として活用。
一昨日、コジカグループの勉強会で本書をテーマにディスカッションを行った。
結論から言えば、参加するメンバーが自らを振り返り行動することを決意し終了した。

この勉強会では課題図書の中から自分に響いたキーワードを10個発表。
その理由について共有し合う。
そして、最後にはここから学んだことをどう生かすかをゴールとして設定する。

各個人の課題感で選択されるキーワードは異なるが、一定数はダブることにはなる。
今回でいえば、
絶対解より納得解
感想と学びは違う
アウトプットは最大のインプット
空の上からの僕の視点
結果と思っているものも長い時間で捉えれば経過
忙しい時ほどパスを回し、ボールを持つな

などなど。

それぞれの言葉が若手メンバーに響いたようだ。
うちの若手が秋元さんと直接接したことはあまりないが、
こうしたロールモデルが近い存在にあるのは嬉しいこと。
「お前がなれよ!」と言われるかもしれないが、
できるだけ優秀な人から学んだ方がいいには決まっている(笑)。

僕も若手勉強会の課題図書は必ず読むようにしている。
その中には改めて気づきを与えてくれるケースも多い。
若手に学ばすだけではなく、僕自身も学んでいるのだ。
20代はとっくの昔の50代のオッサンだが、忘れてならないことは多かった。

人の才能を羨んでいても仕方ない。
言い訳しないようにしないとね(笑)。

東京へ、長野へ、京都へ

今日は金曜日。
あっという間に一週間が過ぎていく。
バタバタしすぎると一昨日何をやっていたか、思い出せないこともあるくらい。
ボケが始まったわけではないが、きちんと記録に留めておかないといけない。

今週月曜日は大阪府北部で震度6弱の地震。
朝、出社するとビルの揺れを感じたので、なにかと思えば大きな災害。
東海地区で同様の地震がいつ起きるかは分からない。
対策は練っておかねばならない。

この日は午後から東京に向かうことになっていた。
新幹線は午後から通常運転と聞いていたので、予定通り会社を出るが考えが甘かった。
名古屋駅は大混乱。
2時間以上の遅れ。
間引き運転はしているものの、自分の予約した列車はいつ来るか分からない。
しばらく待っていたが先が読めないので、空いてそうな列車に飛び乗った。
意外と空いていたので助かった。

到着後、そのまま築地へ。
この日はパフ釘崎社長と食事をする約束をしていた。
本来であれば釘崎さんは大阪へ出張する予定だったので、
食事は19時に切り上げるはずだったが、それが中止になりスタートが19時。

おかげでゆっくりと時間を過ごし、気持ちよく酔うことができた。
ごちそうさまでした。

翌日は某社の株主総会。

筆頭株主としてしっかりと意見しなければならない。
(ウソです)
業績も好調、経営計画も万全。
文句のつけようもなく、いい学びだけもらい名古屋へ戻る。

午後は社内研修。

これも貴重な時間。
終了後は講師とパートナーと6月末で閉店となる丸栄のビアガーデンで懇親会。
先日のブログは思いのほか、反響があった。
僕がもっと早くビアガーデンに通っていれば、閉店もなかったかもしれない。

W杯日本戦の話題は一旦置いておき、水曜は朝一で長野へ。
目指すは信州大学。
近くて遠いお隣の長野県。

信州大学へも初めてお邪魔した。
ワイドビューしなのに揺られ3時間。
長野駅でFネット(ふるさと就職応援ネットワーク)メンバーと待ち合わせし、
長野キャンパス、松本キャンパス、伊那キャンパスの3校舎を訪問。

この3か所回るだけで一日は終わる。
予想以上に東海地区出身者の在籍が多い。
情報交換を含め実りは多かった。
長野に1時間半くらいで到着できると嬉しいけどね・・・。

昨日、今日は名古屋。
今日、明日はジモト就職フェア
超売り手市場状態の中、少しでもいいキッカケが生まれることを期待したい。

そして、明日は京都へ。

所属するFネットの共同イベントが大学生向けに開催される。
僕は東海地区代表として参加し、学生さんと交流を図る。

先週末は大阪だったし、来週は再び京都に伺う予定もある。
東海地区限定の人なのに(笑)、ここ最近はあちこちに出向くことが多い。

Fネットといえば、今週、重大なことが決まった。
この件は改めてブログに書くとして、これから更に慌ただしくなりそう。

まずは今日、充実した一日にすることだね・・・。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その56

伏見界隈も再開発が進んでいます。
4月にも新しくできた広小路クロスタワーのお店を紹介しました。
今回はその隣のお店。
「七勺日本酒・醸し肴 SEVEN」さんに行ってきました。

結構長い店名です。
予約の電話を入れると
「え~っと、ななしゃくにほんしゅ~」
なんて言うのでしょうか?
一度、試してみないといけませんね。

こちらは日本酒をメインにするお店。
夜は日本酒しゃぶしゃぶが評判のようです。
まだ、行ったことはありません。
一度、試してみないといけませんね。
飲めない人は食べれるのでしょうか(笑)。

今回は食べ物ブロガーとして基本を押さえるためのランチにお邪魔しました。
そこで美味しさを伝えるが大事な仕事です。
こちらには6種類のランチがあります。
そこで選んだのが、大海老フライ定食。
名古屋人なら、最初の一歩はそこから攻めるべきです。
「おまちどうさまでした~」
とテーブルにどかっと置かれました。

大海老フライ定食 950円

結構な迫力です。小鉢も3つ付いてきます。
メインの海老フライはこんな感じ。

正統派のエビフライの横にちょっとふっくらした海老フライが並んでいます。
こちらにはちょっとした工夫が・・・。
これを2番目に食べると味わいが広がり、よりランチを楽しめます。
いつもすぐ正解を出す人気食べ物ブロガーですが、今回は内緒。
ぜひ、お試しください。

そして、ご飯はこんな感じ。

プラス100円で土手味噌ひとかけをしてくれます。
同様にカレーひとかけもあります。

「お~、なかなか、やるじゃないか・・・」
思わずいつものセリフが出てきます。
しかし、今回は海老フライ。
名古屋弁でいえば、えびふりゃ~。

「このえびふりゃ~、どえりゃ~、ええがや~、うみゃあでかんわ~。」
普段使わない名古屋弁がつい出てしまいました。
海老フライの力は大きいですね。

こちらの定食はかなりの人気です。
すぐに品切れになるようです。
隣のおばさんグループが注文したら、すでに終わっていました。

「わやだがね。おうじょうこくわ~。」
そんな言葉が聞こえてきました。
次回、チャレンジしてくださいませ(笑)。

ごちそうさまでした。

映画「空飛ぶタイヤ」

まず言っておこう。
組織に属する者、中小企業の経営者は観るべき一本。

日本映画強化月間なので、映評ブログが続く。
体をゾクゾクさせながら観た映画で、確かに面白いし感情移入するシーンも多い。
自分だったらどう判断するだろうなんて、映画と一体ともなっていた。

しかし、あれだけの超大作(上下巻併せて900ページ)を2時間で
まとめてしまうのはかなり無理がある。

5年前に読んだ小説のブログはこちら
かなり感動した記憶はある。
細かいところは既に忘れているが、
映画の表現だけでは物足りないのも事実。
せっかくだったら一昨年の64(ロクヨン)のように
前篇、後篇と分けても良かったんじゃないだろうか。
その方が感動も数倍増したと思う。

そう考えると池井戸作品は映画よりも
むしろTVドラマの方が向いているのかもしれない。
「下町ロケット」にしても「陸王」にしても毎回目をウルウルさせながら見ていた。
少々引っ張られた感はあるが、日曜の夜は感動に浸っていた。

本作は人間ドラマの特有な泥臭さはあるものの、
エンターテインメント性の強い娯楽作品にまとめあげた感じ。
それはそれで悪くはないが、もっともっと泥臭くてもよかった。

池井戸作品は大企業の組織が腐っているケースが多いが、
現実問題としてどうなんだろうか。
中小企業しか知らない身としてはあり得ない人事であり、
派閥であり、ヒエラルキーだが、まだまだあんな役員が暗躍しているのだろうか。

それにしても岸部一徳さんのああいった役って、なんで見事にハマるのだろうか。
笑ってしまうくらいお見事だ。
あとは奥さん役の深キョン。
「頼りにしてますよ。社長さん!」と言われたら、
どんなに落ち込んでいても頑張っちゃうだろうなあ~(笑)。

「万引き家族」のように映画を観て考え込んでしまうのも大事だが、
映画を観て前向きになるのも大事。
僕は企業のトップとしてまだまだだと実感。
もっと熱くならないとね・・・。

「空飛ぶタイヤ」は以前WOWOWでも制作され、Amazonプライムでも視聴は可能。
今度、比べて観ることにしよう。

さらば、丸栄

大学時代、毎週火曜日の夜はアルバイト。
丸栄の営業終了後、催事用の什器の搬入・搬出を行うアルバイトだった。
1時間で終了しても、2時間半掛かっても、3000円もらえる割のいい仕事。
力仕事で要領の良さも求められたが、早い時は40分程度で終わることもあった。

その場で現金をもらえたので、そのまま飲みに行き、
あっという間になくなるのは頻繁だったが、いい時代だった。
時はバブル期。
丸栄も毎週のように催事が行われていた。

新人の頃、丸栄スカイルのクリヤハウスや
テイジンメンズショップでスーツを無理して買った。
今とさほど値段は変わらない。

結婚する際、義父が結納返しでオメガの時計を丸栄の外商を通じて買ってくれた。
オーダースーツも作ってくれた。
そんな思い出のある丸栄が今月末に閉店となる。

創業からいえば400年以上、百貨店としても75年の歴史に幕を閉じる。
売上貢献していない身としては何も言えないが、寂しいのは事実。
名古屋の4Mのひとつが消えることになる。

昨日、一昨日の日経新聞の中部版には丸栄の特集が組まれていた。
時代の流れとは簡単には言い切れない。
名古屋の商業圏が栄から名駅に移った影響が大きいとか、
「ギャル路線」戦略で中高年の顧客を失くしたとか、
閉店に繋がる原因はいくつもあるとは思う。

僕は業界のプロではないので分析はできないが、
売上が右肩下がりの現実をトップを含め従業員全体がどう受け止めていたのだろう。
百貨店はイメージが大切なはずなのに、
その醸し出す雰囲気に原因はなかっただろうか。

一度ブランドが傷ついてしまうとそれを復活させるのは至難の業。
よほどの斬新な打ち手を出さないと無理。

これを対岸の火事として捉えるのではなく、自分事として捉えることが必要。
いくら名古屋の老舗でもそれだけでは通用しない時代。
自分たちも同じことがいえる。

名古屋の百貨店業界に黒船が上陸し業界が一変したように、
東京のガリバーが乗り込み市場をさらうことなんて、当然考えられること。
どう対峙していくかが求められる。
表現は失礼だが、うちは丸栄になるわけにはいかない。
戦いを挑まなければならない。

それにしても名古屋の象徴の一つが消えるのは寂しい。

さらば、丸栄。
これまでありがとうございました。

映画「万引き家族」

カンヌ国際映画祭パルムドール受賞というのは相当なインパクトなのか。
公開間もない時にミッドランドスクエアシネマの予約画面を開いたところ、ほぼ満席。
普段ではあまり見かけることのない埋まり具合。
その日は諦め別日で観ることにした。
いろんな意味で関心の高い作品なんだろう。

とても残酷な映画。
それが映画を観終わった僕の率直な感想。
しかし、見方を変えればシアワセな映画とも言えなくはない。
ちりじりになっているはずの個人個人が一定の期間だけでも家族の絆を経験し、
それにより深い満足感を得られているのだから・・・。

だが、それも虚構の世界。
5歳の子供でさえ、永遠には続かないとは理解している。
それは言葉ではなく空気。
醸し出す温かい空気や冷たい空気が違和感を生み出し、
やすらぎが嘘であると肌で感じるのだろう。

だから、残酷なのだ。
この映画の捉え方はいくつかあると思う。
今の社会の闇をあぶりだしている、
軽薄な家族関係の裏返し、
表面的な意思疎通とその信頼感・・・。
あまりいい表現はできないが、
是枝監督はそんなことも言いたっかたのではないか?

だが、是枝監督は答えを言わない。
答えは常に観る者に求められている。
本作に限らず、前作の「三度目の殺人」も前々作の「海よりもまだ深く」もそう。
そして、対象は全て家族。
家族の在り方、それを取り巻く社会の在り方に
答えを求めているような気がしてならない。

僕は偽装家族でもないし、それなりに教育もし親としての責任も果たしてはいるが、
この映画のテーマである絆を問われると少々困る。
反省すべき点は多い。

愛情なんて点数をつけるものではないので気にする必要はないのだが、
どれだけ点数を上げられるというのか・・・。
自分とは無縁の世界と思いながらも、
客観視できない人は多いんじゃないだろうか。
余計に残酷さを感じるのかも・・・。

ここに登場する役者さんは見事。
子供たちもそうだし、最初違和感のあった松岡茉優さんもそう。
僕の中でちょっとズレたのが緒形直人さん。
あんなに下手な役者だったけ?と思ってしまう。
それは他の役者が素晴らしすぎたから、
そんな風に思ってしまったのかもしれないけど。

そして、安藤サクラさんの流す涙は何を意味するのだろうか。
世の中は偏見に満ち溢れている。
偏見に打ち克つには強靭な精神力だけでなく、
言葉とスキルも持たねばならない。
あの涙に圧されながら、持つべき力を問うたのだった。

パルムドール受賞、おめでとうございます。

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