いよいよ今週の日曜日からドラマ「下町ロケット」がスタートする。
HPを確認するとキャストは前回とほぼ同じ。
財前部長も吉川晃司のまま。
これは楽しみ。

日曜の夜は「西郷どん」もあるので、TVで忙しくなってしまう。
まあ、たまにはいいか・・・。

ドラマのスタートに先駆け、読んだのが本書。
8月に「下町ロケット ゴースト」を読み、続編がこれ。
ドラマではこの2冊で上手い具合に構成されるのだろう。

それに合わせて「下町ロケット ヤタガラス」を発売。
販売戦略もしたたかだ。
単純にその戦略に乗ってしまうヤツがここにいる(笑)。

まだ発売されたばかりだし、ドラマを楽しみにしている方も多いので、
ここで一気にネタばらしをしてしまおう。

いや、そうじゃない。
ネタばらしはせずにおこう。
だとしたら、このブログでは一体に何を書けばいいのか。
う~ん、困った。

いい意味で本書も読者の期待を裏切らない。
池井戸潤氏の一連の作品らしさが前面に溢れ出ている。
そのため途中から結末がある意味、読めてしまう。
そして、その通りとなる。
それがやっぱり気持ちいい。

本書では佃製作所は農業へと舞台が移るわけだが、果たしてこの先はあるのか。
この続編はあるのだろうか。

きっとドラマ「下町ロケット」も僕らおじさん世代の共感を呼び、
高い視聴率をはじき出すだろう。
そうなるとTBS首脳陣は再来年あたりにこの続編を放映したいと考えるだろう。
そして、池井戸氏に更に続編を書いてほしいと懇願するだろう。

「いやあ~、これ以上はないですよ。」
「先生、そこを何とかお願いできないですか?
次の舞台は海にするとか、ド~ンと海中でも・・・。」
「いやあ~、あり得ない・・・」
そんなやりとりがあるだろう。
どちらが帝国重工で、どちらが佃製作所だろうか(笑)。

とネタばらしをせず、本書の面白さだけを伝える卓越した上質のブログ。
ご納得頂けたでしょうか?。
冷笑が伝わってきそうな気もするが、こんなところで書評はいいだろう。

小説とドラマの違いを見比べながら、この秋は楽しみたい。
また、みんなで語り合いましょう~。