これからも前向きに 名大社会長ブログ

カテゴリ「名古屋を知る 街を歩く」の記事一覧:

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その5

お昼には少し早い時間でした。
しかし、早起き男は11時過ぎには腹ペコ状態なので、早めのランチタイムです。

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円頓寺本町にある喫茶店「ピジョン」さんにお邪魔しました。
なんとここは朝5時半からの営業です。
その分、店が閉まるのも早く7時にはおしまいです。

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「健康的でいいじゃないか」と早起き男として相応しいセリフを吐きます。
ドアを開ける瞬間、ハッとしました。
「え~っ、どっち?」
ドアにはAM5:30~PM2:00と書かれています。

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「どっち?どっち?」としどろもどろになります。
冷静にお店の人に聞けばいいのですが、あきらかに動揺し、そんな余裕はありません。

ランチメニューを眺め「焼きそばをください。ご飯付きで。」
と禁断のご飯セットを注文してしまいました。
やはり動揺は隠せないようです。

こちらは年季の入った夫婦が切り盛りしているようです。
ご主人は厨房から全く見えないので、どんな方かはわかりません。
奥さんらしき方との会話でその主従関係が見えてきそうです。
夫婦円満の秘訣ですね。

焼きそば(500円)+ご飯(100円)

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喫茶店らしい焼きそばです。
目玉焼きが半熟だともっと嬉しいのですが、この値段では文句のつけようがありません。
サラダもテンコ盛りです。

動揺も収まり体も落ち着き始めたので、改めてメニューを眺めます。
「全部500円か。なかなかやるじゃないか。」と思わず言葉が出てしまいます。
「ワンコインレストランのフレーズもなかなかいいぞ~。」

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新登場の文字が飛び込んできます。
これはいつから新登場なんだろうか?
このメニューはかなり使い込まれているようです。
「半年前?2年前?2年前だと新登場って言わんだろう~。」
と一人で突っ込んでみます。
いつも勇気を求められますが、ここでも発揮することはできませんでした。

「このオムライスのケチャップのかけ方には深い意味があるのだろうか?」
とまた別の疑問が湧いてきます。
次回お邪魔した時は新登場のオムライスを注文し、そのケチャップの真相も突き止めたいと思います。
それも2時過ぎにお邪魔し、営業時間も確認したいと思います。
いかん、ランチタイムは終了しているじゃないか・・・。
結局、いい落としどころを見つけることができず、お店を出ることにしました。

ごちそうさまでした。
さて、来週はどうするかな・・・。
ゴールデンウィークだからお休みかな・・・。

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その4

円頓寺シリーズもすっかり馴染んできたころでしょうか?(笑)
円頓寺商店街の中央にある「はね海老」さんへ行ってきました。

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創業何年でしょうか。かなりの歴史を感じることはできます。
食品サンプルもこの通り。

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黄金色に揚がったフライなのか、単に黄ばんでしまったのかはわかりません。
その黒板や扉に背負ってきた歴史を感じるだけです。
円頓寺商店街では昔から有名なお店なのです。

今から21~22年前のことになります。
当時、お付合いしていた女性はとても優しく可愛らしい人でした。
2人で手をつなぎながら今よりも華やかな円頓寺商店街を歩き、
このお店で微笑ましくエビフライを食べた思い出があります。

時代は変わります。人の性格も変わります。
もしくは変わっていないのかもしれません。
気づかなかっただけかもしれません。
とても優しく可愛かった女性は、もの凄く恐ろしく強い女性になりました。
本当に同じ女性なのでしょうか。
時代は変わっていくのです。人も変わっていくのです。ふう~。

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変わっていないのはこのお店だけかもしれません。
店内の雰囲気も当時のまま、昭和の香りです。
以前お邪魔したのは平成ではありますが・・・。

「すいません、ランチをください。」
とやや感傷的になりながら注文します。

メニューを眺めながら、ぼんやりと考えます。
ほとんどのメニューが単品で730円。
ランチはライスと赤だしがついて730円。
単品の値段を調べてみるとライス160円、赤だし160円。
「ということは、ランチは320円もお得じゃないか・・・」
少し考えれば分かることに感動します。

ランチ(730円)

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この日はエビフライとチキンカツでした。
はね海老というくらいですから、ここの海老は開いているのです。
(全然関係ないですね・・・)
写真では隠れていますが超シンプルなポテトサラダも添えられています。

プリプリなエビフライはマヨネーズを付けがぶりと食らいつきます。
「なかなか、やるじゃないか・・」
いつものように呟きます。
店内に設置してあるテレビは、もちろんNHK連続ドラマです。
毎日見に来る常連さんはいるのでしょうか。

ごちそうさまでした。
さて、来週はどうするかな・・・。

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その3

円頓寺商店街入口の角にお店を構える「やま昇」さんに行ってきました。

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つけ麺の有名店です。僕がお邪魔したのは13時過ぎでした。
それでも少し並び、席に座りました。
右隣のお客さんも左隣のお客さんもつけ麺。
圧倒的なつけ麺率です。

理由はありませんが、僕はどうもつけ麺は口に合いません。
決して嫌いではありませんが、自ら積極的に注文はしないのです。
大盛りに盛られた太麺とかつおだしの効いたスープの香りに誘惑されましたが、
ここは断固として自分の意思を貫かねばなりません。
自販機でチケットを購入するので、すでに席に着いた時にオーダーは済んでいますが、
ここは男の意地をしっかりと見せたいところです。

人気店の証でしょうか。壁には芸能人のサインが並べて飾ってあります。

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「せんだみつおさんかあ~。今、最も旬なお笑い芸人だなあ~。」
と感心しながら壁を眺めます。
「このお店でも”ナハ、ナハ、ナハッ”って、やったのかな、きっと大爆笑だな。」
なんて想像します。
そんなことをしているうちにラーメンが運ばれました。

「卵黄はここに置きますね。おまちどうさま!」

名古屋ブラック(700円)

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スープは真っ黒です。卵黄がサービスで付きます。
「さて、どうするものかな?」と一瞬悩みながら、
まずはそのままスープを飲み、麺をすすります。

しばらくした後に卵黄を投入します。
黒いスープと卵黄が混ざり合う渦巻きのような状態を期待していました。
その写真を撮り、「どうだ!凄いだろ!」と見せつける予定でした。
そんな期待感とは裏腹に卵黄は黒いスープに掻き消され、
瞬く間に見えなくなってしまいました。
「あ~~~っ」
落胆する声を思わず出してしまったようです。

「富山ブラック」はよく耳にしますが、「名古屋ブラック」は初めて知りました。
会社の近くにある「丸の内レッド」に対抗しているのでしょうか?
丸の内レッド↓

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それとも「丸の内レッド」が「名古屋ブラック」に対抗しているのでしょうか?
そのうち「伏見グリーン」とか「那古野ブルー」とか出てくるのでしょうか。
あまり美味しそうには思えませんね(笑)。
多分、ないでしょう。

そんなくだらないことを考えながら、つけ麺に挟まれ、
「名古屋ブラック」を美味しく頂いたのでした。
ごちそうさまでした。

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その2

西側の円頓寺商店街から少し北に入ったところにある
「太平閣」さんという中華料理店に行ってきました。

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創業は何年でしょうか。
その店構えからかなり年季が入った雰囲気が伝わってきます。
紹興酒を飲み、若手社員をイジメながら管を巻いていると
「お客さん、もう閉店ですよ。3280円です。」と言われそうです。
そんな経験はありません。早々に店じまいしそうな香りがします(笑)。
近いうちにチャレンジしてみるのもいいかもしれません。

店内には所狭しとメニューが貼り出されています。

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これを眺めているだけでも結構な時間が流れていきそうです。
「え~っと、太平閣ランチ定食をください。」
ここは店名が付けられているランチを頼まなければなりません。
500円ワンコイン丼や唐揚定食も気になりましたが、王道を進まなければならないのです。

ここでふと、ある思いが頭の中をよぎりました。
「ランチ定食っておかしくないか・・・」
「太平閣ランチか太平閣定食じゃダメなのかな?」
と考え込んでしまったのです。

お子様ランチに味噌汁がついたりするとお子様ランチ定食になるのでしょうか?
ますます疑問が深まっていきます。
お店を切り盛りするおばあさんがいましたが、それを聞く勇気はありません。
いずれ顔馴染みになるようであれば、聞いてみようかと思います。

太平閣ランチ定食(700円)

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エビの天ぷら、野菜の天ぷら、八宝菜、肉団子がド~ンとお皿に乗っています。

「さすが円頓寺!やるじゃないか!」と心の中で叫びます。
名古屋駅周辺だと880円はするでしょう。
12時前に入ったので、まだお店は空いていましたが、
この定食が出されるまでに結構な時間が掛かりました。
一番人気と書かれていたような気がしましたが、その割には準備が出来ていないのかなと、
どうでもいいことを考えてりもしました。

こういった定食はどうローテーションさせて食べるかがポイントですね。
真ん中にある八宝菜から食べ始めるのは邪道でしょう。
美味しく頂きました。

「さて、来週はどこに行こうかな。困ったな・・・」と店を出ました。
円頓寺シリーズはまだ始まったばかりです。
ごちそうさまでした。来週も頑張ります。

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その1

4月です。今日から新入社員が入ってきます。
本来であればもっともらしいことを書くべきでしょうが、今日は水曜日。
そうです。円頓寺シリーズがスタートします。
多くの方の期待がヒシヒシと伝わってきます。
「よ~し、頑張るぞ!」と気合を入れたいところですが、
既に円頓寺界隈のお店はいくつも登場しています。

自ら「これからは円頓寺シリーズです!」と宣言したものの、
どれだけ食べ物のはなしが書けるか不安でなりません。
自信もありません。
どこか美味しいお店があればぜひ、教えてください(笑)。
まずは行けるところまで行ってみます。どうぞよろしくお願いします。

すでにご存知の方も多いですが、円頓寺商店街がリニューアルされました。

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看板も一新され、アーケード街の天井から光が入るようになりました。
このブログの効果も手伝い、大いに盛り上げて欲しいものです。

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金毘羅神社の北側にある「天ぷら 天寅」さんにお邪魔しました。

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天ぷら専門店でも営業時間は昼間のみです。わずか3時間の営業です。
「うらやましいなあ~」と言いつつ、お店に入りカウンターに座りました。
天丼にするか定食にするか迷いましたが、ここは円頓寺シリーズ第一弾。
豪勢にいきたいものです。

「え~っと、天ぷら定食を下さい。」と注文します。
厨房ではややダミ声のオヤジさんが威勢のいい声を上げながら、天ぷらを揚げています。
(おっ、ウマい!)
優しそうな奥さんが運んでくれます。
「お持ちどうさま、天ぷら定食です。」

天ぷら定食(並)(1150円)
(ちょっとピンぼけ。残念・・・)

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「お~、なかなかやるじゃないか・・・」
いつものように言葉が出てしまいます。
海老は3匹、うち1匹は青葉で巻かれています。
穴子、キスもあります。
ゴマ油の香りもよく、なかなかの味わいです。

「はふはふ、うおん、うおん、俺は人間火力・・」と言いかけたところで、
隣に座ったオジサンが「天ぷら定食の上」と力強く言います。
僕の言葉は止まってしまいました。

「上だ、上だ。昼間っから上だ。」
と完全に気持ちは隣のオジサンに移っています。
「並と上と何が違うんだ・・・」
と気になって仕方ありません。

僕が食べ終わる頃、天ぷら定食(上)が運ばれてきました。
「う~ん、美味そうだ!」
声を掛け、並より何が多いか確認しようと思いましたが、
その勇気がなく眺めるだけにしました。
かなりの種類があることは分かりましたが、どんな具材かは分かりません。
どんな時でも勇気を持つ必要はありますね。

次回はチャレンジしてみようかと思います。
ごちそうさまでした。
さて、来週はどこにするかな・・・。

食べ物のはなし みそきしめん

「えっ、みそ?円頓寺シリーズじゃないの?」
と先週の食べ物ブログを読まれた方は思われるかもしれません。
「おい、こいつ、嘘つきじゃないか!」
と厳しい読者には非難されるかもしれません。

悩みに悩みました。
今まで培ってきた信頼をこのブログ1本で失くしてしまうのではないかと・・・。
しかし、やり残したことがあったのです。
中途半端な気持ちのまま味噌シリーズから円頓寺シリーズに移ることができなかったのです。

僕のブログの読者は半分が地元東海の方、全体の2割の方が東京、
残りの2割が国内の他の地区、1割が海外の方で構成されています。
あくまでも自分の思い込みで本当かどうかは分かりません。
半分の方が東海地区以外と仮定すると、
このまま味噌シリーズを終えてしまうのは読者への裏切り行為と考えてしまったのです。

「名古屋らしい味噌のお店を紹介してもらっても、あんな場所まで行けないじゃないか。」
と不満を募らせてしまうような気がしたのです。
ようやくご理解頂けたでしょうか?

そうなんです。
遠方の方でも利用していただけるような味噌のお店を紹介しなければなりません。

新幹線の名古屋駅のホームにある「グルめん」に行ってきました。

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名古屋駅のホームと言えばきしめんの「住よし」が有名です。
こちらばかり注目されて反対側に店を構える「グルめん」は日の目を見ないような・・・。
そんなことはないのです。
このお店も名古屋を代表する立派なお店です。
「名古屋に出張に来た。」とか、
「大阪まで行くんだけど、途中下車したぞ!」という方にはとても便利です。
この味噌シリーズをご理解頂けたでしょうか?

外の自販機でチケットを購入するため、「すいません、みそきしめんをください。」とは言いません。
チケットを「はい、お願いします」と渡すだけです。
瞬く間に作業され、僕の目の前に差し出されました。

みそきしめん(620円)

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「お~、これで東京の読者を安心させられるなあ~、顧客離れを防げるなあ~」
なんて、訳の分からないことを呟いてみます。
割り箸を割り、食べようとした瞬間、
「紙エプロン使いますか?」とお店のおばさんが声を掛けてくれます。

「お~、なんて素晴らしいサービスなんだ。駅のホームも顧客第一主義だな。」
なんて、思わず呟いてしまいました。
早速、紙エプロンをして食べ始めます。
もちろん立ち食いです。

僕以外、誰も紙エプロンはしていません。
どうやらみそきしめん限定のサービスのようです。
混み合う店内で紙エプロンをして食べている姿はどうみても間抜けです。
ちょっと恥ずかしいです。でも、気にせず食べ続けます。

半分以上、食べたところで丼を見てみると、不思議な文字が・・・。

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「あれっ、ここって住よし?」
段々、訳が分からなくなってきました。
しかし、そんなことはどうでもいいのです。
僕自身の満足度が上昇していきます。

「よし、これで安心して、味噌シリーズを終えられるぞ。
東京や海外の読者も間違いなく喜んでくれるぞ。」
と大きく頷きます。
「海外の読者は名古屋駅を通るかな?」
ふと、不安がよぎりましたが、小さなことは気にしません。

これで味噌シリーズは本当に終了です。
ごちそうさまでした。

食べ物のはなし 豚汁うどん

3月も中旬に入りましたが、まだまだ寒い日が続きます。
昨日なんて吹雪いてましたね。吹き飛ばされそうでした。
そう思っているといきなり暖かくなったりもします。
こんな日が続くと何を食べるべきか迷ってしまいます。

この日は円頓寺商店街を歩いていました。

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アーケードを改装するのでしょうか。
新しい円頓寺商店街が生まれるのでしょうか。期待したいです。

そんな円頓寺商店街を出たすぐ脇にある「めん処 みよし」に行ってきました。

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昔ながらのうどん屋さんです。出前の注文も多いようです。
僕が食べている最中も何度も出前のおじさんが帰ってきました。
地域に愛されているんですね。
「うん、うん、地元はこうでなくちゃ。」
と思わず声援を送りたくなりますが、声には出さず気持ちだけ伝えます。

「味噌煮込みうどんにしようかなあ。でも、はふはふ状態はちょっと熱いなあ。どうしよっかなあ~」
と優柔不断な僕は中々決めれません。
3月という季節が判断を鈍らせるのでしょうか。
卒業シーズンだから仕方がないのもしれません。

しかし、ちょうどいいメニューを見つけました。
「すいません、豚汁うどんをください」と気持ちを切り替え注文します。

豚汁うどん(820円)

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「なるほど、こうくるかあ~」といつものように呟きます。
ちなみに味噌煮込みうどんは850円です。
この30円の差は煮込むか煮込まないか、蓋があるかないかの差かもしれません。
その価格戦略を尋ねてみたいと思いましたが、冷たい視線が飛んできそうなので止めにしました。

味噌煮込みうどんほど熱いのはイヤだけど、味噌系のうどんが食べたい場合は最適なうどんです。
豚肉はもちろん人参、キャベツ、ネギ、大根と具だくさんです。
「ふ~、ほどよく体が温まったぞ・・・」と店を出ます。
ここはうどん屋さんですが、台湾らーめんやニラ玉らーめんという変わったメニューもあります。
やっぱり円頓寺はいいですね。

「あっ、そうだ、そろそろ味噌シリーズを終えて、円頓寺シリーズにしよう。」と思いつきました。
本当にそうなるかはわかりません。
ごちそうさまでした。

食べ物のはなし ロース味噌かつ定食

「食べ物のはなし」って偉そうにしてるくせに、なんにも触れてないじゃないか!!
と先週のブログを読んで、怒り心頭の方がいたようです。
テキトーに店選んで、テキトーに書いてるだろ!
とグルメブロガーからもお叱りを受けそうです。

否定はしませんが、そんなことはありません。
マジメにこのブログに取り組んでいるのです。
今日は真剣な姿を見てもらおうかと思います。

伏見にある「広小路キッチンマツヤ」に行ってきました。
名古屋では老舗的な洋食屋さんです。夜はお酒も飲めます。
一口餃子や塩トンテキも美味しいです。
幅広いメニューに顔がにっこりします。
「おっ、グルメなブログになってきたぞ」と書きながら、自分勝手に思います。

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珍しいウイスキーも飲めるようです。
「お~、なるほど、こうくるか」と定番のセリフが勝手に出てきます。
しかし、まだお昼です。
仕事の途中です。じっと我慢をしなければなりません。

ランチメニューを見ます。この日は火曜日。

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「なかなかいいじゃないか。これはお得だ。」と心が揺らぎます。
「でも、これだと味噌カツが小さいな。ネタとしては弱いな。」とまたまた心が揺らぎます。
「すいませ~ん、ロース味噌かつ定食ください!」とキッパリと決断し注文します。

ロース味噌かつ定食 ¥980

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写真ではハンバーグ定食に見えるかもしれません。
しっかりとしたロースカツです。

「ほらっ、どう?」と珍しくアップの写真も撮ってみます。

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まんべんなく味噌ダレがかかっているので、どこから食べても美味しいです。

「そうだ、この味。うぉん、うぉん、俺はまるで人間火力発電所だ。」と
なぜか最近はこの言葉が勝手に出て、はふはふと食べ続けます。
ご飯のお替りもできますが、味噌カツもボリュームがあるので十分です。
「ふ~っ、うまかった」と腹を2回叩きます。

ごちそうさまでした。
それらしいブログになりました(笑)。

食べ物のはなし 味噌かつ定食

母校に予定があり、名古屋駅から笹島方面に向かいました。
広小路通り角にはレジャックがあります。

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若い頃はよくここでも遊んでいたような気がしますが、最近はすっかりご無沙汰です。
少し前にニュースに出ていましたね。
今後どうなるか楽しみではあります。

ランチタイムもそろそろ終わる頃、通りかかったお店「飲み所喰い処きたの屋」にお邪魔しました。
昭和の雰囲気が漂う居酒屋です。
壁に掲げられたメニューを眺めます。

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居酒屋の定番メニューが並びます。イマドキの感じはありません。
強いていうなら「豚キムチ炒め」くらいでしょうか。
「夜は焼きおにぎりで〆るのもいいなあ~」とぼんやり考えたりもします。

店内には演歌が流れています。
ぬるくなった生ビールが似合いそうな感じです。
中年のサラリーマンが飲みながら、
「これが俺の仕事か?俺はいつもこんなことをやってる。」
とテーブルをドンドンと叩きます。
同僚が他のお客さんに謝りながら、酔った仲間をなだめます。
「これが俺の仕事だ~と言えるサラリーマンがどこにいる?大人になれ!」
そんなシーンが目に浮かびます。

それが許されそうな居酒屋です。
どうでもいい事を思い浮かべながらランチメニューを見ます。
もちろん手書きです。

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女将らしき女性が「とん汁定食と焼魚の塩サバは終わりました。」とキッパリと言います。
「うむ、イワシ竜田揚げ定食もいいなあ~。
入荷がない時があるということは冷凍ものではないんだあ~。
どれにしようかなあ~。」と迷います。

少し考えた後、大切なことを思い出しました。
「すいません、味噌かつ定食をください。」
お~、危なかったとおしぼりで汗をふきます。

味噌カツ定食(680円)

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「この値段でこのボリュームかあ。なかなかやるじゃないか。
味噌ダレもたっぷりかかっているぞ。」と食べ始めます。

食器がプラスチックなのは安っぽい気もしますが、この値段なら仕方ありません。
こういったお店はテレビがつけっぱなしです。
あまり興味は沸きませんでしたが、ぼんやりと眺めながら、
味噌ダレにかつをたっぷりと絡ませながら食べます。
午後からも頑張れそうな気がします。

夜にお邪魔する機会があるかどうかは分かりません。
サラリーマンの言い争いも見てみたいですが、巻き添えにあうのは勘弁してもらいたいです。
ごちそうさまでした。

食べ物のはなし 牛モツ味噌煮込みうどん(玉子入り)

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先日のブログで「七五八庵」の味噌煮込みうどんのことを書きました。
すると食べ物ブログの師匠からいきなり

お前には何も見えていない。

と厳しいメッセージが送られてきました。
あきらかに動揺し戸惑っていると畳み掛けるようにメールが送られてきます。

あなたは親父さんがどんな気持ちで牛モツ味噌煮込みうどん(玉子入り)を
考案したかまるでわかっていない。
あなたは牛モツ味噌煮込みうどん(玉子入り)を頼むべきだったんだ。
あなたが牛モツ味噌煮込みうどん(玉子入り)を「はふはふ」
とか言いながら食べた話を親父さんはどんなに読みたかった事だろう。
(この後も永遠に続く・・・)

そうか・・・。僕は何もわかっていなかったんだ・・・。
さすが師匠!
「食べ物のはなし」の本質を突いています。
出来の悪い弟子への愛のムチだと何度も何度も読み返し理解しました。
「感動」は感じたら行動するとよく言われます。
「反省」も同様に即行動に移さなければなりません。

早速、お店にお邪魔しました。
「牛モツ味噌煮込みうどんをください。釜炊きごはんとセットで!」と注文します。

親父さんの職人技を眺めます。
本当に僕のブログが読みたかったのかとその表情を窺いますが、よく分かりません。
僕と目が合うこともありません。
師匠の言葉は本当に正しかったのかと疑いかけましたが、それは失礼にあたります。
師匠、申し訳ありませんでした。

牛モツ味噌煮込みうどん(玉子入り)(1200円)

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ちょっと値段は高めです。ポスターの写真とも随分違う気がします。
しかし、師匠の気持ちを考えれば全く気になりません。
牛モツも予想した以上にたくさん入っています。

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「これはいいぞ~」
と食べ続けていきます。
「はふ、はふ、うぉん、うぉん、俺はまるで人間火力発電所だ。」
師匠の好きなセリフが思わず出てしまいました。
少しだけ近づくことができたのかもしれません。

前回のブログの影響かお店は満席です。
しかし、牛モツ味噌煮込みうどんを食べているお客さんは僕しかいません。
味噌煮込みうどんかカレーうどんしか頼んでいないのです。
ここのお客さん全員に師匠の言葉を聞いてもらいたい。
師匠の気持ちを分かってもらいたい。と痛烈に感じました。

ごちそうさまでした。
次回頼む時は日本酒も一緒がいいですね。