前向きに行こう!名大社社長ブログ

2021年05月の記事一覧:

傘寿のお祝い

母親の傘寿のお祝いをゴールデンウィーク最終日に行った。
気づけば母親も今年で80歳。
25歳の時に僕が生まれたのだから、とても計算はしやすい。

これまで古希や喜寿のお祝いもせず、ずっと親不孝でいた。
忙しさにかまけていたと捉えられても仕方がない。
これまでの反省の意味が込められているわけではないが、今年は兄弟が集まってのお祝い。

岐阜に住む弟が長良川沿いの名店「潜龍」さんを予約をしてくれた。
なんといっても80歳を迎える母親。
何かがあっても困る。
コロナ対策を十分とった上でのお祝いの会となった。

当日はあいにくの雨。
晴れていたのなら金華山にそびえる岐阜城も眺められただろう。

自慢の庭園も散策できたのかもしれない。

たまに親孝行するからそんな天気になったのかもしれない。
これも反省なのかな・・・。

久しぶりに3家族が集合。
全員での記念写真をアップしたいところだが、
叱られそうなので誰も興味を持ちそうにない男3人の写真をアップ。

素通りしてもらいましょう(笑)。

これでも僕は由緒正しき山田家の長男。
本来であれば実家に戻り、母親と一緒に住むことを求められる。
父親を4年前に亡くし、一人暮らしをする母親を安心させなければならないが、自分勝手をしている。
ちょくちょく顔は出すものの、その程度。

近くに住む弟に任せきり。
そして妹夫婦にも・・・。
ここは弟、妹に感謝。
口だけ達者でテキトーな挨拶しかできないが、花を持たせてくれることにも感謝。

大きな個室で間隔を開けて座っているので、全員での会話は難しい。
それでもその雰囲気だけで母親は満足だろう。
終始嬉しそうにしていた。

自慢のステーキも平らげていた。

会話として盛り上がるのは子供の頃の話。
それもどうでもいいくだらない内容。

僕ら兄弟は実家の五目御飯が嫌いだった。
今でも記憶にあるが、本当にマズかった。
そして大晦日に食べる年越しのおかずも。

名古屋で暮らし、そんな年越しのおかずは食べたことがない。
切り干し大根とか大の苦手だった。
今では五目御飯も切り干し大根も問題ないが、子供の頃は嫌で嫌で仕方なかった。
本当にマズかった。

母親を弁護すると、料理が下手なのではなく味付けの問題。
残すことは許されなかった。
祖母から厳しくされ、食卓から離れることはできなかった。
僕も弟も今となってはいい思い出。
そんなくだらない会話をしていた。

今は元気な母親だが、老いは感じる。
今度は米寿のお祝いだが、それとは関係なく少しでもみんなが集まり賑やかな場があればいい。
それが最高の親孝行なのかもしれない。
大学生の息子なんかはちゃっかり小遣いをもらっているわけだし。

コロナで心配した面はあったが、このような場を持ててよかった。
いつまでも元気でいてもらいたい。

映画「戦場のメリークリスマス 4K修復版」

初めて観たのが確か高校2年生の頃。
岐阜・柳ヶ瀬にある自由劇場か衆楽70mm劇場じゃなかっただろうか。
当時かなり話題で勢いだけで鑑賞。

初めて大島渚監督作品を体験し、難解さだけが印象に残ったとかすかな記憶。
一緒に観た友人は分かったふりだけしていたんだと思う。

それから5年後、僕が所属する映画研究会のイベントで大島監督をゲストとして招いた。
僕は渉外役として名古屋駅まで監督を出迎えに行った。
監督のカバンを持とうとして断固拒否された覚えがある。
なぜかそれだけは今でも鮮明に記憶している。

小難しい方だとは思うが、お忙しい中、参加頂けたことは今改めても感謝。
なぜ、あのイベントに来てくれたんだろう?
普通に考えればあり得ない話だと思うが・・・。

日本映画史の残る監督の一人だが、さほど作品は多くない。
それもヒット作は少ない。
「戦場のメリークリスマス」が一番のヒット作じゃないだろうか。

実際僕は大島監督の作品はほとんど観ていない。
全盛期は60年代、70年代なのでリアルな世代ではない。
過去の作品を調べてみても社会性が強く重厚な作品ばかり。
よほど体調を整えて臨まないと集中力も持たない。

そんな大島作品が今回、会社近くのミリオン座で公開された。
一本は本作。もう一本は「愛のコリーダ」。
「愛のコリーダ」も鑑賞済みなので、こちらも改めてブログで書きたい。

肝心な「戦場のメリークリスマス」とは関係のない話ばかり書いてしまった。
38年前の作品を記憶している方が稀。
自分の中で紐を繋ぐような感覚で2時間を費やした。

「4K修復版」のため画像は鮮明。
デビットボウイの美しさが際立つ。
坂本龍一が卒倒してしまうのもやむを得ない。

愛なのか友情なのか、極限状態の精神性なのか。
今でも僕の中でははっきりしない。
同性愛的な表現で片づけることは簡単だが、その表現は適切ではない。
戦闘シーンは一つもなく、いつも空は晴れている。

戦場として相応しくない。
それでも捕虜や日本兵の姿から戦争の悲惨さはイメージできる。
その中で坂本龍一とデビットボウイだけが異彩を放つ。
凛とした佇まいと華やかさが観る側の気持ちを揺らがせる。
日本よりも海外で評価が高いのはそんな点があるかもしれない。

作品の感想になっていない気もするが、まあ、リバイバル上映なのでこの程度でいい。
大島作品の評論は難しい。

次は「愛のコリーダ」。
こちらはもっと難しいかもね。

企業のためのインターンシップ実施マニュアル

インターシップを企画する人事担当者、採用担当者は常に手元に置いておくべき一冊。
それはインターンシップに慣れた企業もこれから検討する企業も同様。
書籍の帯に書かれている様に、プログラムの基本と運用の実際がわかる。
(そのまんまじゃないか・・・笑)

今後、インターンシップはどの企業においても当たり前な取り組み。
最近は採用目的が主流だが、本書に書かれているCSV的価値としても必要になるだろう。
現在の名大社のケースが理想的とは言わないが、
うちで実施するインターンシップは本書に書かれているモデルに近い。

採用ありきではなく学生を育てる、企業を知ることを目的に置いている。
それが重要だと考えている。
だからといって今が完璧かといえばそうではない。
また、細かな見直しも発生するだろう。

そんな時に本書を体系立てて活用することで
双方にとってよりメリットのあるインターンシップを実施できる。
それは名大社に限らず、これから真摯に向き合うすべての企業にいえること。
本書はプログラム作成シートや学生向けのワークシートも掲載されているので活用法も広がる。

採用目的のインターンシップを行う企業もまずは基本を押さえることは重要。
そのための教科書的存在ともいえるだろう。

就職情報会社の営業はインターンシップを勧めるが、本書に書かれているような提案はしない。
(多分ね・・・)
あくまでも手っ取り早い方法を推す。
(多分ね・・・)
ポジションとしては仕方ないが、それでは片手落ち。

うちの営業も両面から捉えられるといい。
企業と学生を振り子として例えた説明も参考にしながら・・・。

著者の一人である今永典秀さんは彼が学生時代、名大社のイベントを手伝ってくれた。
社会人になってからも接点があったが、気がつけば大学の准教授。
その活躍ぶりは目覚ましい。
昔は僕が偉そうにしていたが、これからは頭を下げ教えを乞わなければならない。
よろしくお願いします。

今永さんが多分、書いた「人生100年時代のインターンシップ」というコラム。
「インターンシップは学生のものという固定概念を壊して、
いくつになっても、どんな立場になっても、学び続けること」

確かにおしゃる通り。
僕も継続的な学びのためにインターシップに参加すべき。

とても参考になりました。
ありがとうございました。

映画「るろうに剣心 最終章 The Final」

簡単に言えば、バカな弟が復讐のために町や人をメチャクチャにしてしまう物語。

そんなことでブログをまとめてしまうと「るろうに剣心」ファンから袋叩きに合いそうなので、
映画の魅力をきちんと伝えておこう。
138分という長さを感じさせないスピード感と迫力だったし・・・。

第1作の公開は2012年。
すでに8年の時間が経過しているが、見事なほど出演者は変わっていない。
役どころもそうだが見た目や雰囲気も。
それだけでもこの作品に対する強い拘りを感じる。

僕が劇場で観たのは2014年公開の前作、前々作。
当時のブログ(るろうに剣心伝説の最期編)にも書いたが、あれが最終作と思っていた。
まんまと騙されたというか、僕の知識がなかっただけだが、
こんなスケールで本当の最終作が訪れるとは・・・。

本当の本当は6月公開の作品だが。
結構、ファンを引っ張りますね。
興行的にはいい作戦だと思うけど(笑)。

ストーリーとしては単純明快なので語る必要もない。
その分、子供から大人まで楽しめる。
特に殺陣のシーンというかアクションシーンはほれぼれする。
どうすればあんな巧みな殺陣を演出できるか不思議でならない。
カメラワーク、カット割り、編集はお見事というしかない。
ジャパニーズアクションで勝負するならこの手しかないと思わせるほど。

演じる役者もいい。
それは緋村剣心役の佐藤健は当然ながら、江口洋介や伊勢谷友介の殺陣も素晴らしい。
土屋太鳳ちゃんはもっとこんな役をやった方がいい。
刀裁きよりもむしろ立ち姿だけでオーラを感じさせる。
役者陣のこだわりが作品の魅力を後押しするしているのも間違いない。

それにしても剣心もバカな弟の雪代縁も強すぎる。
ゾンビのように現れる連中を全て倒してしまう。
どうVFX技術を駆使しているのか確認しようと探していたら、彼らのトレーニング映像が出てきた。
それにも驚かされる。

やはり映画は生身の人間がぶつかり合うから感動を呼ぶ。
単純明快な作品ほどそれを徹底しなければならない。
分かりやすさゆえの難しさを感じた。

う~ん、このシリーズはここで見納めかと思っていたが、
6月公開の「るろうに剣心 最終章 The Beginning」も観なきゃいけないじゃないか。
まんまと作戦に乗せられているようだ。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その178

今日はゴールデンウイーク最終日。
そして「こどもの日」です。
水曜恒例の食べ物のはなしも特別編でお送りしたいところですが、
明日から頑張るビジネスマンを第一優先にさせて頂きます。

そのため特別編ではなくいつもの伏見シリーズ。
ゴールデンウイークに貧相な食事しかしてないわけではありません。
そこは誤解して欲しくありません。
あくまでも全国30万人の働く読者のためなのです。
はい、ファンを大切にする人気食べ物ブロガーなのです。

向かったのは伏見通沿いのビルの地下にある飲食店街。
5店ほどが並びますが、残念ながら閉まっている店舗もあります。

その中で抜群の元気さを誇る「みそかつの店けんと」さんに行ってきました。
屋号にみそかつと付けるくらいですから名物はソースとんかつではなくみそかつなんでしょう。
余分な一行となりました。

ジ~っとメニューボードを眺めながら店内に入ります。
何の迷いもなく「すいません、日替わり弁当をお願いします!」と注文。
カウンターで料理人の手さばきを観察しながらしばらく待ちます。
さほど時間は掛からず運ばれてきました。

日替わり弁当 700円

この日はハンバーグステーキ、イカフリッター、唐揚げにこんぶ豆、ひとくち豆腐、ミックスサラダ。
ご飯もボリュームがあります。
明日から仕事を頑張るビジネスマンの笑顔が浮かんできます。

こちらはテーブルのあちこちに置いてある漬物も食べ放題。
これだけのおかずとご飯でお腹は十分に満たされます。

圧倒的な男性比率の店内でほぼ9割のお客さんが日替わり弁当を注文します。
残りの1割が若鶏の唐揚げ弁当と白身魚のフライ弁当。
人気食べ物ブロガーとして気になるのは看板メニューのみそかつ定食(1200円)。
周りを見渡しても誰も食べていません。

「店名を馬鹿にしてるのか、誰か頼めよ!」
心の中で叫びます。
次から次に入ってくるお客さんが注文するのも日替わり弁当。

「ふざけるな!いい加減にしろよ!」
怒り心頭で思わず声が出てしまいそうになりました。
それを気にすることなく、料理人は忙しくも楽しそうに働いています。

「いかん、いかん、ボクはただみそかつ定食の姿を見たかっただけなんだ・・・」
言い訳しながらも大人げない態度を反省します。

天からごもっともな声が届きます。
「キミが注文しなさい!」
まだまだ精神的には子供のようです。

ごちそうさまでした。
次回は奮発してみそかつ定食を注文します。

「BARレモンハート」に追いついた

僕が漫画「BARレモンハート」を読み始めたのが2018年1月。
なにがキッカケかは忘れたが、盟友サンコー櫻山社長からのおススメがあったから。

古谷三敏氏の人気シリーズのスタートは1985年。
35年前。
最新作が35巻なので、一年に一巻ずつ発行されたことになる。

僕は多い時は月に4巻ほど、
少ない時は2か月くらい空いた状態でダラダラと読み進めていた。
そして、ようやく先月末に最新刊35巻を読み終え、追いつくことができた。

酒好きの読者が多いのは頷けるし、ここでお酒の知識を得る人も沢山いるはず。
僕はほとんど忘れてしまっているけど(笑)。
このシリーズで描かれる人間関係もいい。
時にホロッし、時に笑いに包まれる。
あまり漫画を読まなかったオジサンが50代になり夢中になったレアなシリーズ。

登場するのはレモンハートのマスターとフリーライターの松ちゃん、
年中、トレンチコートにサングラスのメガネさんの3人。

この3人を中心に物語は進む。
レモンハートは基本的に現代を描いている。
読み始めた時は35年前の世界をエラク懐かしく感じていた。
当時は昭和だった。
平成に入り、次第に携帯電話が登場し、もちろんガラケーで、
それがいつの間にがスマホに移っていった。

変わらないのは3人の年齢。
いや、変わっているのか?
いや、変わっていないな・・・。
いつまでも松ちゃんは独身だし、
35年経過していれば仕事もリタイアしていてもおかしくはない。

身近に未だに女性を追いかける60歳過ぎの先輩Tさんの存在もあるが、
(すいません)
松ちゃんは年齢を重ねているとは思えない。

登場人物の年齢や背景は変わることなく、時代だけが変わっていく。
それがいい。
僕は連載中の雑誌を読んでいないが、今はマスクをしているのかな?

35巻には「土田酒造」という群馬の酒蔵を見学する場面がある。
ここに登場する星野元希さんという杜氏は実在する人物。
実際にかなり活躍されている方。

この漫画で描かれる世界はノンフィクション。
それを最新刊で初めて知った。
だからマスターのウンチクも説得力があるのか。

調べてみると古谷氏は御年84歳。
かなりのご高齢。
僕が小学生時代から知る漫画家だから当然年も取られる。

この「BARレモンハート」はいつまで連載されるのか。
最後はどんな終わり方なのか。
それも含め楽しみにしておきたい。

うむ、ちょっと残念、ランニング日記2104

ブログタイトルだけ見れば目標未達成と思われるかもしれない。
5か月連続で達成した目標が4月で途切れたと思われるかもしれない。
中にはその未達成を大喜びする人がいるかもしれない。

ところがそれも残念。
4月のランキング距離は102km。
なんと6ヶ月連続の目標達成。

パチパチ。
なかなかやるじゃないか。

じゃあ、何が残念だったというのか。
そこについては2つ。

論理的に説明しようじゃないか。
一つは予定していたぎふ清流ハーフマラソン。
ギリギリで中止になったのも残念だが、それは仕方のないこと。
僕の中で残念なのは別のこと。

この大会は中止になったが、大会当日、マラソン仲間と「勝手にぎふ清流ハーフマラソン」
と称して岐阜の高橋尚子ロードを走ることになった。
当日は同じようなランナーが多数おり、地元新聞の記者も取材にきていた。
僕らのスタートの模様は翌日の新聞にも掲載された。
僕もばっちり写ってましたね。

岐阜城が見える高橋尚子ロードは往復5.5km。
それを4周すればハーフマラソンを走ったことになる。

マラソン仲間でそれを目指し走ることにした。

この仲間は強者が多い。
月間200km以上ペースで走るメンバーもバリバリの高速ランナーも存在する。
そんなメンバーと一緒にスタート。

何とか後ろに付いていったが、徐々に遅れ始めた。
それでもまあまあのペース。
しかし、3周回ってしばらくしたところで足を攣った。
その距離、17km。
大会でもないため僕はここで止めてしまった。

ここでハーフを走ればこの時点で目標達成。
ちょうど100kmとなり自分の中では理想通りの走りだった。
だが、現実は甘くない。
先月までコンスタントに走ったとはいえ、休日は10kmがほとんど。
20kmを超える走りはしていない。

それが一つめ。
この段階で論理的な説明になっていない。
ただ17km走ったので目標まであと3km。
この日が4月25日。
残り3キロを5日間で解消すればいい。
はっきりいって楽勝。
ところがそんなに甘くない。

そして二つめ。
翌日、翌々日は筋肉痛で走れず。
3日目、4日目は予想外の雨。
最終的には4月30日の朝に間に合わせ、ギリギリの目標達成。

楽勝のつもりが今回もギリギリ。
いつ何時、問題が起きるのか分からない。
しっかりハーフを走っておけば問題なかったんだけど。

それにしても普段のチンタラRUNはテキパキRUNの仲間には到底叶わない。
もっと基礎体力をつけなければならない。
余裕のつもりだった岐阜でのマラソンも全然余裕がなかった。
厳しい現実を見せつけられた。
うむ。

では、この5月はどうするか。
もうそろそろ目標達成もいいかなと思いながら、頑張ったりして。
大会の予定がないので頑張る理由は難しいけどね。

自由になるための技術 リベラルアーツ

なぜか山口周比率が高い。
このブログだけでも、

ビジネスの未来
仮想空間シフト
ニュータイプの時代
世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?
劣化するオッサン社会の処方箋
を取り上げている。

オンラインの講演にも参加し、その考えにも刺激を受けた。
この分野では一番影響を受けている存在かもしれない。

本書は7名の見識者との対談本。
教養のない僕は出口治明氏と橋爪大三郎氏しか知らない。
映画「テルマエ・ロマエ」は観たけどね(汗)。

そんな人物がリベラルアーツとは何かを語るなんて、そもそも間違っている。
それを百も承知の上で本書を語るとしよう。
それはブログ読者のためというより自分のため。
「”自由”になるための”手段”」がリベラルアーツであることをより落とし込むために。

7人の見識者は国際政治学者、大学学長、社会学者、住職、経営学者、科学者、漫画家・文筆家。
ほとんどは大学で教鞭をとる先生。
ある意味、僕と同じではあるが、それは教鞭をとるという表面的な行為だけで根本的に何もかも違う。

何もかもって、なんだといわれれば、それはリベラルアーツ。
自由になるための技術を持ち合わせている。
それは専門分野に長けたオタクとは違う。
その専門分野から世界を見渡せるチカラと自分なりの解釈を持っておられる。
知識があるだけでは意味がないといわれているようなものだ。

その方々に対して山口氏は本質を突く質問や受け答えをする。
陳腐な対談にならないのは当然のこと。
一冊の教養本として出版されるのも当然のこと。
こういった類の書籍を読むたびに恐れおののいてしまうのだが、ここで立ち止まってはいけない。
そこに向かう姿勢も必要なのだ。
手遅れな面はなくはないが、今からでも教養を身に付けるべき努力をするだけ。

クリティカルシンキングを学ぶと「常識を疑う」態度を求められる。
考えを深める行為としてその必要性は感じるが、本書ではその先を行く。
「見送っていい常識」と「疑うべき常識」を見極める選球眼を持つべきだという。
その選球眼を与えてくれるのがリベラルアーツだと・・・。

う~ん、なるほどね。
生きているうちにその選球眼を身に付けることはできるだろうか。
そのためには少しでも旅に出て、「一次情報に触れる」機会を持たねば・・・。
出口氏はここでも「人・本・旅」と言ってるし。

「一次情報に触れるために1ヶ月ほど旅に出ます!」
と嫁さんに言ったらどんな反応をするだろうか。
軽蔑の眼差ししか返ってこないのかも・・・。

そこへの理解を促すためにもリベラルアーツは必要。
う~ん、どっちが先なんだ。
自由になるための手段はかなりハードルが高い。

それを心掛ける努力は怠らないようにしたい。
この休暇中も少しでもリベラルアーツを身に付けていきたい。
1ヶ月一人旅するためにも。