kimi1691

本来なら観るべき映画リストからは外していた作品。
周りの評判が、それも同世代の評判があまりにもいいために観ることにした。
僕は映画は基本的に一人で観る。
誰にも邪魔されることなく、自分の観たいタイミングで観る。
井之頭五郎さんの食事と同じ(笑)。

しかし、今回は珍しく嫁さんと一緒。
2人で映画を観たのは20年以上前のことだ。
それだけでも大事件。
でも、まあ、これは一緒でよかった。
ほとんどがカップルの観客。
僕の周りにも一人で観たオジサンが何人かいるが、確実に浮く。
もしくは怪しまれる(笑)。

また、この作品は娘も息子も既に観たという。
中三の息子はよくわからなかったというが、まだガキの証拠(笑)。
青いね。

ストーリーとしてはメチャ斬新というわけではない。
昔、どこかで観たことのあるような感じさえする。
有森也実のデビュー当時って、これに近い作品じゃなかったかな・・・。
大林作品のノスタルジックな雰囲気も持っていると思うし・・・。
僕がまだ10代から20代にかけての青春真っ只中の時代。
そんな頃は数多くの青春映画を観ていた。
胸が締め付けられることも度々。
今はすっかり心が汚れたせいか、胸が締め付けられるのは全く別のことでしかない。

そんな汚れたオジサンでもすっかり作品の中に溶け込み、青春していた。
ちょっとしたトキメキやラストシーンでも感動してみたり。
グッときてしまうシーンもあった。

正直なところ、あまりアニメには関心がないが、
自然を描く映像の美しさには感動した。
これまでの世界を超えているんじゃないかと。
僕が知らないだけかもしれないけど。

その自然が描かれているのが岐阜。
飛騨地区なので、僕の実家からは遠いが、それだけでも親近感が沸く。
岐阜弁は大方合っていたが、一部違和感を感じた。
飛騨地区と美濃地区では違うのかもと思いながら・・・。

声も良かった。
瀧クン役の神木隆之介君はほんと上手い。
声優が本業と思えてしまうほど、ハマっていたと思う。

最近、観る映画はどうも重い作品を選びがちだが、
たまには青春映画も観ないといけない。
どんどん歳ばかり取っていく。
つまらないオヤジになっていく。

常に恋愛感覚を持ち合わせる中年親父にならなきゃいけない。
アイドル映画には抵抗はあるが、
これからも作品を選びながら、青春を楽しんでいこう。

そう思わせてくれる映画だった。