移転をするととてもいいことがあります。
以前も写真をアップしましたが、たくさんのお祝いを頂きました。
それ以外にも嬉しいことが続きます。

伏見にオフィスを構える業界の先輩社長がご馳走してくれるのです。
食べ物ブロガーは何の遠慮もなしにホイホイと付いていくだけです。
この界隈のお店にも詳しいので、ありがたい限りです。

この日はオフィスから少し南に入ったヴィア白川に向かいました。
ホテルとオフィスが一体となった珍しいビルです。
その2階にある「ローズルーム名古屋」さんにお邪魔しました。

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お店の存在も初めて知りました。
なんとも豪華で、一人ではまず来ることはありません。
オープンの11:30前にはすでに何名かのおばさまたちが意気揚揚に並んでいました。

気が利く先輩は予約されています。
特等席はカウンターなのです。
「哲さん、ここはカウンターで食べるのがいいんですよ。」
カウンターで食べたいおばさまが並ぶ理由がよく分かりました。
どんどん期待が膨らんできます。

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もしかしてこれを食べさせてくれるのかな。
斜め45度に並ぶ食材を眺めます。
あからさまに「これを食べさせてくれるんですか?」
なんて失礼なことを先輩に聞くことはできません。
期待に胸を膨らませるだけです。

「ステーキの焼き加減はどうされますか?」
「レアで、やっぱりミディアムレアで・・」
と先輩は平然と答えます。
僕は「同じで・・・」と言いながら、心の中で叫びます。
「ヤッター、今日はステーキだぞ!!」
向かいのカウンターに座っているおばさまがどうやら僕のにやけた表情に気づいたようです。
怪訝な顔を一瞬見せましたが、おばさまも同じようににやけていました。

目の前の鉄板でシェフがクルクルと包丁のデカいのを
(なんて言うんだろう・・・)
回しながら、焼いてくれます。
「これはなかなかのなかなかだぞ・・・」
つい、今まで発した事のないような言葉が出てしまいます。

先輩とは健全にお互いの会社の話をします。
ワインを飲みたい衝動に駆られましたが、ここは健全な大人の振る舞いなのです。
次から次へと食事が提供されます。
全ての写真を上げると嫌味になってしまうので、ここは我慢して数点に絞ります。

ステーキコース 価格不明

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そして、いよいよステーキです。
これも目の前で焼かれます。

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肉の塊が
「もう私を好きにして~、どうにでもして~」
と悶えているようにも思えます。

見事な手さばきでカットされたステーキが出されました。

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「お~、これはいいぞ、なかなかのなかなかじゃないか。」
呟いていることはだんだん分からなくなってきます。
とっても美味しく頂くことができました。

お昼からこんなご馳走に巡り合えるとは感謝の一言に尽きます。
伏見に移転して本当によかった。
ごちそうさまでした。

次は誰がご馳走してくれるのでしょうか。
いやいや、そんなことは考えていません。
次はどんなお店と出会えるのでしょうか。