一昨日の金曜日は京都へ。
一年振りに経営品質実践塾に参加させてもらった。
今回は鬼澤塾長によるセミナーと元ラグビー日本代表キャプテンの林敏之氏の講演。
濃密な3時間を過ごさせて頂いた。

中部経営塾でもお馴染みの鬼澤さんは
「素晴らしき経営の実現を目指して」をテーマにワーク中心の講演。
いきなり今年の景気動向の不透明さを指摘され、事業計画の見直しを強調された。
次年度は今年以上の攻めの経営を考えていたので、のっけからビビらされてしまう(笑)。
外部環境を甘く見ていると落とし穴に落とされるかもしれない。
う~ん、こりゃ気をつけないと・・・。

僕は鬼澤氏の講演を伺うのは2度目。
今回の40名を超える参加者の中では全然少ない方で多くの方は何度も聞かれている。
切り口は異なるようだが、基本的に理解を求める内容は共通している。
そんな意味では振り返りの要素が強いともいえるが、
毎回、新たな気づきと学びはあるようだ。
僕も1回目のテーマはほとんど忘れており(スミマセン)、とても新鮮で多くの気づきを頂いた。

キーワードは「変化」。
この変化という言葉は僕も頻繁に会社で使っている。
自分にも社員にも常に変化を求めているのは事実。
しかし、言葉ばかりが先行し、行動が追いついていないことも認めなければならない。
今回は自戒を含め、自ら変化を起こす必要性を再認識した。

では、どうしていきべきなのか。
1.変化を知り、素早く対応する
2.変化を予測し準備する
3.変化を楽しむ
4.変化をリードする

結果的に変化に強い体質になり、それは必然的に会社も強くなっていくということ。
鬼澤氏は優しい語り口ながらも強く強調されていた。
そのためにはその風土を生み出す場作り(空気、雰囲気)も必要。
最後のスライドはこんな表現もされていた。

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仕事は厳しく大変でも
職場の雰囲気と人間関係は温かく
それは、あなたから

今、僕らが目指そうとする会社の方向性は決して間違っていない。
そのことは確信できた。あとは実践していくのみ。頑張らねば・・・。

そして、第2部は林敏之氏の講演「ラグビーに学ぶリーダーシップ~いま、感性は力」。

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ご自身のラグビー人生を通し学んだことを惜しむことなく披露頂いた。
人は理性も重要だが、感性も重要。頭で解決する問題も多いが、
実際はハートで解決したり、乗り越えたりすることがほとんど。

それはスポーツの世界だけでなくビジネスの世界も共通。
林氏の執念ともいうべきタックルが人生を変えたように一人ひとりにもそんな瞬間はあるはず。
大きい小さいはともかくそんな経験を積み重ねることで感性も磨かれる。
それが元代表のキャプテンの言葉として発せられれば説得力が増すのも当然と言える。
僕自身、ハッパをかけられているというよりは叱られている感じだったが、
背筋も自ずと伸びてきた。

一流のアスリートの直接の言葉は身に染みる。
きっと僕の努力は林氏からみれば努力に値しないのだと思う(苦笑)。

外部環境と内部環境、
理性と感性、
学びと実践、

常に意識し考え対話し行動せねばならない。
貴重な機会を頂き、ありがとうございました。