昨日、久しぶりにカンブリア宮殿を見た。
ゲストは幻冬舎社長 見城徹氏とサイバーエージェント社長 藤田晋氏。先週からの2週連続だが、前回は飲んだくれていたので見ていない。録画もしていない。
共著「憂鬱でなければ、仕事じゃない」も気にはなっているが、読んでいない。そんな状況だが、昨日は見た。インパクトは強烈であった。
この二人の経営者が取っている戦略は「極端」。
極端な戦略でなければ、オリジナリティは生まれず、同業他社との差別化は難しい。サイバーエージェントのように生み出す全てが新しいという業界であれば、その極端は必然になるのかもしれないが、幻冬舎のように出版社という保守的で歴史の長い業界だとその戦略はバクチ的な要素もあり、賭けに近い。
しかし、見城氏の圧倒的な存在感と人脈、そして自ら編み出すアイデアでもって、出版界としては異端な存在として君臨している。素人の僕が見ても、幻冬舎は尖がった出版社だし、見城氏は型破りな存在だ。
これまで多くの経営者がこのカンブリア宮殿に出演し、僕自身もその経営者としての考え方や取り組みを学ばせてもらったが、今回は切り札となるカードを出したように感じた。それだけ強烈で刺激的だったのだ。
「最悪をイメージし、最高も同時にイメージする。」
「スムーズに進んだ仕事は疑え。」
「常識の逆を行けば、チャンスがある。」
こんな言葉を耳にできただけでも、この番組を見た甲斐があった。
そして、最終的には「日々の圧倒的な努力」という。
彼らがくぐり抜けてきた修羅場に比べれば、僕の修羅場はそれに値しない。本当の修羅場ではないのだ。
本当の修羅場を乗り越えない限り、成長はできないのかもしれない。
番組終了後、素直にそう感じた。