京都にはこの8月にもお邪魔した。
それは16日、17日の夏季休暇期間。
目的は息子の下宿先から「五山送り火」を眺めること。

息子の京都の生活もあと半年。
大学1.2年次はコロナのため送り火も中止。
昨年は予定があり行けず。
今年が最後のチャンスのため、随分前から予定を組んた。

今年のお盆は台風7号が日本を襲い、大きな被害をもたらした。
15日には東海道新幹線も運休。
他の交通機関もほぼ運休状態。
送り火と重ならないことに安堵しながら、当日を迎えた。

とりあえず朝は何も問題なし。
自宅を出る頃、新幹線の大幅遅延のニュースを知る。
何とかなるだろうと名古屋駅に出向くも事態は悪化。

運休になり、名古屋駅は人がごった返していた。
矢場とんでみそカツとビールで作戦会議。

新幹線は諦め、在来線に切り替えた。
運よく特急しらさぎの運行時間のため飛び乗り、乗り継いで京都に入った。

計画は大きく狂ったが、無事に辿り着けただけでも大の字。
夕食まではプリンセスラインに乗って、京都国立博物館へ。

茶の湯の道具はじめ縄文時代から鎌倉・室町時代の展示物を鑑賞。
撮影はNGでお伝えできないがかなりの見応え。

夕食は息子が予約してくれた三条商店街の人気店。

こちらは食べ物ブログで紹介しよう。
その前に立ち寄った神泉苑も風情があった。

そして目的の「五山送り火」。
無事に開催された。
息子の下宿先からもバッチリ観ることができた。

これだけで当日のドタバタの苦労が解消。
同じようにマンションのベランダから眺める人が多かった。
いい思い出ができたし、高い家賃を負担してきた甲斐もあった(笑)。

近くのホテルに宿泊し、17日を迎えた。
ホテルのオーナー(?)によると、深夜2時にチェックインされたお客さんもみえた。
京都に深夜1時過ぎに到着し、観光も行けず送り火も見れなかったとのこと。
僕らは運が良かったと思うしかない。

京都新聞の一面には前日の出来事が・・・。

ホッとしながら読んでいたが、それでは終わらなかった。
新幹線の遅れは翌日も続いた。
時間変更を行おうとするも、なかなかアクセスできない。
(最初は20分待ち)

午後3時からのオンライン会議はお詫びして欠席。スミマセン・・・。
清明神社や白峯神宮を散歩しながら対策を練る。

京都駅で待機するか、別の方法をとるか。
9時過ぎの段階で運行状態は分からない。
じっとしていても仕方ないので、近鉄で帰ることを決めた。

大和八木駅まで出て、そこからアーバンライナーで名古屋に戻ることに。
そうなるとそのまま帰るのも勿体ない。
遅延も前向きに捉える。

せっかくなので橿原神宮に参拝に出掛けた。
初代天皇である神武天皇が祀られ、ここから日本が始まったという。

厳かな雰囲気に圧倒された。
奈良県に訪れる機会はそうそうない。
これもいい機会。

こうして2日目を終えた。
新幹線に振り回されたが、いかに普段便利な生活を送っているかを改めて理解。
1000年前でも100年前でも名古屋から京都まで2時間じゃ着けない。
歴史はすぐ目の前に存在するし。

少々疲れたが、有意義な時間を過ごさせてもらった。
夏の京都。
来年も愉しめるといいね。