先週より西川塾二期生会がスタートした。
西川塾とはユニーの創業者で元社長の西川俊男氏が塾主として僕らのような若手経営者に真の経営を伝える私塾。稲盛氏の盛和塾に近いのかもしれない。
西川塾主は御年86歳。普通であれば、とうに現役を引退され余生を楽しむ生活をされていると思うのだがそうではなく、ほとばしる情熱を我々に対して向けてくださる。
命を懸けて伝えるという西川塾主の言葉は本当に重い。毎回、ご本人から直接薫陶を受けるこんなありがたい機会はない。
元々、この西川塾は昨年の秋に行われた東海経営者フォーラムで知り、偶然知り合いの経営者が塾生だったため紹介してもらったのだ。
昨年末、塾主の面接を受け、今年1月からオブザーバーとして参加。この3ヶ月間でも薮中三十二元外務事務次官の講演など貴重な経験もできた。
この4月から晴れて正式な塾生となった。一応、誰からも拒否されなかったわけだ(笑)。塾生は2代目、3代目の経営者が多く、僕のような同族でもなく起業でもない経営者は稀有な存在。そのせいか塾主からも何かと声を掛けて頂け、逆に恐縮してしまう。とても嬉しいことだけど・・・。
研修テーマは「人生の三感王」「経営の三感王」。
月2回が公式行事となり例会と班会議に参加する。例会は塾主講義としての経営哲学(三感王)や時事問題を学ぶ。班会議は3つの班に分かれ、自らの会社の事業計画に基づく現在の状況を各方面の視点から議論しあう。
経験値、業種、規模、年齢もバラバラではあるが同じ志を持つ同志として議論を戦わすことができるのは幸せなこと。僕は初回から自分の班に出席できず、メイキャップすることになってしまうがこの活動も楽しみ。自分の無能力ぶりが露呈されてしまうことに危機感を持つが、多くのことを吸収したい。たまには自らも発信もして・・・(笑)。
第1回目の先週は総会と共に塾主講話。西川塾主の戦時中の経験から家業を引継ぎ、その後、起業し経営に関わる話までを伺った。
今も混沌とした時代ではあるが、戦時中はまさに生きるか死ぬかの時代。自分の親から戦時中の話を聞く機会はあるが、起業家の方から伺う機会はめったに訪れない。その当時、どんな気持ちでどんな考えで生き抜いたかを直接知ることができるのだ。それだけでも自分の大きな財産になる。
公式行事以外にも研修旅行やオープンセミナーも開催されるようだ。
今年は経営リテラシーを向上させるのが個人的な目標のひとつ。これまでのような見よう見まねの経営ではなく、真の経営者として実力を磨いていきたい。そのために時間を調整し、この西川塾で学んでいく。
もちろん一番大切なのは実践だけど・・・。