原作者はスティーブン・キング。
勝手に、もう亡くなられた方だと思い込んでいた。
僕が知る作品といえば「シャイニング」や「スタンド・バイ・ミー」。
かれこれ40年以上も前の作品。
ところが本作には、ネットやスマホが当たり前に登場する。
あれっ、現代を描いているのか……。
鑑賞後、不思議に思って調べてみれば、今もご健在だった。
ファンの皆様、大変申し訳ございません。
現在78歳。
随分と若い頃から活躍されている。
今頃知ってどうする、と自分にツッコミを入れたくなる(汗)。
本作はヒューマンミステリーと紹介されている。
だが、これは本当にミステリーなのだろうか。
個人的には、少し違和感がある。
そのまま、ヒューマンドラマではいけないのか。
確かに不可思議な展開はミステリーと呼べる。
しかし、一人の半生を綴ることをそこに位置づけるのは、少し違う気がする。
自分勝手な言い分だけど。
映画は第3章からスタート。
その第3章はブチッと切れたように終了し、第2章へと遡る。
次第にその流れを理解し、主役であるチャックの世界に引き込まれていく。
そうか、あの広告はそういう意味だったのか……。
でも、なぜあのような形で表示されるのか。
そこは結局、分からずじまい。
これくらいならネタバレではないだろう。
本作は自然災害と人災が次々と地球を襲い、世界は終わりを迎えつつあるという設定。
ネットもSNSも繋がらない。
テレビは映らず、突然の停電に見舞われる。
100年前の「当たり前」と、今の「当たり前」は違う。
100年前なら不自由でないことが、現代では致命的な不自由となる。
世界はいきなり消滅するのではない。
徐々に追い込まれ、終焉を迎える。
人間社会の終わり方とは、案外こういうものかもしれない。
静かに消えていくのも、悪くない。
そんなことも思ったり。
物語が遡るため、第1章のチャックは子供。
大人のダンスシーンも良かったが、子供時代が輝いていた。
子役の演技も素晴らしい。
これも後で知ったが、祖父役はマーク・ハミルだった。
全く気付かなかった。
「スター・ウォーズ」の公開時期に合わせたのか。
ただの偶然か。
謎が謎を呼ぶ映画だから、それもまた正解なのかもしれない。
僕はまだ、正解を掴めていないけど。


