暑い日が続きます。
ガッツリと食べたい気持ちにもなりますが、僕ももう51歳です。
決して若くはありません。
肉、肉、肉という選択ばかりは体が求めないようになってきました。

会社から栄方面に向かい住吉町に入ったところにある「冨士屋本店」さんに行ってきました。
伏見シリーズで扱うにはギリギリの場所かもしれません。
この落ち着いた佇まい。

20代、30代では魅力に感じないのかもしれません。
しかし、50歳を過ぎると体が自然と反応してくるのです。
吸い込まれるようにお店に入ります。

ランチメニューは魚ばかりです。
定番の鯖味噌定食から始まり、うな丼定食まで全6種類で、
唐揚げとかイカフライなんてものはありません。
焼くか煮るかの勝負なのです。

人気食べ物ブロガーは迷った末に焼魚定食の「かれいみりん」を選びました。
本当は「赤魚の醬油焼き」にしたかったのですが、
同席した伝説の日曜版ブロガーに先を越されました。
同じ品を頼んでもいいのですが、
ここは人気食べ物ブロガーとして違いを認識せねばならないのです。

しばらくするとそれぞれの定食は運ばれてきました。
焼魚定食(かれいみりん) 980円

これぞ日本の正しいザ・定食です。
小鉢があり、冷奴があり、煮物があり、ちょっとしたフルーツも添えられ、
大根おろしも可愛らしく置かれています。
白米にはしそふりかけもかけられ、名古屋人が好む赤味噌の味噌汁です。

かれいみりんもバランスよく姿勢正しく並べられています。
「お~、なかなか、やるじゃないか!」
自然と言葉が発せられます。

先週は馬鹿の一つ覚えのように「美味いっすね~」としか言っていなかったので、
久々のこの言葉の響きに体が震えます。
「おっ、いいぞ、この感じ。」と言って食べ続けます。
隣の伝説ブロガーの赤魚も迫力があり魅力的。
次回はこちらを注文することを心の中で誓いました。

食事を終え、ふとカウンターに並べられたプレートを眺めるとこんなことが・・・。

「おっ、プレモルが1杯80円、来月は知多ハイボールも1杯80円、
なかなか、やるじゃないか!」
こちらの冨士屋さんは今年で80周年。

名古屋でこれだけ続く居酒屋は他にどこがあるのでしょう。
大甚さんくらいでしょうか。
長年続くお店の歴史と1杯80円の出血大サービスに感動し、お店を出ました。

ごちそうさまでした。

絶対に夜、来るぞ~!!