今週は時間的余裕もできたことから2つのセミナーに参加した。
一つは株式会社マルワさん主催の
「創業130年!5代目継承社長が語る『長く続く経営継続、会社存続の極意とは?』」
もう一つがトーマツイノベーションさんの
「100年続く企業を目指して、中小企業のための長続きする会社の理念と戦略」

二つともタイトルが長い(笑)。
お気づきの方もあるいかもしれないが、先週、うちの会社が主催したセミナーにテーマが近い。
いや、ほとんど同じといってもいいかもしれない。
違うとすればファミリービジネスに限定しているかどうかくらい。
名大社の場合、それを前面に押し出していることが特徴にもなるわけだ。
今回の二つのセミナーはファミリー(創業家)やオーナー(株主)に関しては
ほとんど触れられないまま終了した。あまり関心ないのかな(笑)。

同じようなテーマでも主催者の考え方で打ち出すメッセージは大きく変わる。
どっちが正しいと言えることではない。
ただこの二つのセミナーは細かな内容は違えども、共通するテーマは同じ。
会社の理念(考え)と戦略がテーマの中心だった。
簡単に言ってしまえば、会社の文化や伝統、理念は変えるべきではない。
(厳密にいえば維持かな・・・)
顧客や商品、サービスは時代によって変えていくべき。
変えないものと変えるものをキチンと両立させることが企業を存続する上で大切になる。

愛知県唯一のファミリービジネスアドバイザーとしてはガッテン承知の話だが(笑)、
いろんなケースもあり、表現するテクニックも異なるため、学べる場は学ばなければならない。
当然のことだが、100年前と同じことをやっていたら会社なんて存続するわけがない。
これは誰にも理解できること。

では、5年、10年はどうだろうか。
10年はともかく5年の間にはほとんどサービスが変わらないことも多い。
名大社の場合もそう。少しずつ変化はしているが大きくは変わっていない。
この少しずつの変化が20年経過すると全く違うものになっていることは考えられるが、
それは意識しないとできない。
常に変化を意識する必要があるわけだ。

老舗の虎屋さんにしても両口屋是清さんにしても同じ和菓子でも発売当初とは全然違うはずだ。
(あくまでも推測ですが・・・)。
顧客の視点に常に合わせているはず。
そうでなければ何百年も続くはずもないない。

僕がファミリービジネスアドバイザーとして相談に乗る場合も同じことを言うだろうし・・・。
基本は一緒。

そこを確認することができただけでもセミナーに参加したことは価値があるのかもしれない。
自社の繁栄のためにも、または顧客のサポートのためにも学ぶことはまだまだ多い。
やるべきことをやっていくしかないですね。

今週の仕事は今日で終わり。
さて、どうしていくかな・・・。