seto1681

どんな映画がさっぱりわからないまま観に行った。
知っていることといえば、監督が大森南朋のお兄ちゃんというくらい。
このタイトルもどこにイントネーションを合わせればいいか分からなかったし、
何の意味を示すかも知らなかった。
「セトウ ツミ」「セトウツ ミ」なんて悩んでみたり・・・。

映画館で流れるアナウンスでその発音を聞き、
窓口で「セトウツミ、お願いします。」を平坦な言葉で購入した。
タイトルの意味は映画のポスターを観てようやく理解できたが、至って単純。
深く考えるまでもなかった。

まったく動機のない中で映画を観るのも面白いものだ。
この作品、75分ととても短い。
登場人物もこの主役の二人とあと数人程度。

同じタイミングで上映されている「インデペンデンス・デイ/リサージェンス」は
製作費だけで何百億円もかかっているだろう。
そんな映画と同じ料金で観るのはいかがなものかと思われるが、
もしかしたらこっちの方が贅沢かも・・・(笑)。
なんて、この小粒な映画を認めてしまいたくなるような作品だった。

僕は大学時代に映画研究会で8mm映画を作っていた。
他の大学の仲間はもっと真剣に映画を作っていた。
いわゆる自主映画ってヤツだ。
この作品を観ながら、その当時のことを思い出した。
そんな雰囲気を醸し出している映画だった。

だからこそ、より興味深く観れたのかもしれない。
適度に楽しく、適度に笑い、シアワセな気分になれたのかもしれない。
この映画を観たところで、深く考えさせられたり、人としての生き方を学べるわけではない。
脱力感いっぱいの高校生を観たところで何の学びにもならない。

しかし、今年観た映画の中ではベスト5(今のところ)に入る作品じゃないかな・・・。
また、この主役二人が魅力的だ。
池松壮亮くんは将来日本の映画界を背負っていくような気がするし(大袈裟か・・・笑)、
菅田将暉くんの味のある表現力はタダ者ではない。
池内くんの前作「海よりもまだ深く」も良かったし、
菅田くんの軽薄な「そこのみにて光輝く」も良かった。
彼ら二人がダラダラと高校生を演じるのもきっと深い意味があるのだろう。
それは違うか・・・。

続編が出来たら、また観てしまうかも。
きっとブツブツ言いながら、観てしまうんだろうなあ~。