これからも前向きに 名大社会長ブログ

カテゴリ「名古屋を知る 街を歩く」の記事一覧:

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その38

円頓寺商店街中央をほんの少し北に入ったところに
店を構える「ぽろ」さんに行ってきました。

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こちらはおばんざいがメインの飲み屋さんで日本酒が多数揃っています。
全国あちこちの日本酒を飲むことができます。
酔っ払って飲みに行くと本当に酔っ払います。
一体何を言っているのでしょうか。
当たり前なことです。
二軒目、三軒目に行く場合は気をつけましょう~(笑)。

ランチタイムにお邪魔しました。
仕事中でもビールぐらいであれば屁の河童。
全然問題ありません。
しかし、日本酒の場合はそうはいきません。
コップ一杯くらいであれば問題ないでしょうが、きっとそれでは終わりません。
二杯、三杯と進み、気づいた時には仕事がどうでもいい状態になっていると考えられます。
そんな社長は失格です。

気持ちを抑えながら、
「日替わりランチをください。飲み物は要りません!」
キッパリと聞かれてもいないのに答えます。
経営者はいつも重要な場面で決断を求められます。
常にキッパリといかねばなりません。

店内を見渡すと一升瓶とかき氷製造マシーンが並んでいます。

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こちらは年中、かき氷を提供してくれるようです(多分・・・)。
真冬にも食べたい方はどうぞ!

日替わりランチ 880円

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メインが2種類とおばんざいもセットのため、写真に納まりません。
こちらはご飯のお替りが自由です。
20代であれば三杯くらいは食べていましたが、もう間もなく50代を迎えます。
もう若くはないのです。
お替りなんてする気にもなれません。

こちらは一品一品、手間をかけ優しく作られています。
ご飯も味噌汁も出し巻きも美味しいです。
気づいた時にはお替りを頼んでいました。
頑張ればもう一杯くらいはいけそうです。
ろくでもない50代を迎えそうな予感がします(笑)。

天井からこんなものがぶら下がっています。

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「いるんだよな、そんな奴。勘弁してほしいよ。まるでSさんだな。ハハハッ」
と一人でウケていると背後から声が聞こえてきました。
「それはオマエだろ。笑ってる場合か!」
振り返ると誰もいませんでした。
少しだけ背中に寒さを覚えました。
気をつけなければいけないのは僕の方でしょうか・・・。

ごちそうさまでした。
酔っ払いには気をつけたいものですね(笑)。

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その37

春です。どんよりした天気ですが、いい季節です。
円頓寺本町に隣接する小学校でも桜が咲いています。

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近くによるとこんな感じです。
プライムセントラルタワーがバックに写ります。

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大好評の「円頓寺シリーズ」も気が付けば一年を過ぎることになりました。
ネタ切れで連載の危機が訪れたり、
文体が彷徨ったりといくつかの苦難を経験しましたが、
なんとか乗り越えて今日まで来ました。
これも食べ物ブログを愛してくれる全国30万人の読者のおかげです。
改めて感謝申し上げます。

今回は円頓寺本町の南側に店を構える「創作和食さかきばら」さんに行ってきました。

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桜を眺めながらブラブラするうちに辿り着いたのです。
以前は安く魚を提供する居酒屋でしたが、
雰囲気が180度異なるお店に変わりました。
魚というキーワードは同じなようです。

「日替わりにするか、天重にするか、穴子にするか、どうしよかな?」
とランチメニューを見ながら悩みます。
日替わりランチは1200円もするので止めにしました。
人気食べ物ブロガーのランチは1000円までと暗黙の了解があるようです。
「すいませ~ん、あなごの玉子丼をください。」と注文します。

あなごの玉子丼 1000円

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いつも丼物を注文する時は、カツ丼!親子丼!うな丼!
となんとも豪快な感じがします。
丼=オトコの食べ物、そんな図式がピッタリです。
しかし、あなごの玉子丼は違います。
優しさとやわらかさと上品さを感じるのです。
「そうか~、この感じか~、腹が減っていない時にしっとりするにはいいかもな~。」
と美味しく頂きながらも、男らしさに頼りなさを感じます。
穴子も小さく切り刻まれてます。
豪快にかぶりつくことはできません。

「まあ、4月だし、たまにはいいのかも・・・」
と意味不明なことも呟いてみます。
もう一度、メニューを見直します。
天丼には海老、穴子、季節の野菜三種と書かれています。
頭に浮かべると豪快なイメージです。
「こっちにすればよかったかな。はっきり言って腹ペコだし・・・。」
人気食べ物ブロガーらしくないひ弱さをさらけ出してしまいました。

まだまだ修行は続くようです。
ごちそうさまでした。
円頓寺シリーズの2年目もどうぞよろしくお願いします。
いつまで続くかは分かりませんが・・・。

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その36

まだまだ円頓寺シリーズは続きます。
かなり限界に近づいてきましたが、まだまだ頑張るのです。
今年度も無事に終了した記念で、今回は特別超豪華バージョンです。

四間道にある「鹿部戸(かぶと)」さんに行ってきました。

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この界隈は最近、オープンするお店が増えています。
古民家を改装し、情緒的な雰囲気を醸し出しながらもお洒落で優雅です。

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こちらのお店は完全予約制です。
「あの~、予約したいんですけど、いいですか?」
なんて、電話したりします。

この日は先日結婚した元社員のお祝いで新婚夫婦と一緒に食事をしたのです。
4000円飲み放題の居酒屋では失望されます。
こういう時は見栄を張って、
「うん、うん、こういう落ち着いた感じがいいんだよね~」と喋りながらワイングラスを傾けます。
もちろん個室です。

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コースでジャンジャン出てきます。
え~と、確か白子だったかな。

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え~と、これ何だっけ?
器はとてもこだわっています。

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土瓶蒸しです。重厚感があります。
松茸ではありませんが、美味しいです。

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海老にウニが乗っています。おっ、どうだ!ドンドン!!
表現が明らかにチープです。

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おっ、あわび・・・。なかなかやるじゃないか・・・。

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いつの間にか白ワインから赤ワインに変わっています。
これはなんて言えばいいのかな。

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ステーキとは呼ばないだろうし。お肉です。
アップにしてみます。

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やっぱりステーキか・・・。
〆の食事は鯛茶漬け。

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「テツさん、これは何料理ですか?」
新婚夫妻は聞いてきます。
「そうだなあ~、フレンチと懐石とほどよく掛け合わせた感じだよね。」
と少し気取りながら答えます。

ホームページにはフランス料理と懐石料理の融合としっかり書かれています。
事前チェックは重要です。
個室がメインなので、大切な場でも使えそうです。
値段はHPか食べログでご確認ください(笑)。

幸せそうな笑顔が見れて良かったです。
しっかりやりたまえ。

ごちそうさまでした。

食べ物のはなし 番外編 ラーメン味玉もやし増

それでも、私は迷っていた。
前回の食べ物ブログで食べ物ブロガーとしての果たすべき役割を再認識したはずだった。
それについては何の迷いもない。
実直に伝え続けることが私に課せられた最大の使命であることを・・・。

迷っているのは、やはりこの文体である。
新たなスタイルでこれまでになかった高尚な読者を獲得してきたのは事実。
一方で、これまで私を支持してくれたファンが不満を漏らす機会も増えてきた。
実際にクレームに近いコメントを頂くこともあった。
どっちの方向が正しいのか、私は迷っていたのだ。

人は変わらなければならない。
企業であれ人であれ、ある時期を境に次のステップというべきか、
別のベクトルというべきか、進むべき時が訪れるもの。
結果、失敗するケースも多く、私はそんな場面をいくつも見てきた。

この日も歩きながら、この先どうすべきか考えていた。
気づいた時には柳橋中央市場に辿りついていた。
市場内にある一軒のラーメン店「大河」。

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市場はほとんど店じまいし、一部の飲食店が開いているのみ。
一般の方には馴染みがないといえるだろう。

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自然と私の足はそちらに向かった。
深い悩みを抱えようと嗅覚のままに体が反応していた。

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「すみません、ラーメンと味玉、そして、もやし増でお願いします。」
無料のものはつい頼んでしまう。いくら深い悩みがあろうとも・・・。

「おまちどうさま」
市場らしい恰好をした店主が元気よくラーメンを運んでくれた。

ラーメン+味玉+もやし増 750円

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「お~、この山盛りの感じ、なかなか、いいじゃないか!」
思わず言葉に出てしまった。
それは以前の私ではない。
今の私である。
いや、そんな表現は相応しくない。

僕は勢いよくラーメンを食べ始めました。
市場を吹き抜けていく風が一層、ラーメンを美味しくさせます。
「いいぞ、いいぞ、こんなラーメンが食べたかったんだ。」
途中からテーブルに置いてある辛味を投入します。
もやしとラーメンと絡み合って、違う味を楽しむことができます。
冷たい風が逆に心地よく感じます。
気づいた時には以前の僕に戻っていました。

「なんだ、なんだ、やっぱりこっちが正解なんじゃないか。ハハハッ・・・」
自然と笑いがこぼれてきます。
隣のお客さんが不思議そうな、ちょっと軽蔑した眼差しで僕を見つめます。

「ほっといてくれよ。」
僕は心の中で呟きました。
どうやら迷いは消えたようです。

ごちそうさまでした。
来週からも頑張ります。

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その35

私は調子に乗っていたのだと思う。
人気食べ物ブロガーとおだてられ、
「山田さん、私の店も書いてください」等と言われ、明らかに調子に乗っていたと思う。

私のスタイルは名前を明かさず、存在を隠し、店をルポするもの。
ありのままの事実を誰にも干渉されず書くことを大切にしてきた。
それが私の数少ないこだわりと言っていいだろう。
しかし、脚光を浴びるうちに自らを見失っていたのも否定できない。
間違いなく私は驕っていた。
そんな態度が知らず知らずのうちに伝わっていたのだろう。

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こともあろうに私のルポの姿を読者の一人に撮られてしまったのだ。
眼鏡を外し、服装も変え、誰にも気づかれないはずなのに・・・。
だが、私の驕った態度が読者に見抜かれ、偶然ではあるがその姿を撮られてしまった。

私は動揺していた。
それは隠し撮りされた事実ではなく、私自身の現状の浅はかな振る舞いに動揺していた。
わずかな時間であったが、私は食べ物ブロガーとしての立場を捨て、以前の姿に戻ろうかと迷った。
しかし、それは今の自分だけでなく、これまで積み上げてきた私自身を否定することを意味する。
その勇気はまだ持ち合わせていなかった。

もう一度、自分を取り戻すために円頓寺にある隠し撮りされた系列店にお邪魔した。
1か月前にオープンしたばかりの「えんそば 円頓寺店」。

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新店特有の爽やかな空気が幾分、私の気持ちを楽にさせた。
もう一度原点に戻ろう。
私は強い意思を抱え、注文した。

中かけそば(冷) 490円

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値段の割にはコシの強い蕎麦が私に元気を与えてくれた。
「もっと、真っすぐ生きろ。」と蕎麦が語りかけてくれるように感じた。
短い時間で私はころそばを平らげた。
多分、自分に向き合う行為をしていたのだと思う。

私は円頓寺にある系列店にお邪魔したおかげで自分を取り戻すことができたようだ。
感謝をしなければならない。
「この値段では申し訳ないな。」

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私は棚を眺めながら、ここに並んでいる酒なら感謝に値するだろうと考えた。
いつか恩返しすることを誓い、私は店を去った。

食べ物のはなし 番外編 塩台湾ラーメン

私が暮らす名古屋市郊外から車で5分くらいの閑静な住宅街。
閑静というにはいささか語弊があるかもしれないが、懐かしさとのどかさを感じる場所。

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とても商売に向いている環境ではない。
人通りはほとんどなく、地元住民以外の方はまず通ることはない。

そこに1軒のラーメン店がある。
飲食業を商いとする場合、店舗に相応しい立地条件であるかを判断材料にすることは当然のこと。
交通量の多さ、駐車場への入りやすさなど、どんな立地かが出店する際に重要になるはず。
それが飲食業における常識。
このラーメン店はそんな常識に逆らうかのような店構えである。

人との出会いは偶然性である。
食べ物の出会いも偶然性であるといっていい。
私がこれまでルポしてきた店もたまたま通りかかったという偶然性に負うことが多かった。
しかし、このラーメン店に偶然性は当てはまらない。
明確な目的を持っていなければ発見することすら叶わない。
意図的な行動でしか出会うことができないのだ。

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そのラーメン店は「たご」。
名古屋のラーメン通では言わずと知れた存在。
私は必然性で持ってこの店を利用したことになるのだろうか。

席数はカウンターのみのわずか8席。
店主に効率性を感じることはない。
まるで懐石料理を作るかのように丁寧にラーメンを作る。
恐ろしいほどのこだわりを感じる。
とても商売っ気があるとは思えない。
一途な想いがラーメンを一つの芸術品のように仕上げていく。

私は時間を気にすることなく、その風景を眺める。
このラーメン店に訪れ、私のこだわりは一体何であろうか。
自分に問うてみる。
何故か私はこのラーメン店にお邪魔すると同じものを頼んでしまう。
他にいくつも自慢の品があることを知っていながら・・・。

塩台湾ラーメン 830円

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この写真は以前撮影したもの。
当時若かった私は店主を気にすることなく写真を撮ることが出来た。
そして、
「いいぞ、いいぞ、この感じ。こんなラーメンが食べたかったんだ!なかなか、やるじゃないか。」

そんなセリフをほざいただろう。以前の私なら考えられる軽はずみな言葉。
しかし、ブログの文体が変わった今、
そんな態度は真摯な店主に対して失礼だと感じてしまうのだ。
変わらないのはこの透き通ったラーメンと店主のこだわり。

「大将、今日も美味かったよ。」
感謝を込めて、水の入ったグラスを乾杯するかのように持ち上げた。
店主はかすかに頷いたように見えた。
私はそっとグラスをテーブルに置き、店を後にした。

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その34

私はいつものように円頓寺を歩いていた。
ぼんやりと考え事をしながら歩いていた。

「思いのほか、先週、先々週の食べ物ブログは好評だ。
これは師匠に対しての裏切り行為に当たらないか・・・」

そんなことを考えていたのだ。
私の食べ物ブログは師匠の文体を真似て、また「孤独のグルメ」を参考に作られたもの。
守破離と言えば聞こえはいいが、実際は大した修業をしていない身として正しいあり方ではない。
しかし、今は新しい可能性を求め挑戦していく段階と自分に言い聞かせている。

珍しく工事中の円頓寺商店街も何かの因果だろうか。

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そんなことを考えるうちに目的地であるお店に辿りついた。
目にしたのは「臨時休業」という貼り紙。
一つの目的を失った。
一方で新たな挑戦がある。
生きていくことはそんなことの繰り返しかもしれない。

気持ちを切り替え、私は円頓寺本町に向かった。
そして昭和の香りのする喫茶店「散歩」に入った。

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スタバやコメダが台頭する中、昔ながらの喫茶店が減少傾向にあるのは間違いない。
後継者不足を含め様々な問題を抱えているだろうが、
店を切り盛りする店主はそんな雰囲気を微塵も感じさせない。
それが私に少しばかりの勇気を与えてくれた。

焼うどん定食 650円

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いかにも昭和を感じさせる。
その頑固ともいえるスタイルに涙が出そうになった。
その姿勢を噛みしめながら私は食べ始めた。

「焼うどんが600円で焼うどん定食は650円。50円でご飯とみそ汁が付くわけだな。
これはみそ汁じゃないぞ。豚汁じゃないか。お~、なかなかやるじゃないか。」

以前の私ならきっとこんなことを呟いていたはずだ。
たかだか3週間前の話だが、遠い過去のようだ。
時折、以前の私が垣間見えそうな瞬間はあるが、あえて自分に厳しくし、以前の私を消し去る。
これも生きていくための試練と捉えるべきなのだろう。

理解者を増やす行為は賛同者が離脱する行為。
食べ物ブログという小さな枠組みの中でも与える影響は少なくはない。
私は常にそんなことを意識しながら、今日も円頓寺を歩いていく。

食べ物のはなし 番外編 情熱まぜそば

かつて名大社は栄の中日ビルにオフィスを構えていた。
その南東にあるのが栄ウォーク街。
以前は女子大小路と呼ばれ、錦に勝るとも劣らない繁華街であった。
現在も栄ウォーク街という名称より女子大小路と呼んだ方が馴染み深いようだ。

中日ビルに勤務していた頃、頻繁に女子大小路に足を運び、酒を酌み交わした。
今となっては懐かしい時代。
オフィスを移転してから、ここで飲むことは極端に減った。
どうだろうか。
一年に1回あるかどうかと言っていいだろう。

ランチタイムもこの周辺をよく利用した。
30代後半は営業と企画部門を兼務しており、このあたりでよく昼食を取った。
かなり忙しい時期だったこともあり、せいぜい15~20分程度で済ませ、会社に戻ってくる日も多かった。
ハードワークを自ら実践していた時代。
今の私を作り上げてきた。
環境や立場は変われども、この事実を忘れてはいけない。

ふと感傷的になり、久しぶりに女子大小路に足を運んでみた。
世界の山ちゃん。

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ここも後輩や学生を連れてよくお邪魔した。
3000円も出せば、十分満足することができた。
私たちの憩いの場であった。

その1階にあるのが系列のラーメン店「やどかり屋」。

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ここでそそくさとラーメンを平らげ、会社に戻った日々もそれほど昔ではない。
しかし、記憶とは曖昧なものだ。何を食べていたか思い出すことが出来ない。

自販機の前に立ち何を注文しようか迷う。
その当時の感情が徐々に蘇ってきた。
それには瓶ビールが似合うのかもしれない。
いくつかの品のチケットを購入し、カウンターに座る。

ビールを飲みながら、若かった頃を思い出す。
今よりも尖っていたか。そうはいっても組織に迎合していたか。
複雑な思いが頭の中を遮ってくる。

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ビールも哀愁を帯びているように思える。

情熱まぜそば 810円

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当時、このメニューはなかった。
「世界の山ちゃん」は変わらない。このラーメン店も変わらない。
しかし、時代と共に求められるものは変化していく。
それに対応できるものだけが生き残っていく。
どんな分野でも同じことがいえるはずだ。

私たちもこの街も変わることと変わらないこと。
この情熱まぜそばが私に教えてくれたようだ。

今日の食べ物ブログはいつも違うと思うのは気のせいだろうか・・・。

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その33

大好評の円頓寺シリーズも新たな展開になってきそうな予感です。
美しい女性と「四間道レストランMATSUURA」さんに行ってきました。

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話題のフレンチです。
お店に入る庭もこんな感じです。

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「おっ、なかなかやるじゃないか、人気食べ物ブロガーも立派になったもんだ。」
という声が聞こえてきそうです。
「こんにちは、予約した山田です。」
と普段の円頓寺シリーズと入り方も全く違います。
「山田さま、お待ちしておりました。こちらへどうぞ。」
と案内してもらいます。もちろんコースです。
いつもの定食や丼とはか~な~り違うのです。

「本日のコースは××の○○で△△になります。」
と難しいことを言われましたが、よく分からなかったので聞き流します。

ランチ 2800円
「お~、なかなかやるじゃないか・・・。」
再び声が聞こえてきそうです。

蕪のスープ

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美しい人を隠し撮り

ポトフのテリーヌ

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こちらのお店はテリーヌが名物です。
僕は全然わかりませんが、世の女性は喜ぶのでしょう。
え~っと、詳しい説明がありましたが覚えていません・・・。

オーストラリア産子羊のロティ

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久しびりに子羊を頂きます。
肉は引き締まっていますが、ほどよい柔らかさです。

その他にデザートもありましたが、
自慢しているように思われるので、写真は止めにします(笑)。

コーヒーとお茶菓子

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こんな砂糖の並び方は初めて見ました。
右上のS字っぽい皿です(皿とは言わんな・・・)。
バケットについているバターとなんちゃらのソース?クリーム?もとても美味しいです。

たまにはこんな優雅なお昼の過ごし方もいいものです。
ワインを飲みたくなりましたが、行動が怪しくなる恐れがあったため控えました。
品が問われるのです。

円頓寺の四間道にはこんなお洒落なレストランも存在します。
平日にもかかわらず結構な混み具合でした。
接客を含め人気がある理由はよく分かりました。

円頓寺シリーズの新展開はいかがだったでしょうか?
次回があるかどうかは未定です。

ごちそうさまでした。

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その32

円頓寺シリーズはいつまで続ければいいのでしょうか?
ここ最近、この悩みで毎日悶絶しそうな日々を過ごしています。
仕事が手に着かない状態に陥っています。
これを自分の首を絞める行為というのでしょうか。
会社の業績が落ちたらこのブログのせいだと思ってください。

それでも「継続は力なり」と信じて、シリーズを続けます。
円頓寺商店街にある「那古野そば」さんに行ってきました。

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半年前くらいはカフェでしたが、いつの間にかお店が変わっていました。
オーナーさんが一緒かどうかはわかりません・・・。

ここはお店の入り口に野菜が並べられ、野菜を購入することもできます。

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地域に愛される努力は常に必要です。メニューを眺めます。

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「さて、ランチはどうするかな?」
ざるそばもぶっかけも気になりますが、最近は寒くて仕方ありません。
先週のように熱燗でも飲んでいればざるそばもいいですが、平日はそんなわけもいきません。

「まず、そばはかけ。あと丼は何にするかだな?」
天丼では芸がない気がする、どて丼という気分ではない、
となるとしらす丼か、鶏そぼろ丼か、真剣に悩みます。
こういう時は前日何を食べたかを思い出します。

「昨日は確か・・・。そうか、そうだった!」
「すいません、かけそばと鶏そぼろ丼でお願いします。」
「そばは大盛に無料でできますがどうしますか?」
「もちろん大盛りで!」
と本能的に大盛を注文してしまいましたが、5秒後に後悔の念が自分を取り巻きます。
「しまった、だったら丼は要らないじゃないか・・・。
ダメだ、ダメだ。今年に入ってかなり太ったぞ。」
今更、大盛を止める勇気はありません。
大盛を頼んで残すような失礼なことはできません。

「オレはなんて弱い人間なんだ・・・。」
人気食べ物ブロガーの威厳はすっかり消え失せています。
「おまちどうさま!」

かけそば+鶏そぼろ丼 850円

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そばも丼も至ってシンプルですが、くどくないのですいすい食べることができます。
食べているうちに「大盛なんて楽勝じゃん。」
とすっかり後悔したことを忘れています。
この愚かさが直らない限り、痩せることはできないはずです。
「よしっ、夏はぶっかけ大盛としらす丼だな。」
と気持ちも切り替わっています。

最近、円頓寺界隈に蕎麦屋さんが増えているような気がします。
今改装中の居ぬき店舗も蕎麦屋さんが入るようです。
円頓寺商店街が蕎麦屋激戦区になる日も近いと思われます。
どこのお店も健闘することを祈っています。

変な終わり方になってしまいました。
悩みが尽きることはなさそうです。
ごちそうさまでした。