全国でも初の試みである証券取引所とのコラボイベント「名証上場企業就職フェア」が無事終了。
昨日、一昨日の2日間、約3000名の学生さんに参加頂き、盛況のうちに終えることができた。ご協力頂いた全ての方に感謝!
僕に届いてくる声を聞く限り、出展頂いた企業も参加した学生も結構満足頂いた様子で、2日間の結果だけをみれば、成功したイベントと胸を張ってもいいだろう。
また、全国初という話題性があったせいか、新聞、テレビの取材が相次ぎ、昨日の日本経済新聞でも結構大きく取り上げられていた。
これも僕らにとってはうれしい話である。今後、もっと名大社を利用してくれる方が増えると更にうれしいなあ~(笑)。
今回、イベントを進行する上で、慎重に運営を考え綿密に計画を立てた。こちらが想定する来場者数であれば問題ないが、それを遥かに上回る来場があった場合、どんなオペレーションを行えばいいかをいろんな角度からシュミレーションしたのだ。
僕が先日走るはずだったフルマラソンのケースが、より深く考える機会を与えてくれた。最悪の事態を想定して、その場合、どんな対応をすれば参加してくれる学生や企業、そして会場に迷惑をかけないかをかなりの時間を要し準備してきた。
幸いなことにそれは杞憂に終わり、ほぼ想定通りの結果で終わったのだが、主催者として果たすべき責任をずっと考えながら取り組んでだ今回のイベント。何もトラブルがなく本当に良かった。それが当たり前の事とは十分分かっているんだけど・・・。
この「名証上場企業就職フェア」で名大社の年内のイベントは全て終了。
それにしても今年もよくあれだけのイベントを実施したと思う。ちょっとしたセミナーや説明会を除いて、15回も開催(同時開催を含めると21回)したのだ。改めて会社のメンバーの働きに敬意を表したい。
よく飽きずにやりましたね・・・(笑)。いやいやとても重要な仕事です。
と自分でボケとツッコミをしてしまうのも心地よいイベント疲れの表れだろうか・・・・。
今年の仕事もあと12日間。
イベントは終了したが、精一杯張り切っていきましょう!
カテゴリ「会社を想う 仕事を思う」の記事一覧:
2012年12月9日
無事終了!名証上場企業就職フェア
2012年11月16日
Fネットin名古屋2012
昨日は「ふるさと就職応援ネットワーク」の会合が名大社で行われた。
名古屋での開催は2年ぶり。ちょうど2年前の11月に開かれたのだった。その当時の事はこちら。
何かが大きく変わったわけではないが、確実に各加盟会社の事業領域は変化している。外部環境に左右される面はあるが、この2年の間でも採用手法や提案方法は以前とは異なるのだ。2年前はfacebookを語ることもなければ、スマホ対応もそれほどでもなかった。
それが今は使っていることが大前提で話を進めなければならない。日々の生活では何となく過ぎていくが、振り返ってみると着実に時代は進歩している。我々もそれに追随していることになる。追随しなければ淘汰されるだけの話だし・・・。
昨日も各加盟会社の取り組みやネットワーク全体でのスキームを共有することで、気づかれることも多かった。僕がどれだけ刺激を与えられるかは疑問だが、刺激を受け自社の取り組みに反映させることは結構あるケース。それも含め貴重な時間になっているのだ。
プラスなのはそれだけではない。
生もみじ、東京バナナ、ずんだ饅頭、何故か赤福(笑)など各地域のお土産も持参頂くので、夕方、腹を空かして戻ってきた営業は大喜びだろうし・・・。
5時間ぶっ通しで行った会合の後は懇親会。
せっかく名古屋に来られたので、安直だか名古屋めし。どて、手羽先、みそかつ、うなぎ釜飯(ひつまぶしじゃないんだ)、デザートにういろとこれでもかというくらい名古屋めしを楽しんでもらった。まあ、お決まりと言えばそれまでだけど・・・。
しかし、遠くからわざわざ来られたパートナーはきしめん、あんかけスパ、ひつまぶし、みそ煮込みうどんとランチにちゃっかり食されているようだ。それもうれしい事。
やたらと寒い昨日だったが、名古屋を楽しんでいただけた様子。次は2年後かな・・・。
真面目な議論も重要で、そこから生み出す事業もあるが、その地域を楽しむ事も必要。
まっとまっとやらなあかんて~と言われるかもしれんけど。
2012年11月14日
運がいい!ということらしいが・・・
今週は忙しい。日中も夜もスケジュールがてんこ盛り。かなりハードな一週間。そんな中、昨日は時間の合間を縫って、講演会にお邪魔した。
オムロン株式会社の取締役会長である作田久男氏による「企業価値の持続的向上」というタイトルの経営者向けの講演。オムロンの現状からグローバルリーダーに期待される人物像まで、多岐に亘って話を頂いた。
しかし、この講演、2時間の予定のはずが1時間ちょっとで終了。あらら・・・。
通常の講演会なら最後の10分程度で質疑応答が行われるのだが、この日は50分程度のその質疑応答にあてられた。
それが面白かった。
いくつかあった一つに、創業家以外から初めて社長に就任した作田氏に、「なぜ社長になれたのか?」というダイレクトな質問があった。
答えは簡単明瞭。「運が良かった」とひとこと。場内は唖然とした雰囲気だったが、納得できないわけではない。
実際、僕も多くの方から「どうやって社長になったのか?」と聞かれることが多い。僕は「たまたまです。」と答えるが、聞いた方はほとんど納得しない。しかし、それは嘘ではない紛れもない事実。もちろんそれだけではないが、大きな割合で言えば、そんなところ。
社長のなることがゴールではないので「運が良かった。」とは言う事ができない。まだ先は長いし、結果は残していないし、最悪の事態もあり得るから・・・。(そんな風には絶対しちゃならないが。)
スケールや能力は比較にならないが、同じようなことだと僕はうなずいてしまった。
その後、納得しない聴衆者に対し、フォローというべき言葉もあった。
「99%は運だが、残りの1%は違うだろう。残りの1%はきっとこう考えてきたからだろう。今日は昨日の続きじゃないし、明日は今日の続きじゃないと思ってやってきたから。」
そんな内容が加えられた。
???と思った方も多いだろうが、とても深い言葉に感じた。要はいい事ばかりは続かないし、悪いことばかりも続かない。今の状況が最悪だとしても、踏ん張ってやれば必ず道は開けてくる。そのためには毎日を真剣に過ごす。その繰り返しだと。
なるほど・・・。妙に説得力があった。1%はかなり謙遜が入っているだろうと思うけど。やはり僕とは違うな・・・(笑)。
その他にも、後継者(次の社長)になぜ若手を登用したのか等、興味深い話は多かった。
いくら忙しいとはいえ、学ぶ場は持ち続けなければならない。日常に忙殺されて過ごすだけでは成長しない。まだまだ未熟でできないことも多いが、これも今日と明日は違うということだな・・・。
2012年11月2日
営業車の香り
平日に車を運転することは滅多にない。外出する時は、徒歩か公共の交通機関がほとんど。
つい4年前までは前線で営業していたので、週2~3日は営業車を使っていた。その当時と比較をすると生活は随分と変化したことになる。
それでも1ヶ月に一度あるかどうかのタイミングで営業車に乗ることがある。懇意にさせて頂いている大学に僕が直接お邪魔するからだ。
珍しいことに先週、今週と連続で営業車に乗って出掛けることがあった。小さな営業車を運転していると営業当時の事を思い出す。
今や懐かしい思い出なのだが、現在の僕自身があるのもそんな営業活動があったからだ。
最近では営業車もカーナビ装備が当たり前たが、10年前くらいまではアルプス社のアトラスRDを持ち込んで調べながら走っていた。
時代の流れか、あれだけお世話になっていたアルプス社は存在しない。ちょっと淋しい・・・。
尾張地区、岐阜地区に営業車で伺うことが多かったが、そのエリアにある美味しいランチスポットにもよく行った。
今でもあそこのラーメンを食べたいなと感傷的になる(随分安っぽい感傷的・・)。時間やお金がない時は、吉野家、どんどん庵あたりが定番でかなりお世話になった。松屋やすき家はまだ少なかった。
車内ではよくラジオを聴いていた。
午前中はFM愛知で午後からは東海ラジオと決めていた。今でもオンエアされている「聞いてみや~ち」が一番のお気に入りで、車を走らせながら一人で笑っている怪しい姿を見せていた。15時20分ごろの時間帯はできるだけ車内にいるようにした。(分かる人には分かるはず・・・笑)
肝心な仕事の話が一切ないのは立場的にもいかがと思うが(笑)、それもこれもいい思い出。
営業って、いいな。
営業車の香りを感じながら、そう感じたのだった。
2012年10月15日
M&Aを学ぶ
先週の那古野塾は、中小企業のM&Aについて学んだ。
講師は名大社のクライアントでもある株式会社Bricks&UKの梶浦社長。名古屋では広範囲で活躍される税理士事務所。市場がシュリンクしている税理士業界で、シェアを伸ばしているのはそれだけでも実力がある証。
その梶浦社長から講義を受ける機会を頂いた。
正直なところ、僕は企業の買収も譲渡も考えていないので、特に関心のある分野ではない。しかし、関心がないと言って済まされる時代でもないとは認識している。マスメディアや小説ぐらいしか触れたことのないM&Aについて、最低限の基礎知識は持ち合わせないといけない。
企業の辿る先は4つしか選択肢がないという。
①事業継承 ②M&A ③IPO ④廃業。これがその4つ。一般的な企業の存続を中心に考えた場合、③や④の選択はかなりレアなケースとなるだろう。株式を公開してパブリックな会社になるという選択は余程の事がない限りできない。
また廃業についても、雇用する社員の事を考えれば簡単にできることではない。ましてや多額の借金があれば廃業したくてもできない状況となる。
そうなるとM&Aという選択は、無視できる存在ではないのだ。
昨今の不安定な時代になれば、中小企業にとっても視野に入れなければならない。実際、今回講座ではM&Aを検討中の経営者も結構多く参加されていた。
同業者を買収し事業の拡大を行う水平統合や、川下の会社が川中の会社を吸収する垂直統合で事業を優位に進めるなどメリットもある。コスト面で考えた場合でも、M&Aの方がリスクが少ないケースが多いようだ。
だが、自分たちの思惑は簡単ではなく、理想とする買収先は宝くじを買うような確率でしかないらしい。
地方銀行と言えども、M&A情報を持っている銀行は少なく、融資まで含めて提案ができるのはほんの限られた銀行だけのようだ。やはり小説のようにはいかないのだ。
そして、買収先のデュー・ディリジェンスが肝で、人事や財務は特に重要だという。この調査が徹底されないと買収後、とんでもないトラブルに巻き込まれることもあるようだ。
その他にもいくつかポイントとなる項目を教えて頂いたが、全体的に仕組みを理解できただけでも十分価値があった。
この事務所では、できるだけM&Aがスムーズに行えるように多くの買収や売却案件を出している。もちろん法に触れない形で・・・。
少しだけサンプルを見せてもらったが、これが社会の縮図だともいえる。僕の身近な会社でもないとは言い切れない。
いずれにせよ、あらゆる角度から事業を見て、あらゆる想定をしなければならない。とても難しいことだけど・・・。
いい勉強をさせてもらいました!
2012年10月10日
チャンスも多かったぞ!「なごや就職応援フェア」
昨日は「なごや就職応援フェア」。
名古屋市と名古屋商工会議所が主催するイベントを名大社が運営委託を受け開催した。来春卒の大学生を中心に650名ほどが来場。スタート前から多くの学生が列をなしていた。
10月に入っても懸命に活動する学生は多く、就職戦線終盤と言ってしまうのは語弊を感じるくらい。
真剣にパンフレットを見つめ、面談先の企業を探す学生。
まずはブースに行きなさい!と思わなくもないが、この地区の学生はかなり慎重。もっと背中を押したい気持ちになる。頑張って回れ!
このイベントは名古屋市に勤務地があることが企業の参加条件だが、業種や規模は多岐に亘る。初めて名古屋地区のイベントに参加する企業も目立っていた。
78社の企業ブース以外にも、就職応援コーナーとして学生をサポート。
TV局の取材の入ったイベント前の基調講演や
キャリアカウンセラー候補の名大社女子が初めて取り組んだ面接ロープレ
僕のCDA仲間による「地元就職を失敗しない企業の見方」講座など、盛りだくさん。
10名のキャリアカウンセラーに協力頂いた就職相談コーナーもあり、かなり手厚いフォローも・・・。
公務員落ちでこれから民間に向かう学生、内定が全く取れずに悩む学生、どんな仕事が合うかわからなくなってしまった学生など、深刻な相談も多い。
全てを解決することはできないが、一歩前へ踏み出す力を与えることは可能。この場で元気や勇気をもらった学生も多かったのではないだろうか。
大手就職情報会社はこの時期にイベントを開催することはまずないと思うが、我々はこの後半の時期もこだわって開催していきたい。
11月30日、12月1日にも13卒向けのイベントを開催する。まだまだ、そこには可能性があるから・・・。
今回の「なごや就職応援フェア」でも、新たな発見はあったはず。
このチャンスを是非、活かしてもらいたい。
2012年10月9日
東海地区初かもしれないイベントはまずまずで・・・。
先週6日(土)に開催した「エンジニア就職・転職フェア」は、300名近い方に来場頂き、無事終了した。
まずは参加企業の皆様、そして来場者の皆様、名大社スタッフ含め関係者の方に感謝!
当初の来場予定数通りの参加があり、何よりホッとしたのがイベント終了時の素直な感想。
何しろ初めての試みであり、正直不安な面も多かった。多くのクライアントから満足の評価も頂いたのはうれしいが、完全ではない。改善すべき課題もある。甘えは禁物。反省会は早速、今週にも行いたい。
今回のイベントは技術者の特化したこともあり、告知方法からイベントのオペレーションまで、これまでのイベントとは大きく変えた。詳細は企業秘密だが、これまで当然としていたTVCMを流さなかったのは大きな賭けでもあった。
このような企業PRボードを設けたり、
イベント開始前に企業によるメッセージタイムを設けたりと、
少しでも参加する技術者に仕事や会社に興味を持ってもらえるような場を提供。期待以上にお役に立てたようだ。
企業ブースでの面談も積極的に行われた。
最終的な評価は今週以降行われる企業の選考結果次第となるが、東海地区でこの手のイベントのニーズがあるのも明らか。きっと同業他社も同様の企画を仕掛けてくるだろう。偵察もあったようだし・・・(笑)。
ブラッシュアップをして、更にいい企画を考えていきたい。
本日は「なごや就職応援フェア」。
こちらも昨年までとは異なる趣向でイベントを開催。先週の勢いのまま、来場者も参加企業も満足できる場となることを祈りたい!
2012年9月30日
上半期を終え、下半期へ!
本日で上半期が終了し、明日から下半期がスタートする。
今週は主任以上の社員に集まってもらい、半日以上、会議を実施。上半期の会社全体と個人の振り返りと下半期の目標設定や展望について共有したのだ。
反省すべき点は反省し、認め合う点は認め合いながら、各個人の会社への想いが伝わる熱い時間。結局、大幅に終了時間をオーバーしてしまった・・・。
僕が会社を任され今期で3年目を迎えるが、この上半期は高い目標をクリアするカタチで終了(これまでが悪いだけだけど・・・)。
それは僕が経営者として有能という事ではなく、一人一人のメンバーが自らの目標に向かい懸命に努力した結果が表れただけ。大層な理想だけを語り、あまり根拠を持たない僕のビジョンにも真剣に向き合ってくれたのだ。本当にありがたい話である。
この会議では役職に関係なく、何でも言い合うようにしている。社歴も年齢も上だろうが遠慮はしない。それが逆に風通しを良くして、本当に何が会社に必要かを導いてくれる。後腐れは一切なし。それがいい人間関係を生み、ほどよい緊張感にも繋がる。
会社は安心を与えなければならないが、安住の場ではいけない。「健全な飢餓感」を持って(どっかで聞いた言葉だな・・)、過ごす場所が会社なのだ。
今回は振り返りや目標だけでなく、会社の諸々の制度についても議論した。こんなにも出るのかと思うくらい課題は浮き彫りに・・・。
課題の多さに唸ってしまうが(涙)、前向きな議論ができたのは有意義であった。今後の制度作りの参考にもなったし・・・。
ホッと一息つくのは本日限り。明日から始まる下半期に気持ちを切り替えて臨まなければならない。
さあ、全員で下半期も乗り越えて行くのだ!
2012年9月27日
東海経営者フォーラム2012
昨日は西川塾二期生会 設立10周年の記念事業である「東海経営者フォーラム2012」に参加した。
会場はウェスティンナゴヤキャッスル。このホテルには毎週顔を出しているので、今週は2回目。案外不便な場所にある(失礼!)。
最寄りの交通機関からも距離があるため、僕は毎回徒歩で通っている。大体20分程度。いい散歩状態とも言える。ようやく過ごしやすい季節になってきたので、今は気持ちよく歩ける。昨日は雲一つない晴天であった。
この西川塾を僕は最近まで全く知らなかった。ユニーの創業者である西川俊男氏が、経営者の育成や自己啓発、相互啓発を目的に創設され、月1回勉強会を開催されているという。現在は50名の経営者が自己研鑽の場として活動されているようだ。今回のフォーラムには500名の経営者が参加。会場内には知った顔の仲間もいたり、名古屋という街のサイズを実感させてくれた。
第一部は基調講演として、カレーハウスCoCo壱番屋創業者の宗次徳二氏とスギ薬局副社長の杉浦昭子氏が登壇された。お二人とも愛知県を代表する経営者。それぞれ別のテーマで講演されたのだが、お二人の共通点は多いと感じた。
創業は個人の店舗として立ち上げられたこと、夫婦2人での創業であること、元々経営視点はゼロに近いこと、地域貢献に積極的なこと、上場されたこと、圧倒的な努力をされていること、一歩ずつの歩みで目標達成されたこと、等々・・・。
宗次氏は以前にも講演を拝聴したことはあったが、今回は違う切り口であったため、前回とは異なる点で参考になる事は多かった。以前よりも講演が上手くなっているなと。場を積み重ねているからだろうか。
(生意気言ってスイマセン)。
スギ薬局副社長の杉浦氏の講演もユニークでありフランクであり、その生き様が伝わってくる素晴らしい内容であった。
事業を成功させるには特別なノウハウがあるわけではなく、立てた目標に対して、どう真面目に取り組み続けることが重要。取組み続けるのである。
苦しい時をものともせず、その目の前にある目標に向かって、自分を信じてチャレンジし続ける。それが最終的に事業を成功させる要素は強い。経営戦略やマーケティング、ファイナンス、マネジメントなど経営に感じて重要なテーマはいくつもあるが、一番肝心なのはそのようなこと。経営者が何を持たなければならないかを改めて教えて頂いた。
第二部は講演のお二人と塾主の西川氏とのパネルディスカッション。
「平成の危機と経営者の勇気」をテーマに熱く語って頂いた。西川氏は「歴史に学べ、先人に学べ。」と繰り返し強調されていた。この厳しい時代を乗り切るヒントはそこにあると・・・。
予定時間を超えるフォーラムは盛大な拍手と共に終了。その後、西川塾の入塾説明がブースで行われたようだが、僕は夕方からの会議に出席のため退席。できれば話を伺いたかったな・・・。
今回の話を活かせるかどうかは僕自身の問題。素晴らしい経営者には到底及ばないが、少しでも吸収できるところは吸収していきたい。
2012年9月5日
暗黙知の経営とは?
一昨日の月曜日はトーマツ中京ブロックによる「お客様のつどい2012」。会場となる名古屋マリオットアソシアホテルには500名程の中堅・中小企業の経営者が出席し、賑わいを見せていた。僕の知り合いの経営者も結構参加していた。
第一部は多摩大学大学院教授 田坂広志氏による講演。
タイトルは『なぜ、マネジメントが壁に突き当たるのかー「暗黙知の経営」を求めて』。
興味津々の講演内容だが、どんな展開になるのかは全く想像できず。終わってみれば、80分もの講演は非常に価値の高く勉強になる内容であった。
まず話の掴みが上手い。
聞き手を惹きつけさせる要領を得ていて、こちら側は思わずのめり込んでしまう。参加者を持ち上げ、いい気持ちにさせるのだ。
それだけでも講演の学びだが、より学びになったのはその中味。「暗黙知」は「英知」であり、「暗黙知」がマネジメントには重要ということ。
この表現では理解できないと思うが、優れた企業は沈黙の時間が有効的に働いているという。「知識」だけでは何の役にも立たず、本当の「智恵」が必要というのも沈黙に繋がるのだ。
(これではサッパリわからんな・・・。)
論理的思考を鍛えることは最低限必要だが、それが解決に結びつくことにはならず、最終的には「直観力」や「洞察力」が重要。論理の上に、それが立たなければならない。
人は感情で動く動物である以上、論理的に正解であっても、異なった解を導くことは多い。以前からそれを感じる場面は多かったが、田坂氏の納得感のある話で、より腹落ちしたのだった。
本来は12の暗黙知について話されるはずだったが、話題があちこちに飛んだことにより、予定の半分も満たないまま終了。
しかし、不満の声は一切なく、ほとんどの方が満足する貴重な講演だった。参加者のほとんどが経営者という事もあり、共感、賛同と共に今後の経営に繋がる面は多かったのではないのだろうか・・・。
第二部の懇親会でも盛り上がり、そのまま懇意にする経営者と二次会に流れてしまった。3日連続だ・・・。
今回のトーマツさんの大盤振舞いには感謝。ありがとうございました!
田坂氏の著書も読まないと・・・。