何を今更?と思われるかもしれないが、ようやく先日読み終えた。
最初に言っておこう。
名大社のリーダー以上のメンバーは絶対読んでおくべき。

もう既に読んでいたとしたらすみません。
ぜひ、感想を共有してもらいたい。

本書はあちこちで話題になっているので、ブログで紹介するまでもないかもしれない。
ブログに書いた「両利きの組織をつくる」「コーポレート・トランスフォーメーション」等、
関連する書籍では触れている。

本書で紹介される企業は名のある大手ばかり。
その栄枯盛衰が克明に語られているわけだが、共通するのが本書のテーマ。
分かりやすい例だと富士フィルムとコダック。
今更語るまでもなく企業の行く末は知っての通り。

第三者が無責任にいうのは許されないが、頭では理解できる。
実際、コダックの経営陣も優秀な方ばかりだからわかっていたはずだ。
しかし、決断し実行できなかったから気がついた時には手遅れになっていた。

家族企業、零細企業を含めれば日本には300万社はあるという。
そこで消えていく理由もさほど変わらない。
変化対応ができていれば、
(もちろん違う問題もたくさん)
存続していたはず。

それは名大社にもいえる。
今後の取り組み次第で成長も衰退もどちらもあり得る。
そのための「両利きの経営」。

知の探策=自身・自社の既存の認知の範囲を超えて、特に認知をを広げていこうとする行為
知の深化=自身・自社の持つ一定分野の知を継続して深掘りし、磨きこんでいく行為

優秀なうちの幹部であれば、「あ~、そうか・・・」と納得するはず。
そこを今までないがしろにしたわけではないが、中途半端な挑み方しかできなかった。
コロナ禍の世になり、それがより鮮明にあぶりだされたが今。
このタイミングで臨まなければ手遅れになるかもしれない。
そんな危機感を持つ必要も・・・。

だからこそリーダー以上は読んでおくべき。
そこで求められる3つの行動とは・・・。
これは僕を始め経営陣の重要事項。

半年、1年で片付く問題ではなく、2年、3年かかるかもしれない。
それでも終わらないかもしれない。
だが、諦めず取り組んでいくべき事柄。
そのための組織作りと。
2021年の最重要項目ですね・・・。

本書の最後に書いてある一文。
恐竜はユニコーンを打ち負かすことができるし、ユニコーンはすぐに恐竜になりうる。

受け止めていきましょう。