本日は、名大社も加盟する「ふるさと就職応援ネットワーク」の総会。
それが仙台で行われる。午後からの開催だが、搭乗の関係で早い時間に仙台空港に到着した。
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時間的に余裕があったため、空港からタクシーに乗り込み、運転手さんに名取市周辺を案内してもらった。普段のニュースではあまり取り上げられることはないが、この名取市も被災地で多くの犠牲者が出ている。
今回、案内してくれた運転手さんは、震災の当日、仙台空港で客待ちの状態で、地震後、空港ビルに避難し、難を逃れたという。
ただ手放しでは喜べないようだ。自分のタクシーは流され、仲間も失くしてしまっている。被災にあった方に直接話を伺い、その現場を見て回ると改めて胸が締め付けられる。
TVで流れる映像とは、自分自身に与える影響は明らかに違う。
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この歩道橋にしがみついた方は助かり、この歩道橋に登れなかった方は流されてしまったのだ。
学校に避難した方でも、3階では助かり2階では助からない。
自然の恐ろしさをまざまざとその光景や話から感じ取る事となった。
もしかしたら、タクシーからこの被災状況を見ている僕は非難を浴びる存在なのかもしれない。地域に対して何ら貢献していない。
それでも自分の目に焼き付け、何かを感じることは重要な事だとも思う。
今、このブログを書いている仙台駅前の喫茶店は、一見震災の影響は受けてないように思える。
名古屋と変わらない普通の生活がここでも行われているように思える。それでも数キロ先は、全くの別世界なのだ。
午後から行われる総会で、仙台の幹事会社から近況の報告もあるだろう。そこも含め、本日の経験を決して無駄にしてはいけない。
がんばろう、東北!
仙台空港に張り出されたポスターを胸に、僕たちもやれることをやるしかないのだ。