話題の時期は過ぎたかもしれない。
次回は来年の「キングダム3」だね。
一体、このシリーズはいつまで続くのだろうか。

原作を読んでいれば、映画がどこまで進んでいるか追えるが、
一切知らない身としてはひたすら後追いするしかない。
このあたりはコミック本を全巻持っている息子に聞いた方が早いな。

そもそも第一弾が公開された時は気持ちが動かなかった。
大ヒットした事実や長澤まさみの麗しい姿は知っていたが、
その程度で作品を観るまでには至らなかった。

そして、この夏の第2弾。
盆前に息子や娘に聞いても既に観たという。
そんなに面白いのか?
と硬い作品一辺倒の映画コラムニストの気持ちが揺さぶられる。

知り合いの大人たちも意外と観ていたりして・・・。
ミーハー的姿勢はいとも簡単に気持ちが崩され、
夏休み中に「キングダム」をAmazonプライムで、
「キングダム2 遥かなる大地へ」を映画館で観てしまった。

中国の歴史を学べるのかという浮ついた知識欲はあっさりと壊され、
何も考えずに楽しむのが映画だと改めて教えてもらった。
一人ひとりの名前を覚える難しさはあるものの、ストーリーはシンプル。
理屈抜きに楽しむことができる。
原作もこんな感じなんだろうか。

映画コラムニストとして評価するより、多くのファンが語っている。
僕が今更2作を語る必要はない。
次作がどんな展開になるのかを期待させる東宝の上手さが目立つ。
興行収入が読めるのは配給会社としてとても大切だね・・・。
これで稼いだお金を次の才能に回してもらいたい。

才能といえば、「キングダム2 遥かなる大地へ」で清野菜名の実力を知った。
彼女は愛知県出身。
かなり苦労した女優人生のようだが、彼女の表情はとてもいい。
元々、アクションで名を上げようとしたようだから、立ち振る舞いも様になっている。
これからのシリーズではカギを握る存在になるのかな・・・。

ほとんど作品の中身には触れていないが、僕も東宝の戦略にまんまと乗りそうな感じ。
大沢たかお演じる王騎のように手のひらの上で転がされるのかも。

何より老若男女が楽しめる日本映画の存在はありがたい。
来年も期待したいね。