ヤバい。
このままでは映画館だけでなく、
AmazonプライムやNetflixも韓国映画ばかり観ることになってしまう。
危険信号だ。

しかし、残念ながら面白い。
何気なく観た本作もググっと惹き込まれてしまった。
公開は2017年なので、ネタバレも問題ない。
多くの人が既に観ていると思う。

どれだけ話題になったか分からないが、ヤスダがスタッフブログに書いていた。
いち早く韓国映画に注目していたわけね。
続編はともかく「KCIA 南山の部長たち」は早く観たい。

本作は謎のウイルスに感染した人たちがゾンビとなり次々と人を襲っていくもの。
襲われた人は自身もゾンビになりゾンビは増殖化していく。
なぜそうなるのかはさっぱり分からない。
暗闇が苦手で音に敏感になる理由も分からない。
とにかく凶暴で人を見つけると襲い続ける。

それだけみれば完全なホラー映画。
そんな展開が続き、恐怖におののくだけなら僕は観ない。
本作はそんな描き方をしながらも、
愛と勇気に溢れた人間ドラマであり、
スピード感満載のアクション作品。

それも特急列車・KTX101号を舞台にした車内で起こる密室劇。
緊張感はハンパない。
面白い要素を何でもぶち込んで壮大な物語にしてしまう韓国映画の力を見せつけられた。
あり得ない世界のあり得ない展開だが、
実社会と上手い具合に融合しているので別世界の出来事ではない。

そのあたりは見事。
仕事一筋の父親の気持ちも理解できるし、
自分勝手な会社役員に反発を覚える。
ゾンビを囲む、いや、ゾンビに囲まれる人たちは人間らしく振舞い、
助け合い、傷つけ合い、いつの間にかゾンビになっていく。
救いようのないラストを迎えると思ったが、
さすがに身も蓋もない状態にはさせない。

主役はコン・ユ。
もちろん知らない。
正統派の二枚目。
どこかで見たことあるような雰囲気。
というより日本に似た俳優がいるような・・・。

誰かな?
誰かと誰かを足した感じ・・・。
最近、そんなふうに思うことが多くなった。
勝負してる感に好感度が増す。

いかん、ますます韓国映画にハマりそう。
気をつけないと・・・。