現在、名大社でも15卒向けの採用活動を行っている。説明会の内容は先日のブログで書いた通り。これまでの数を集める方法からよりお互い納得できる方法へと切り替えた。
自分自身の反省とこれからの中小企業の採用の在り方を考え、まずは自分たちがロールモデルになれるような取り組みを行いたいところ。
今年は選考過程において、新しい取り組みも実施。一次選考を通過した学生が対象になるが、就活生に営業同行をしてもらうのだ。これは選考とは全く関係ない。
名大社に入社するとまずは必ず営業に配属される。説明会や選考の場でも営業については、偽りのないように詳しく説明している。しかし、学生が持つイメージとはどうしてもギャップが生じるようだ。
僕たちが思っている以上にイメージを膨らませ、必要以上にコンサルチックに考えたり、逆にハードワークに考えたりする。正しくもあり間違っている面もあるので、ここは実践して腹落ちしてもらった方がいい。
そこで、今年から選考中の学生に営業のリアルの姿をみてもらうことにした。半日間、営業同行し、クライアントとどんな話をし、どんな行動をとるのかを肌で感じてもらうのだ。
営業はそのために特別なことは一切しない。普段通りの営業をしてもらう。もちろん飛び込み営業もする。本当の姿を見てもらい、自分にとっての働く姿をイメージしてもらえばいい。
これにはリスクある。
社長が爽やかでクリエイティブで論理的だから、きっとステキな会社だろうと思っていた学生が、「全然違うじゃん!」とマイナスイメージを持ってしまうケースも考えられる。えっ、そんなの誰もいない?確かにその通りだが(笑)、営業の無様なシーンを見て、失望する可能性は十分考えられる。
せっかく高い志望度を持っていた学生が興味を失うケースもあるだろう。だが、そこも含め名大社の正直な姿。何ら変えることはできないのだ。
だったら恥ずかしい面は恥ずかしい面として出していくのが正しい姿ではないだろうか。それも営業同行する社員の意志で決まるのであれば、納得感は高いと思う。
同行を終えた学生の感想を聞くと「飛び込みって、きついイメージでしたけど、案外そうでもないですね」とか、「世間話って結構するんですね。」とか、営業という職種が抱かせるイメージとはいい意味で食い違っているようだ。
リップサービスもあるとは思うが(笑)、学生本人にもいい体験になっているはず。それは名大社に縁があろうがなかろうが言えると思うのだ。
最終的な評価は採用を終えた段階になるのだろうが、僕らが今、やっていることはお互いにとって有意義なことだと感じてはいる。社員のモチベーションアップにもなると思うし・・・。
泥臭い仕事も理解して、うちの会社を志望してくれると嬉しいなあと思うのである。
僕は爽やかでクリエイティブで論理的なイメージを変えなきゃいけないな。えっ、くどい?スミマセンでした・・・(苦笑)。