息子の中学校生活がスタートして2週間。部活も仮入部の段階だが予定通り野球部に入部した。走り込みや腹筋など基礎体力を作るトレーニングばかりでボールはまだ握らせてもらえない。
不効率とも思えるが、そこは口出しなどせず、じっくりと見守った方がいい。
慣れない制服で自分とさほど変わらない大きさのカバンを持って通学することもまだまだしんどいようだ。おまけに塾も始まり、のんびりする時間はほとんどない。
数日前、一緒に食事した時は何を聞いてもほとんど返事は返ってこない。
「こっちが聞いているんだから、しっかり答えなさい。」と叱るとボソボソと答える程度。反抗期に入ったかと思い嫁さんに確認すると「部活やら塾でかなり疲れているみたい。だから機嫌が悪い」とのこと。
始まったばかりの学校やこれまで経験しなかった部活での上下関係は無意識のうちに緊張感も与え、それが更に疲れと表れているのだろう。しかし、これは通らないといけない道。ここを避けてしまうと今後の全てが中途半端になってしまう。
僕がいない時にその疲れから息子は嫁さんに呟いたそうだ。「明日、部活を休みたい」と・・・。嫁さんは「バカタレ~!ふざけるな!」と一言。
こういった場面で女性は強い。信じられないくらい恐ろしい。20代半ばの頃、一緒に手をつないで歩いていたことなんて到底想像できない(苦笑)。
当然の話だが、そんなこともあり息子は毎日、せっせと部活や塾に励む。最初が肝心なのだ。
一昨日、早めに帰宅をすると息子が塾から機嫌よく帰ってきた。野球部のことを聞くと、ベラベラといろんな情報を教えてくれた。
「部活はしんどくないのか?」「もう慣れた。」そんなもんである。しかし、最初のしんどさを認めてしまうと、きっとそうはならなかったはず。
4月に入社した新人クンも緊張しながら慣れない仕事を懸命にこなしている。ありがたいことに先輩たちは厳しくもやさしくも社会人としての心構えや覚悟を丁寧に指導している。僕はその様子を見ているに過ぎない。社内の人間関係を含め仕事に臨む姿勢も、最初が肝心。
早いものであと一週間でゴールデンウイークに入る。たった半月ちょっとしか経っていないが少年も若者も確実に成長している。いいことだ。
他人のことはいいから、アンタがもっと成長しなさい。全然成長してないでしょ!と言われそうですが・・・(苦笑)。
はい、すいません。