昨年話題になったが見逃した作品。
最近、Amazonプライムにアップされたので299円を支払って観た。
最新作はタダではない。
しかし、この価格ならメチャ魅力的ではないだろうか。
Amazon恐るべし・・・。

戦争映画だと知ってはいるが、それ以外の知識はない。
監督は「ダークナイト」のクリストファー・ノーランとは知っていたが、
何を得意とする監督なのかは何も知らない。

映画によっては予備知識。すなわち予習が必要。
特に歴史ものはそう。
少なくとも本作はある程度予習をしていた方が、楽しめる作品だと思う。

ダンケルクとはフランスの海岸のこと。
そんなことも全然知らなかった。
世界史ももっと勉強しないと・・・。

ドンパチと激しい戦闘シーンがメインの映画だと思っていたが、その欠片もない。
確かに闘うシーンはあるが、燃え上がる炎や自らを省みず闘う姿は少ない。
一人ひとりの葛藤や逃げ惑う姿がこの映画の象徴。
国目線でもなく、勝利を導く強烈なリーダーシップが存在するわけではない。
一人ひとりは弱くてネガティブで、それでも立ち向かう姿を描く。
前線に立つ連中も使命感は強い。
そのためか一人ひとりは黙々と自分の任務をこなす。
必要以外な会話はない。
主役であるフィオン・ホワイトヘッドも台詞はあまりなかった。

戦争映画ではあるが静かに流れるシーンも多いので、
デスクトップパソコンで観るには少し厳しい。
いい緊張感を持たせるにもでかいスクリーンで観るのが最適。
時々、寝落ちしそうになったのは作品の出来の良し悪しではなく、
僕の置かれた環境であろう。
いい映画は体調も万全に臨まねばならない(笑)。

映画を通して歴史を学ぶことは可能。
僕は知らない世界が多すぎる。
無知を露呈するつもりはないが、書籍だけでなく映画を通して歴史、
文化を知ることはもっと行うべき。
そんな点も含め、もっと歴史や文化を学ぶために映画を観ていこう。