大人の流儀 大人の流儀
(2011/03/19)
伊集院 静

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伊集院氏の著書を読んだのは、実に久しぶり。20代の頃は、小説であったり、エッセイであったりとちょくちょく読んでいたのに。
30代になると専らビジネス書ばかりで(この頃からつまらない人間になったのかもしれない)、小説は全く読まなくなり、著者の本も縁遠くなった。週刊誌もビジネス誌以外はほとんど読まないので(だから本当につまらない人間になった)、今回の著書の連載もにも全く触れたことはなかった。
久々に読んだ著者だが、抱いている気持ちは以前と同じ。
うらやましい。
自分とは真逆の生き方をしている。実に自由で束縛されず、自分のやりたい事だけをこなし生きているように思える。(決してそんなことはないはずだが・・)。そう思えてならない。
だからこそ、憧れてしまうのだろう。
自分もこんな生き方が出来たら、どんなにいいだろうかと・・・。
かと言って、考え方が全く異なるのではない。
人との接し方であるとか、若者に期待することであるとか、企業の価値は何であるかとか、共感する面は多いのだ。
それが本当の惹かれる理由なのかもしれない。
ビジネス書ばかり読むのではなく、この類の書籍も読まないと本当につまらない大人になってしまうかもしれない。
大切な大人の流儀も身につかない。
そして、読んで本能的に思ったこと。
銀座に行きたい!
それがどうした。(終り)