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今週の週刊ダイヤモンドの第二特集は「名古屋教育 最強ルート&最新序列」。
愛知県の大学事情が面白おかしく取り上げられている。
硬派なビジネス誌には珍しく軟らかめな目な内容。

地元の大学を卒業し、子供も地元の大学に通い、
地元の大学を対象にビジネスをする身にとっては興味深いところ。
自分たちが当たり前に思っていることが、
意外とエリア以外の方はトンチンカンってこともよくある。
この特集を読んでもらうことで、名古屋事情を少しは理解してもらえるかもしれない(笑)。

この特集でも書かれているが、僕たちにとって「メイダイ」といえば「名大社」。
いや、違う。
そんなアピールをしたいわけではない。
「メイダイ」といえば「名古屋大学」。
しかし、世間一般に「メイダイ」といえば「明治大学」になるのだろう。

PCやスマホの変換も「明大」の方が先。
僕宛てに送られるメールも「明大社 山田さま」なんて表現もあったりする。
注意しろよ!と思いつつ、その理由は分からなくもない。
いつまでたっても名古屋ローカルなのだ。

この特集には出身大学別の社長一覧から、就職先ランキング、
大学の序列、学生の素顔まで書かれている。
たまに首をかしげてしまう内容もあったりするが、概ね納得できる。

出身大学の社長名の欄に僕の名前が載っているのではと一瞬思ったが、
当然のように載っていなかった。
掲載されていると考える方が愚かですね(笑)。
それでも存じ上げる大学の先輩の名前が掲載されているのは嬉しかったりもする。
意外と工業系大学出身の経営者が多いのもこの地区の特徴だろう。

そして、改めて感じるのは地元志向。
地元に進学し、地元に就職するケースが高いこと。
だからうちのような会社が存在するわけだが、
このようにデータで見せられるとつくづくその地域性の強さを感じてしまう。

しかし、それに慢心するわけにはいかない。
それは名大社のビジネスにおいても言えることだが、地元大学にも言えること。
今後は学生集めに相当苦労する時代になるはずだ。

一つの象徴として挙げられるのが都心回帰。
郊外にあった大学がよりアクセスのいい街にキャンパスを移転させている。
郊外にあったキャンパスを減価償却できないうちに動かしてしまうこともある。
それだけ深刻な事情になっている証だろう。
広大なキャンパスの芝生で白いギターを弾くなんて、今の学生は想像もしない。
僕の学生時代も一度も見かけたことはないけど(笑)。

「名古屋地区」の学生たちの素顔。

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これって本当?と疑ってしまう。
特徴はよく描いていると思うが、こんなことを想いながら学生生活を送っているのだろうか。

前回の「AERA」といい、今回の「週刊ダイヤモンド」といい、
名古屋が話題になるのはありがたい。
ついでに僕も取材してくれると嬉しいけど・・・(笑)。