これからも前向きに 名大社会長ブログ

本音で生きる

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書店で衝動買いした一冊。
新聞が発表している売上ランキングではいつも上位。
僕も何故か時々、購入してしまう。

ホリエモンのことをよく知っているわけではないが、
世間はまだまだ彼を誤解していると思う。
彼が出演しているTV番組を観ているわけではないので言動は不明だが、
自分勝手な人物という印象がまだ強いのではないだろうか。
ライブドア事件も引きずっていると思うし・・・。
そんな一面は常に持たれている印象じゃないのかな。

でも、それは彼が本書のタイトル通り本音で生きているに過ぎないからだろう。
それが自分勝手や身勝手と捉えられがちだが、実際は違うのではなかろうか。
相当な努力家で言い訳を許さず、中途半端なことが嫌いなだけ。
僕が読んだ少ない著書を読む限りそう感じる。
本書もそう。

ホリエモンのストレートな考えがストレートに書かれている。
僕はそれは嫌いではない。
部下としては面倒くさくて仕方ないかもしれないが、
(あり得ないからいいが・・・笑)
好感が持てる部分が多い。
優秀すぎるから嫉妬もするけど・・・。
ゴルフに対する姿勢も面白い。
バーディーの取り方には納得してしまった(笑)。

本書に書かれているホリエモンらしからぬ、ホリエモンらしいコメント。

大事なのは信用であって、お金ではないのだ。
ただ努力をすること、努力を続けること。
いかに良質な情報の比率を増やすかが問題なのであり、
情報を遮断すればよいアイデアが浮かぶものではない。
自分がやりたいことに優先順位などつけず、片っ端からやる。
大事なのは”Give,Give,Give”。つまり惜しみなく人に与えるということだ。
などなど。

僕も本音で生きているつもりだが、まだまだ周りに気を遣っているし、迎合もしている。
それが大切だと感じることも多い。
ホリエモンからすればまだまだ未熟なのかもしれない。

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その41

この日はゴールデンウイークに挟まれた平日でした。
会社の中が騒がしいので、ひとりぶらりと円頓寺に向かいました。
とても静かです。
休日のような賑やかさもなければ、
いつものような多くのサラリーマン姿を見ることもありません。

「そろそろあのラーメン屋も落ち着いてきたかな。」
と少し前にオープンしたラーメン店を思い出しました。
こんな日は空いているだろうと体を躍らせながら店に向かうとあいにく休みでした。
気持ちを切り替え別の店に向かいました。
そこも休みでした。

「ゴールデンウイークにサボるなよ。」
とブツブツ言いながら他の店を探します。
厳密にいえばGW期間ですが平日です。
お店が休みたい気持ちも分かります。

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気がつくと円頓寺本町を抜けていました。
「でも、オレのことを考えてくれよ。ランチ難民になってしまうじゃないか・・・」
まるで彷徨っている井之頭さんのようです。

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いつの間にか新道を歩き、名古屋では有名な豆福本店も通り過ぎていました。
「これでは本当にランチ難民になってしまうな。
このまま会社に戻ったら、みんなに笑われるな・・・」。
指をさしてあざ笑う会社の連中の顔が浮かびます。
「う~ん、困ったぞ・・・」
と菊井町に差し掛ろうとした時、ひとつのお店が目に入ってきました。

「お~、これが救世主か・・・」
今日はなぜか”・・・”が多いです。そんな気持ちだったのでしょう。

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「和風食房 えりか」さんは営業していたのです。

「初めて知る居酒屋だな。さて、どんなメニューがあるのかな。」
と外に出された貼り紙を眺めます。

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「特製ランチに特製スパゲティ、特選串カツ定食。特製は何が特製なのかな・・・」
相変わらず”・・・”が続きます。
これは注文せずにはいられません。
自販機をじっと睨み、じっと考えます。
「特製、特製、どの特製にするか・・・」
迷った時は高価なものを頼まなければなりません。
これは人気食べ物ブロガーとしての鉄則です。

「あおまちどうさま。特製ランチです。」
特製ランチ 800円

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このメンチカツが特製なのか、
このバランスのいい盛り付けが特製なのか、よく分かりません。
しかし、食べてみると何となくですが納得できます。

煮物もいい味付けです。
メンチカツもジューシーで食べごたえがあり美味しいです。
「お~、なるほど。これが特製なんだ。なかなかいいぞ。」
と発する言葉も特製に踊らされます。
やむを得ないことです。

そして、少しだけ考えます。
「特製スパゲティはあるけど普通のスパゲティはないのかな。
普通のスパゲティは気合を入れず作ってくれるのかな・・・」
いろんなことが気になります。

とても静かな平日です。
ごちそうさまでした。

御在所を楽しむ!

ゴールデンウィーク最後の休日は友人と一緒に御在所岳へ登山。
3年前の御岳以来と山登りである。
御岳に登頂した翌年に噴火が起きるとは思いもよらなかった。

御在所岳は自宅から1時間ほどでふもとまで行けるのがいい。
登り方は慣れた友人に任せて僕は付いていくだけ。

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今回は中道コースという結構ハードなコース。
狭い登り道をストックを巧みに使いながら登っていく。
途中はかなり険しい道もあり、ボヤボヤしていると間違いなく真っ逆さま。
ただ、天候はすこぶるよく、見晴らしもいい。

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歩いていても気持ちいい。風も心地よい。
登山をするにはベストな季節、天候といえるだろう。

ガスがかかっていたので四日市市街や海はくっきりとは見えなかったが、眺めは最高。

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休憩がてら記念写真も・・・。

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背景は有名な地蔵岩。
どうやってあんなふうになるのかな?(笑)。
6時半過ぎに登りはじめ山頂への到着は9時。まあまあのペースで登ったことになる。
ロープウェイも通る山頂の公園で一休みした後は裏道コースで下山。

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友人の話だと中道コースよりもラクだといっていたが、決してそうではない。
ごつごつした岩があちらこちらにあり、それを潜り抜けなければならない。

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滑るのを恐れ下山の方が気を遣う。
しかし、こちらも景色は最高。

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途中岩山を眺めると人の姿が・・・。
クライミングをやっている連中が・・・。

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スゲエ~。

写真では分かりにくいかもしれないが、あんな急勾配を登っていくとは、感動もの。
あんなんは怖くてとてもできません。

景色を楽しみながら無事に下山。
マラソンとは全く異なる体力の使い方だったが、いい汗をかかせてもらった。
こんな天候でこんな季節であれば登山は楽しい。
険しい道のりでもあるが、頂上を目指しチャレンジすることは自分を昂らせてくれる。

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下山後は湯の山温泉の一角にある「片岡温泉」でひとっ風呂浴びる。
新しい施設で温泉もお洒落。
僕はドライバーではないので、無責任にビールも頂く。

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最高に美味い。
こうしてGW最終日は終了。
遠出はないものの結構楽しめましたね。
お疲れさまでした。

そして、今日からは気持ちを切り替え、全開で仕事。
今週は隙間のないくらいスケジュールが埋まっている。
まず今日は17卒学生さんの最終面接。
一人1時間、みっちり話を聞く。これもまた楽しみ。

今週も充実した毎日を過ごしていきたい。

書斎をちょっといじってみた

誰も気づかないと思うが、自分の書斎をいじってみた。
ゴールデンウィーク中、時間的余裕があったため(ただのヒマともいう)、いじってみた。
ちょっとした改装である。

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ちなみに斜めから撮ると・・・。

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僕の書斎の雰囲気を知る人は少ないので、気づかないのは当然のこと。
少しばかり自慢っぽく、どこをいじったかご披露しよう。

今回、直接壁に付けられる棚を設置。
嫁さんが以前リビングルームに取り付けたのを真似た。
無印良品で購入。これは簡単でいい。

新たなスペースができたので、そこに置くものが欲しくなった。
ひとつはこれ。

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Bluetooth対応のワイヤレスポータブルスピーカー。
僕は音質にうるさいわけでもないので、これで十分。
もっぱらYouTubeでJAZZを検索し適当に聴く程度。
それでも書斎の空間が変わる。
居心地が断然よくなった。
読書をするにしても、仕事をするにしても、なんとなくはかどる気がする。
あくまでも気がするだけ・・・(笑)。

そして、もう一点、贅沢に時計ケースを購入した。

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贅沢といってもしれているが、ここに普段使いの腕時計を収納する。
最初の1~2日は棚の上に飾っていたが、どうも使い勝手がイマイチなので机に置いた。
「さて、今日はどの時計をはめていこうかな?」
なんて、格好つけたことはできないが、机の上が華やかになった。

いずれここに将来購入するであろう腕時計を収納する。
マラソン用の時計やフランク三浦はここには置かない(笑)。
見た目も豪華でなければならない。
ちょっとした僕の願望が含まれている。

いじった点は以上。

あとは写真では見えないラックを整理整頓し、不必要なものを処分しただけ。
嫁さんはともかく、子供たちは全く気がつかないだろう。
その程度の模様替え。
それでも気持ちは一新される。
このゴールデンウィークも書斎で過ごす時間が増えた。
このブログもスピーカーから流れる音楽を聞きながら書いている。
気分がいい。

夏暑く冬寒い三畳の書斎だが、僕にとっては数少ない一人になれる場所。
ささやかな幸せを提供してくれる空間であるのは間違いない。
クリエイティブな発想でアイデアをまとめあげる能力があればいうことなしだが、
環境を整えたからといってもできるものではなさそうだ。
まあ、いずれビックリするようなアイデアがこの書斎から生まれてくるだろう。
乞う、ご期待!

あとは限界に達しつつつある本棚を何とかしたいが、
これはしばらく先の課題としておく。

会社でも自宅でも気持ち良く時間過ごせるスペースがあるといいですね(笑)。

映画「追憶の森」

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最近、過酷な自然を生き抜く映画に巡り合っている。
「レヴェナント: 蘇えりし者」は復讐するために生き抜いたが、
本作は愛する人と寄り添うために生き抜く。
こんな映画ばっかり観ている(笑)。

好んで選んだわけではないが、理由はあるはず。
自分でも気づかないうちにより危機感の先にある未来を選択しようとしているのかもしれない。
(意味不明な表現だな・・・)

結局、人間なんて小さな存在は自然の中で学ぶしかない。
マシュー・マコノヒー扮する主役アーサーもそれ。
愛する奥さんを思いもよらないかたちで亡くし、
過去の自分の振る舞いに後悔の念を駆られている。

その夫婦の描き方は特別でもなく、ありふれた世界ともいえる。
多かれ少なかれ長い夫婦生活を過ごしていれば、こんなケースは訪れる。
それは我が家もでも考えられること。
些細なことで諍いも起きるだろう。
そう考えると他人事とは思えなかったり・・・。

この映画を観て、自省する男性諸君は多いのではないのかな。
こんな表現をするとチープな感じになってしまうが、そうではない。
自然と対峙しながら、これまでの人生と愛する人との時間を振り返る。
どんな生き方をしようと後悔しか生まれてこないのだろうか。
それは幸せな瞬間を重ねていてもである。
映画を観終わった後、嫁さんをもっと大切にしなければ、
感謝しなければと思ってしまった。
自分勝手な男性諸君、観るべきですよ(笑)。

登場人物はほぼ3名。
スケールも大きいとは言えない。
しかし、世界は勝手に広がっていく。
人が生きていく上で大切なことを教えてくれる。
しみじみと観るべき映画である。

本作の舞台は日本。富士山のふもとの青木ヶ原。
アーサーはアメリカから日本へ向かう。
新幹線にもタクシーにも乗る。
生活に馴染みがあると違和感を感じてしまうシーンがある。
新幹線ではお互い知らない者同士が向かい合って座ることはない。
また、タクシーも右側のドアを自分で開けることはない。
小さなことだが、気になってしまった。
こんなことも映画を観るから楽しめること。

GW休暇中の朝一の上映で観たわけだが、お客さんは僕ともう一人だけ。
二人で映画館を占有していた。
多分、興行成績は厳しいと思う。

それが理由ではないが、世の男性諸氏は観た方がいい。
配偶者を大切にした方がいいと・・・。

「理」と「情」の狭間

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昨年、世間を騒がした大塚家具の親子喧嘩。
しかし、この親子喧嘩というのはワイドショーが面白おかしく伝えたネタで
必ずしも正しい表現とは言えない。
あの情報の流し方だと同族経営は最低だと思われてしまう。
それは残念なこと。

僕もファミリービジネスアドバイザーとして、
講演などで何度かこの大塚家具のケースは話をさせてもらった。
違う視点で話させてもらったが、
ネタという意味ではあまりワイドショーのことを悪く言えないのかもしれない。
ちょっと反省・・・。

本書を読んで、改めて大塚家具が抱えていた問題が浮き彫りとなり、
以前よりもその真相が理解できた。
著者が客観的で冷静な立場であることを前提にすれば、
大塚久美子社長の取った行動は正しい。

同族企業の2代目として、カリスマ創業者から跡を継ぐ者として、
株式公開を果たしたファミリービジネスの在り方を正面から捉えようとしている。
今はまだ騒動のさなかで、業績に対しても一喜一憂する状況かもしれないが、
場合によっては、数年後、高い評価を得られるかもしれない。
あの時の英断が日本のファミリービジネスの悪しき習慣を変えた!とか・・・。

それは言い過ぎかもしれないが、
ここには多くのファミリービジネスが抱える問題を開示し、
後継者が判断すべき事象や起こすべき行動が描かれていると思える。
あくまでも著者がより客観的で冷静な立場であればだが・・・(笑)。

中身は大きく異なるが、ドラマハゲタカの「サンデートイズ」を思い出してしまった。
「あ~、なるほど!」とうなずいた方、流石です(笑)。

正しい行動はあるにせよ、どこを味方、誰を味方につけるかも重要。
正直なだけでもダメですね・・・。
プロキシ―ファイトとか、スチュワードシップとか、
知っているようで曖昧なものも明確になったし・・・。

大塚家具のコーポレートガバナンスに言及した本書であるが、
後半になるとその範囲は国内の上場企業に広がる。
これまで優等生であった企業に対しても批判的なコメントも述べられている。
社外取締役の必要性などコーポレートガバナンスの変化や
政治的背景を基準にした企業の取り組みについてもバッサリと切られたり・・・。
ファミリービジネスに留まっていない。

言わんとしていることは理解できる。
今の法律に照らし合わせば当然のことともいえる。
しかし、判断は難しい。
上場企業でなくても許されないことはあるだろう。
日本の大半を占めるオーナー企業が読んだらどう感じるだろうか。
必ずしも共感はしないだろう。
自分がどうすべきか考えさせられてしまった・・・。

本書のタイトルは『「理」と「情」の狭間』。
これほど絶妙なタイトルはない。
その狭間に立つ者も多いだろう。

揺れ動く方には是非、読んでもらいたい。

食べ物のはなし 番外編 ネギ塩ワンタン麺

今日はみどりの日。みどりと言えばJR山手線です。
どうしたことか僕はJR山手線五反田駅に立っていました。
なぜここにいるのかは分かりません。
何かに導かれてここに吸い寄せられたようです。
みどりは不思議な力を持っています。

「孤独のグルメ」の井之頭さんのように周りを見渡します。
右も左も分からない土地です。
勝手知った円頓寺周辺とは大きな違いです。

「オレはここでどこに行けばいいんだ・・。」
自問自答しながら彷徨います。
銀座をスイスイ歩く自分とはまるで別人です。
東京は広いと改めて感じてしまうのです。

しかし、名古屋の人気食べ物ブロガーとして恥ずかしい姿は見せられません。
勇気をもって臨まねばなりません。
「すいません、このあたりで美味いラーメンのような食べ物を食べさせてくれるお店はありませんか?」
中途半端な質問を投げかけます。

「ラーメンのような?あっ、あっちの方に美味いワンタンの店があるよ。」
いかにも五反田が似合うお兄さんが答えてくれます。
あっちの方に歩いていくと「広州市場」さんがありました。

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お店の外には人が並んでいます。
どうしようかと迷いましたが、ここは人気食べ物ブロガーとして諦めるわけにはいきません。
行列に並びます。

先頭のお兄さんが見ているメニューを覗き込みます。

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「えっ、こんなに種類があるんだ。これは困ったぞ。」
と心の中で呟きます。
しばらくすると店内に案内されました。

「えっ~と、まずは生ビールとワンタン3種盛りをお願いします。」
ここはワンタンを見極めなければなりません。

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「お~、こんな感じか。なかなか、やるじゃないか。」
と賑やかな店なので少々声に出しても誰も気づきません。
カウンターにあるたまねぎソースやラー油をかけていろんな味わい方を楽しみます。
体がワンタンで落ち着いたところで次に挑みます。

「さてと、どうするかな・・・。」
メニューを眺めるといろんなワンタン麺が並んでいます。
大体は一つの丼にワンタンが10個入っています。
「これはワンタン仮面になってしまうな。ハハハッ。」
と明らかにくだらないそれでも五反田的なギャグを飛ばしながら、
「すいません、ネギ塩ワンタン麺をください。あっ、あと生ビールも。」
とお店に失礼のないように注文します。

ネギ塩ワンタン麺 760円

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「お~、なるほど。これはいろんな楽しみ方ができるなあ~」
と喜びを噛みしめながら食べ始めます。
こんなお店は円頓寺にはありません。
名古屋にもありません。

いい感じでお店も回転しています。
僕はビールを飲みながら店内を見渡し、ひとり頷きます。
「うん、なかなか、やるじゃないか。頑張ってくれたまえ。」
ちょっと上から目線になりながらお店を出ます。

時に街を彷徨うのもいいものです。
ごちそうさまでした。
次回は多分、名古屋に戻ります。

なかなかやるじゃないか。ランニング日記1604

気持ちよく走れる時期は少ない。
この4月はその中でも最も気持ちがいい季節。
桜を眺めながら走ることもできる。
例年であれば近くの戸田川緑地公園の桜を横目に颯爽と走る抜けるのだが(笑)、
今年はタイミングが悪く一度もそのチャンスがなかった。
それは残念で仕方がない。

かといって4月が走れなかったわけではない。
ジムも含め、小まめにせっせと走っていた。
ブログにも書いた根尾淡墨桜マラソンの33kmRUNもあった。
結構、ハードな大会だった。
先日送られてきた完走証。記録は自分で書く。

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写真も自分で貼る(笑)。

この大会の練習のために前週は16kmの距離も走り込んだ。
フルマラソンランナーから見ればしょぼいとは思うけど・・・。

4月3週目は1週間で31km。
翌週は38kmを走った。
こんなペースなら100km目標なんて楽勝だと思われるだろう。

えへん!
そう。楽勝なのだ。

4月の走行距離はなんと101km。
なかなかやるじゃないか!
目標よりも1kmも余分に走ったわけだ。

なんとなく軽蔑の眼差しがこちらのほうに・・・(汗)。

楽勝でもなんでもない。
ギリギリクリアしただけ。
やっぱり月間100km走るって簡単じゃない。
この程度の走りしかできないから足が攣っちゃうんだろうけど(苦笑)。

前回の100km達成が昨年の5月なので、ほぼ一年振り。
目標達成は一年に1回きり。
出来の悪いランナーとしてはこの程度なんだ。
少なくとも東京のライバルには勝っていると思うけど。
こちらは楽勝かな。
名古屋のライバルは微妙だな・・・。

今シーズンの大会は終了。
昨年走ったぎふ清流マラソンはあまりにも暑いのでエントリーしなかった。
これで秋まで出場する大会はない。
結局、今シーズンでハーフマラソン以上を走ったのは4月の1回だけ。
あとは安城マラソンの10kmの部門に出たのみ。
マラソンを始めてから最も少ないシーズンとなった。

これでは速くなることも体力が増すこともない。
だが、このままフェードアウトするわけにもいかない。
来シーズンは今年よりは確実に出場せねばならない。

そのためにもこの5月もコツコツと走り続けたい。
目標はクリアできないと思うけど・・・(笑)

プラチナフォーラムでの学び その2

「日経トップリーダー プラチナフォーラム2016」の第二弾。

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3つ目は全盲の弁護士 大胡田誠氏の講演。
読みづらい苗字だが、おおごだと呼ぶ。
僕は今回初めて知ったのだが、
大胡田氏のドキュメンタリーや彼をモデルにしたドラマも制作されている。

テーマは「あきらめない心の作り方」。
大胡田氏が失明し、コンプレックスから脱出し、弁護士を目指し猛勉強。
その苦労の結果、司法試験に合格し、現在は同じく全盲の奥さんと2人のお子さんを育てている。
その半生について話を伺った。

何度も涙が出そうになった。
彼の苦労を思えば僕の半生や苦労なんて、屁みたいなもの。
何不自由なく育ってきたわけだし、育ててもらった。
改めて親に感謝しなきゃいけないし、
自分の子供にもこういった方が社会で活躍する現実を知ってもらいたい。

いくら弁護士資格を取っても、仕事にハンディはついて回る。
しかし、そのハンディをハンディと思わせない仕事ぶりは敬服するばかり。
依頼者との信頼関係が目の見えない弁護士にとっては一番大切であり、
その関係性を築くために相手を徹底的に信頼する。
当たり前に思えるようなことを僕自身も軽んじてしまう。
そんなことは自分が気づかないだけで度々あるはず。
人として大切なことを教えてもらった。

そして、最も印象に残った言葉。
「『もう無理だ』と思った時が夢に一番近づいたとき。」
それはそれだけ努力を重ねている証。
努力の量に比例しているという。
キミはもう無理だと思えるほど、頑張っているか?
そう問われているような気がした。
反省・・・。

できない理由もできる理由も必ず見つかるんですね。
これまでの経営者の講演とは一線を画したが、感動的だった。

そして、最後は日立製作所元社長 川村隆氏。
あの「ラストマン」の著者で、少し前に日経の「私の履歴書」も書かれていた。
ブログを書いてて気づいたが名古屋市長と同じ名前なんですね(笑)。
これまでの経歴を拝見するかぎり、厳格で固い方とイメージしていたが、
実際は温厚で結構ユーモアも持ち合わせている方であった。

日立のV字回復の話はデカすぎて想像がつかない。
戦後ワーストの7873億の赤字と言われてもピンとこない。
2億の赤字と言われた方が、ズッシと体が重くなる(笑)。
しかし、それは僕のような小さな人間の思うことで、
国内外合わせ30万人を超える従業員を抱えていたら、そのプレッシャーは半端ない。
トップリーダーのあるべき姿を語ってもらったが、ここは割愛(笑)。

他のトップリーダーと比べ特別なことがあるわけではない。
しかし、エネルギッシュでありながら、冷静沈着さが求められる。
大きい組織であれ、小さい組織であれ、求められるリーダーは大差ない。
しかし、大きい組織の方が抵抗勢力の数が多く苦労しそうだと講演を聞きながら感じてしまった。
こちらも勉強になった。

今日もとりとめなくまとめただけのブログ・・・。
たまには一日中トップの講演を拝聴するのもいいこと。
少しでも吸収できるところは吸収し、真似もしていけばいい。

いい機会をありがとうございました。

プラチナフォーラムでの学び その1

先週27日は東京で開催された「日経トップリーダー プラチナフォーラム2016」に参加。

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「日経トップリーダー」購読者のプラチナ会員は無料で招待なのだ。
当日初めて知ったことだが、昼食のホテルビュッフェも無料。
なかなかいいサービス。

メインとなるプログラムも、いい学びになったので備忘録的に2回に分けて記しておきたい。
ブログで紹介するのは4つの講演。
今日はタビオ会長越智直正氏と元LINE社長で現在はC Channel社長の
森川亮氏の講演をまとめるとしよう。

「靴下屋」を経営するタビオの創業者 越智氏はちょくちょく日経トップリーダーに登場。
先月7の送られてきたCDも越智氏の講演であった。
正直言って、とても聞き取りにくい。
何度もCDを聞いたが、なかなか理解できなかった。
今回の講演はCDとほぼ同じ内容。
聞き取りにくさは相変わらずだが(スミマセン)、
直接話を伺うため、格段に理解することができた。

するとどうだろう。
改めてCDを聞くとスムーズに理解できた。
す~っと体に入ってくる。
やはり何度も聞かないと自分のものにならないことが多いですね。
言いたいことはそんなことではない。
ここで語られた講演内容。

テーマは「戦わない経営 中国古典の教え」
越智氏は中学卒業後、丁稚のような状態で靴下問屋に就職し、
荒波に揉まれながら自分で事業を興す。
波乱万丈な人生を送り、現在に至ったわけだが、
経営において参考になったのが中国の古典だという。
「孫子の兵法」は丁稚時代に古本屋で購入し、最初は全く理解できなかったが、
全て暗記するまで読み込み、その通りに実践していたという。
ここまで語り継がれた歴史書は間違いない。

ここ50年くらいで書かれた経営書なんて役に立たない。
そんなことを仰られていた。
最近のビジネス書ばかり読んでいる僕はハッとさせられた(笑)。
長い歴史には”真理”が書かれており、社長は”真理”をつくことが仕事という。

社長が社員を頼りにすることが重要で、仕事はどんどん任せておけばいい。
自分で知恵を出すのも限界があるのなら、人の知恵を使えばいい。
社長は深刻になったらダメ。
特に中小企業の経営者はやりたい放題でいい。
経営者が一番大切なのは夢。
そんなことを熱く語られていた。

僕が実践していることもまんざら間違っていないと都合のいい解釈をする
と共にもっと夢を語らなければいけないと反省。
夢というよりは理想しか語れていない自分はまだまだ程度が低い。
もっと理想を大きくし夢に導かねばならない。
と素直に反省。

そして、森川氏の講演。
テーマは「成功した瞬間から、成功体験を捨てる組織の作り方」

森川氏の様々な業界での経験を通し、感じられてきたことを語られていた。
ここで強調されていたのが変化への姿勢。
最近、未来を予測する書籍の出版が少ないのは、あまりにも変化が早すぎて、
著者が出版した頃には時代が変わっている可能性が高いためだという。
森川氏の目から見れば日本は変化をしない国。アジア諸国は変化を楽しんでいる。
そう考えられているようだ。

特許がイノベーションを起こすネックになり、
歴史やブランドが変わりにくい環境を作っていくとも言われていた。
LINEを作ってこられた方の視点は僕のような平凡な物事の視点を持たない者とは大きく違う。
学年は同じはずなの能力の差はここまで開いてしまうものなのか・・・(笑)。

やっぱり一本のブログにあれもこれも入れようとするのは限界があるのかも・・・。
参考になるような内容は書けなかった気がする(苦笑)。
まあ、全部披露するも勿体ないしね。

明日は別の講演を紹介したい。
個人的にはその講演が一番良かった。

明日、ちゃんと書けるかな・・・。