これからも前向きに 名大社会長ブログ

カテゴリ「これからを思う」の記事一覧:

人間ドックへGO!

本日、2年ぶりに人間ドックに入って検査を受けた。人生で二度目である。
普段、病院に行くケースがほとんどないため、この行為自体に緊張してしまう。
(体が丈夫なことだけが僕の唯一の自慢なのだが、その頑強さについてはいずれブログで公表したいと思う。)
その独特の雰囲気に、思わず足が後ずさりしてしまうのだ。好き好んで行く人はいないとは思うが・・・。
前回、人間ドックに入った時は、異常な箇所は全く見つからず、診断結果の用紙は白紙の状態。その当時の上席に「お前に入らせるだけ、もったいない」と冗談とは言え、キツイ言葉も頂いた。
しかし、前回とは立場が違う。責任の重みも違う。相当、体は蝕まれているのではないかという自分なりの予測のもと、近くの病院に足を運んだ。
身長、体重、視力検査から始まって、システマチックにどんどん検査が進んでいく。増えた体重を後悔するヒマもなく、各担当に振り分けられた先生に呼ばれて、衣類を脱がされ、血を抜かれ、ゼリーを塗られ、どんな状態にあるのかよくわからないまま、進行していくのだ。
そして、やってきた。一番嫌な行為が・・・。
バリウム。
これも人生二度目の経験なので、まだまだ初心者の域なのだろうが(ベテランはいるのだろうか・・・)、やはり嫌な行為である。
バリウムは世の中の相当な嫌われ者なのだろう。
担当医がレモン味かサイダー味のどちらがいいか勧めてきた。知らないだけかもしれないが、以前はなかったサービスである。嫌われまいと努力しているのだ。
どうせならストロベリー味とかコーラ味とかもあっても良さそうだが、バリウムなりの開発の難しさがあるのだろうと勝手に解釈した。ただ、随分と飲みやすくなったのは確か。吐き気もなかった。
それでも、診察台に乗り、グルグル回され、右を向けだの斜めにしろだの指示に従っているうちに何だか車酔いの状態になってしまった。長時間のグルグル体験ではなかったため、すぐに車酔い状態は治まったが、できれば避けて通りたい診察ではある。最後に問診を受け、この日の検査は終了。
検査結果はしばらく先のことになるので、現状はなんとも言えないが、特に問題はなさそうだ。強いて言えば、もっと体を絞り込む必要がある事くらいだろう。
こういった健康診断を受けると体をケアする重要性を感じる。自分の体だがら、どこが悪かろうと自分の責任であるのは間違いないが、今の立場では不健康であると周りに迷惑をかけることに多くなる。
そう思うと自分の体だけではないということか。無責任な行動も許されない。
前回同様、真っ白な診断結果を期待したい。

GREE 田中氏からの学び

10日金曜日はグロービスが主催するTVセミナーに参加した。GREEの社長の田中良和氏の講演と対談を東京からリアルで中継して、名古屋と大阪に配信する企画である。
GREEといえば、確か5年ほど前のに学生モニターに招待してもらい、mixiよりも先に登録したSNSである。その当時は面白がって、日記を書いたり、いろんなコミュニティを覗いたりしていた。
田中氏の「僕が六本木に会社をつくるまで」も勢いで読んだ記憶がある。
SNSの走りはGREEだったはずだが、その後、mixiに押されて静かになったと思いきや、無料ゲームで息を吹き返し、今や時価総額で200番目の日本を代表する企業となった。
その田中氏の講演をTVセミナーで拝聴したわけだが、内容は痛快そのものだった。33歳という若さもあるだろうが、Tシャツにジーパンで登場した姿は自然体で、楽天時代の三木谷氏との関わりや起業時の苦労を実に楽しそうに話されていた。
新卒で入社したソネットを10ヶ月で退職し、友人の誘いで入社した楽天。そこでの経験や三木谷氏から受けた影響や学びが今の田中氏を創り上げたと言っていいだろう。
その後、起業し現在に至るわけだが、彼の仕事に対する姿勢が、今の大きな成功に結びついている。それは、徹底的に考え、徹底的にチャレンジすること。失敗を恐れず、まずは実行、そして継続。その徹底度があるからこそ、運よく成功できたのだと田中氏は語っている。
受講生からの質問にも、「運がよかったから成功しただけ。楽天もグーグルもたまたま上手くいったにすぎない」とビジネススクールの主催イベントとは思えない非論理的な回答を繰り広げてはいたが、実は論理的に考えたからこそ、導き出した答えがそこにあるようであった。
そして最も大切なのは「あきらめずに前向きにやること」だという。僕のブログのタイトルみたいで素晴らしいコメントだ。(な~んて・・・)
正直なところ、若手経営者のカリスマ性であるとか、研ぎ澄まされた感性の持ち主であるとかを感じたわけではなかった。
しかし、その熱く、一つの質問にも真剣に応える姿は、田中氏がこれまで培ってきた経験や人との関わり方を上手く表していたと思う。
テーマが「夢を形にする情熱の源泉とは~インターネットを通じて、世界をよりよくする」。
このテーマに沿い、ネット社会の行く末を拝聴しようと参加したセミナーだったが、実際は一人の経営者の考え方や行動を学ぶセミナーとなった。
自分なんて人より秀でた能力は全くないと謙虚な発言はされていたが、学生時代からMBAの書物を読み漁り、マイケル・ポーターの講演に参加する行為は、やはり尋常ではない。僕なんて、つい数年前までポーターなんて存在すら知らなかったわけだし・・・・。
田中氏いわく、これからが本当のインターネットの時代で、世の中を変える大本命だという。その中で、日本の企業として、グローバルに戦っていくことに大きな意味があるとの事。
規模の違いはあるにせよ、名大社もネットの関わる事業は遂行している。彼のネットに対しての熱い思いを、爪の垢を煎じて少しは飲んでおく必要がありそうだ。

燃えよ!ドラゴンズ

確か昔はジャイアンツファンだった。
しかし、何故か最近はドラゴンズを応援している。地元愛なのか、息子の影響なのか、大きな権力への抵抗なのか、自分でもよく分からないが、いつの間にかドラゴンズを応援するようになっていた。
昨日の日曜日、息子と一緒にナゴヤドームにジャイアンツ戦の観戦に出掛けた。首位との差が0.5ゲームとなり、ナゴヤドームも否応なく盛り上がり、この日も満員御礼の表示が出ていた。
ドーム1
このゲームも終始、ドラゴンズがゲームを握り、ひやひやするシーンもあったものの、結果としては浅尾、岩瀬の必勝リレーで完勝。ファンにとってはたまらない一日となった。
普段、ドームに行く時は、長くても8回くらいで席を立って帰っていたが、この日は息子の要望もあり、ヒーローインタビューまで見てしまった。
ドーム2
ドーム自体が一体感に包まれ、テレビでは感じる事のできない、いい雰囲気を味わう事ができた。
土曜日は、45歳の山本昌が完封勝利。同世代のオジサンたちに勇気を与えていた。
僕もその一人になるのだが・・・。
ドラゴンズが盛り上がると名古屋も活気づく。我らグランパスも調子がいいが、その与えるインパクトはドラゴンズとは比較にならない。
日常会話の話題も提供し、笑顔も増える。地元チームが強いことはうれしいことだ。
それが理由ではないが、ドームでもたらふくビールを飲み、いい気持ちになってしまった。
燃えよ!ドラゴンズ。残りの試合を期待している。

感謝!無事に終了!

昨日は、この2ヶ月間通ったビジネススクールの最終日。以前のブログでも紹介した「ビジネスプレゼンテーション」の最後の講義だった。
この講義は4回のみの短期間のコースだったが、その分、内容も濃く充実した2ヶ月を過ごすことができた。特に最後のクラスに向けては課題のボリュームも相当で、先週は朝4時台に起床して、予習を行う日が続いた。
久々に睡眠不足が続いた週でもあった。
今回は外食チェーンの本部がFCに対して、新たな方針を発表。FCの理解を得て、その新しい方針に賛同してもらうために、どうプレゼンが有効的なのかを検討するのがその内容。
聞き手(FC)の立場を設定し、どんな関心があるかを分析し、ストーリーラインを組み立てる。そのストーリーラインをベースにプレゼン資料を作成するわけだが、この工程を組むのは難易度が高い。
一つ一つのメッセージも研ぎ澄ませる必要があるため、それを考えるのが結構しんどい。それにかなりの時間を要した。ただ、それをクリアしないと自己のスキル向上には結びつかない。
めんどくさい、めんどくさいと思いながらも、あれこれ構成を考え作成した1週間であった。
しかし、そんな自分はまだまだ甘い。同じクラスの受講生はすこぶる真面目で、この講義のための予習や復習に相当な時間を費やしてきた。僕は一度も参加していないが、講義前には必ず勉強会を開催していたし、クラスのない日曜日も市内の会議室を借りて、共に学んでいた。それもほとんどのメンバーがである。
自分が出来の悪い不真面目な受講生に思えてしまうほど、そのメンバーの取組みは真剣であった。そんなメンバーは、むしろ僕にとってはありがたい存在。
メーリンクリストでもクラスでも活発な議論が繰り拡げられたため、気づかされる面も多く、学びも大きかったからだ。
また、学びだけでなく、懇親会も積極的だった。毎回行われる懇親会は講師を含め、ほとんどのメンバーが参加。最終回もやむを得ず参加できない1名を除き全員が参加した。総勢12名で数は少なかったが、いい意味で一体感のあるクラスであったと思う。
打ち上げも大いに盛り上がり、終電近くまで、はしゃぎまくっていた。クラスを終えた安堵感がよりハイテンションな環境を生んだのであろう。
肝心なプレゼンの成果で言えば、もっと時間をかけて考え込まなければならないという反省が残る。(ただの言い訳・・・)。そして、「スティーブ・ジョブズ脅威のプレゼン」ではないが、もっと練習を積まないと上手くは進まない。
これまでのような感覚的な作業では、すぐに限界が訪れるということだ。
あっという間の2ヶ月であったが、その2ヶ月は有意義であり、何よりもクラスのメンバーに恵まれたことで、刺激の多い期間であった。
クラスを無事に終了したことにも、共に学んだメンバーにも感謝したい!

ドアラのサイン

小学校3年の息子は、野球好きであり大のドラゴンズファンである。朝起きて、まず最初にする行動は中日新聞のスポーツ欄をチェックする事だ。
サッカーも野球と一緒に習ってはいるが、あまりサッカーには関心がないようで、親子で外で遊ぶのも専らキャッチボールが中心である。
僕はサッカーの方が好きなので、多少のもどかしさもあるが、やはり子供が打ち込めるスポーツの方がいい。その強すぎる野球への興味も容認している。
ナゴヤドームにも試合を観に行く機会も多い。
ナゴヤドームでは、試合が始まる前にドラゴンズの選手が守備に就く前にスタンドにサインボールを投げ込む。
いつも観戦する席は三塁側の内野席なので、森野が席の近くに投げ込むボールが近くまで飛んでくる。
つい先日、観戦した時も息子があと少しでボールを掴みそうになったが、近くのオジさんに競り負け、悔しい思いをしたことがあった。
そのリベンジではないが、昨日のヤクルト戦も嫁と観戦に出掛け、そのサインボールをゲットすべく臨戦モードに入っていたようだ。
結局、森野のサインボールは獲得できなかったが、次のチャンスが5回に訪れた。ナゴヤドームでは、5回になるとチアドラ(ドラゴンズのチアガール)が短い時間ダンスを行う。
その際、大砲でもって、いくつかのボールをドカ~ンと放つ。そのボールは方々に飛んでいくのだが、その一つを息子がゲットしたのだ。
そこには人気キャラクター ドアラの直筆サインがあった。
ドアラのサイン
ドアラ本人(?)が書いたかどうか定かではないが、本人にとってはいいプレゼントになったようだ。
この日もドラゴンズが勝利。21日時点で、ドラゴンズは首位と1.5ゲーム差で調子も上がっている。我がグランパスもフロンターレに大敗したものの、首位をキープしている。
まだまだ先の見えない景況感の中で、名古屋の両チームが元気がいいのは、数少ない喜ばしい話題である。
このままの勢いが続く事を期待したいものだ。

首位グランパス

8月14日の浦和レッズ戦で勝利し、ついに名古屋グランパスエイトが首位に立った。ワールドカップ以降、危うさでは圧倒的だが、それでも負けないグランパスが続き、ここまできた。
18日のゲームが苦手とする川崎フロンターレなので、この首位の期間は一瞬のうちにに過ぎ去ってしまうのかもしれないが、そこは後半戦がスタートしたばかり。じっくりと構えて見守っていきたい。
先日、CBCで放送されたピクシーの特集も思わず感動してしまったし、燃え尽きた症候群に思われた闘莉王も、ピクシーの一蹴りで蘇ったようだし、ワールドカップで出れなかった玉田も乗ってきて、期待感が沸いてくる。
ただ、このまま好調な状態が続くとは思えない。折れ線グラフがのこぎりの目を刻むことになろうが、最後には頂点で横線を描いてくれればいい。
そんな状況を予測してかどうかはわからないが、サークルKサンクスに勤める僕の友人が、こんな弁当を期間限定で発売してくれる。
(僕の友人が企画したわけではないと思うが・・・)
グランパス弁当
「名古屋グランパス応援 牛焼肉弁当」
先日の中日新聞の記事で知って、早速食べてやろうと思い、近くの店に顔を出すも19日からの発売とのこと。
場合によっては、この弁当が売り出される日には首位陥落が有り得ないわけでもないが、一度はこの弁当を食べて応援したいと思う。
中味は普通の焼肉弁当としか思えなくもないが、そんな事はどうでもよく、これで縁起担ぎができればいいのだ。
ピクシー就任3年目、いよいよ待ち望んだ日がくるのかもしれない。
「Never Give Up」だ!

進め!グランパス

ワールドカップがスペインの優勝で終了し、サッカーへの関心が否応なくJリーグに移ってきた。
そう、名古屋グランパスである。
大幅な戦力補強で優勝候補に挙げられながらも、強いのかそうでないのかよく分からない試合が続いている。
Jリーグが再開した昨日、対戦相手は16位と低迷する大宮。一人のサポーターとしては、勝利は間違いないと勝手に判断するが、簡単には進めない。TVのニュースと新聞の情報でしかないが、甘くはないようだ。
前半でブルザノビッチが退場。ゲームの半分以上を10人で戦わなければならない厳しい状況。
これまでであればズルズルと押し込まれてしまう事も多かったろうが、ワールドカップで一試合も出れなかった楢崎のストレスもあるのだろう。ファインセーブを連発していたようだ。
そして、燃え尽きた症候群に落ちかけていた闘莉王。ギリギリまで現役にこだわってプレイしたピクシーに無理矢理試合に出され、途中交代も許してもらえず、闘志の炎を燃やすしかなかったようだ。
後半に何故か髪の毛をバッサリと切ったケネディにアシストし、ケネディはそれを得意のヘッドでゴール。1×0で勝利した。
(息子は、ケネディをドイツのクローゼじゃないかと言っていた。単に顔が長いだけか・・・)
苦しい状態ではあったが、何とか勝利で後半戦をスタートした。上位には鹿島、清水が、下からは川崎あたりが突き上げてくる。全く安心はできない。
でも、そろそろだとも思いたい。
我ら名古屋グランパスのJリーグ制覇を・・・。
名古屋が活性化するには、ドラゴンズだけでなく、グランパスの飛躍も必要となる。
もし、グランパスが優勝したら、その最大スポンサーのトヨタの車に買い換えたいと思う。
これも地域活性化のひとつだろう。
進め!グランパス!

就活スーツのゆくえ

本日の日本経済新聞に、就活スーツに関わる記事があった。就職戦線が長期化することや早期化することで、この夏のシーズンに学生がリクルートスーツを着る機会が増えているという。
実際、僕自身が担当する大手紳士服専門店でも既に大学3年生の就活スーツの購入が増えていると聞く。この大手紳士服専門店の仕事は、もう10年近く担当させてもらっているが、ほんの数年前はスーツの売り上げのピークは年明けだったと記憶している。
それが年内にずれ、今やこの夏の時期に就活生が購入する時代になった。インターンシップに力を入れる大学も増えたのも、その要因だといえる。以前と比べスーツの価格が驚くほど下がっているとはいえ、学生にとっては痛い出費となるはずだ。それも秋や冬ではなく、このジメジメとした暑い時期に着なければならないのは、軽装が当たり前の学生には苦痛でたまらないだろう。
社会人であればクールビズだといって、ノージャケット、ノーネクタイで通すことも一般化してきてはいるが、これから自分自身を選考にさらす学生はそんなことは言ってられない。
僕が第一線で営業をやっていた時代は、スーツが当たり前だったので、この夏場の時期が一年通して一番辛い時期であったが、それも昔の話。今は就活生やインターンシップ生が日本の中で、一番大変な思いをしているのかもしれない。時間の経過とともに、就活生もクールビズだ!となるのかもしれないが、今の環境下ではすぐに訪れることはないだろう。選考では、まだまだ第一印象が重要視されることが多いのだから・・・。
ただ思うのは、その就活スーツをヨレヨレになるまで着こんだか、そこまで懸命に頑張ったか、それが大切だと思う。理想的には暑くなる前の段階で志望先に内定をもらい、就職活動を終了することがいいには違いない。
しかし、そうではなかったとして、その暑苦しいスーツを着て行動する時期があった事は、決して無駄にはならないだろう。
4年生においては、最初に買ったスーツがボロボロになり、二着目、三着目の必要性があるのかもしれないが、その努力を裏切ることはないはずだ。むしろ、就職先が未定のままにも関わらず、きれいな状態のままの就活スーツが存在していることが問題だと思う。
今、活動中の4年生は時期的にも精神的にも本当に辛い時期を迎えているだろう。しかし、この暑い時期にどれだけ動けるかが、これから先の人生にもつながってくる。
いずれ涼しい時期はやってくる。
汗だくになりながら、動き回るのもきっといい思い出になると思う。

大学3年生へ

本日、いつも懇意にさせて頂いている地元の大学で就職ガイダンスの講師を担当させていただいた。
午前中は3年生対象、午後は4年生対象のガイダンスである。
どちらも90分のクラスなので、さすがに2回を終えると体力も消耗するが、心地よい疲労感が残った一日でもあった。
中でも午前中のクラスでは、260名もの学生さんが出席し、真剣な態度で話を聞いてくれた。それだけ現状の就職環境の厳しさに危機感を抱き、早めの準備を行っている証だろう。
元来、こちらの大学は女子学生の比率が高いが、本日の出席者も圧倒的に女子学生が多かった。女子学生の方が積極的であるとは、最近よく言われることではなるが、それが如実に表れたクラスとなった。
テーマは「大企業だけが狙い目ではない。中小企業の探し方」。以前、母校のガイダンスで話した内容を3年生向けに大幅加筆編集して作成したテーマ。当初、4年生向けに話して欲しいと依頼を受けたテーマだが、これから就職活動を始める3年生にも必要性を感じて頂き、急きょ、追加で決定したのだった。
今年の就職環境も厳しく、現4年生も苦戦しているケースが多い。その中でも、予め中小企業に対し、積極的な取組みを指導している大学は、内定率が高いという。
大手志向が多い中、早い段階から中小企業に目を向けさせて、そちらも同時に志望を出させている大学は結果的に学生が順調に推移しているというのだ。
大手狙いで、それが上手く進まず、後半途中から中小企業に志望先を切り替えても、時既に遅しという場合も多い。中小企業についても早め早めの企業研究が必要となのだ。
就職活動をこれ以上早期化させるつもりもないが、気づいた時には企業の選択が限られているというのは学生側に立てば辛すぎる。
そうだとすれば、中小企業の魅力を大手企業を研究する段階で行うことは、学生にとっても間違いなくメリットはあるはず。そのためには、全くイメージできない中小企業のどんな点が魅力的なのかを理解してもらわないといけない。
東海地区の中小は堅実経営が多いという内容から、トップとの距離が近い、成長スピードが早い、家族的な雰囲気など、いろんな事例を説明しながら、中小企業の魅力や探し方、見極めのポイントを伝えた。
中小企業を選べと言っているわけではない。いろんな企業に視野を広げる事で、より本人の可能性が高まることが重要であると考えるのだ。
ガイダンス終了後、キャリアセンターの方に参加した学生のアンケートを見せてもらったが、その必要性に関しては十分理解してもらえたようだ。大手だけでなく、中小も探して行きたいというコメントが多かったからだ。
少しでも「気づき」を与えることが出来たのは、講義を担当した本人としてもうれしいことである。
この事業を推進する者として、これからも学生の未来に貢献していきたいと思う。

大学での講義

本日は、愛知県のある私立大学の「リーダーシップ論」の授業で、社会人講師として90分のひとコマを担当させていただいた。
大学3年生・4年生が中心ということもあり、就職を見据えた上で、自分がこの21年間、どんな仕事を行い、リーダーシップを発揮してきたかをその時々の事象を解説しながら話をした。
前回のブログでも書いたように、よりリアルな姿を見せた方が、学生に伝わるのではないかと感じたからだ。
クラスがスタートし、担当の教授が僕のことを紹介してくれている最中に席に着席する学生が多く、実際、自分の話がスタートした段階でも、当たり前のように入室してくる学生も多かった。ある程度は予測はしていたとはいえ、また、自分も真面目な学生ではなかったとはいえ、残念な光景であった。講義中も携帯電話をいじっている学生も居れば、正々堂々と眠り始める学生もいた。
悲しいと受け止めるよりは、これが現実と認識しなければならないのだろう。一方で、メモを取り、うなずきながら受講する学生も多く、それがなければこちらのモチベーションも上がらなかったと思う。
(後々話を伺うと、それでも今日は普段よりもみんな真剣だったというから、いかに学生を惹きつけることが難しいかがよくわかる。)
今回の講義では、僕自身が新規事業の責任者となり、苦労しながら立ち上げてきた時に学んだリーダーシップの在り方を中心に、駆け出し社会人に必要な事、経営幹部に求められる事など、「働く」という中でより実態に近いことをパワーポイントを使いながら、その当時の日記も紹介し説明した。
70分程度、話をさせてもらった訳だが、終了時には、あまり手応えは感じなかった。学生の反応が全く見えなかったからだ。
授業終了後、担当教授と昼食を共にし、その後提出されたアンケートを読む時間を頂いた。そのアンケートを読んで、正直驚いた。
「将来、仕事をする上で参考になった」
「仕事をする上で継続することがいかに重要かがよくわかった」
「普段の授業では学べないことが学べ、良かった」
など、うれしいコメントが多く書かれていた。中にはこんなコメントもあった。
「いい話をされているのだから、寝てる学生も起きて聞くべき」と・・・。
ダイレクトに表現したり、表情に表すことが苦手な若者が増えているのは事実だろう。
こちらの意図が伝わったことに対し安心したのと同時に、こういった学生をもっと教育していく必要性も強く感じた。
今回は、学生の感受性や実態を知る上ではいい勉強になった。
今後、このような機会があるかどうかはわからないが、少しでも気づきが提供できるのであれば、継続したいと思う。