現在、会社には二つの応接室がある。
一つは来客用や打合せ用。
もう一つが主に求職者のカウンセリングや1対1の面談に使用するための応接室。
空いている時は僕が社長室代わりに使うことも多い。
今のビルに移転した時に社長室なんていらないという判断から、僕のデスクはみんなと同じフロア。
「社長室はないんですか?」と聞かれることもあるが、特に必要性は感じない。
距離感を近くするのれあれば、ないほうが都合がいい。
単にオフィススペースが狭いという見方もあるが、それが基本的な考え。
ただ社内があまりにうるさく、静かに仕事したい時は応接室に避難することも度々。
(営業がいない日中でもギャーギャー社内がうるさかったりするのです・・・笑)。
まあまあ都合よく使わせてもらっている。
全然使用できない時も多いけど・・・。
つい先日、その応接に書棚を追加した。

今までは左側の一本しかなかったのだが、本が満杯になってしまったので買い足したのだ。
もっぱらここに置いてある本は僕が普段読んでいるビジネス関連の書籍。
自宅の書棚は既にいっぱいなので行き場がなく、それを会社に持ち込んでいる状態。
公私混同と思われるかもしれないがそうではない。
ここに置いてある書籍は持ち出し自由。
できるだけ会社のメンバーに読んでもらいたいと考え、そのスペースを提供している。
しかし、残念なことに僕の想いはあまり届いていないようだ。
持ち出しするのは一部のメンバーで、その存在すら知らない者もいるのではないか。
あくまでも自主性を期待したいので、とやかくは言いたくないし、
自分の価値観を押し付けるのもいかがかとも思う。
ブログに取り上げた書籍も並んでいるので、もっと関心があっても良さそうなものだが、
そもそも僕のブログにも全く関心がなかったり・・・。トホホ。
先日も「テツさんって、月3本くらいブログを書いてるんですよね。凄いですね。」なんて、
信じられないことを言うヤツもいた。
(ここではあえて、ヤツ呼ばわり・・・苦笑)
トホホ。余程、外部の方の方がよく知っている。
まあ、それはまだ僕の努力が足りないだけのこと。まだまだなんだ・・・。
新しい書棚はまだ半分以上、空いた状態。
ここに本が埋まるように僕の知識や教養も埋まっていけばいいのだが、
そんなふうに比例はしないだろう。
ただいろんな意味において読書は大切。
特に僕のような平凡な人間はここから多くのことを学ばなければならない。
比例することは難しいが、せっせと読んでここに足していくことにしよう。
ちなみに色物はありません(笑)。
今日は休みなので誰も入室しない。
僕は休みに関係なく午後からパネラーとしてちょっとしたイベントに参加。
何の準備もしていないけど、大丈夫かな?
昨日から東京出張。お昼は銀座の三笠会館、秦淮春でランチ。

銀座の高級店で優雅なランチなんて僕も偉くなったものだ(笑)。
ぎこちなさ満載、田舎者の上京が丸わかりだが、多少の気取った態度も必要。
打合せを含め有意義な時間を過ごさせてもらった。
今は内容を明かすことはできないが、間もなくリリースをしたい。
ワクワクする企画が組めそうである。感謝!
夜は相変わらず飲み会の予定が入っている。
そのまでの時間の潰し方を考えていたら、上手いタイミングで講演会を発見。
日経トップリーダー主催の「暗黙知の事業承継~経営者のDNAを後継者に継承させる成功法則」。

かなり大袈裟なタイトルだと思うが(スイマセン)、申し込みをし参加させて頂いた。
僕の今の状況からすれば事業継承はまだずっと先。
余程ヘタクソな経営をするか、体調を崩さない限り、すぐに事業継承をすることは考えにくい。
(いやっ、どうなるかはわからないけど・・・)
しかし、いろんな観点からその方法について学んでおくことは重要。時期は選ばない。
また、正解はひとつではない。
今回はファミリービジネスやM&Aの要素とは異なる視点での内容。
「会社の見えない知的資産(暗黙知)」を「見える化(形式知)」
にして後継者へ伝えることを本講演では目的にしていた。
そのための準備期間や準備のためのプライオリティは様々だが、一定の基準はあるようだ。
一般的に経営者の引退年齢の平均は66.7歳。事業承継時の理想の年齢は43.7歳。
(僕はほぼ理想に近かったか・・・苦笑)。
それをよりスムーズに行うには、第一に後継者の資質・能力の向上、
第二に後継者を支える人材の育成が重要だという。
もちろん業態や環境によって異なるだろうが、ここを重要視するケースは多いようだ。
このあたりの納得度は高い。
拙い僕の経験からもそれが重要だと考える。
しかし、そこは結構、感覚的な要素が強い。どう可視化かせ実行に落とし込むか。
これが相当難しい。
最終的には一緒にできるコーチが必要という結論になるのだろうが、
これまで学んできたこととは違う言語で話を伺えたのはプラスになった。
もっと学ばねばなりませんね。行動の方が重要だけど・・・。
夜は東銀座で飲み会。
これも僕にとっては大切な仕事だが、理解を得るのは難しいだろう(笑)。


う~ん、「喫茶すなっく のろ」って・・・。
今日は朝から夜までビッシリ。
FBからFnetへ。何のこっちゃ・・・。
異なる脳ミソを使う濃密な一日となりそうだ。
先日、機会を頂き「TOYOTA Investors Meeting 2015」に参加させてもらった。

トヨタ自動車の個人投資家を対象としたイベント。
トヨタの歴史や未来の技術を学べる展示コーナーや最新モデルの試乗など、
いくつかあるプログラムの中で僕の目的は豊田章男社長の講演。
基調講演「トヨタが考える持続的成長とは」と
ニュースキャスター小谷真生子氏との対談が一番の目的だった。
(やはり美人ですね・・・)
豊田家の三代目であり、世界を代表するファミリー企業の社長であるトップの講演は
ファミリービジネスとしても興味のあるところ。
多くの参加者はトヨタ自動車のこれからの戦略を聞きたかったと思うのだが、
僕はそれよりも三代目社長としての考え方や従業員との取り組みを楽しみにしていた。
詳細についてはいつものように割愛するが(スミマセン)、
この講演を通してトヨタ自動車の強さを改めて感じたのだった。
それはトヨタの手掛ける未来のクルマづくりや人材育成のことをいっているのではない。
もちろん、それも含まれるが、僕が強く感じたのは豊田章男社長が創業家として、
より強い責任感とリーダーシップを持ち、何よりも従業員を一番に考え、経営に携わっている姿勢。
2009年、米国での公聴会は代表的なニュースであると思うが、
トヨタ自動車が残るのであれば自分はどうなってもいいという潔さ。
自己保身は微塵も感じられない。
僕が学んできたファミリービジネスの理想をそのまま映し出していた。
投資家対象のイベントのため演出は当然だが、
僕は豊田章男社長の話を伺いながら、涙が出そうになった。
いや、正直、涙が出ていた。
(騙されやすい性格かも・・・笑)
つい先日も大塚家具の件でファミリービジネスについてブログに書いたが、
同じファミリービジネスでも天と地との差が開いている。
街頭インタビューでトヨタの社長はカルロスゴーンと言われていたように(笑)、
ファミリー企業として見られていない面はあるが創業家の想いは脈々と継がれている。
それはトヨタ自動車は社員が共に作った会社であるという共通の考え。
技術革新よりも、むしろその精神が永続的に続くことがトヨタの最大の強さ。
それを講演を通して最も感じたこと。小谷氏との対談も良かった。
あまり見ることがないオチャメな姿も披露していた。
この日、一日だけでトヨタが好きになってしまった。
次回、クルマを購入する時はレクサスかクラウンにしないと(笑)。
いやいやプリウスで・・・。
やっぱ騙されやすい性格かな。
いい機会を頂き、ありがとうございました。
名大社の決算は3月。本日でもって2014年度を終えることになる。
ほぼ予定通りの進捗で売上、利益とも確保ができたのは安堵するところ。
これも営業、内勤を含め一人ひとりが自分の役割を忠実にこなしてくれたおかげ。
改めて感謝したい。
今週に入り、一気に春めいてきて、外を歩いていても心地いいい。
昨日もウエスティンナゴヤキャッスルまで歩いたが、いい眺めだった。

決して昼から酔っ払っているわけではないですぞ(笑)。
明確な取り決めはないが、僕の中で一年の締めくくりは二つある。
ひとつは元旦から大晦日までの一年。
もうひとつがこの3月に年度末を迎える一年。
自分自身の目標は1年をスタートさせる元旦が基準。
会社としての取り組み姿勢(標語や方針)は年初だが、具体的な売上目標は新年度となる4月から。
ダブルスタンダードのような気もするが、これはこれで意味のあることだとも思う。
年初に立てる目標は常に更新することが要求される。
この目標ができた、できなかった等、定性的な面が多いのだが、前年の状況をみて目標を立て直す。
4月からの目標も前年比120%の売上げなど、
前年と比較しながら組み立てることもあるが、全ては一旦ゼロになる。
売上で言えばゼロから作っていくしかない。
特に我々のような業態はその傾向が強いので、前年の成功体験をそのまま持ち込めることもない。
僕自身が危機感に見舞われることが多い。
1月を迎える時はワクワクするが、4月を迎える時はドキドキする。
これからの一年、無事に過ごすことができるだろうか。持続的成長を維持できるだろうか。
小心者の僕は年度の初めはいつも不安に陥り、
時間が経つにつれ自信が回復し、そして勢いにも乗ってくる。
全然違うでしょ!と思われるかもしれないが、そんな気がする(苦笑)。
それをいい意味で和らがせてくれるのがこの春という季節。
桜に癒され、フレッシュな顔ぶれは元気をくれる。
明日からは2人の新人を迎える。
その新鮮さは会社にも僕にも活力を与えてくれる。
今期が良かったなんて、そんな満足感は今日一日でおしまい。
全てリセット。全員が新たな気持ちで臨んでいく。
2014年度お疲れ様でした。
来期もいい一年にしていきましょう。
昨日の新聞は大塚家具の経営権を巡る記事で賑わっていた。
結果は社長側に軍配が上がったわけだが、世間一般は結構冷ややかな目で一連の騒動を見ていたと思う。
醜い親子ゲンカくらいの感覚も多かったのではないだろうか。
僕も客観的に眺めていた一人ではあるが、
愛知県唯一のファミリービジネスアドバイザーとして(本当に?)、その記事を読んでいた。
詳細まで把握しているわけではないので、はっきりしたことは言えない。
誤解があるのかもしれない。
しかし、今回の一連の動きは明らかに議論の論点があちこちに錯綜していたとも感じる。
一般的にファミリービジネス(同族経営)は三位一体経営としてこんな感じで成り立っている。
この画像はちょっと前に社内での勉強会で僕が作成したもの。

自分で考えたわけじゃないけど・・・(苦笑)。
創業家、株主、経営者とが混じり合い構成されている。
本来、議論すべき場はそれぞれ異なるのが正しい姿。
経営は経営として話し合う、株主は株主の立場として話し合う。そうあるのが理想。
しかし、今回はお互いの戦略の違い、すなわち経営からスタートした問題が、
いつの間にか創業家(ファミリー)の問題に移り、そのうちに株主へと発展していく。
議論すべき論点が感情論が優先されることであちこちに流れていき収拾のつかない状態になってしまう。
泥沼になるのは仕方ない。
ドラマ「ハゲタカ」を彷彿させるプロキシーファイトもその構成を見れば、
ファミリーの力が大きく動き、公平性に欠けているようにも感じた。
他社の経営を語れるほど能力があるわけでもないし、
その実態はマスコミの情報しか知り得ないので無責任なことは言えない。
こうすべきというアイデアも持ち合わせていない。
だが、株主の方が苦言されたように「会社は一族のものではない」という言葉が全てを表している。
これでファミリービジネス(同族経営)のイメージが悪くなったのは確か。
表に出てこないだけで同様の問題を抱えてる企業も多いだろう。
一方で魅力的なファミリービジネスも多い。
会社の理念や文化を大切にし、その上で変革を行い、社員を大切にし健全な経営を行う。
そんな会社は僕の周りでも多い。
むしろ見習うべき点はファミリビジネスにある。
今回の一連の騒動でファミリービジネス全体に対するイメージが大きく落ちたのであれば、
それは残念で仕方ない。
そんなことを思う日曜の朝だった。
先週からスタートした個人面談。
新人からベテランまで全員に対して実施している。
ベテランは面倒くさいので30分程度だが(笑)、基本は一人1時間。
普段、会社でボ~ッとしていることがほとんどなので、この時間は結構ハード。
かなりくたびれる。
こんな制度は以前からあったわけではなく、3年前にふと思いついて始めただけ。
いろんな経営者の方と情報共有しているうちに必要性を感じ、
今では年度末を迎える3月の恒例行事になってしまった。
先週まで一緒だったインターンシップ学生は
「社長とそんな時間を過ごせるなんて、とても嬉しいと思います。」
と信じられないような事を言っていたが、誰もそんなことは思っていないだろう(笑)。
単純に迷惑がっていると思うが、どうだろうか・・・。
今日、明日は名大社の哲学者と一緒に何故か山梨まで合宿に出掛けるので一旦休止。
水曜日から再開する。
社歴、経験、役割によって話す内容や求める期待値は異なるのだが、
その中味は濃密で時間通りに終わらないこともしばしば。
今期の数字をオープンにし、その貢献度や取り組みについて話し合う。
ついつい僕が話し過ぎる場面もあるが、基本は聞く側に回る。
本人の現状分析や今後の果たすべき役割を語ってもらうことが多い。
そこで感じるのが意識の変化である。
贔屓目に見ているかもしれないが、年々、その意識レベルは高くなっている。
彼ら彼女らが名大社の中でどう行動すべきかを自分の言葉で話している。
会社の中心は自分と捉え、主体的に会社を語るようになっているのだ。
レベルの差があるのは仕方ないが、僕はその話を聞きながら、
頼もしく感じると共に嬉しくも感じる。誇らしくもある。
確実に理想とする組織に向かっている。
かなり贔屓目にみているし、現実はそんなに甘くはないが、そう思うのだ。
これは1対1で話さないと意外と分からないのかもしれない。
となると個人面談は必要。
年度末で何かと行事が重なり、慌ただしい日々を過ごすことにはなるが、
この時間も大切にしていきたい。
個人面談はまだまだ続く・・・。
引き続きどうぞよろしく!
一昨日は第3回東海経営者フォーラム。
各マスコミにも取り上げてもらったように700名ほどの方に参加いただき、無事終了することができた。
ご参加い頂いたみなさま、ありがとうございました。
また、共に運営を行ってきた西川塾の塾生仲間、お疲れ様でした。
成功して本当に良かった。
当日は午後から会場入りし、リハーサルを含め受付開始まで入念な準備。

今回僕の役割はステージ側。ゲストを滞りなく送り出す役割。
全然難しい仕事ではない(笑)。
幸いにも「山田さん、邪魔です。あっちに行ってください。」と言われることはなかった。
開会の挨拶には愛知県大村知事にもお越し頂いた。写真は後ろから・・・。

第一部は元グーグル日本法人社長村上憲郎氏の講演。
映画で見てきたSFの世界が現実になる。人工脳もそんな先の話じゃないんだ・・・。
僕のリテラシーでは難解であったが、今後の参考になる話が伺えた。
キーワードはIOT、O2O2Oか・・・。難しい~。
第2部のパネルディスカッションも刺激的で学ぶ面が多かった。

僕は相変わらず舞台袖のポジションだったので、そのディスカッションに集中はできなかったが、
トップ経営者ならではの話を伺えた。
全員参加は誇りを持った全員参加でなければならない。
切磋琢磨も信用に基づく切磋琢磨でなければならない。
塾生仲間である元F1ドライバーの山本左近氏も世界を見てきた一人。
ひと回り以上年下だが、世界を舞台に戦ってきた人物は違う。
その言葉にも重みがあった。
いい場を提供できて本当に良かった。
終了後、僕は会場を最終チェックをして懇親会場へ。
懇親会は和気あいあいの雰囲気の中、お酒を酌み交わす。
最後は西川塾事務局長の木下さんが挨拶。

そして、〆は今や名古屋の宴会では定番となった「名古屋ナモ締め」。

僕も舞台に立ち「ナモ、ナモ、ナモ~」と声を上げた(笑)。
気持ちのいい疲れが残った夜だった。美味しいお酒だった。
お疲れ様でした。
打って変わり、今日から大学生(就活生)が動き出す。就職活動がスタートする。
今日は名古屋パルコにあるクレストンホテルで「上場企業就職フェア」。
おかげさまに数日前に予約も締め切った。かなり賑わうイベントになりそうだ。
あいにく今日は雨だが、そのうっとしい天候を若い力で吹き飛ばしてもらいたい。
明日は体育会学生向けイベントも行うし・・・。
経営者向けから学生向けへとイベントは続く。
今朝は7:30に集合と朝早いが、今日も美味しいお酒が飲めるよう頑張っていきたい。

先週水曜日はグロービス名古屋新春セミナーに参加。
カゴメ株式会社の執行役員有沢正人氏による講演
「グローバルで勝ち続けるための人事制度の構築」を拝聴した。
有沢氏はりそな銀行出身でHOYA、AIU保険を経て現在はカゴメの人事部門を任されている。
この経歴だけ読むと非常に堅そうな人物をイメージされるかもしれないが、そうではない。
ざっくばらんな方で趣味の話をさせればそれだけで講演が終わってしまいそうだ。
ちなみに趣味はドラマ鑑賞、アニメ鑑賞(他にもあるが・・・)。
ちょっと首を傾げてしまいそうになるが(笑)、
これにも人事ならではの理由があり、大いに納得した。
現在のカゴメの海外比率は10%程度。
それを将来的には30~40%にまで持っていきたいという。
そのためには海外の現地法人を含め人事制度の改革が必要。
グローバル人事制度を構築するために有沢氏が3年前カゴメに招かれたとのこと。
プロパー主体の企業がいきなり人事部門の責任者に登用されるのはトップの覚悟の表れ。
社長が自社の人事制度に危機感を持たれていたようだ。
今回のテーマはグローバル人事の話なので、ローカルに生きる自分たちにとっては無縁の世界。
しかし、知っているのと知らないでは大きく違う。
その制度を取り入れる必要はなくても、
今、先端の企業がどんな取り組みをしようとしているかは理解した方がいい。
そんな意味では今回の講演は大きな学び。
詳細は割愛するが(すいません)、有沢氏が描くトップの理想的な在り方もとても参考になった。
”人事は経営”という言葉も印象的であった。
うちのような小さな会社は社長も人事の責任者も同じ。
小さな組織が故に人事の重要性は僕自身が理解している。
但し、正しい人事制度を組んでいるかは別問題(苦笑)。
自分では正しいと思っていても、それが本当かどうかはわからない。
だからこそ、このようなテーマを聞く必要はあるのだろう。
組織がいくらグローバルになろうとも大切なのはシンプルな制度。
そして、人とのコミュニケーション。
徹底的に話し合うこと、もしくは飲んで語り合うことでお互い納得し合える。
共通の価値観が生まれるのだ。
素晴らしい制度を作ってもそこに魂を注入しないと機能しない。
それを有沢氏は自らの行動で証明されている。
机上だけでは進まないようだ。
そんな話を伺って少しだけ安心した。
僕ができることと言えば、飲んで語り合うことくらいだから・・・(笑)。
ありがとうございました。
今週火曜日は日経トップリーダー経営セミナーに参加させてもらった。
講師は最近、いろんな場で登壇されているダイヤ精機株式会社の諏訪貴子社長。
テーマは「中小企業の経営改革と人材確保・育成」という興味深い内容。
このセミナーが案内された時に速攻で申し込んだ(笑)。

会場には中小企業の経営者らしき方が220名ほど出席されていた。
このような場では必ず知り合いに会うのだが、今回は誰にも会わず。
普段、僕が付き合っている層とは違うのかな・・・。

講演を拝聴しながら、まず最初に感じたのは話し方がとてもなめらかで上手いということ。
自己紹介の中で披露宴の司会を仕事にしていたというから腑に落ちた。
こんな経歴もあるんですね。
しかし、それは二代目社長を意識する前。
その生い立ちもなるほど!と感心してしまった。
3人兄妹(姉、兄)のと一番下して生まれた諏訪社長。
本来は兄が跡取りになるはずが不幸にも幼少の頃、死去。
その事もあり、諏訪社長は男子誕生を期待され生まれたようだ。
そのため小さい頃から男の子ように育てられた。
3人娘の末っ子が後継者になることが多いのとよく似ている。
一般の方は素通りする話だと思うが、
ファミリービジネスを学んだ者はなるほど!と感心してしまうのだ(笑)。
理系の大学に進み、就職先も自動車メーカーのエンジニア。
それも父親に役員秘書の仕事だと半ば騙されて就職したとのこと。
その後、家業を手伝うことを頼まれて入社したものの、
リストラを提案したら自分がリストラに合ってしまう。
その経験を2度されたという。
創業社長は社員を守ることを第一優先と考えていたようだ。
このあたりは理想的なファミリービジネスかもしれない。
しかし、突然、死を迎えることになり、夫、社員という選択肢ではなく
末娘である諏訪氏が社長を引き継ぐことに。
これもファミリービジネスではよくあるケース。
何の準備も何の帝王学も学ぶことなく、いきなり後継者となる。
僕も同じようなものだが(苦笑)、突然大きな決断を求められる。
父親の死を悲しむ暇はなかったようだ。
会社の状況が良ければまだいいが、業績は悪化している。
ダイヤ精機は東京都大田区にある町工場。
32歳の女性に会社の経営は務まるだろうかと本人も周りも不安はつきまとう。
ベテラン社員の扱い方も難しく、反発も多い。
そんな中で1年かけ経営理念を作り、多能工集団という経営方針もまとめられた。
社員さんが納得するリストラも敢行し、会社全体の意識改革も行う。
人材募集を行っても一人の応募者もなかったが、
いろんなアイデアを出すことで今では人気企業になっているという。
これもやり方次第。人が来ないと嘆くのではなく、
社内の意識改革が重要なことは多くの聴講者も参考になったのではないか・・・。
偉そうな言い方ですね。スミマセン・・・。
現在では溌剌と働く職場をつくり、全員で社員旅行を楽しんでいる。
みんなが楽しそう。いい光景だ。
もちろん経験や能力は必要だが、もっと大切なのは勇気や行動。
結局、人を動かすのも動かさないのも人。
こちらが本気で熱意を持って接すれば変わることはできるはず。
素晴らしいお話を聞けました。
感謝!
さて、うちの社員旅行はどこにするかな(笑)。
札幌ススキノで飲むのもいいなあ~。
博多中洲で飲むのもいいなあ~。
尊敬する先輩経営者である株式会社パフの釘崎社長が
「社長元気で留守がいい」と仰られる。
本人がどこまでお元気なのかはよく分からないが(笑)、
僕も実践しなければと考えたりする。
そうは言っても簡単には実現しないのだが、
今週は不思議とそんな毎日を送っている。
誤解してほしくはないが、会社に居たくないと思っているわけではない。
月曜日は通常通りの一日を過ごしたが、
翌日からは午後から外出し、そのまま戻らない日が続く。
火曜日は夕方、某社で打合せの後、那古野塾へ。実に一年振り・・・。
今年の経済見通し。う~ん、難しい・・・。
終了後は流れで懇親会に参加。新たな出会いにも感謝!

水曜は午後から母校で予定があり(これは凡ミスをしたが・・)、
ノー残業デーのため会社には戻らず。

夜はジオコスさんのラジオ番組「就活中ing」に1年ぶりに出演させてもらった。
現役学生と話ができるのも楽しいこと。距離感がないのでホンネを知れるのがいい。
そして、流れに任せて飲み会。
昨日は午後から中部学就連の「新春交歓の集い」に出席。
地元大学のキャリア担当や人事担当の方とお酒を酌み交わしながら情報交換をさせて頂いた。
その後は別の流れで飲み会。初めての丙午会。
そして今日は何故か京都に出向くことに。
経営の勉強会に参加させてもらうのだ。
目的はあくまでも勉強会だが、その後に懇親会もあるので、
流れでそちらも参加し、そのまま京都に宿泊することにした。
流れだからやむを得ない(笑)。
そんな行動で1週間を終える。
結局、営業のメンバーとは朝、顔を合わせるだけになってしまった。
夕方、営業が会社に戻ってくると既にもぬけの殻状態。
「あのボンクラ社長は一体何をやってるの?」と思っている連中は多いだろうが、
外でそれなりに忙しいのだ。
言い訳がましいが、「社長元気で留守がいい」の状態が会社的には健全といえる。
僕が社内で難しい顔で座っても仕事は楽しくないだろう。
電話かけまくっているのも変だ。
そんなわけで今週はほとんどいませんでした。
その分、来週はかなりの時間、社内にいます。
余計に嫌われるかもしれないが、温かく見守ってくださいな(笑)。