これからも前向きに 名大社会長ブログ

カテゴリ「会社を想う 仕事を思う」の記事一覧:

愛知大学にて講演!

本日、愛知大学豊橋校舎の就職ガイダンスで講演をさせて頂いた。
これまでいろんな大学で話をさせてもらったが、今回は母校である学校なので、これまでとは明らかにテンションが違った。
大した話ができるわけではないが、少しでも「気づき」を与えることができればと思い、気合も入りGW期間もそれなりの準備を行った。
(もちろん他大学で手を抜いているわけではありません!)
テーマは「これからがチャンス!中小企業の探し方」。
今年の就職戦線は今更語るまでもなく、学生にとって大変厳しい状況。このゴールデンウィークを終えた段階で、大手企業の選考はかなりの割合で終了しており、学生は今後の活動として、どうしても中小企業に目を向けなければならない。今までは誰でも知っているような企業ばかりを回っていたのに対し、今後は全く聞いた事もない企業を中心にするわけなので、不安も多いと思う。
その中で今回の僕の役割は、その中小企業の魅力を伝えることと、その具体的な探し方、そして素晴らしい出会いが待っているという希望を持たせること。
休み明けで授業もほとんどない本日でも、80名近い学生さんが参加し、真剣な眼差しで話を聴いてくれた。
その場でどんな事を掴んでくれたかは正直なところ、わからない。
ただ日本の企業の圧倒的な割合を占める中小企業を少しでも知ってもらい、本人がそちらに向かい、チャレンジすればお互いにハッピーになれることも多いはず。
そんな想いで50分の時間をギリギリまで話させてもらった。
少しでも参考になれば、光栄である。
大学OBとは言え、僕は名古屋校舎の出身なので、これまで豊橋校舎はほとんど顔を出したことがなかった。今日を含め2~3度だと思う。
しかし、その歴史を感じる校舎や広い敷地に緑も多いキャンパスは、いかにも伝統ある大学を匂わせてくれ、気持ちも和み、大学OBであることを誇らしく思える。また、全くの偶然だがキャリア支援室の担当者が卒業年度が同じの同期であることが、事前打ち合わせの中で判明した。それも同じ経済学科。学生時代はお互いに知る由もないが、それだけでも距離感が近くなるので、不思議なものだ。
初めてお会いする方ではあるが、本音ベースで昨今の状況について多くを語り合った。
この出会いについても感謝である。
自分自身が就職活動や仕事を始めた段階で、まさか母校で話をする機会が訪れるなんで夢にも思わなかった。
偶然が重ねって、回りまわって、このような場を頂いた事は何らかの縁があるのだろう。
来週は名古屋校舎(車道)で、同様の講演がある。気持ちを新たに臨むことにしたい。
愛大講演
↑講演のひとコマ。もう少しいい写真を撮って欲しいなあ。

マーケティングの重要性

今週はマーケティングに関し学ぶ事の多い週であった。
月曜日には、グロービスのセミナーに参加。タイトルは「想いを形に~伊右衛門誕生までの道のり~」。サントリーのマーケティング担当の沖中氏が受講生を前に講演された。
まず驚いた事はサントリーという会社の度量の大きさ。本来であれば外部に対してオープンにしないだろう事まで、ありのままに表現された事。商品に対する確固たる自信もあるだろうが、その潔い姿勢に感心した。
そして、話の内容も当然だが、沖中氏のプレゼン能力の高さにも感動。非常に面白かった。
一般的にマーケティング担当者は、商品の製造過程よりもプロモーションの手法に重きを置く話をされるケースが多いが、今回の開発段階でのこだわりやポジショニングについても大いに勉強になった。
そして、マーケッターとして最も重要な事は「人を動かせるかどうか」という事。
言葉を選び研ぎ澄ました上で、コミュニケーションを図ることが重要であり、それにより商品に対する想いや影響が大きくプラスに向かう。その仕事への真摯な取り組みと使命感には納得させられた。
どうしても竹筒型のペットボトルやCMばかりが注目されるが、それ以外の定性的なもの、定量的なものを含め大切な要素であり、大変参考になった。
その翌日の火曜日は、会社全体でのマーケティング勉強会。各方面で活躍されている講師を招いて、マーケティングのイロハから今後、企業にとって、個人にとって必要となる考え方を教えていただいた。今回のような研修は、名大社の社員にとっては初めてのケースということもあり、かなり刺激になったのではないか。これは継続的に実施していく研修のため全社員にとってスキルアップの場としたい。
また、自分自身についても以前学んだ知識は時間と共に頭から消え去っていることもあり、振り返りとしてもいい体験をさせて頂いた。
普段の生活の中では、どうしても目先に考えが行きがちになり、企業環境や競合ばかりが気になってしまう。
もっと視点を高くして、マクロ分析(PEST分析)からスタートさせ、KBF、KSFを考えること大切である。
当たり前を当たり前としながらも、どうして当たり前なのかを考えねばならないのだ。
我々はビジネスを行っている。
サントリーの沖中氏の言葉を借りれば「商売とは何ぞや!」を考え抜かなければならない。そう思うとこれからやらねばならない事は無数にあり、それだからこそ新しいニーズが生まれ、市場が形成されるのだろう。
今週はマーケティングの重要性を学んだ週であった。

会社説明会開催!!

本日、来年卒業予定者を対象とした名大社の会社説明会を当社のセミナールームで行った。
来年入社は、営業職を若干名採用する予定。
できるだけ学生との距離感をなくし、お互いが通じ合えるような説明会にしたいため、少人数で座談会形式の開催を基本的な考えとした。
名大社 会社説明会
3年前まで採用担当の責任者を務めていたが、その後、現場を離れていたこともあり、今回は久々に学生に接する事となる。以前とは立場は大きく異なるが、ワクワクした気持ちで説明会に臨む事となった。
また、今回は実際の説明会の企画から運営を若手のSさんとN君に任せることとした。
理由として、我々はクライアントに対し、採用支援を行う企業であり、その説明会の手法も提案しなければならない。
机上の空論で提案するのではなく、実際、自分がリアルに経験する事が提案に生きる事があること。
そして、名大社自体を客観的に評価し、学生に伝える事により、今、自分自身の置かれている立場を判断できること。
何より一番大きいのは、自分の考えで会社をPRすることが、仕事に対しての大きなモチベーションとなることだ。
その中で僕の役割は「トップからのメッセージ」で、会社の基本理念を伝える事。いくつかの話をする中で、特にこんな厳しい時代だからこそ、このような話をさせてもらった。
名大社は創業から40年以上経つ会社。それだけ事業を継続しているので、「安定した会社」といっても良い。
しかし「安定した会社」だからという理由で名大社を選ぶという選択肢は許されない。
「安定」は会社や人から提供されるものではない。
「安定」とは自ら創り出すものである。
その自ら創り出した「安定」が多ければ、会社はより良くなり、みなさんの仕事や生活も良くなると・・・。
どこまで伝わったかは分からないが、正直な気持ちで伝えたつもりだ。
本日は20名近い学生さんの参加があり、これからも何度かの説明会を開催し、学生さんとのコミュニケーションを図っていく。
本日の学生さんの話では、説明会参加は既に10社以上を行っているケースがほとんどだ。
相当、ハードな毎日を過ごしているのだろう。
説明会では自社の魅力を伝えると共に、就職活動における励ましも行いたい考えだ。
若手2人と本日の反省会とその反省を踏まえた明後日の説明会の準備を行った。
未来に希望を持つ学生と接する事は、こちらの気持ちも盛り上がる。
そんな気持ちで仕事をする事は、実に楽しいものだ。

4月14・15日 「企業展」で思うこと

名大社では、この14・15日で企業展・転職フェア同日開催を行った。
企業展では、今年の就職戦線の厳しさを反映したこともあり、多くの学生さんに参加頂いた。
大手企業は既にエントリーを締め切り、選考を進めているケースが多いため、今回は中堅・中小の参加企業が中心となる。
中にはこれから本格的に採用活動を行う企業も多い。
一般的には知名度がなくても、東海地区では堅実な事業展開を行っている企業も多いため、参加する学生さんにとっては新しい発見となり、今後の就職活動にも大いに役立っていると感じる。
その態度も真剣そのもの。熱い眼差しで人事担当者の話に耳を傾ける。
昨秋から就職活動をスタートし、思うように選考が進まない学生もいれば、つい最近、始めたばかりの学生もいる。
学生の進捗状況は様々だが、それぞれが悩みや不安を抱えながら、進めているのは事実だ。
現在、企業展では「キャリアカウンセラーの就職相談コーナー」を設けており、その場で学生の就職相談を受付けている。
通常、この場では僕の仲間のキャリアカウンセラーの方に相談業務を任せているのだが、予想以上に学生さんが面談に来られたため、キャリアカウンセラーの端くれとして、僕自身も数名の学生さんの相談に乗らせてもらった。
既に就職活動を進めているが、壁にぶち当たり、中々前に進めないケースの相談が多かった。
中には泣き出してしまう学生もいたが、こちらとしては現状の悩みに対して答え、アドバイスするとともに、どうにか前向きに就職活動を継続させるための希望を与えなければならない。
本来、カウンセラーの立場であれば、じっくりと学生と向き合い、時間をかけてカウンセリングすべきだが、このようなイベントでは、一人あたりに掛けられる時間も限定されるため、それが難しい。
しかし、何らかの「気づき」と「学び」を与えるのが、こういった場でのキャリアカウンセラーの役割とも考えている。
今回の相談でも、最初は不安で泣き出した学生さんも、帰る頃には笑顔になり、前向きな姿勢を見せてくれた。
「相談に来て、本当に良かった」とも言ってくれた。
このような言葉をもらうことは、キャリアカウンセラーとしても大変喜ばしい。
結局、答えを出すのは本人にしかできない。
しかし、答えを出す本人がどんな答えを出せばよいのかの”ひとつのキッカケ”を提供する事も大切だと思う。
確かに今年の就職戦線は厳しい。でも、やれることは山ほどある。
気づかないだけで魅力的な企業も山ほどある。
チープな表現だが、頑張って欲しい。