少し前になるだろうか、ブリングアップの国吉さんのセミナーに参加した。
日経ベンチャーの講演CDで何度も耳にしていて、ずっと一度は話を聞いてみたいと思っていた経営者の一人だ。
セミナーの内容は後述するとして、この方の魅力は、その声のトーンと具体的な実例を面白おかしく、伝える話術にあると思う。
90分間の講演内容でも全く飽きさせないのは、その本人が培ってきた営業マンとして積み重ねてきたその経験にあるのではないだろうか。きっと相当修羅場を潜った体験をされているのだろう。
さて、肝心なセミナー内容である。
この日は「業績回復!儲かる仕組みつくり」という一見胡散臭さを感じるタイトルだが、中味は新規開拓の進め方を中心とした実態に伴う内容であった。
会社として新規開拓は積極的に取組んでいる面もあり、その進め方は共感する面も多かったが、ターゲティングの選定については大変参考になった。
この場で多くを語ることは、避けたほうがいいだろうが、新規開拓においては、「頂上作戦」がより効果が高いとの事。
トップ企業の方が中位の企業より競合が少なく、新しい商品を求める割合が高い事から、新規開拓の可能性は高いという。その根拠には納得させられた。
まだまだ東海地区の経済環境も厳しく、我々の業界もしばらくは我慢の時期と捉えないといけない。
そんな時期だからこそ、新規開拓の必要性があり、同時にチャンスもあるのだろう。