これからも前向きに 名大社会長ブログ

カテゴリ「会社を想う 仕事を思う」の記事一覧:

コロナ年度が終わる

2020年度も残すところあと3日。
今日が幹部研修会、明後日が社員総会で一年を締め括ることになる。
先週はそのための資料作成や報告をまとめるために費やす時間が多かった。

正直言えば今年度ほど一年を振り返りたくない年度はない。
コロナに翻弄され、大した手が打てないまま終わったといっていい。
トップを任され11年が経過するが、今年ほど力不足を感じる一年はなかった。
その都度、対処はしてきたが、実績らしい実績は残せなかった。

じっと耐えるのも戦略かもしれないし、
耐えるための貯えを危機に備えて確保するのも重要だろう。
そのおかげで苦しい現状を耐えうる体力は持ってはいるが、
それは経営の本質とは少し違う。

それは慎ましい生活をすれば安定した家庭が築けるのと同じ。
間違いを犯さず健全さを継続すれば会社維持はさほど難しくはない。
身の丈にあった生活をするだけのこと。
それすらできない経営者がいるかもしれないが、それは経営能力以前の問題。

どんな環境下でもしっかりと実績を出すのが真の経営者。
外部環境の影響があるのはどんな業界でもいえること。
その中でも勝ち組、負け組は存在する。

常に勝ち組に入らないと結局は生き残っていけないのか。
生き残りだけを求めれば、身を切ってでも、
他人の血を流してでも戦う判断となるだろう。
それとも勝ってもいないが、負けてもいない状態をつくれるか。

こんな時だからこそ、無理な戦いを放棄し、ギリギリ負けない場だけ作っておく。
戦わずして勝つではなく、負けない戦いだけする、
ということか。
そんな短絡的な話ではないが、仕掛け方も変えないと。
反省ばかりの今期を振り返りながら、訳の分からないことを考えたり・・・。

それにしても10年ひと昔とはよく言ったもの。
リーマンショック後の大変な時期を過ごし、
会社が右肩上がりに成長し、まあ、こんなもんかと思った瞬間に成長は止まる。
止まるだけならまだしも落ち始める。

その間、10年。
昔はもっと長い期間だと思ったが、やはり10年サイクルなのか。

神様は人が楽をしないように見ているわけね。
もっと別の人を見て欲しいと思うけど(笑)。
いかん、これでは神頼みしていると思われてしまう。

正々堂々と向き合っていかねば。
今年ほど、自分の存在価値ではなく存在意義を考えた年はなかった。
心身とも至って健康ではあるけどね。

コロナ年度は多くの課題を与えてくれた。
これを機に会社もいい方向に変わっていくだろう。
数年後、コロナもよかったと笑える時を楽しみにしたい。

そろそろリアルでやりたいね

先週金曜日はFネット(ふるさと就職応援ネットワーク)の3月例会。
昨年3月がハイブリット開催。
オンライン対応から1年が経過した。
ほとんどのメンバーとこの1年間リアルでは会っていない。
画面を通して情報共有するのみの時間だった。

慣れてきたとはいえ少々寂しい。
そろそろお互いがひざを突き合わせて語り合いたいところ。
5月は再開のタイミングかな・・・。

そんな環境下での例会だが、今回も有意義な情報交換ができた。
各社の置かれた状況や課題は異なるが、
徐々にコロナのマイナス影響から脱し始めた。
前年を超える加盟会社も出てきた。

それは喜ばしいこと。
うちも負けてはいられないね。
オンラインだからできるFネットの取り組みも・・・。

今回の例会も3部構成。
各社情報共有、ブレイクアウトルームでのディスカッション、講演。
ブレイクアウトルームのディスカッションも修正点を加えた。
事務局長、副事務局長の段取り力もあるが、回を追うごとにスムーズになってきた。
テーマはコロナ禍の人事評価や求められる人材会社についてなど。
白熱した議論が繰り返された。
各社の取り組みは参考になる。

そして今回の講演は・・・。

担当は僕で「事業承継と中継ぎ経営」というテーマで話をさせてもらった。
Fネット加盟会社は創業経営者が多い。
10年未満の社歴の浅い会社から30年以上の会社まで幅広い。
ほぼ同族企業。

例外な会社は名大社を含め数社。
事業承継が間近に迫っている会社も多い。
対策はマチマチだが、真剣に向き合う時期でもある。
特に60代の経営者の会社はそう思う。
勝手にすいません・・・。

事業承継は親族内承継、従業員等の承継、第三者承継の3種類しかなく、
以前は親族内承継がほとんどだったが、最近は従業員等、第三者承継が増えている。
その中で僕の持論を交えながら話させてもらった。
厚かましい内容もあったかもしれないが、参考になっただろうか。
かなり転換期にきてるのは事実だと思うけど。
少しでも役に立ったのなら、嬉しいこと。

こうして13時半にスタートした例会は18時までみっちり。
心地よい疲れが体を覆った。

通常であれば懇親会が待ち構えているが、それはなし。
次回の楽しみにとっておこう。
ほんとリアルでやりたいですね。

お疲れ様でした。
引き続き盛り上げていきましょう。

1・3・5の法則ですね

あれから10年。
東日本大震災から10年が経過した。
毎日のように特集が組まれ、当時や今の状況が報道されている。

人は悲しいかな、どんな辛いことでも時間と共に記憶は薄らぐ。
当時のことはブログにも書いたが、記憶は徐々に曖昧になる。
忘れていけないことは時々見返さなきゃならない。

10年前の今日は転職フェア。
僕は求職者の就職相談にのりながら、目が回る感覚に襲われていた。
その後のことは語るまでもないが、そこからもう今日まで経過。
どこまで自分の中で教訓になったのだろうか・・・。

話は変わり、一昨日のこと。
この日は大学OBの経済人が集う「クラブ愛知」朝会。
2ヶ月に一度の例会は緊急事態宣言も解除され、密状態を避けながら開催された。
ゲスト講師は東海ソフト株式会社の伊藤社長。
大学の先輩である。

共通点といえば新卒入社でトップまで登りつめたこと。
2010年(僕は対外的にだが)に社長に就任したこと。
この2点。

あとは何もかもが異なる。
名大社でも採用支援をする東海ソフトさんは名古屋を代表するソフトウェア会社。
伊藤社長はその会社を2019年に東証・名証に上場させた。
同じ社長歴でもこれだけの差が出るもんですね。
感心してる場合ではないが、ここは素直な心で・・・。

そこには1・3・5の歴史があり、壁があるという。
俗にいう貯蓄の壁、従業員数の壁、年商の壁などなど。
売上を1億、3億、5億の壁を超えるには大きな労力が必要というよくいわれる話。

なるほど、僕に当てはまる面も多い。
壁を超えるにはまずは経営者の強い決心が必要。
安定や現状維持の気持ちを捨て、
またこれまでの成功体験もリセットし挑戦に向かうこと。

伊藤社長は単なる理論ではなく、
自ら歩んできた経験を踏まえ分かりやすく話された。
他社の成功事例ではない。
自社または自らが経験された10億の壁、30億の壁、そして50億の壁。
それを突破するために実践されたことは説得力の塊。

時に自らをおちょくりユーモアを盛り込んだ話しぶりはさすが。
かなりの苦労があったはずなのに、それを全く感じさせない。
これが本当の実力者ということだろう。

同じ大学、同じ新卒プロパー、同じ2010年社長就任でもここまで差が出るか。
少々落胆しながらも、参考になる話を伺えたのはいい時間であった。
身近にそんな先輩の存在も誇らしい。

10年程前にも挨拶をさせてもらったが、記憶頂いていたのも光栄。
ブログでは肝心なポイントは明記しないが、いい勉強。

ありがとうございました。
会社も引き続きよろしくお願いします。

世界の経営学から見る、日本企業イノベーション創出の示唆

先週金曜日は中部経済同友会の2月度会員懇談会。
コロナ前であれば大きな会場に集まり、
地元財界の方と昼食と共に情報交換をするのだが今はオンライン。

隣の席にビックリするような方が当たり前に座るのでかなり緊張感が伴う。
今はそれがないのでお気楽だが、やはりそんな場も必要と感じたり。

今回のゲストは早稲田大学大学院の入山章栄教授。
何度か講演は拝聴しているが、物怖じせず歯切れいい話しぶりはいつ伺っても気持ちがいい。
大手企業や政府の批判も遠慮ない。

固い団体には不向きかと思うが、それを気にせず行う中部経済同友会は懐が深い。
本講演も聞き手によっては腹を立てそうな内容をズバズバ話されていた。
こんな先生の授業だったら間違いなくサボることはないな。

不確実性の高さはコロナ以前からで、今、それがあからさまに出ているだけとのこと。
デジタルの進行度合いの順番で企業も潰れていく。

大手メディアもその傾向が出て、表面化している。
デジタル化に出遅れたM新聞の社員はN新聞に転職するが、
N新聞の社員は更に早いNpicks社に転職するという。
思わず笑ってしまった。
他人ごとではないが・・・汗。

大手企業の役員の多さにも言及し、
それを聞きながら恐れおののく大手企業のトップもあったのではないか。
経路依存症の問題であったり、先日読んだ「両利きの経営」の重要性であったり、
入山氏のスピード感に付いていくのが僕もやっと。
その時点で加速化する社会に後れを取っているのかもしれない。

名大社の場合、良くも悪くも規模が小さいので方向転換も加速も難しくはないはず。
しかし、それは一人ひとりがその自覚と危機感を持たねば実現はできない。
濃密な関係性でなく弱い広がりで繋がる関係性を推進しないとね。

そうなるともっとチャラ男やチャラ子の活用が必要。
彼らの方が創造性はあるという。
頭で分かっているつもりでも、行動しなきゃ意味はないわけだし・・・。

3年先の予測ができない今、安易な中期経営計画は無意味。
それには共感するが、やらねばならないのは100年先の未来を死ぬ気で考えること。
きっとスティーブ・ジョブズは失敗を繰り返しながらも、そんな世界を描いていたんだろう。

やはり次の世代に責任を持たせ任せていかないと。
ここでも何度もアピールされていたのが自著「世界標準の経営理論」。
講演の最中にAmazonでポチっと。
こんな行動も今の時代は大切(笑)。

翌日には届いていた。
う~ん、分厚い。
どう使いこなすか・・・。

手元において必要時に読むことを勧められるが、僕にはその前にもっと必要なことも。
いやいや、失敗を恐れずなんでもチャレンジが重要。

まずはセンスメイキング理論から勉強するかな。

ステキな講演をありがとうございました。

結局は誤魔化せないわけか

火曜日に書いた「晩節を汚したくない」は思いのほか反響が大きかった。
映画コラムニストや人気食べ物ブロガーのブログよりも評価が高いみたい。
本業よりもいいなんて、複雑な心境。
(何が本業?)
いやいや、これでも経営者なので、あれも本業といえるけど・・・。

調子に乗るわけではないが、今回もちょっと自分の在り方を書きたい。
それは「日経トップリーダー」の特集について。

今月は以前のブログにも書いたトレタ中村社長のインタビューや
「ミスマッチに泣かない採用戦略」特集など興味深い記事が多かった。
本当は採用に関してが僕の本業なんだけど・・・。

この特集では「本質解明型」と「自己開示型」と中小企業が取るべきアプローチを取り上げている。
どちらもよく理解できるし、中小企業はどちらか有効的な戦略を取るべき。
中小企業の成功事例はクライアントの参考になるはず。
ぜひ、ご覧頂きたい。
もしくは僕に聞いてほしい。

ただ今回触れるのはこの特集ではなく、こちら。
”粉飾に手を染めた経営者の本音”

周りの経営者には誰一人としていないし、ドラマや小説の世界と思っていた。
しかし、実際はかなりのケースがあるよう。

この特集では粉飾に手を染めた経営者の肉声が綴られている。
銀行や取引先を騙そうとした確信犯はなく、ほんの些細なきっかけで、
それも後ろめたさを感じながら行うケースがほとんど。

金融機関の手前、つい誤魔化してしまった場合が多い。
それを後押しする税理士も問題だが、その1回の粉飾が引き金となり泥沼にはまり、
最悪の事態を招く場合が多いようだ。

失礼な言い方をすれば自業自得。
その結果を招いたのも自分。
誰かを責められるものではない。

しゃあないね・・・と思うが、それは僕がそんな状況に追い込まれていないからいえること。
もし、自分が同じ立場であるなら、そこまで意志を貫けるだろうか。
その前にそんな状況にならないことが重要だけど。

本特集にはいくつかの事例が紹介されているが、想像するに登場する社長はみんないい人。
きっと周りから好かれていた人物。
同時にいい格好しいでもあるだろう。

早い段階で「オレって全然ダメじゃんね」と笑い飛ばせるくらいの勇気があれば、
もっと別な展開が待っていたかもしれない。
その場しのぎで終わることはなく、破綻への片道切符でしかない。

所詮、誤魔化しは誤魔化しでいつかはバレる。
もしくはどれだけ恨みを買おうが敵を作ろうが知らん顔する詐欺師になるか。
到底、僕には無理。
だとすれば常に健全な態度でいること。

というのは簡単。
中には数字操作を促す金融機関もあるというし・・・。

本特集ではコロナ後、業績低下が続くと融資を受けにくくなり、
粉飾に手を染める会社が増えるという。
これから1~2年後が勝負ということか。

こんな記事ばかり読んでいると気が滅入るが、目を背けてはいけない。
反面教師とて肝に銘じないと・・・。

最近は暗い話題ばかりだが、この期間限定ネタとして向き合っていきたいね。

名大社モデルも進化する

名大社には「名大社モデル」というグレードごとに求められる能力を示した指針がある。
入社1年目を指すG1からスタッフと呼ばれるG2、ゼネラルマネージャーのG6までの6段階。
これが役職めいたものであり、年間の評価を通じてグレードが上がっていく。
場合によっては下がっていく。

今期も3名がG2からG3へ昇格した。
その中で人数が多いのがG2(スタッフ)。
若手メンバーはほぼここに該当する。

そこには能力を高めるための必要なスキルがあり、それぞれ定義が決まっている。
僕がいうのもなんだが、まあまあしっかりとした定義。
そこに今の自分を照らし合わせながら、どの程度までできているのか、主観的、客観的に判断する。
その両方が合致すればすんなりと上に上がっていくわけだが、実際はそんな簡単ではない。

定義があっても人により解釈が微妙に異なり、評価においてもズレることは正直ある。
世の中の人事評価制度が100%満足がないとの同じ。
定義がはっきりしても抽象的な言葉も使用するので、職種によっても受け止め方が違ってしまう。

上半期の反省としてそんな点が見受けられたので、下半期から部門ごとのバージョンを作成することに。
これを幹部メンバーで作っては意味がない。
現場のG2メンバーが作ることに意味がある。

部門ごとにメンバーを選抜して、月1回、ディスカッションを行い、部門にあった言葉を再定義する。
僕はファシリ役で参加するが、これがなかなか面白い。
というより感心させられることが多い。

何が書いてあるか分からないと思うが、
ホワイトボードにそれぞれの意見や想いを書き出すと思わぬ重要なキーワードが飛び出したりする。
オンラインでディスカッションする人材紹介事業部も同じ。

「なるほど、そうきたか!」と驚くと共に納得したり・・・。
少しだけ披露するとG2の必要なスキルは4項目あり、2項目目がこれ。

②PDCAと適切な自己評価
f)自らPDCAを回すことができる。
g)自分の型(規範やルール、価値基準)が確立されており、なぜそうする(した)のか、自分の行動を言語化し説明できる。
h)自己の強みと弱み、貢献度を客観的に評価し、それを次の目標や行動につなげることができる。

これを部門ごとの言葉に置き換える。
簡単そうで難しい。
ここにはカミヤ女史の力が大いに発揮されるわけだが、落とし込むことで納得度が高まる。
僕も新たな気づきをもらったり・・・。

今週も2つの部門の打ち合わせ。
名大社モデルは進化する。
それが一人ひとりの成長に繋がれば、こんなに嬉しいことはない。

一年間、ありがとうございました!

今日で2020年のブログは最後。
水曜日なので「食べ物ブログ」を期待した方もみえると思うが、ごめんなさい。

ここでは毎年恒例の振り返りを・・・。
会社のことも含まれるが、超個人的な振り返り。
一方で会社での自分の立ち振る舞いとイコールに近い。
立場としてはそれが当然だろう。

年初の段階で2020年は一つの節目として前向きに捉えていた。
それが徐々に雲行きが怪しくなり、4月には先が見えない状態。
明るい兆しが見えてきたかと思えば逆戻り。
気持ちだけは振り絞ってでも明るく努めるが、実際は重さを残したままの1年。
残念ながらこれが正直な振り返り。
コロナをきっかけに自分の至らなさが露になった1年ともいえよう。

これが自分だけで収まるのであればいい。
しかし、全体への影響は避けられず、例年以上に責任を痛感する年。
事業の成長、組織の成長、人の成長に対して、どれだけ貢献できたかと問われれば、
言葉を濁すまでもなく、貢献度なしと言わざるを得ない。

その理由をここでは語らないが、すべては実績が証明している。
世の中がどんな事態に陥ろうが、他責にはしない。
真摯に受け止めておく。
こんなことばかり書くと一年の締め括りが果てしなく暗くなるので、個人の目標に戻るとしよう。

2020年は「殻を破る」を前提に5つの目標を掲げた。
・人を育てる
・仕事を任せる
・未来を創る
・自分の時間を持つ
・ルーティンを維持する

大雑把な目標だが、それぞれ詳細はある。
全て披露ししてしまうと、果てしくなく長いブログになってしまうのでここでは簡潔に(笑)。

・人を育てる
・仕事を任せる

この二つをまとめると大きく分かれる。
僕が不甲斐ない分、次世代の幹部が自分事として会社を捉えるケースが増え、
頼もしく感じる場面が多くなった。
僕の考えよりも遥かに高いレベルでの意見が増えた。
結果的に人を育て仕事を任せられる状態になった。
一方でその隔たりを痛感することもあり、大きく分かれたといえよう。

・未来を創る
どうだろう、せいぜい2割、いや1割か・・・。
どちらかといえば今を耐える、どう凌ぐかばかりに思考を奪われた。
未来を創るは来年に持ち越し。

・自分の時間を持つ
本来はどんどん外に出て出会いの場を作り、自ら新たなことを求めにいく時間のはずだった。
それが真逆で内に籠る時間が増えた。
これも自分の時間?
皮肉だ。

・ルーティンを維持する
これを続けることで自分の精神状態を維持できたのかもしれない。
読書は71冊(目標60冊)、映画28本※自宅を含めれば38本(目標30本)、
マラソン5度クリア(月100km)、ジムは途中で解約したが、ほぼルーティンな活動は維持。
マラソンを5回もクリアするなんて、初めてのこと。
それだけ時間のゆとりがあっただけ?(笑)

ゆとりが正しいかは分からない。
しかし、それも少しずつの積み重ねと捉えるしかない。
そんなふうに僕の1年が終わった。

そして、昨日は最後の忘年会。
ふるさと就職応援ネットワーク(Fネット)の社長仲間とオンラインで語り合った。

お互い厳しい一年を過ごしてきたが、気の置けない仲間との時間はありがたい限り。
あっという間の3時間。
今年はリアルで会う機会がほぼなかったが、来年はひざを突き合わしとことん飲みたい。

いろいろあったが、こうして無事に過ごせたことに感謝すべき。
一年間、ありがとうございました!
来年はいい年にしていきましょう。

今年最後の名古屋ファミリービジネス研究会

これはライスワークというよりもライフワークに近いかも・・・。
そんなことを思いつつ、かといって力の入れ具合はまだまだですが、
なんとかもう少し形にしていきたいのが、こちらの仕事。

ファミリービジネスのサポート。
これが僕自身も掘り下げていきたい分野。
僕が事務局を務める「名古屋ファミリービジネス研究会」も4年目。

今年はコロナの影響で通常の研究会は中止にし、単発の特別セミナーを開催。
今月も第2弾として、セミナーを行う。

「同族企業における父と娘のファミリー対話 ~理性と感情のハザマで~」
というタイトルで、株式会社フェリタスジャパンの丸山祥子社長に登壇してもらう。

丸山さんとはかれこれ10年近いお付き合い。
前職時代、採用のお手伝いもさせてもらった。
最初にお会いした時は確か専務。
その後、家業の建設会社を継承され、男性中心の会社でトップとして会社を牽引されてきた。
当時からファミリービジネスの話をちょくちょくしていたので、
この業界に引きずり込んだのは大袈裟にいえば僕でしょう(笑)。

ファミリービジネスアドバイザー協会にも入会され、資格も取得された。
今では協会の要職も務められている。
名ばかりフェロー幹事の僕とは大違い・・・。

そんな彼女が父親である先代と意見をぶつけ合いながら事業承継し、
その後、同業他社へ事業譲渡された。
その経験を本セミナーでは赤裸々に語ってもらう。

僕もざっくりとしか聞いていないので、詳細はこのセミナーで知らされることになるだろう。
普段はとても冷静でクレバーな丸山さんだが、多くの感情が入り混じり葛藤してきたはず。
まさにタイトルにある通り・・・。

すでに多くの方に申し込み頂いているが、まだ申し込みは可能。
10月に開催したブランディングセミナー同様、
(その時のレポートはこちら
リアルとオンラインのハイブリットで開催する。

他ではなかなか聞くことのできない話。
僕も当時の心境は理解しておきたい。

詳細はこちら
≪名古屋ファミリービジネス研究会 特別セミナー≫
同族企業における父と娘のファミリー対話 ~理性と感情のハザマで~
日程/12月16日(水)
時間/16:00~18:00<受付時間15:30~>
会場/名大社 セミナールーム
名古屋市中区栄2-3-1 名古屋広小路ビルヂング16階 
※地下鉄 伏見駅4番出口より徒歩約5分
会費/リアル2,000円
オンライン2,000円
※ZOOM参加URLは前日にご案内します。

弊社のセミナー情報でも受付はしているが、
スムーズなのはPeatixのイベントページから。

ファミリービジネスに関わる方にはぜひ、聞いてもらいたい。

今日からセミナーがスタートするけど・・・

今年ほど喋らない年はなかった。
例年、年に30回ほど、いろんな場所で講演をさせてもらうが、
今年は3月以降、自社の企画以外、リアルの講演は一度もなし。
依頼のあった講演は全て中止・キャンセルとなった。

僕は本業ではないのでビジネス的に影響を受けたわけではないが、
生業としている方にとっては打撃を受けた一年だったろう。
その分、オンラインの場が増えてエリアを選ばず活躍の場が広がったのかもしれないが・・・。

それにしてもオンラインセミナーはほんと増えたね。
僕も都合が付く際に参加しているが、やはり話を伺うのはリアルの方がいい。
無理矢理、そっちに持っていってる面は否めないが(笑)、その方が双方にとっていいはず。

前置きが長くなったが、今月に入り講演の仕事も増えてきた。
オンラインが中心ではあるが、リアルの講演も・・・。
それがこちら。

愛知県主催のセミナーに登壇することになった。
”オンラインで失敗しない「採用活動」セミナー”として、
愛知県内で4回。
そのスタート日が今日。

「え~、参加したかったのに・・・」
という声に応えるために来月以降も3回開催。
が、しかし、残念ながら1月13日(水)も19日(火)も既に満席。

空いているのは2月10日(水)の豊橋会場のみ。

ご希望の方はお早めに・・・。
中日新聞社さんのサイトから申し込んでください。
ブログで宣伝もできなかったしね。

オンライン採用のコツをリアルのセミナーで行うのも面白い。
それもオンラインの模擬面接をその場でやるのも面白い。
確かに誰かがチェックしようにもオンラインではやりづらいだろうし。
一般的にどんなトレーニングをしているのだろうか。

僕のパートはあくまでも第一部なので、第二部以降は見ているだけだが、
(いや、もしかして手伝わされる?)
どんな対応かは一緒に学びたい。

早々に満員御礼になったのは、それだけ中小企業の経営者や採用担当者の関心が高い証。
僕が話をすることもそのあたりの課題感が中心だったり・・・。
当初はブログで宣伝するつもりだったが、休止になり叶わなくなった。

2月の豊橋へ是非!
少しでも宣伝はしておこう。

また、改めてこのセミナーで感じたこともまとめてみたい。
まずは今日、久々のリアル講演を楽しんできます。

発信すること

昨日、グロービスの村尾さんのvoicyを聞きながら改めて感じたことがあった。
村尾さんは「コンテンツ力がある人」というテーマで、
発信の重要性について分かりやすく語られていた。
それは僕がいつも感じていることであり、気をつけていること。

このブログも気づけは10年以上、続けている。
その内容はともかくとして(汗)、
通常月であれば21本をノルマとし定期的に配信。
文字数も800~1000を基本としている。
そのことに驚かれることもあるが、自分で決めたルールなので仕方ない。
ルールがある以上、やり続けるしかない。

しかし、これが案外難しい。
世の中にはブログを始めたが続かない人、
twitterの定期ツイートも諦めた人も多数いるだろう。

何が困るか。
やはりネタ。
僕も何を書けばいいか全く思い浮かばず悶絶苦しむ日も多い。
一昨日もネタに困っていた。
いいタイミングでドラゴンズが2位に上がり、
一昨日はそれをネタにできたが困ることは多い。

村尾さんの話はそのあたりの核心をついていた。
何を発信するかが大切で、そのための情報収集も重要かと・・・。
僕のブログも拡散傾向で仕事以外のネタも多いが、
そうしないとコンテンツとしてはもたない。

その中で映画、食べ物、本、RUNと鉄板ネタを決め、他のコンテンツでグルグル回す。
でも、これは簡単そうにみえて意外と難しく、悶絶苦しむことも多い(笑)。

いつ書くかも問題。
理想は毎日書ければいいのだが、うまく調整できないこともある。
「来週、書いてるヒマないじゃん・・・」
なんて時は、週末に一気に3本書いてストックすることも・・・。
そうすることで何とか継続はできているわけだけど。

実際、このブログが何かの役に立っているかといえば、果てしなく疑問。
ただ1日のPVが2000~3000あることも励みになり、
(誰が読んでるかはチェックしてないが)
変わった仕事が舞い込んだりするので、それなりでもあるのだろう。

いろんなツールがある中でこのスタイルがいいかは分からないが、
僕が名大社の社長であるうちは続けていく。
重要な発信材料なのだ。
いつも絡んでくれる人もありがたいし・・・。

そういえばブログの師匠ともいうべきブロガーが先月末でブログを終了した。
それはとても残念。

でも、こんなことを考える。
発信力のある人は一度止めても戻ってくるのかと。
ブログが続かない人はネタが持たず止めてしまうが、
ずっと続けてきた人は体がうずき我慢できなくなるのではと・・・。

いずれにせよ、発信すること。
こんな内容で申し訳ないが、続けていきたい。