最近、愚か者本部の活躍が目覚ましい。
メンバーが相次いで書籍を出版しているのだ。

少し前は名誉本部長である釘崎さんがこの2冊。
『「最高の人材」が入社する採用の絶対ルール』や『採用力検定 公式テキスト』。

そして、この8月末に副本部長の櫻山さんが本書を出版。
出版早々、アマゾンでは品切れでかなりの売れ行きのよう。
いずれも愚か者本部の責任者である本部長を差し置いて先生になってしまった。

一体何の話をしているんだ!という方も多いだろう。
愚か者本部の活動は割愛するが、それだけ有能なメンバーで構成されているのは理解できるはず。
本部長には一向に声は掛からないが、知らん顔をしておこう。

そんな前置きはどうでもいい。

著者の櫻山さんとの出会いは8年前。
経営塾で櫻山さんが講演されたのがきっかけ。
その時のブログはこちら

共通の知人もあり、そこから意気投合し一緒にいろんなことを仕掛けるようになった。
同級生というのも大きい。
「ハゲタカ鑑賞会」とか「古事記の会」とか、仕事か遊びか分からない企画もあるが、
ここ数年はマジメに「名古屋ファミリービジネス研究会」を立ち上げ、
パートナーとして一緒に企画・運営をしてきた。

本書でも触れているが、櫻山さんはブランディングの講師として、
ファミリービジネスにおけるブランドの在り方を分かりやすく語られてきた。
僕はこの研究会でも、櫻山さんのセミナーでも幾度となく話は伺っている。

僕の頭が貧弱なせいもあるが、その都度、新しい発見もあり、いい学びを頂いている。
常に新しい情報も盛り込み、最近のブランディングの傾向から不変のテーマまで幅広く話をされる。
このブログでも何度も紹介しているので、時間のある方は検索してもらいたい。

そんな意味でいえば、本書は櫻山さんがこれまで提供してきた内容を一冊に凝縮させたもの。
伝えたいことが全て詰まっているといえる。

本書は啓蒙だけに留まらない。
実際にブランディングに成功した地元の中小企業も登場し、その重要性を明かしている。
名大社がお世話になるクライアントも堂々とした態度で・・・。

基本的には企業のブランディングを説いているが、僕は自身のブランディングにも触れていると感じた。
櫻山さん自身のブランディングのための行動も全公開。
大体のことは知っているつもりだが、そこに書かれている「習慣」は並大抵のことではない。

本人にとっては必要不可欠なルーティンだが、それを真似るのは難しい。
個人のブランディングとして学ぶべき点も多い。
本当に愚かなのは本部長だけなのかもしれないね(笑)。

幸い今週は2人でサシ飲みの機会もある。
本書が酒の肴になることも多いだろう。

その時に伺ってみたいのは「mini Think Week」。
本当は「Think Week」として一週間くらい世間から離れ、考える一週間を設けたい。
現実的にはそれは難しいので、近々「mini Think Week」は設けたい。

そんな話もできるといい。
グデグデになって愚か者にならなきゃいいけど・・・。

中小企業の経営者だけでなく、自分をブランド化させたい個人にもおススメしたい1冊。
ぜひ!