一昨日は夏休みに相応しくない映画をアップしたが、
今回は「これぞ夏休みに観るべき!」と言えるような作品。
何しろ、わけも分からないまま巨大な恐竜たちが次々と現れて暴れまわる。
しかも今回は自分のスケジュールと上映時間の都合で吹替版で鑑賞。
普段はまず選ばないし、子供と一緒に観た以来なので約20年ぶり。
たまには子供たちの視点で身軽にスクリーンと向き合うのも悪くない。

舞台はアメリカのどこにでもありそうな平和で穏やかな街。
劇中にスマホもパソコンも一向に出てこないなと思っていたら、1980年代の設定。
どこかのんびりとした街の空気感が、当時の時代背景を実によく象徴していた。

しかし、理由はまったく不明だが、街全体が突然時空を超えて恐竜時代へと放り込まれる。
そこで起きる前代未聞のパニックと家族に巻き起こる出来事が描かれていく。
最終的には家族の絆を確認するヒューマンドラマとしてまとまるのだが、
恐竜たちが襲いかかってくる途中までの展開はホラー映画のジャンル。

夫婦役を演じるのはアン・ハサウェイとユアン・マクレガーだ。
しっかり者のお母さんとどこかちょっと頼りないお父さん。
だが、いざ極限状態となると頼りないお父さんが力を発揮する。
それまでの微妙な夫婦関係も、襲いかかる恐竜との死闘を通じて本来の温かさを取り戻す。
ただ、お父さんがあんな状況になってしまうとは驚かされた。

それでも最後の最後に観客を裏切らない方向へ持っていくのは
夏休みに家族揃って観る娯楽作としては十分ではないか。

アン・ハサウェイの母親役はとても魅力的。
恐竜相手に見せるアクション姿もどこか色っぽさがあった。
とはいえ、個人的には「プラダを着た悪魔2」のような華やかな役が似合っていると思う。
ただ彼女の姿はファンサービスとしては十分だった。

理屈抜きでハラハラドキドキし、観終わった後にはそれでもホッと落ち着ける。
夏休みの上映作品としては楽しめる一本だろう。