これからも前向きに 名大社会長ブログ

2013年05月の記事一覧:

Jリーグ20周年

昨日でJリーグは20周年を迎えたという。言われるまで気づかなかったが、そんな年月が経っていたんだ。よかった、グランパスもこの20年の間に優勝経験があって・・・(笑)。
グラン201013
このJリーグがスタートするまで、僕はサッカーにほとんど興味はなかった。サッカーの経験は体育の授業だけだし、日本リーグなんてどんなチームがあるかも知らなかったし、W杯も観たことはなかった。
それがJリーグブームに乗って、会社にサッカーチームが出来、そこに参加するようになってから見方が変わった。とっても面白いじゃないかと・・・。
チームでは10分も走ればヘロヘロになる状態だったし、ディフェンダーにも関わらずオフサイドを意識せず怒られたりもした。徐々にルールも覚え、サッカーの醍醐味も理解し、少しはうんちくを語れるよう(これはウソだな)になった。技術は全然上達しなかったけど(苦笑)。
Jリーグに贔屓なチームがあるわけではなく、最初の頃はエスパルスを応援していたと思う。グランパスは圧倒的に弱かったし、チームとしてのまとまりも欠けていた。
それが3年目に入り、ベンゲルが采配を取り、ピクシーが縦横無尽に動き回るようになりチームが連動し、見方が変わった。たまたま岐阜の長良川競技場でプレシーズンマッチを観た時、ピクシーの上手さに驚いた。
僕の友人は「ストイコビッチは世界一上手いよ!」と教えてくれたが、当時、ようやく名前を覚えたくらいの僕は「何のこっちゃ」と思うくらいだった。
リーグがスタートし最初の頃はチームが機能せず中々勝てなかったが、ある時期からメチャクチャ強くなった。そして、断然面白いサッカーをするようになった。僕はすっかりグランパスのとりこになってしまった。正式に言えば、3年目からグランパスのファンになったわけだ。
リーグは2位に終わり優勝は逃したが、続いて行われた天皇杯では見事優勝。元旦にテレビの前にかじりつき、興奮しながら観ていた時を今でも鮮明に記憶している。
その後、チーム内でのゴタゴタや相次ぐ監督解任など、順風満帆なチームではなかったが、ファンを辞めることがなかった。ピクシーの瑞穂競技場でのラストゲームも間近で観ることができた。
そして、2010年にそのピクシーが監督として初めてリーグを圧倒的な強さで制覇した。感動した。嬉しかった。
そうか・・・。そんな時間を超え20年も経過したんだ。今年は全く波に乗れないチーム状況だが、これからの奮起に期待したい。頼みますよ!
Jリーグ20周年。
これからも多くの感動をよろしくお願いします。

明日のリーダーのために

明日のリーダーのために (文春新書) 明日のリーダーのために (文春新書)
(2010/04)
葛西 敬之

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これもブックオフで手にした一冊。新刊で書店に並んだ時は、迷ってみたものの購入しなかった。JR東海という大きな組織、そして巨大インフラ企業のトップのリーダーシップ論が自分に合うかが疑問であったのが、その理由。
そんな気持ちを抱いている段階でリーダー失格なのかもしれない。
組織の大小、企業文化の違いに限らず、学ぼうと思えば、どんな点でも学ぶべき点はあるはず。読後に改めてそんな感想を持ってしまった。
著者はエリートであることは間違いないが、純粋培養的に育成されたというよりも、自分のポリシーに基づいて仕事を進めた結果、そのポジションを得たことになる。
元来、国営の守られた存在であり、政治介入の度合いが高いとどうしても内向きな思考や行動へと移っていくと思うが、それに反発する姿勢が結果として、現在のJR東海へと繋がっているのだろう。
自らの組織を断罪している点も気持ちがいい。
また、歴史に対しての造詣も深く、自らの歴史観や日本人論もしっかりと持っている。そんな軸がないと本来リーダーは務まらないのかもしれない。
そんなところばかりクローズアップしていると、自分はう~ん、リーダー失格。あまりにも幼稚なレベルになってしまう・・・。一つひとつクリアするしか方法がないのはわかっちゃいるけど・・・。
巻末にあるリーダーのためのブックガイドも参考になった。そのほとんどが読んだこともなければ、存在自体も知らないことが多い。
どこまでいっても解決するのは不可能なんだろうな・・・。

映画「希望の国」

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本作の1年前に作られた園子温監督の「冷たい熱帯魚」は凄まじい映画だった。ブログに映評を書こうと思ったができなかったし(苦笑)、R18指定も納得してしまう。強烈すぎる作品だった。個人の感情を抉り出す演出は観ていて恐ろしくなったものだ。
本作も同様だが、社会に痛烈なメッセージを残す日本では稀な監督になるのかもしれない。
この映画は東日本大震災の数年後を描いている。架空の県で原発は稼働し続け、再び事故が起きるのだが、オーバーラップするのは福島原発事故。それがもたらす悲惨な状況を描き出している。だからといって安易に原発を批判する映画とはいえないと感じる。
テーマはあくまでも家族の絆であり、愛する地域で生きていくことなのだ。それは親子であり、夫婦であり、代々続く先祖へのリスペクトでもあるだろう。
一つの突然な事故により全ての環境が破壊されるのは、想定できないだけであり得ること。この映画を観終わった後、なんらリスク管理をしていない自分に危機感を覚えてしまった。2年前に起きた大震災の恐怖が自分の中でも知らず知らずのうちに遠のいているのだ。情けないな。
今後、園監督は要チェックだ。その前に撮られた「恋の罪」や「ヒミズ」も観なければならない。ただ観終わった後は、清々しい気分というよりは、ずっしりと重い気分になってしまいそうだけど・・・。この「希望の国」も「冷たい熱帯魚」もそうだった。ちょっと辛いな(笑)。
この監督の作品に出演する役者さんはいわゆる常連が多い。大林宣彦監督の大林組ではないが、園組と呼ばれることも近い将来あるのかもしれない。既にそうかもしれないが・・・。でんでん、吹越満、奥さんとなった神楽坂恵など。
そして、悲しいニュースが・・・。この映画で好演された主役の夏八木勲さん。昨日、すい臓がんで逝去された。お悔やみ申し上げます。

雨の第1回ハゲタカ鑑賞会

昨日は以前から案内していたハゲタカ鑑賞会の第1回目を行った。天気は雨。ドラマをご覧になった方は思い出すだろうが、葬式のシーンを思わせるような天気。まさに開催するに相応しい日となったのだ。
(やや強引か・・・)
幹事の櫻山さんと吉原さんとでランチをしながら、打ち合わせ。そして入念なチェック。
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吉原さんが持参した高性能スピーカーで会場内は映画館のようにもなった。
(やや大げさか・・・。途中、音切れしてしまったのは想定外(笑))
当初、ハゲタカを観てみんなで感想を言い合って、その後、楽しく飲もうというお気楽な計画だったが、打ち合わせをするうちにハードルが上がり、ファイナンスや企業経営の観点からグループワークを行う流れへと移行。かなりマジメな路線を走ることになった。
参加者は13名。その顔触れも様々だが豪華。経営者、大学の先生、一流企業の財務担当、MBA取得の経営戦略担当、ターンアラウンダーなど、僕を除き(笑)切れ味鋭い方々に集まって頂いた。
今回は全体の趣旨説明と第1回の「日本を買い叩け!」を上映し、グループワークへ。ドラマの感想を語るまではないが、グループワークはこちらも大いに刺激を受けることに・・・。
いやあ~、びっくり。その視点の高さに驚いた。
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それぞれの立場から物事を捉えられている面もあるだろうが、僕が全く気付かないような観点でドラマ自体を捉えられている。
不動産中心の日本の資産価値の在り方の変換期、投資と融資のはき違え、1998年は日本の金融機関の仕組みが外資の仕組みに負けた年、公正な価値の認識の違い、日本型経営の行き詰まりが露呈したのがバブル崩壊後などなど、60分のドラマからよくここまで深堀出来るなと感服せざるを得ない白熱した議論となった。
この議論だけでも相当な学びだし、有意義な時間。アベノミクスで浮ついた今の時期だからこそ、このドラマを観て話し合う必要もあるのではという何とも嬉しい感想もあった。
鑑賞会終了後は、近くのキャバーンで懇親会。
オーナーに無理を言い、ハゲタカのメインテーマをBGMをバックに乾杯。ここでもハゲタカの話を中心にしながら、各方面の話に花が咲いた。
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ハゲタカ鑑賞会終了後は、007上映会だ、山崎豊子シリーズがいい、いや寅さんだ、その前に日活ロマンポルノじゃないかと勝手に上映会の企画が持ち上がっていった(笑)。上映会は延々と続くな・・・。それも含め楽しい会だった。
解散時はすっかり雨も上がり、足取りも軽く帰宅することができた。
第1回ハゲタカ鑑賞会は盛況のうちに終了。
櫻山さん、吉原さんの両幹事を始め参加頂いたみなさんに感謝!

たかがメール、されどメール

面接を実施した学生さんにはしっかりと返事をしなければならない。内定を提示する学生さんには「うちにおいでよ!」と言えばいい。それほど難しいことではない。
難しいのは残念だが不採用にする学生さんに対して。そこには気を遣うし、申し訳ないと思う。それが理由でもないが、僕が面接した学生さんにはきちんとした返事をメールで送る。
最終面接でどんな印象だったか、どんな点が良かったか、不採用の理由はどこにあるかをメールで送ることにしている。限られた人数なのでできることだが、僕の中では最低限行うべきマナー。最後まで自分たちの会社の事を想ってくれた方に対して、気持ちの入っていないお祈りメールは失礼にあたるとも思う。
そのメールに対して、親切にお礼の返事をくれる学生さんもいれば、何もない学生さんもいる。当然だろう。中には「山田社長から頂いたメールを読んで悲しくて泣きました。でも、これからも頑張ります。」という内容のメールもあったりする。とても切ない気持ちにもなる。仕方のないことだが・・・。
そんなことを採用担当を任された10年以上前から行っている。今は最終面接の学生だけだが、以前はもっと多くの学生にメールを送っていた。
数か月前の事だが、ある団体のパーティーに出席し、抽選会で当たり名前を呼ばれたことがあった。景品を頂き、席に戻る途中に若い参加者に声を掛けられた。
「山田さん、就職活動の時に御社を受けた○○です。覚えていますか?」と。一瞬、何のことかと思ったがすぐに思い出すことができた。7~8年前にうちの会社を受けてくれたイキのいい若者だった。
「あの時、山田さんから頂いたメールは今でも保存しています。時々、読んでいます。」と思いがけないことを言ってくれた。正直、どんな内容のメールだったかは覚えていないが(苦笑)、送ったのは事実。それを今でも残していることに驚くと共に、素直に嬉しかった。
「へ~、そうか。ありがとう。今も頑張ってるか?」と他愛もない会話をしてその場は終わったが、たかだか一本のメールでもそんな扱いを受けるこちらも喜ばしいし、光栄なこと。
就職活動の敏感な時期、一本のメールが相手を傷つけることもあれば、勇気づけることもある。それを我々は真摯に受け止めなければならない。一つひとつの行為に責任を以て臨まなければならない。
昨日、学生にメールを打ちながら、そんなことを思ったのだった。

ガチンコ最終面接

昨日は名大社の14卒新卒採用の最終面接。本年度は既に1度実施しているため、昨日は2回目。意欲的な学生さんとじっくり面談させてもらった。
以前から話をしているように最終面接は僕と1対1のガチンコ面談。それも1人1時間の時間を掛けてじっくり行う。ガチンコと言っても対決姿勢むき出しで戦うのではなく、お互いの考えを腹を割って話をするというもの。
お互いが自然体で臨めるよう基本は私服。僕もこの日は学生さんと対等な関係にするために私服で出社している。(いつもと同じだろ!という声も聞こえないことはないけど・・・。いつもよりもっとくだけてはいます(笑)。)
自然体で臨めるための私服にしている目的もあるが、それだけが目的ではない。企業秘密のためこの場では控えさせてもらうが、別の目的もあるのだ。知りたい方はこっそりお話します・・・。
名大社の募集は営業。何年かキャリアを積むことで別の部門に移ることもあるが、基本は営業として働いてもらい、現場の前線に出てもらう。リアルな体験でしか学べないことは多いので、必要不可欠な仕事となる。
うちを希望する学生さんはそれを全て理解した上で、選考に臨むために一定の覚悟はできている。特に最近はパワー炸裂の力強い女子学生が増えてきた。最近の学生は競争意識が弱いと言われるが決してそうではない。負けず嫌いで常に一番を目指す学生も多いと直に感じる場面は多い。
昨日もそんな面接を繰り返したので、頼もしく思うことも多かった。かと言って、自己主張ばかり強いわけではなく、今どきの学生らしくチームワークも大切にする。
僕の学生時代に比べれば、考え方も行動もしっかりしている学生は多い。それでもジャッジをしなければならないのは酷な仕事だ。最終面接になると甲乙つけ難く、みんな優秀だし・・・。
僕にとっても楽しくもあり、気づきもあるが、疲れる時間帯。かなりのパワーを要するので、一日終えるとその疲労度は高い。トップとして重要な仕事であるから当然なんだけど・・・。
今も学生さんの発言内容や表情が思い出される。
採用はやりがいある仕事だが、辛い仕事でもある。

映画「アルゴ」

アルゴ
この緊迫感はたまらない。特に電話の鳴るシーンの緊張感はどんな巧みな演技よりもアクションよりも張り詰めたものがある。
2012年度キネマ旬報読者選出部門1位の評価はうなずける。社会派ドラマで久々に手に汗握った映画であった。
イランの米大使館占拠事件を題材にした実話だが、これだけを観るとアメリカが正義でイランが悪者という印象が残ってしまう。互いの政治的背景に関して何かを言う立場でもないので、その事件については触れない。この事件に対して僕が無知なだけであるから・・・。
ただ実話が映画のフィクションを越え、こんなにもリアルにスリリングな世界になったのは衝撃。それはドキュメンタリーを思わせる演出やその当時をイメージさせる映像が更に衝撃を強くする。まんまと監督の術中に嵌ってしまったわけだ。
どんなストーリーなのかはここで話すべきではないが、ところどころに表現されるユーモアがうまい具合に緊張感を解いている。そうでなければ2時間でかなりくたびれてしまう。観たのが何もない時間帯で良かった(笑)。
監督で主演でもあるベン・アフレック氏は全く知らなかった。調べてみると「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」をマット・デイモンと一緒に脚本を書いている。10年以上前に観た秀作であるが、マット・デイモンの印象が強いため、この監督が絡んでいたことを知らないは当然かも・・・。今後、注目すべき映画人だろう。
映画のあらすじだけ読むととても重く一歩前に踏む出すのに力は必要だが、見ておくべき映画である。

その悔しさをバネにしろ!

またまた少年野球ネタで恐縮である。昨日は息子の所属するチームの3回戦。
前試合は快勝したが、3回戦ともなると甘くはない。相手はさらに強豪。最早チームの勢いも関係ない。それでも気合を入れ直し試合に臨んだ。
ここ2試合は全くエラーが出なかったが、昨日の試合は肝心な場面でエラーが見られた。そこをクリアすればもっと好ゲームになっただろうが、結果は0対5の完敗。これも実力である。
毎回のように出塁しスコアリングポジションにランナーを出すものの、ここでの一発が出ない。
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圧倒的な成功率を誇る2塁への盗塁も失敗。
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逆に暴投やトンネルで相手にチャンスを与え、それが最後まで試合に響いた。
少年野球を見ていると、いかに一つ一つのプレーが重要であり、一つのミスが致命的になるのがよく分かる。あのプレーがなければと言うのは簡単だが、実際にそのプレーができないから問題なのだ。だとすれば練習し克服するしかない。
今回の敗戦は本人たちもショックだったようだ。それも自分たちのミスが原因となれば、その落ち込みは大きい。
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これまでは負けても悔しさを見せなかった連中が、昨日の試合終了後はみんな無口で悔しさを噛みしめていた。それでいい。
自分たちが本当に学べる場は敗戦や失敗でしかない。その経験を通し、次に同じ失敗をしないよう努力するだけのこと。それを肌で感じたのであれば、この後の練習も変わるだろう。それを繰り返していくしかない。
そして、どんなに悔しくても感謝の姿勢は忘れないこと。昨日も次の試合が始まる前に全員でグランドに一礼をしていた。
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そんなことを教えてくれる少年野球は素晴らしい。残念な試合ではあったが、僕も人として大切なことを改めて教えてもらった。
悔しさをバネにしろ!そして、次回、もっといい成績を残そう。

初!中日クラウンズ

ゴールデンウィークは暇だとブログで書いたため、奇特な友人が気を遣って中日クラウンズのチケットを自宅まで届けてくれた。なんてありがたいことだろう。
その友情に甘えて、昨日は名古屋ゴルフ倶楽部和合コースまで予選ラウンドの観戦に出掛けた。
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最近でこそゴルフに興味は沸いてきているが、TVを観るわけでもなし、練習もあまり行くわけでもない。スコアは当然のことながら散々なもの。
そんな僕が歴史ある大会に行っていいものかとも思われるが、せっかくの機会は大切にしたい。もちろんギャラリーとしての観戦は初めて。
自宅から電車を乗り継ぎシャトルバスに乗り現地へ。
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コースではカメラは禁止のため、入口で歩きながら記念の一枚を撮影。
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コースは既に多くのギャラリーが所狭しと移動したり、自分のお気に入りの場所を確保しプレーを観戦していた。意外と夫婦やカップルでの来場が多い。
特にお目当ての選手があるわけでもないので、たまたま最初のコースでスタートされた高山忠洋、尾崎直道、塚田好宣プロの組について回ることにした。
予選ラウンドのせいもあるだろうかあまり緊張感はない。選手同士は談笑しながら、お互いのプレーをチェックしながらラウンドしている。
風が強い影響もあったと思うが、ロストボールがあったり、バンカーからバンカーへのショットがあったり、プロでもこんなミスをするんだとちょっと安心してしまった(笑)。それでも随所に唸るようなショットもありゴルフの醍醐味も味わうことができる。
予選ということもあるかもしれないが、シートを引いてビールを飲みながらまったりと観戦するギャラリーも多かった。まるでピクニックのように・・・。
僕は貧乏性丸出しであちこちに顔を出す行動。着いていった組のハーフ終了後は、18ホールの観客席に居座り、いろんな選手のプレーを観ることに。今日現在トップの松山英樹から青木功、藤田寛之、片山晋呉ら有名選手を拝むことができた。ただのミーハーだな・・・。
そのホールで偶然、クライアントの社長と遭遇。
仕事でこの大会に関わっている関係もあるが、1日に行われたプロ・アマ競技に参加されたとのこと。それも何と一緒にラウンドしたのが話題の新人 松山プロ。今大会では最も観客を呼ぶ。ギャラリーの多さにビビッてしまったようだ。しかし、滅多にないチャンス。
もし松山プロが優勝したら、「オレのおかげだ!」と言うんだろうな・・・(笑)。
初めてのゴルフ観戦。いい経験にはなったが、それでゴルフが上手くなるわけでもない。当たり前だけど・・・。
それにこの和合コース。とんでもなく難関に思える。グリーン上で何パット打てばいいんだろう。もし、このコースをお誘い頂いても、ホールアウトする気がしない(汗)。

起業家

起業家 起業家
(2013/04/12)
藤田 晋

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前作「渋谷ではたらく社長の告白」と本書とどちらが面白かったかと言えば、僕の場合、前作になる。
これは本書を否定しているのではなく、自分の置かれる環境の変化に左右されているものと思われる。あくまでも自分の中でそう感じるだけで正確かどうかは定かではない。
サラリーマンだった8年前と現在の自分の立場の差がそうさせているようにしか思えてならないのだ。藤田氏の修羅場のくぐり方と僕とでは雲泥の差があるが、少なくとも修羅場をくぐったという事実を背景にすると、以前より自分に与えるインパクトが薄らいでいる気がする。
もしかしたら世の中の出来事に不感症になったつまらない人間なのかも・・・(笑)。と言っても、大した経験はしてないけど。
本書を読むと経営者の苦悩がよく理解できる。メディアに登場するオモテの顔と社員にも見せないウラの顔。逆の方が正しいかな・・・。
特に著者のように頻繁にメディアに登場し何かと話題となる存在であれば、オモテとウラがよりはっきりする。信用力強化や資金調達での重要性は十分認識しているが、公開企業なんて余計な仕事ばかり増えるような気がしてならない。
上場したいと言ってもできないから問題ないが、上場企業のトップは周囲に振り回されるばかりでロクなことがないと思えてならない(魅力があるのも承知してますが・・・)。しかし、そこも含めて立ち向かうことこそが上場企業のトップの役割であり、藤田氏の存在価値なのだろう。
苦悩と戦いながらも、自分の信じることでやり抜く精神力と行動力には感服するし、結果として周囲に与えている影響力の大きさは人間力の表れだろう。僕よりも随分年下だが学ばなければならない面は多い(当たり前な話だ)。
アメーバピグなんて定着して随分経過していると思いがちだが、それほど歴史があるわけでもない。うちの娘なんてアメーバピグがない生活は考えられないと思うが、まだ最近のことだ。そう考えるだけでもこの分野のスピードは凄まじい。一人の天才が現れただけで、数年後には業界が一変してしまう。変化を知り、素早く対応することを常に心がけなければならない。
それにしてもアナリストの言う事はほんとアテにならない。藤田氏のアメーバ事業を酷評していたかと思えば、黒字化した途端、手のひらを返したような発言に・・・。一番、いい商売かな・・・(笑)。
本書を読んで一番感じたこと。
藤田氏は身を持って示している。諦めなければ、いつか願いは叶うと・・・。