これからも前向きに 名大社会長ブログ

2019年05月の記事一覧:

ちょっとビックリした

定期購読してる「日経トップリーダー」。
そこには「トップの情報CD」としてCDがセットされている。
僕は社用車を運転する際は大体このCDを聞いている。

そこには小宮一慶さんや水尾和夫さんらの連載や経営者の講演などが収録。
そういえば少し前に今度、名大社の主催するセミナーで登壇いただく
株式会社コメ兵の石原社長の講演も収録されていた。
経営に関わる者は結構べ学びが多いのではないか。

先日、5月号のインデックスを読むと新たな連載が・・・。
「組織づくりの新常識!エンゲージメント入門」。
日経トップリーダーもこんなことをやるようになったか、
と詳しく見てみるとなんとそこにはマッピーの名前が掲載されている。

以前、ブログでも紹介した「組織の未来はエンゲージメントで決まる」が売れて
その流れもあるだろうが、お堅い経済誌にマッピーが登場するとは、かなりの驚き。

そうそう、マッピーとはグロービス経営大学院の講師で僕のオンオフの師匠。
一般的にはビジネススクールの先生。

早速、車で聞いてみると確かにマッピー。
いや、松林博文氏。
それも語り口はスーツを着てネクタイを締めた松林さん。
ネクタイを締めた姿は15年ほどのお付き合いの中で一度も見たことない。
ほとんどはTシャツとジーパン。
ごく稀にスーツはあったが、ネクタイシーンは一度もない。

しかし、このCDで話をしている松林さんはどうみてもネクタイを締めているように思える(笑)。
普段のライトなノリやテンポはなく、ひたすら真面目に語られてる。
普段とのギャップがかなり新鮮。
本人に失礼ですかね、すみません・・・。

ただこのCDの反響も大きいだろう。
これでエンゲージメントがさらに広がっていけば嬉しい限り。
第1回は入門編的な内容だが、これからの回が楽しみになってきた。

それとは別に先週の金曜日にふるさと就職応援ネットワーク(Fネット)の例会でも
松林さんに登壇してもらった。
ここではマッピーと呼んだ方が相応しいが、ここでもネクタイを締めた松林さんがなんと登場。
なるほど、そんな使い方もあるんですね・・・。
あえて詳細は紹介しないが、サイボーグ的な役割もできるわけですね(笑)。

Fネットの勉強会に参加する経営者仲間にもかなり好評だった。
いい意味で「日経トップリーダー」の読者が増えたりして・・・。

それにしてもこのCDデビューにかなり驚いたのも事実。
しばらくは毎週お会いしている錯覚に陥るだろうな。

ネクタイをしていた土日

最近、めっきりネクタイをすることが少なくなった。
会社はクールビズもウォームビズも関係なく本人任せ。
営業はそれなりに締めているが、
タカイやミズタニがネクタイを締めているのはほとんど見たことがない。
僕も外の関係性において必要時にするくらいで、スーツすら着用していないことが多い。
気分によってはメチャちゃんとするんだけど(笑)。

そんな平日なのに、逆に土日にしっかりネクタイを締めることがあったりする。
それが昨日、一昨日であった。

一昨日は各務原市役所から依頼を受けた仕事で、高校生の保護者向けの講演。

これは当日別で行われていたイベント風景。

就職を前提とした高校生の親御さんに対してその対策を語るもの。
現状の就職環境からすれば就職が問題ではなく、その後のマッチングが問題。

いかに自分と相性のいい会社選びをするのかが重要。
相性というのは人間関係だけでなく、仕事のやりがいや文化、社風もそう。
そんな話をさせてもらった。
終わった後の質問も結構飛び交い、僕自身も考えさせられる点が多かった。

昨日は全くのプライベート。
9歳離れた妹がこの2月に入籍をしたため、お互いの家族の顔合わせ。
2年前に父親を亡くしているので、長男の僕は父親代わりのポジション。
現在、京都に住まいを構える新郎の両親は大阪の方。

昨日はわざわざ名古屋まで足を運んでもらった。
母親も弟も岐阜に住んでいるので、必然的に仕切るのは僕。

名鉄グランドホテルの四季さんの個室を予約し、お互いに挨拶。
結納でもないし、結婚式でもないし、これはどんな場といえばいいのかな(笑)。

新郎は一度挨拶を交わしたが、ご両親は始めてなのでそれなりの緊張感としっかりとした格好で・・・。
気さくに話ができたので、これからもいい関係性を作っていけるだろう。
僕は飲んでいただけだが、いい時間を共有できた。

こうして土日はネクタイを締めて、それなりに自分の立場を演じてみた。
最近忘れがちだが、ネクタイを締めるだけで責任感は自然と沸いてくる。
そんな時間も重要。

もっと平日もすべきかな。
早速、今日、ネクタイ姿で出社したいと思う。
月曜日だしね・・・。

映画「ドント・ウォーリー」

本作のポスターを最初に見た時、これってロビン・ウィリアムズじゃないの?
と思ってしまったほど・・・。
主演のホアキン・フェニックスがロビン・ウィリアムズにそっくり。
彼へのオマージュを込めて、あえてそうしたんじゃないかな?
と勝手に判断。

解説によれば、実在した風刺漫画家ジョン・キャラハンの半生を
ロビン・ウィリアムズ自身が映画化を構想していたとのこと。
その演技も観てみたかった・・・。

やはり今思っても惜しい死。
いい役者を失くした・・・。

本作を許される範囲内でネタばらししてしまえば、
アル中男が自動車事故で半身不随になり、自暴自棄になりながらも更生していくストーリー。
よくありがちなテーマに思えるが、それがリアルな人生となってこれば様々な感情が沸いてくる。

酒好きな僕としては本作を反面教師的に捉える必要はある。
酒での失敗は数あれど、
(といっても電車を乗り過ごすことくらい・・・笑)
絶対にしてはいけない失敗もある。
本作はまさにそれだ。

お酒の飲み方もいろいろ。
僕のように基本的に楽しく飲むことを目的とする人もいれば、現実逃避の手段として飲む人もいる。
僕も時にはヤケ酒を飲むこともあるが、それにより体が蝕まれることはない。
飲まない日が続いても身体が震えることもない。
ただ肝臓の心配はしなきゃいけないので、ほどほどにしておかないとね・・・。

いやいや、ここでお酒の話をしたいわけではない。
しかし、この作品を観るとお酒との関係性を語りたくなってしまうから不思議だ。
それだけ魔力があるということだろう。

この映画でカギを握るのはセラピーの存在。
言い方を変えればカウンセラーともいうだろう。
僕が感じたのはこういった相談相手的な存在は今後どんな世界にも求められていくのではないだろうか。
もちろんキャリアの世界にも必要だし、経営者の世界にも必要。
メンターともカウンセラーともセラピーとも言うべき存在がいい気づきや結論を誘っていく。
僕も一丁上がったらそんな存在にもなりたいと密かに思う。

主役の風刺漫画家は基本的にろくでなしだが、何故か女性にモテる。
半身不随でも男としての機能は発揮する。
そのあたりがPG12の理由か(笑)。

彼女役のルーニー・マーラが素敵すぎて羨ましく思えてしまう。
それも本作の魅力の一つ。

そして、思うのは悩みが多ければ多い人ほどこの映画を観るべき。
また、他責で物事を考える人も観るべき。
僕がそう思う理由は映画を観てもらえれば理解してもらえるはず。

話題のヒーロー映画もいいが、こんな映画も心がスッキリしていいと思う。

パフから学べ!

僕は現在、株式会社パフの社外取締役を務めている。
何をやっているかと言えば、大したことはしていない。
2ヶ月に一度行われる役員会に出席し、報告を聞き質問をする程度。

一般的な社外取締役の仕事とは随分と開きがあると思う。
と言いつつ、世の中の社外取締役がどんな仕事をしているかは知らない(笑)。

昨日はその2ヶ月に一度行われる役員会。
クオーターごとの業績から新たに導入した人事評価制度、来期に向けた戦略、
新規事業について報告を受け、それに対して意見を述べる。
時間は2時間と制約されているのだが、
議題が多岐に亘るため、瞬く間に時間は過ぎていく。
17時にスタートした役員会は気づけば19時になっていた。

今更ながらの話ではないが、僕は名大社しか知らない。
名大社のルールに則った役員会や会議しか経験がない。
それだけでもパフの進め方は勉強になるし、いい刺激にもなる。

多分、今朝のブログで社長の釘崎さんが、
もしくは執行役員の大岡さんが昨日の模様を報告すると思うが(笑)、
かなり濃密な時間を共有させてもらった。

本来であれば社外取締役の僕が何らかの苦言を呈し、
今後のビジネスへの課題をあぶり出す場になるはずだが、半分は感心しながら聞いていただけ。
社長だけではなく、役員メンバーの当事者意識の高さがその時間をより価値の高いものにしている。

彼らにとってその報告や計画は当たり前なことかもしれないが、それは僕にとっては新鮮。
その反対に僕らが普段実施している会議や役員会はパフにとっては新鮮なものになるのかもしれない。
そう考えるとお互いが当たり前とする環境をもっと共有した方が、
よりお互いを伸ばす環境になるのではないだろうか。

具体的な施策についてここで語ることはできないが、
文化が違う2社が互いの強みを理解し合えば、よりいい戦略を描けるのではないかとは思う。
間違いなく今後、コラボする事業は生まれてくるだろう。
そのために変な駆け引きをすることなく本音でぶつかり合う関係性を築いていきたい。

役員会の後は懇親会。

こんな写真しか撮っていないのは愚かな行為だと思うが、
ここでは業界の裏話も含めいい時間を共有できた。
なぜか、うちのニシダも名大社代表として参加していた。

美味しいワインをご馳走様でした。
飲み方を間違えてはいけませんね(笑)。

今日は一日、ふるさと就職応援ネットワーク
てんこ盛りの一日となる。
そして、これからの人材ビジネスについて語り合うことになるだろう。
パフでの時間もそうだが、そこも含め、すべて学び。
お互いにとっていい時間を共有していきましょう。

大統領とハリウッド

先月、「バイス」を鑑賞し映画評論仲間と語り合ったが、その際に感じたのは自分の考えの浅さ。
アメリカの政治問題とオーバーラップさせながら観ている仲間に対して、
表面的にしか捉えていない。
また、知識も圧倒的に足りず、外国の政治情勢についても低次元だった。

大統領が登場する他の作品も話題になっていた。
そんな後に知ったのが本書。
たまたま日経新聞の書評欄で紹介されていたので、早速手に取った。

翻訳ではなく著者は大学の法学部の教授。
映画評論家ではない。
それも同志社大学の学長を務めた偉い方。
そんな方が映画を題材に本を著されること自体、興味深い。
映画コラムニストを自称する僕はその時点でタジタジになってしまう。

年代別に大統領とハリウッド映画の関係性が描かれているが、
それを読むだけでも歴史の勉強となる。
過去、観たことのある映画も結構紹介されている。
かなり忘れている面も多いが、
それを自分なりに繋げイメージすると民主党と共和党の特徴や、
その時々の政治的背景が何となく浮かび上がってくる。
そんなカッコいいものでもないな(笑)。

それにしてもハリウッドでは大統領を何らかの形で登場させる映画が多い。
それは実在する大統領も架空の大統領も・・・。
僕が印象に残っている「JFK」「J・エドガー」
「アルゴ」「ペンタゴン・ペーパーズ」などなど。

ニクソン大統領のようにボロクソに叩かれる大統領も少なくない。
大体は厳しく描かれている。
そう考えるとさすが自由の国。
寛容なんだろうか・・・。

それに比べて日本映画はどうか?
昭和初期まではともかく戦後の首相が描かれる映画は少ない。
戦後はほとんどないんじゃないか。
それは架空の存在も含めて。

僕が記憶があるのは「シン・ゴジラ」で
首相役の大杉漣氏が大した決断もできず、あっさりと事故死してしまうくらい。
存在感がある映画を観たことがない。

それは歴史が長い日本と短いアメリカとの差があるのかもしれない。
アメリカが1000年前の映画を作ろうとしてもそれは無理。
西部劇でも19世紀だ。
日本は古事記の時代から描ける。

しかし、そこが理由じゃないだろう。
不寛容な国であり、
映画にするほどスペクタクルな事件がないのが理由かもしれない。
本書を読みながらどうでもいいことを考えてしまった。

それだけハリウッドが際立っているのか。
本書を読んで新たな発見をした気がする。
これで映画を観ることの正当化もできた。
何事も勉強ですね(笑)。

食べ物のはなし 番外編 皿台湾

人気食べ物ブロガーの住まいは中川区。
詳しい住所は教えられません(笑)。
かれこれ25年ほど住んでいますが、まだまだ知らないエリアは多いのです。

名古屋市16区のうち中川区は4番目の広さ。
会社が構える中区の3倍以上あります。
因みに一番大きいのは港区。
想像すれば大きさは理解いただけるでしょう。

その中川区にも名店と呼ばれるお店は多数あります。
伏見シリーズを離れ、たまにはそんな名店にも行きたいものです。
中川区八剱町にある「人生餃子」さんに行ってきました。

こちらの名物は皿台湾。
お店の前にも看板が堂々と出ています。

どうやら行列ができることが前提のようです。

この日も早い時間にお邪魔しましたが、すでに2~3組が待っていました。
順番を待つ席にもこんな張り紙が貼ってあります。

単純な人気食べ物ブロガーはベスト3を制覇したくなります。

「お待たせしました。こちらへどうぞ!」
カウンター席に案内されます。
メニューを眺める必要もなく、オーダーするものは決まっています。

「え~っと、チャーハン、皿台湾にチャーシュー1枚トッピング、
担々麺、そして餃子をお願いします。」
頭の中で何度もつぶやいていたので、スラスラと注文することができました。

皿台湾 730円 +チャーシュー1枚 150円

たんたんめん 750円

餃子 280円

なんといってもここは皿台湾です。
言い換えれば汁なし台湾ラーメンですが、台湾焼きそばともいえます。
辛さも6段階で選べますが、ここは普通を選択します。
それでも結構辛いのが特徴。
チャーシューのトッピングも正解でした。

体が勝手にビールを求めます。
しかし、残念ながらこの日は車。
飲酒運転は以ての外です。
ここはグッと我慢の人気食べ物ブロガーです。

隣には若い女性が一人で食べています。
皿台湾とチャーハンを汗を掻きながら食べています。
かなりのボリュームですが、ペロリと平らげていました。

これは病みつきになる味。
自ら名物と名乗るのも納得できます。
担々麺や餃子も美味しいです。
やはりビールが飲みたくなりますね。
常に待ち客がいるので食べ終えたらそそくさと退するのも人気食べ物ブロガーのマナー。

ごちそうさまでした。
次回は歩いていきたいですね。
無理だけど(笑)。

さあ、仕事、仕事

10連休を終えて、今日から仕事。
今朝は月初の幹部会議からスタートするので、いきなり緊張感を強いられる。
休み明けでボーっとしているヤツがいたら容赦はしないぞ(笑)。
メンバー全員が体も頭もリフレッシュして、万全の体制で仕事に臨むことを期待したい。

そんな今週は僕自身もほぼスケジュールが固められている。
やるべきことが満載。
まずは個人面談のオンパレード。
新たな人事評価制度では、僕はメンバー全員の目標を聞くことになっている。
スケジュール通りに進むか多少の不安はあるものの、その意気込みを感じる時間となりそう。
それが今日と明日。

木曜からは東京へ出張。
一つは僕が社外取締役を務める株式会社パフの役員会。
ついこの前も釘崎社長や役員と情報交換をしたような気もするが(笑)、
この場ではより現実的な数字の話となっていくのだろう。
今期もあとわずかのパフ。
どうやら目標通りに進捗しているようなので、期待できますね。
美味しいものも食べられるかな(笑)。

そして、翌日金曜日は「ふるさと就職応援ネットワーク」の幹事会、委員会、例会と続く。
僕は会長としても委員会メンバーとしても全てに関わっているので、丸々一日拘束される。
話し合うテーマも目白押し。
ゲストスピーカーの話や懇親会は楽しみだけど・・・。
泊りたい気持ちを抑え、最終ののぞみで帰ることになるだろう。

本来なら今週はそれで終了だが、土曜日は岐阜県関市での講演。
僕の生まれ育った岐阜市の隣町。
むしろ距離的にはこちらの方が近い。
そこで高校生の保護者向けに話をさせてもらう。

昨年も同時期に話をさせてもらったが、
2年連続でオファーを頂けるのは評判は悪くなかった証。
多分、そう(笑)。
少しでもお役に立てれば嬉しい限り。

日曜日は自分が保護者的な立場で振る舞う場もあったり・・・。
いきなりトップスピードの週にはなるが、それくらいの方が健康的。

令和の時代もいい仕事をしていくには最初が肝心。
みなさん、頑張っていきましょう。

次世代につなぐファミリービジネス論

GW休暇も後半に入り、そろそろ頭も通常状態に戻さねばならない。
インプットも大切だが、同時にアウトプットもせねばならない。
そんなわけで今日はマジメなブログ。

4月24日に参加した「日経トップリーダー プラチナフォーラム2019」の備忘録も含めて・・・。

毎年、このフォーラムには参加し経営の勉強をさせてもらっている。
当日は講演やディスカッションが5本組まれていた。
正直なところ、参考になったものとそうでないものがはっきりした。
ぬぬぬ・・・。

「串カツ田中の成功戦略とリーダーシップ」は場当たり的な経営の中で掴んだ成功体験を
更に上昇させていくストーリーは面白かった。
最初は勢いよく始めるのが肝心で、余計なことをあれこれ考えてもいけないようだ(笑)。

僕がこのフォーラムで一番楽しみにしていたのが、星野リゾート代表 星野佳路氏の講演。
ブログタイトルにある通り「次世代につなぐファミリービジネス論」。

日経トップリーダーでも連載を書かれているし、
僕が事務局を務める「名古屋ファミリービジネス研究会」でも
星野氏の取り組みをネタとして使わせてもらうこともしばしば。
7月以降開催する「第3回名古屋ファミリービジネス研究会」でも参考にさせてもらえそうだ。

創業105年を迎え4代目経営者となる星野氏は各方面で同族企業は継承した方がいいといわれる。
それはご自身の経験もあるが、その歴史を辿っても納得感は強い。
日本の企業の利益の半分はファミリービジネスがはじき出している現実もある。

但し、ファミリービジネスは問題が多いのも事実。
ノンファミリーの上場企業と比較をした場合、
経営は一流かオレ流、経営の中心はMBAかMPO(ママパパ)、
お金を頼る時は投資家か親戚、いざという時に頼るのはコンサルか地元の氏神、
こんな違いがあるという。
さすがにこれには笑ってしまったが、
ローカルで零細なファミリービジネスであれば不思議ではない。
よりリアルに近いのかもしれない。

星野氏の表現は一見、ファミリービジネスを卑下したかのように思えるが、決してそうではない。
そこには大きな使命感があり、そこへの期待もある。
名大社はノンファミリー企業で僕は「中継ぎ」の経営者に過ぎない。
そんな話はよくしている。

それに対して星野氏は「ファミリービジネスは駅伝」であると言われる。
確かに仰る通り。
タスキを繋ぎ続けるのがファミリービジネスになるのだろう。
中継ぎも永遠に繋げなければならないのだけれど・・・。

どの側にせよ、次に繋げるのが大きな責任。
そんな中で言われるのが、誰に継ぐのかより、誰から継ぐのかということ。
僕もファミリービジネスアドバイザーとして多くの事例は見ているが、
ここが問題なのはよく分かる。

「ボンクラ息子問題」より「ガンコ親父問題」。
こちらが圧倒的。
そうならないための方法も教えてもらったが、それは次回の研究会で共有したい。
ファミリービジネスであれ、ノンファミリーであれ、事業承継は最重要課題。

今回の講演はファミリービジネスアドバイザーとして学んだ面が多いが、
僕自身の問題としても認識しないといけない。

いい学びとなりました。

映画「きっと、うまくいく」

誰かが言った。
「映画コラムニストを名乗る山田さん、『きっと、うまくいく』はどうでしたか?」
「あ~、インド映画ね。観ていないよ。」
「はっ、マジですか?映画コラムニスト失格ですね。」
「えっ、そうなの?」
「あの映画を観ずして映画コラムニストを語るなんて許しません。」

会話の内容が正しいかはともかく、誰かは強い口調で僕に言い放った。
それ以降、ずっと気になっていたが、機会がなかなか訪れなかった。

そんなさ中のゴールデンウイーク。
立場としては話題の「アベンジャーズ エンドゲーム」を観るべき。
周りの評判もいい。

しかし、映画コラムニストを名乗る僕はこのシリーズを一作も観ていない。
今さら最終章だけ観て、エラそうに語るわけにはいかない。
それこそ、その名が地に落ちてしまう。

ということはまず「きっと、うまくいく」を観ておくことが必要。
Amazonプライムをチェックすると本作はGW期間は100円で観ることが可能。
それはたまたま。
値段の安さが理由ではなく、映画コラムニストのプライドに賭けて本作を観ることにした。

5年ほどの前の作品と思っていたが、インドで公開されたのは10年前。
それなりのお国事情を反映させていたと想像できる。
それも含め大ヒット作品。

いや、しかし、誰かが言っていた通り。
このインド映画を観ていないのは、映画コラムニストとしての仕事を放棄しているのと同じ。
観ておくべき一本であると同時にインド映画の楽観性を示しているようなもの。

昨年観た「パッドマン 5億人の女性を救った男」の原点となるような作品。
170分という約3時間の長編作品だが、その長さは一切感じない。
クスっとした笑いとホロっとした感動と共に映画は小気味よく動いていく。
まさに躍動している。
ド派手なアクションやSFXの演出ではない。
僕らが最も大切にしなければならないことを躍動的に描いてる。

いやあ~、面白かった。
もっと早い時期に観ておくべきだった。
誰かさん、ありがとうございました。

映画は人をシアワセにしなければならない。
そのお手本のような作品だった。

ぎふ清流も走ったぞ、ランニング日記1904

令和に入り2日目。
昨日一昨日の天気はイマイチだったが、先月はランニング日和が続いた。
4月はランナーにとって一番いい季節ではないだろうか。

僕はぎふ清流マラソンに向け積極的なトレーニングをしているかと思いきや、
いつも通りのグダグダな練習。
それでも空いた時間を見つけてはそれなりに頑張っていた。

まずは4月のランニング距離を報告しておこう。
81.5km。
結局、今シーズンは一度も目標を達成することなく終えることになった。

それは素直にタイムに反映される。
3月の名古屋シティマラソンも穂の国豊橋ハーフマラソンも前年より悪かった。
その流れからすれば、先月のぎふ清流マラソンも同様の結果となるのが当たり前。

実際どうだったのか。
いつもならマラソンの翌日にそのブログを書くのだが、
今回はサボってしまったのでその報告もしておこう。

過去3回、ぎふ清流マラソンには出場しているが、いずれもメチャ暑い日。
30度近い気温だった。
そのため記録はすべて2時間オーバー。
一度も2時間の壁を破るをことのできない大会だった。
今回もあまり期待せずに参加。
2時間1~2分でゴールできればと臨んだ。

当日は爽やかな晴天。

気温もそれほど高くはない。
Qちゃんがいつものように挨拶。

本当に彼女は素晴らしい。
小出監督が亡くなったばかりだが、
辛い表情を見せることなく18キロ時点で全ランナーとハイタッチ。
彼女がずっと愛される理由でもあるだろう。

僕もレース前は余裕の表情。

いつもなら使用前、使用後と明らかに異なるが、この日は違った。
一定のペースが終盤になっても落ちない。
思ったほど疲れや体の痛みが出ない。
走りやすい天候だったこともあるが、ラスト2キロくらいはむしろペースを上げることができた。
もしかしたらこれは2時間切れるかも、と期待しながら走った。
最後の最後にわざわざ川内選手とハイタッチに向かったのがロスだったが、
結果的にはネットで1時間59分58秒という記録。

わずか2秒だが2時間を切った。
エセランナーとしてこの2時間を切るか切らないかは天国と地獄のような差。
今回は特に期待していなかっただけ喜びも大きかった。

こうして今シーズンの、平成のマラソンは終了。
今後、大会に出場するのは秋以降になるだろう。
今月以降、走り続けるモチベーションを維持するのは難しいが、
いくら達成できなくても月間目標は下げることなく、そこに向かってランニングを継続したい。

筋肉痛も収まったし天気もいいし、今日は走ってきます!