原題は「I Care a Lot」。
英語力のない僕がググって翻訳すると「私はたくさん気にします」。
映画を観終わった後であれば納得するが、何となくイマイチだし、原題では伝わらない。

そう思うと「パーフェクト・ケア」という造語?は映画を象徴し絶妙。
ロザムンド・パイクの表情からしてピッタリなタイトル。
僕に共感する人いないかな?

主役を演じるロザムンド・パイクは今僕が最も好きな海外女優。
海外の女優さんはなかなか覚えられないし、
いくら美人でもそんなに惹かれることはないが、彼女は別格。
僕の中では燦然と輝いている。

それはなんだろうか。
美しさに惹かれるよりも、
(もちろんタイプの美しさだけど)
そのたくましい演技と魅せる表情に完璧にノックアウトにされる。

さほど本数は観ていないが、以前見た作品も衝撃だった。
「ゴーンガール」では美しくも危険で恐ろしい妻を演じていたし、
「プライベート・ウォー」では片目を失くした命懸けのジャーナリストを演じていた。

この2本だけでも完全にやられたわけだが、負けず劣らずの本作の演技。
あの勝ち誇った笑顔や感情むき出しもあれば、無表情に徹する表情は恐ろしさを超える。
そして、クラクラとのめり込んでしまう。

やあ~、すべてがステキ。
ということで僕の中のナンバーワン女優。
以上、映画コラムニストブログでした。

と終えたいが、そんなわけにもいかない。
少しは映画を紹介しないと・・・。
本作を社会派ドラマと捉える人もいれば、
サスペンス・コメディと捉える人もいるだろう。
アクション映画の要素がないわけでもないが、捉え方はまちまち。

いろんな解釈を生むはず。
また、本作で描かれるような事件が起きないとも限らない。
すでにアメリカでは起きているのかな?

判断力を失くした高齢者の後見人となり、
その資産を搾り取ってしまうような悪徳後見人が起こす事件が・・・。
きっと日本でもそれに近いことは起きていくだろう。

犯罪としてではなく、善意として行う行為に恐ろしさは倍増する。
それを笑顔で粛々と進めるロザムンド・パイク演じるマーラ。
どんな脅しにも屈することなく、闇の組織にも勇敢に立ち向かう。

一体、彼女を支えているのはなんだろうか。
その逞しさの源は不明だが、男性への接し方や相方のと関係性で想像することは可能。
いや、強い。
こんな女性は絶対に敵に回したくはない。

2021年も終わるタイミングでインパクトの強いショッキングな作品に出会った。
なにげにおススメしたい一本。

そして、女性の笑顔には気をつけろ。

資産なんて持たない方がいいね(笑)。