昨年気になっていたが見逃した作品。
今回、先日購入したTVをネットに繋げ、Amazonプライムで有料で観た。
時代はどんどん進歩していくね(笑)。

このポスターの二人が並ぶ写真はもっとも悲しいシーンと
いうことが観終わった後、分かった。
これだけじゃネタバレならないよね(笑)。

僕が黒澤清監督を初めて知ったのは大学時代。
「ドレミファ娘の血は騒ぐ」という映画が話題になった時。
元々はピンク映画だったのが、一般映画になったレアな作品。

洞口依子さんの映画デビューであり、
亡き伊丹十三監督が怪しい役で出演していた。
黒澤監督は自主映画上がりで僕ら映研連中の間では特別な存在だった。

その後もかなり異質な映画を撮り続けていた。
メジャーになり切れない感じがいいんじゃないのかな。
そんな意味ではこの映画も異質。

最初の5分でその映画の異質感を感じることができる。
タイトルクレジットのシーンは一般的な映画ではありえない。
インパクトのあるファーストシーン。

そして、途中までは予測不能。
どんな展開になるのかさっぱり分からない。
登場人物が本物なのか偽物なのか、なにが正しいのか正しくないのか、
観る者の想像力に委ねられる。
一見、リアルなストーリーと思わせながらも異次元の世界に導かれる。

これは社会派ドラマか、ミステリーか、
純愛ドラマなのか、それも迷わせる。
最後の最後で僕の結論は出たのだけれど・・・。
いいよね、こんな感じ・・・。

主役の長澤まさみさんは途中までは結構イヤな女。
感情も露にする。
でも、それも彼女の場合、魅力的だったり。
イヤな女役もよく似合うが、それが色っぽかったり。
あの感情の起伏も・・・。
そして、抱かれたい。
な~んて(笑)。

全編通し非現実な映画だが、もしかしたら間近に迫っている恐怖も感じる。
それは宇宙人のような侵略者じゃなく、もっと身近な存在で。

一体、黒澤監督は何を言いたかったのだろうか。
未だよく分からない。
シンプルに人間愛だろうか・・・。