ちょくちょく京都にはお邪魔している。
仕事の場合もあるがほとんどはプライベート。
1月まで息子が下宿していたので家人と一緒に出掛け一緒に食事をしたり、観光したり。

それはそれでいい。
そんな時間も大切。
しかし、それだけでは物足りない。
もっと自由にもっと気ままに過ごしたい。
誰にも邪魔されず、一人の時間の持ちたいのだ。

神社仏閣を巡るのもいいが、それより優先したいこともある。
そう、それは京都で昼から飲むこと。
それも一人で飲むこと。

それがここ数年の目標。
叶えたい夢。
(そんなくだらない目標を立てているのか・・・)

先月末にようやくその時が訪れた。
京都通の経営者仲間や地元が京都の友人から情報を仕入れ、準備は万全。
驚くことに2人が教えてくれたお店は同じ。
星の数ほどお店があるというのに。
僕の好みを理解してくれたのだろう。
さすが!

向かったのは河原町。
まずは町中華。
一人飲みのため気軽さが大切。
高級感は必要ない。

「京都で町中華」でも紹介されている「龍鳳」さん。

昭和の雰囲気が残っている。

開店と同時に入ったため、なんと最初のお客。
気合が入りすぎか(笑)。
まずはビールで息を整える。

キリンラガーを飲むことは少ないが、こういったお店ではよく似合う。
ビールには餃子。

そして京都といえば辛しそば。

こちらではカラシ入りそばと書かれている。
あんと麺を絡ませながら頂く。
ビールとの相性もいい。

気がつけば店内はほぼ満席。
ほとんどのお客さんがカラシ入りそばを注文していた。
はるまきやかしわの玉子焼も食べたかったが、続々とお客さんが入ってくるので、潔く退店。
会計は1900円。

お腹は満たされてきたが、お酒は飲み足りない。

新京極商店街を抜け、次に向かったのは「たつみ」さん。

12時から営業されている昼飲みの聖地。
12時10分頃、お邪魔したがすでにテーブル席は満席。
立ち飲みカウンターのみ空いていた。

あちこちに貼ってある張り紙がメニュー。
これは迷う。
まずはアサヒ黒生マルエフから。

瓶ビールはキリンラガーだけだと思っていたが、サッポロ赤星もアサヒスーパードライもあった。
このあたりは他のお客さんのオーダーを聞いていると理解できる。
ザ~ッとメニューを眺め、ポテトサラダと串カツを注文。

特に理由はない。
あとから煮付けや季節のものにすればよかったと少しだけ後悔。
隣には若い女性もカウンターで一人立ち飲み。
渋い注文をしていた。
混んでくるとスタッフが「少し横にズレてください」と
絶妙に人を動かし、空いたスペースに新しいお客さん。

隣の初老の男性が常連っぽい飲み方をされていた。
「おにいちゃん、熱燗」
「熱燗は黄桜とまつもとですが、どちらにされますか?」
「まつもと」
へ~、まつもとの熱燗があるんだ・・・と横目で見ながら感心。

2杯目はハイボールにしようかと思っていたが、真似してまつもとの熱燗。

特に何をするわけでもなく、チビチビと酒を飲みいい気分に。
適当な時間を過ごし、お店を出た。
会計は1880円。
2軒で4000円弱。
理想的な飲み方。

できれば3軒目はこちらにしたかったが次の予定もあり、今回は見送り。
こうして目標をクリアし、夢を叶えることができた。
(なんて大袈裟な・・・)

家族で出掛けるのもいいが、こうして一人の時間を過ごすのもいい。
次はいつ来れるかな・・・。