最近、自分の講演でもちょくちょく小ネタとして使わせてもらう「フィードバック」。
以前、中原淳氏の「フィードバック入門」もブログで紹介した。
昨日は東京で行われた「HRカンファレンス」でこちらを学ばせてもらった。

東京大学准教授の中原さんのセミナーに参加するのは初めてのこと。
少し前に名古屋でも講演があったが、参加することはできなかった。
今回はいい機会を頂いたわけだが、今や人気の先生。
会場内は溢れるばかりの人。
350名収容のホールは満席。

空いた席を探しそちらに座り、ふと隣の席を見ると
「あれっ、Iさん?」
「あっ、山田さん・・・」
なんと名古屋でお世話になっているG社のIさんが偶然隣に座っている。
こんな広い会場で、それも名古屋の知り合いと隣同士になるとはいかに世間は狭いということか。
それとも何かを引き寄せる力が僕にはあるということか(笑)。

このセミナーでは隣の方とロープレする時間がかなりあったので、
ある意味、やり易かったが、ある意味、互いを知っているだけに変な緊張感があったり・・・。

そう、このロープレ。
フィードバックを実際に体験し、お互いにフィードバックをする。
前提は評価の面談で上司と部下に分かれてケーススタディを行う。
僕は部下役でしんみりした役柄を演じたわけだが、
昔よくやったキャリアカウンセラーのロープレを思い出してしまった。
この体験は月末から実施する個人面談にも生きるだろう(笑)。

今回のセミナーは短い時間で、それもロープレも行われたので、かなりの短縮版。
ここですべてを披露することはできないが簡単にまとめると、
フィードバックとは「情報通知」と「立て直し」。
耳の痛いことを通知し、部下や職場を立て直す技術。

それを超簡略版で分けると「3ステップ」。
①事実通知
②腹落とし対話
③行動計画+期待通知。

中原氏の物腰の柔らかい話し方と溢れる説得力で大切なことを学ぶことができた。
一緒にケースを実施したIさん含め、ありがとうございました。

午後は僕の所属する日本ファミリービジネスアドバイザー協会の総会・認定授与式・記念講演。
今日もその活動なので、詳しくは次回のブログでまとめるが、
(多分・・・)、
講演はその分野の第一人者であるイヴァン・ランズバーグ氏とケリン・E・ガーシック氏。

こんな同時通訳機を使って拝聴。
驚いたことに参加者の半分くらいは通訳機を使わずに聴いている。
「えっ、これが当たり前?」
英語の出来ない身としてはこの現実に衝撃を受けた。
質疑応答も英語。
「う~ん、東京は凄いな。名古屋じゃ考えられないな・・・」
と自分勝手な言い訳を見つけ、ショックを受けていた。

夜は久々に同期の方と懇親会。
こういった場も楽しい。

今日は朝から準備と講演のため一橋講堂へ。
さてさてどんな一日になるのやら。
集合時間はちょっと早すぎと思うけど(笑)。