これからも前向きに 名大社会長ブログ

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人から始める地方創生!

今月の日経トップリーダーの特集は、『人から始める地方創生!中小企業の「宝の山」を徹底解剖』
ちょっと大げさなような気もするが、その取り組みについては興味深く読ませてもらった。

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我が愛知県は果たして地方と呼ぶのであろうか・・・。
いやらしくウィキペディアで調べると
・ある国の中のある地域。国内の一部分の土地。
・首都以外の土地・場所。対義語は「中央」。

と書かれている。

まあ、地方に該当することにはなるだろうが、
僕も含め特に名古屋市民は自分たちを地方とは思わないであろう。
その印象は田舎町で人口減少が激しい地域を指しているような気がする。
その点でいえば僕の実家である岐阜市のはずれはそれに該当するかもしれない。

名大社の事業エリアは東海3県。
自分たちで東海地区に特化して!と大声で叫んでいるので、僕の田舎もその対象となる。
実態として東海地区の民間企業の採用支援を主たる業務にしているのだが、
ここ最近は民間企業に拘らず、
もっと地域に根差す事業を考えていきべきではないかと思うようになってきた。

極端な言い方をすれば、製造業でモノ作りの仕事に関わるのも、
農業に従事するのも偶然が重なるようなもので、
たまたま選んだ仕事がそっちだったということもあり得る話。
実際はそんな簡単ではないことは承知しているが、仕事選びのポイントとして、
そんな選択の仕方があっても間違ってはいないと思う。

親の仕事を継いでいない僕が言うのは説得力に欠けるが、実家のある岐阜はいまでも農業が盛んで、
そこに大きなニーズがあるが策が練られていないのが現状だ。
やり方次第では新たな雇用を生むだろうし、
僕たちが何かのキッカケで役立てることも考えられるだろう。
具体的な取り組みは何もしていないけど・・・。

今回の特集では、元ニート起業家の大藪崇さんが道後温泉の旅館や今治タオルなど
愛媛県を盛り上げる取り組みが紹介されていたが、これも大きなヒントになり得る。
地元の人だけでは(高齢化の問題も含め)打破できない問題を新しい血を注入することで
起爆剤となり、地域の活性化に繋げる例も多い。
こういった成功例を単に真似るだけでなく、一緒になって考え行動に移していくことも重要。

サブタイトルにもあるように中小企業の「宝の山」もその点をじっくり見つめることで
生まれる価値もあるのではないだろうか。
まだまだ無責任なことしか言えないのが現実だが、
僕たちも何らかの形でこの地方を盛り上げる取り組みを行っていきたい。

恵まれた土地だからこそ、今のうちから真剣に考える必要はありそうだ。

「花燃ゆ」は面白いと思うんだけど・・・。

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NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の視聴率が低調らしい。
詳しいことはあまり興味がないが、主役の井上真央さんが謝ったとか、責任を感じているという。
回を追うごとに評判が落ちているようだが、僕は全然そんなことは思わない。

毎回、興奮しながらドラマを楽しんでいる。
かなり面白いじゃないか。
今年に入って見ているドラマは「花燃ゆ」だけなので、
もっと面白いドラマが沢山あるのかもしれないが、僕はこれで十分。

昨日の内容もとても良かった。
主役の文と久坂玄瑞の恋愛らしきシーンは正直どうでもいいが(笑)、
明治に向かう若者たちの行動については勇気づけられる。
僕の周りにはそんな人が多いような気がする。
決して評判は悪くなく、むしろ好評だと思うんだけど・・・。
みなさん、どうなんでしょう?

でも、それは僕が無知だから面白く感じるのかもしれない。
恥ずかしい話だが、小田村伊之助なんてこのドラマを見るまで知らなかった。
もしかしたら何かの本で触れたことがあるかもしれないが、完全に素通りしていた。
一般的にあまり名が知れていない人物でも歴史上では欠くことのできない活躍をしている。
そんな意味では歴史を学ぶいい勉強にもなっているし。

昨日の熱弁を奮うシーンもよかった。
きっとこれで大沢たかお氏の好感度は更にアップするだろう。
40代男子がモテるのはいいこと。
その影響はこちらまで来てくれるととても嬉しい(笑)。それはどうでもいいか・・・。

素晴らしいセリフも多い。
前々回だったかな?これも胸に響いた。

「志は誰も与えてはくれません。
君自身が見つけ、掲げるしかありません。
君は何を志しますか?」

自分に問われているような気もした。
そんな事を感じることができるドラマ。
これからも楽しみにしていきたい。

春のインターンシップなのだ!

今週月曜日から春のインターンシップがスタートした。
期間は2週間。
最近流行の採用直結型インターンシップではなく、
旧態依然(言い方がよくないね・・・笑)とした従来型のインターンシップだ。

例年であれば、この時期に参加する学生さんは特定の大学の1~2名。
夏のインターンシップは毎回ブログにも取り上げ、
「名大社だって、ちゃんとやってるんだぞ~」と威張って表現していたが、
春はひっそりと行っていた。
内容はほとんど変わらないのだけれど・・・。

それが今年は従来の学生を含め、
アスクネットさんからの依頼もあり4名の学生さんが参加することとなった。
それも教員を目指す教育大学の学生であり、なんと1年生。
驚くことに10代である。
10代の子と話をする機会なんてほとんどない。
せいぜい娘と息子くらい。これも怪しく、皆無といってもいいかもしれない(苦笑)。
一昨日は営業同行、昨日、今日は転職フェアの運営と学生さんも慣れない体験が続く。
だから面白いんだけど・・・。

僕は初日の会社の説明と水曜日(11日)のワークが担当。
11日は終日、膝を交えながら、いくつかのテーマで学び合った。
偉そうにしているわけではないですぞ。多分・・・。

「働くを知る」「業界を知る」「環境を知る」「営業の仕事を知る」の4つの分野で
講習を行ったのだが、「働くを知る」だけでも午前中いっぱいかかってしまった。

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学生さんの意見や考えが面白く、ついつい突っ込んで聞いてしまったり、
自分の想いを披露するうちに時間が瞬く間に過ぎていった。
大した話をしていない気もするし、結構重要な話をしていたような気もする。
まあ、いい加減なもんだ。

それでも僕が感心したのはまだ10代、もしくは20歳の学生さんが意外に働く事を前向きに捉え、
自分なりの考えを持っていたこと。
もっと幼稚な考えしかできないと思っていた自分がいかに若者を見ていないのかが証明されたようなもの。彼らなりの生活の中で、常に成長意欲を持ち続けていることを強く感じた。
もちろん、将来に対する不安や危機感も抱いている。
しかし、それを上回る成長意欲は頼もしい。

ついつい嬉しくなってしまった。
写真のこの感じでは伝わらないかもしれないけど(笑)。

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もっといい笑顔を撮れないカメラマンの力不足(オレ?)かな。

驚くような質問も出てきたりした。
「山田社長の考えるリーダーシップとは何ですか?」
「えっ、よくわかりません・・・」
そんな回答はしていないが、ドキッとしてしまった(笑)。

早いもので今日で折り返し地点。
就業体験といっても名大社というちっぽけな世界でしかないが、
少しでも将来に向けた参考になればいい。

キミたち、来週も頑張ってくれたまえ!

お待たせしました!本日「東海経営者フォーラム」開催

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本日、待ちに待った「第3回東海経営者フォーラム」が開催される。
前回はお手伝い程度だったが、今回は事務局の一人としてガッツリ準備に関わってきた。
来場者の集客から協賛企業集め、運営全般まで思ったよりも大変な作業だった。

普段、イベントなど会社の業務は全て任せてしまっているので、久々の現場の仕事。
すっかり要領も忘れていたり・・・。怠けていたつけが回ってきたようだ(苦笑)。
たまには現場もやらないと鈍ってしまいますね。
反省・・・。

おかげさまで来場予約も当初の計画をオーバーし700名を超えた。
僕の経営者仲間、友人も60名程参加してくれる。
ありがたい限りだ。
あとは今日、万全な体制で粛々と進めるのみ。
西川塾のみんな、頑張りましょう~。

元グーグル日本法人代表の村上氏の講演も
セイノ-ホールディングス田口社長、アルペン水野社長、
元F1ドライバー山本左近氏のパネルディスカッションも大変興味深い。

できれば観客席に座ってじっくり拝聴したいがそれはムリな話。
今日はあくまで裏方。僕はステージ側の運営をせねばならない。
従って講演もパネルディスカッションも舞台の袖でしか聴けない。
あくまでもイベントが順調に進行するかが重要なので、
話の内容にじっくり耳を傾けるのは難しいかもしれない。

このブログに感想も書きたいが、それができるかどうかもわからない。
それだけがちょっと残念(笑)。
優秀なスタッフが多いので、
「山田さんは役に立ちません。邪魔です。あっちで講演を聞いててください。」
とお役御免になるかもしれないけど・・・。
それはいい事なのかな?(笑)。

参加頂く方の事業や仕事に少しでも参考になればいい。
この名古屋から情報発信できるのも嬉しい。
そのためにも今日、成功させねばならない。

では、本日参加される方、お会いすることはできないとは思いますが、
ウインクあいちでお待ちしております!
よろしくお願いします!

「ロマンへの道」 西川塾主を偲ぶ

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本日14時からウェスティンナゴヤキャッスルで
ユニー株式会社 特別顧問西川俊男氏の「お別れの会」が執り行われる。
西川氏は何度かブログにも書かせてもらっているが、
僕が学んでいる西川塾の塾主であり、最も尊敬する方。

奇しくも21年前の今日、同じホテルで僕は結婚式を挙げた。
そこに意味はないだろうが、自分自身としては意味深いものとして理解したい。

僕が西川塾に入塾したのは2年前。
この2014年度は一つの班の班長を務めさせてもらった。
そのおかげもあって西川塾主との接点が増え、直接、会話する機会が多くなった。
常に叱咤激励を受けていた。「山田君は優秀だ。」とありがたいお言葉も頂いた。
それを鵜呑みにするわけにはいかないが、少しばかり認めて頂いたような気がして嬉しくもあった。

最後にお会いしたのが昨年12月。
いつもと変わらないお元気な姿だった。
誰もが信じられないことだが、その半月後、逝去された。
享年91歳という年齢を考えれば不思議ではないのかもしれないが、
その事実を受け入れるには時間を要した。

先週末に改めて西川塾主から頂いたDVD「ロマンへの道」を拝見した。

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映像の中で語られるひとつひとつの言葉を噛みしめながら観ていた。
人として、経営者として、大切なことが集約されている。
西川塾主が好きな3つの言葉。
「出会いは人生の宝」
「今日からスタート」
「人生の三感王」
それぞれに深い意味がある。
再度、自分の中に焼き付けなければならない。

DVDの最後には塾主の命が続く限りやらなければならない「3つの責任」があると残されている。
1.伝える責任
2.育てる責任
3.共生の責任

ご自身が経験されてきたことや学んだことを伝え、次代の経営者を育てていく。
それが大きな責任ということ。
西川塾主からみれば、僕らはまだまだ半人前。
「明日の日本を作っていく経営者になれ」と仰られていた。遥か彼方遠い道のり。

しかし、塾主の責任を受け継がなければならないのが僕らの責任。
本日の「お別れの会」で僕らが果たすべき責任を報告せねばならない。
塾主を偲ぶのはまだ早いのかもしれないと思いながら・・・。

「第3回東海経営者フォーラム」開催します!

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本年1月1日にユニーの創業者である西川俊男氏が逝去された。
先週、地元の報道機関はその実績や貢献度について報じられていた。
僕も新聞社から「西川塾」について取材を受けた。

つい一か月前も元気な姿の西川塾主と2月に開催する
「東海経営者フォーラム」の打合せを行ったばかりだった。
その姿を思い出すと残念でならないと共に、
残された者が責任を果たさなければならないという気持ちに強くさせられる。

「東海経営者フォーラム」は西川塾が主催する大きなイベント。
西川塾主の想いを守りながら僕ら塾生は全力で取り組まねばならない。
何としてでも成功させなければならないのだ。

今回で3回目。
1回目は僕は一般参加(その時の内容はこちら
2回目は塾生として参加(その時の内容はこちら
今回は塾生でありイベント運営の責任者の一人としての立場となる。

東海地区の若手経営者もしくは今後、経営に関わりたい方を対象としたイベント。
これまでよりもスケールが更に大きくなった。

第一部の基調講演は元グーグル日本法人代表の村上憲郎氏、
第二部のパネルディスカッションは地元を代表する3名の方に登壇いただく。
セイノーホールディングス社長田口義隆氏、
アルペン社長水野泰三氏、
元F1ドライバー山本左近氏にスポーツと経営について語って頂く。
どちらもとても楽しみである。

日時/2015年2月27日(金)
    15:30~18:30
会場/ウインクあいち大ホール
(名古屋駅前 徒歩3分)
入場無料。先着500名。要予約制

第2回に参加頂いた方には僕から改めて案内をさせてもらうが、
興味のある方はぜひ連絡を頂きたい。

よろしくお願いします。

「社長!」を禁止した日

昨日の朝礼及び全体会議は2時間以上に及んだ。
僕以外にも全員が昨年の反省と今年の目標を述べたわけだから当然といえば当然。
今の気持ちを大切に日々の業務に励んでもらいたい。
何だか偉そうな表現だな・・・(笑)。

今年の標語の説明だとか全体の目標だとか僕自身が方針を示した中に、
ひとつだけ仕事的にはどうでもいいようなことが含まれていた。

それは何かといえば、僕に向かって「社長!」という呼び方を禁止したのである。
一瞬、ポカ~ンとした雰囲気が社内全体を覆ったが、
「今日から社長と呼んではダメだ!!」と大きく言い放ったのだ。

僕が社長に就任する前から一緒に仕事をするメンバーは「テツさん」とか
「山田さん」とか、先輩であれば「山ちゃん」と今でも呼んでいる。
それが社長に就任した後に入社したメンバーは僕のことを「社長!」と呼ぶ。

なんともこそばゆいしもどかしい。
呼んだ瞬間、距離感が生まれているような気がしてならない。
会社なので一定の緊張感は必要だが、どうでもいいところでの緊張感はむしろ仕事の足を引っ張る。
気持ちよく仕事ができないと思うのだ。

そんなことを思っているのは僕だけで、
社長と呼んでいたメンバーは反対に戸惑っているのかもしれない。
しかし、気を遣うべきは外側の世界で内側の世界ではあまり気を遣うべきではない。
それが僕の考えだ。

以前からこのことはずっと思っていたのだが、今年から思い切って禁止にした。
僕自身が変な誤解をしてしまう恐れもあるし・・・。

禁止条例(?)から一時間も経たないうちに「社長!」と呼んできた愚かなメンバーもいた。
馴れって怖いですね・・・(笑)。
彼には次に言ったら罰金だと脅したわけだが(笑)、
その後に「山田さん」と呼ばれ、それも違和感を感じたり・・・。

とにかく決めたルールはルール。
世間一般に正しいかはともかく守ってもらうことが必要。
しばらく「今度言ったら罰金だ!」というセリフを連呼しそうなムードが漂っているが、
それも別の意味で緊張感があっていいかも(苦笑)。

まあ、一年後ぐらいに少し変化が芽生えていればいいだろう。
そんなわけで社内からは社長という言葉が消えましたので、どうぞよろしくお願いします。

謹賀新年2015

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします!

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(昨日、何とか誰にも会わずしめ縄を飾りに行くことができました・・・苦笑)

毎年恒例の元旦ランニングは今年は中止。
しかし、それを予測していたかのように名古屋の元旦は珍しくも雨。
これは運がいいと捉えるべきでしょう。そう、運がいい。

今年の会社の標語は

もっと高く
もっと強く
もっと熱く

この姿勢で一年を突っ走っていこうかと思います。
大人しそうな羊だからこそ、強く、熱く、高みを目指していきます。

そして、今年から僕自身のルーティンとして始めます。

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朋友 愚か者副本部長櫻山さんから頂いた「安岡正篤 活学一日一言」。
恥ずかしながら安岡先生はこれがデビュー。
遅すぎだという声も聞こえますが、何かを取り組むのに遅すぎということはない。ドンドン!
少しずつ学んでいきます。

年頭清警
一.残根を一掃して気分を新たにする。
二.旧習を一洗して生活を新たにする。
三.一善事を発願して密に行ずる。
四.特に一善書を択んで心読を続ける。
五.時務を識って自ら一燈となり一隅を照す

ブログに書くのは今日だけですが(笑)、
日々短い時間の積み重ねの中で人生をより豊かにしていきたいものです。

素晴らしい一年にしていきましょう。

今年のJリーグの象徴

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名古屋グランパスがあまりにも不甲斐ないので、
今シーズンはほとんどJリーグの試合は観なかった。
順位もそれほど関心なく、下位をうろちょろするグランパスを嘆く程度。
それが終盤になり、スポーツ記事を読むたびに興味が湧いてきた。

本来であればJ1とJ2とでは力の差があるはずだが、
そうとも言えないいいとも悪いとも言えない現実が・・・。
昨年、J2のガンバ大阪が優勝してしまった。
最有力の浦和レッズは失速し、最終節も我がグランパスに負けてしまった。

最後の勢いだけ見れば、来シーズンのグランパスは期待できるのかな。
中村が引退、玉田、ケネディも退団し、ちょっと寂しくはなるが若手主体のチームに期待したい。
西野監督、よろしくお願いします。

今回、書きたいことはグランパスのことではない(苦笑)。
サッカーは何が起きるかわからないということ。
浦和レッズの直近の試合もそうだが、J1降格、J1昇格も何が起きるか分からない。
大宮アルディージャもギリギリまで健闘したが、遂に降格。
これが現実だろう。

J2も波乱の一年。
前週、まさかのGKゴールでジュビロ磐田が敗れ、
昨日も4位のジェフ千葉がモンテディオ山形に敗れ、J1昇格を逃した。
引き分けでいいというのに・・・。
僕は素人なので選手のメンタル面は分からないが、
引き分けでいいと言われると却って体が硬くなってしまうのだろうか。

チームのマネジメントも相当難しそうだ。
一度、チーム作りが悪化すると監督が交代したところで、すぐ一体感を醸成するのは難しい。
ズルズルと引っ張られてしまうのがほとんど。
サッカーの場合、短期間で結果を出さなければすぐに更迭される。
今年、十分な戦力を持ち合わせているチームでもそんな現象はあった。

企業もトップ次第で経営が左右してしまうのは同じこと。
どんなリーダーが優れているかは競技や業態に限らず共通の解があるのかもしれない。
ガンバ大阪の長谷川監督の発言を聞くとよりそんなことも感じてしまう。

昨日は珍しくジェフ千葉とモンテディオ山形の試合をBSで観てしまった。
結果で全てを語るのは正しいとは言えないが、
Jリーグの1年を象徴するような試合だったのかもしれない。

先手必勝の学生はどこにいる?

先週の東洋経済の特集は「後ろ倒しに備えよ!先手必勝の就活」。

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東洋経済は毎年、この時期に就職活動に絡んだ特集を組む。
今年はほぼ予想通り。僕が思っていた通りの特集が組まれた。
(上から目線でスミマセン・・・)。

本特集ではすでに走り始めている企業側の動きを追いながら、各業界の動向、
採用のウラ事情、親向けの対策などが書かれている。

僕のブログの師匠であり、尊敬する経営者のパフ釘崎社長の活動も記事として取り上げられている。
(ここはヨイショしておこう・・・笑)

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就職活動が後ろ倒しとなり、企業側の採用活動のあり方が大きく変わっていくと予測される来年、
実際は手探り段階がホンネ。
一方で鼻息の荒い企業はあの手この手で学生を巻き込もうとしている。
首都圏が中心であるが、この東海地区でも徐々に声が聞こえ始めている。

しかし、肝心な学生はどうなんだろう。
意識が高く積極的な学生はインターンシップも何社も参加し、企業研究は怠らない。
名大社が行う学生向けの勉強会もおかげさまで満員御礼。
だが、後ろ倒しになったことにより、
就職に対しての意識が逆に遠くなっている割合は増えているようだ。

僕が毎年この時期に講演を行う大学内でのガイダンスも参加者は例年に比べ減少。
つい先日の講演はここは女子大か?と思ってしまうほど、男子学生の参加が少なかった。
キャリアセンターの職員の方が逆に危機感を持つのが現状。
じっと待ち構えているのであればいいが、ただのんびりしているようにも思える。

それが悪いことではない。
後ろ倒しの目的は早期活動の是正にあるわけだから・・・。
ただスタート段階で目の前の情報に踊らされることは避けてもらいたい。
いきなり全速力で走ろうと思っても走ることはできない。
マラソンと同様でどれだけ事前準備ができているかが大切になってくるのである。

そう考えると学生間における格差が今後大きな問題になってくるだろう。
売り手市場が予測される来年はあまり表面化はしないだろうが、
後にミスマッチというカタチで表舞台に現れることが心配だ。
なにはともあれ事前準備。
無理はしなくとも今やれることを少しずつ取り組んでもらいたい。
大学内で行われるガイダンスもその一つ。

先手必勝が全てではないだろうが、
もう少し意識的になってもいいんじゃないかと取り巻く環境を眺めながら思ってしまう。