これからも前向きに 名大社会長ブログ

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敗北。そこから学ぶこと。

昨日は、息子の所属する野球チームの試合が行われた。
4チームでの総当たり戦で、小学校3年生から6年生までで構成するチームでの戦いだ。我が息子は3年生の少ないキャリアでありながら、初戦の先発投手を任された。
倫野球1
とても名誉な事であるが、その段階でチームのレベルがある程度予測できる。一番年下の本人が感じるプレッシャーも、緊張する姿を見て容易に想像できた。
いくつかの地区から集められたチームは、その練習風景や背の高さを見るだけで、自ずと大筋の順位が分かってくる。残念ながら、息子の所属するチームは、どうみても優勝争いには絡めそうにない。何とか最下位だけは逃れられないだろうかというレベルであった。
第1試合目、先発投手の息子は、四球とチームのエラーでいきなり4点を献上。その後も追加点を許し、初戦は惨敗。
倫野球3
2戦目の投手は、息子よりもはるかにコントロールもよく、失点も少なく善戦。最終回までリードしていたが、2アウトから連続でヒットを許し、サヨナラ負けを喫し、惜敗。
最後となる3戦目は、再び息子が先発。
四球連発の押し出しも出す有様であったが、何とか追いつき同点で最終回を迎えるものの、最後にヒットを打たれ、こちらもサヨナラ負け。結局、3連敗で最下位というかなり悲しい結果で長い一日の試合を終えることになった。
本人もさすがに悔しい思いは持っているだろうし、敗戦の責任も感じているだろう。そうはいっても、たかだか3年生では悔し涙を見せるほどではない。
しかし、そこから学んで欲しいと思う。その悔しさをどう跳ね返していくかを・・・。
人一倍練習する。コントロールを良くする。もっと声を出す。多くの課題があるはずだ。
3年生の思考特性では多くの期待はできないが、そんな中でも少しずつでも悔しさをバネに努力する行為を学んで欲しい。それに対するサポートは惜しむつもりはない。
悔しさをバネにするための手段としては、スポーツは有効的で多くの事を教えてくれる。何の根拠なく、大リーグの選手になるとほざく息子が、その不可能な夢にチャレンジするのも悪くはない。
負ける、悔しい。だから、もっと頑張る。
この行為を繰り返すことで強い人間になってもらいたい。

TVの前から動けなかった日

日本シリーズを終えて、今日で2日。
名古屋地区の方なら、先週末はTVに釘づけだったと思う。2日連続の延長戦で、延べ10時間の野球観戦者が、僕の周りにも多い。
特に土曜日は、日にちが変わるか変わらないかまで繰り広げられたのだから、疲れた方も多いだろう。スタジアム観戦者や選手、チーム関係者は比較にならないと思うが・・・。
結果的に、ドラゴンズファンにとっては残念な結末で終了したが、僕自身は、それほど悔しさも感じず、むしろ爽やかな気分であった。(疲労感はあったけれど・・・)
やはりシーズン中に観るゲームとこの1球で全てが変わってしまうというゲームでは、観る側の緊張感も全然違う。WBCの決勝戦にも似た緊張感を体感した。こんな試合をドラゴンズで感じたのは初めてではないだろうか。
パリーグ3位のチームが日本一なんておかしいとか、史上最大の下剋上だとか、あまりいい表現とは言い難いこともあったが、そんなことは差し引いたとしても、追いつき追い越せの試合はスポーツの醍醐味であり、素晴らしい試合だった。
明確な理由は定かではないが、ロッテというチームに好感を持ってしまったのも、この日本シリーズを通してから。ロッテファンの声援も、野球らしくなく、サッカーのサポーターのようで新鮮だった。
終電もなくなり、ホテルも満室で、ファミレスで一晩を過ごしたファンも多かったとは聞くが、ファン同士が球場の外でいざこざが起きるようなことはなかっただろう。お互いの健闘ぶりを称えあったのではないかと勝手に想像してしまう。
野球よりもサッカー派の僕であるが、今回の日本シリーズで野球の面白さも改めて伝わったのではないかと客観的に考えるのだ。
名大社的には、東海TVのスポット枠で転職フェアのCMを流すことができた。もし、早々にドラゴンズが負けていたら、この機会のオンエアもなく、視聴率も大きく変わっただろうから、有り難いのは間違いない。
久々に長時間TVを観た週末だった。

中国デモ活動の報道から・・・

連日のように中国でのデモ活動の映像がTVのニュースで流れている。その報道を見る度に中国に対し、不快感を覚える日本人も多いだろう。
この場で尖閣諸島の一連の問題に対して発言するつもりはないが、デモの報道については「ナゼだ?」という思いが強いのが正直な気持ちだ。
そんなモヤモヤ感がある中、ロータリークラブの例会に参加した。
本日のゲストは、元留学生で現在は中国の大学で日本語を教えている中国人女性。以前、愛知県の大学に通い、ロータリーのお世話にもなったという。その方が現在の中国での日本語教育の状況を解説されると共に、先述の反日デモについての意見を述べられた。
日本で学んだという親日的な要素を除いたとしても、現在の報道は偏っており、決して日本に対して敵視している若者が多いわけではないという。
特に大学生においては、今の日本の実力を正当に受け止めており、敵視というよりは友好的な見方が多いらしい。
今ニュースに出ているような若者は大学生ではなく、内陸部の職に就くこともできず、生活も厳しい貧困層が中心のこと。最近の中国は自殺率も高く、就職難や一人っ子政策でワガママに育ち社会に適応できないことも背景として考えられる。
貧富の差も想像以上に激しく、食べる物すらない現実があるようだ。電化製品でも富裕層は日本製品の技術の高さを評価しており、そんな富裕層に対する反発や自国への怒りが、日本製品不買行動や店舗を攻撃する行為を生み出している。
そんなことはネットで調べれば当たり前だと言われるかもしれないが、実際の中国の方から目の前で話を伺うとその現実についてギャップを覚えることになる。
「街場のメディア論」(内田樹 著)はじめ、メディアに対して懐疑的な見方を表現する書籍も多くなっていると思う。
メディアが間違った報道をしているとは思わないが、その報道を一方的に受け入れることにより、自分の解釈が本来あるべき方向からずれてしまう恐れもある。
本日の話を伺って、客観的で冷静な判断のもと、他者に振り回されない明確な自分の考えを持つ必要性を改めて感じた。

「世界の構造変換と日本~多様性の世界を生きる~」

(さらに…)

毎週水曜日は休肝日

前回の人間ドックの結果は、以前のブログで書いたとおり。
肝機能も万全ではなかったし、ウエイトももう少し気を使わねばといったところ。しかし、宴席に出席する機会は、今後も増えていくだろう。
肝臓を労わりながらも、ハードワークをさせることは間違いない。
どんな方かは別にして、お酒を酌み交わす席では、失礼のないような態度を取らねばならない。すなわち、それは注がれたお酒は美味しく頂かなければならないということ。
これでは、飲むことに対して、無理矢理肯定しているような言い訳文章でしかないと思われるかもしれない。
ただ体が心配であるのも事実。
これまで1年365日のうち、360日くらいはその量は別に飲んでいたと思う。せいぜいマラソンの前日くらいしか抜くことはなかった。
自分に対して非常に甘かった。
だからこそ、決断。
毎週水曜日は休肝日とする。
一切のアルコールを摂取しないこととする。
もし、どうしてもお酒の席から逃れられない場合は、前日か翌日を休肝日とする。
強い決意を持って、宣言!このような公の場で、自分の意志を示した以上、守らなければならない。
その宣言は良しとして、どうして水曜日か?
水曜日が一番、飲まない環境に持って行きやすいから・・・。
毎週、夕方から全社的な会議を行う。
家庭の事情で、10時までに帰宅しなければならない。
これが理由。
すでに人間ドックの診断結果を見てから、3週連続で水曜日はアルコールを抜いている実績もあるのだ。
継続することに意味がある。
毎週水曜日は休肝日。
水曜日は決して誘わないで欲しい(笑)。

「ハーバード白熱教室in東京大学」を観て

26日(日)にNHKのETV特集で放送された「ハーバード白熱教室in東京大学」を観た。
『これからの「正義」の話をしよう』の著書やハーバード大学で最も人気のある授業で話題となっている政治哲学のマイケル・サンデル教授。
今回は東京大学安田講堂で、サンデル教授の授業を日本人相手に実施した内容である。
まず単純に感じたこと。安田講堂って立派だ。サンデル教授ってタレントみたいだということ(幼稚な感じ方で、すみません)。
登場の仕方が、とても大学の授業とは思えない。
学生に限らず、国会議員から主婦まで抽選で選ばれた1000名を対象に授業を行うのであるから、当然といえば当然。憧れの的として拍手を浴びている。
その拍手の正当性は、1時間半の番組を観て納得することができた。こんな授業があるとすれば、眠気など起こるはずはないだろうし、生半可な態度では出席することはできないだろう。
自分なりの論理的な解釈や考え、表現方法を持って臨まなければ、たちまち議論に飲み込まれてしまう。議論に加わらない者もその緊張感から逃れることはできない雰囲気なので、真剣にディベートを行いたい者にはうってつけの環境といえる。
この東京大学でのディスカッションは「イチローの年俸は高すぎるか?」でスタート。サンデル教授はイチローの年俸は高くないと挙手した者に、イチローの年俸はオバマ大統領の42倍であるとか、世界に与える影響はどちらが強いかなど、揺さぶりをかける。
それにも動じず、自分の信念を倫理的な正当性を持って訴えることができるか。そこが重要であり、ディベート力が鍛え上げられる最高の場となるのであろう。どっちが正解かはあまり関係がないのかもしれない。
これを見る限り、日本人は消極的で議論ベタとは言い切れない。特に学生と思える若者の積極的な態度と英語力には感心した。アジア系の若者も多かったと思うが・・・。
選りすぐられた俊英が集結したのは間違いないだろうが、まだまだ日本人はやれると思わせる発言がほとんどだった。
彼らの行動は素直に見習うべきであるし、果たして僕はそこまで深く考えて日々を過ごしているかと反省させられたのが正直なところだ。
この事も含め、サンデル教授は全てお見通しではないだろうか。意見しやすいテーマから徐々に正義の本質について核心を突いてくる質問力と論理展開。その意見を引き出す誘導の巧みさ。この授業が、この白熱教室が、サンデル教授が人気が高いのは当然のことか。
日曜日ののんびりした晩、それを吹き飛ばす刺激のある番組だった。

秋らしくなってきた・・・。

朝、目覚めると気持ちいい澄み切った青空。
素晴らしい秋空であった。
昨日は、ほぼ全員の社員に出勤してもらい研修会を行った。研修会といっても、9月末で〆る上期の反省と10月からスタートする下期の各自の取組みについての全体の会議である。
そこでは普段の業務上の課題や今後の目標を全員で共有し、闊達に意見を述べ合った。半日の時間設定はあまりにも短く、議論は中途半端な状態で終わらざる得なかったが、そこで得た収穫も多かった。その後、懇親会を実施し、その日は解散。充実した日を過ごす。
そして、清々しい朝を迎えたのだ。
本日は、1ヵ月ぶりに家族で岐阜の実家に顔を出した。今の住まいから1時間強の場所のため、もっと顔を見せるべきだが、週末も家族内の誰かが予定が入ることも多く、思うように顔を出せないでいる。
この日は、息子と同い年の甥も一緒だったため、昼食を共にし、キャッチボールで遊んだりした。
そして、季節的にもサツマイモの収穫時期。父親が育てているため、子供達に芋掘りをさせてくれた。それも軽トラの荷台に乗せてくれて・・・。
芋ほり1
芋ほり3
芋掘り2
子供たちはそれで大喜び。今も昔も楽しいことは変わらないのかもしれない。午後からは雲行きも怪しくなってきたため、岐阜の田舎の風景は爽やかでもなかったが、それでも秋らしい過ごしやすい一日だった。
会社にとっても今週で上期は終了する。
すぐ10月だ。実りの多い秋にしていきたい。

祝!10年連続200安打

えらくミーハーである。
今日の記録を取り上げるブログも世の中には無数とあるだろう。僕も間違いなくその一人なのだが、今日は素直に感謝!。おめでとうございます。
圧倒的な野球ファンでも、圧倒的なイチローファンでもない。彼の活躍もスポーツニュースで観るのがせいぜいのところだ。
むしろ役者並みのキリンビール一番絞りのCMやストイックな姿を捉えるドキュメンタリーの方に興味が沸いている。
試合後やシーズン終了後に放つ彼の重みのある言葉が、同じ人として奮い立たされ、励まされ、あるべき姿を思い起こさせた。
NHKの番組”プロフェッショナル仕事の流儀”では、「プロフェッショナルとは、ファンを圧倒し、選手を圧倒し、圧倒的な結果を残すということです」と語っていた。
その背景には圧倒的な努力がある。
「小さいことを重ねることが、とんでもないところに行くただひとつの道」というイチローの裏づけされた言葉には大きな説得力を感じずにはいられない。
きっと来年も再来年も5年後も活躍しているだろう・・・。
そんなイチローとの共通点が「愛知県」以外にあるだろうかと考えてみたが、さっぱり浮かばない。
強引に見つけるとすれば、我が息子のグローブ。
グローブ
イチローモデルだ。
数年後にはイチロー杯で活躍して、握手くらいさせてもらえるだろうか。
継続する努力があれば、100%ムリとはいえない。

のんびりとした?休日

台風12号の影響で、凄まじい雨で始まった秋分の日の今日。
午前中はお彼岸らしく、実家の墓参りに行き、手を合わせた。
午後は嫁と息子がドラゴンズの応援のためナゴヤドームに、娘は祖母と一緒に買い物に出掛けたため、久しぶりに一人でのんびり過ごす事になった。一人の時間も決して嫌ではない。静かにまったりと時間を過ごす事ができる。
港区にある超ドでかいBOOKOFFに行き、ゆっくりと本を眺め、いくつか気になった本を購入。最近、本を買うのはアマゾンかBOOKOFFが中心。三省堂や丸善で購入するのが減っているような気がする。自分の動きも時代に流されているんだなと素直に感じる。
このような休日は、じっくりと読書をするのが理想的なのだろうが、今日は他にやるべき事が結構多い。
仕事である。
今週末に上期を終えるにあたっての全体会議を行い、各自の業務についての振り返りと下期に向けての全社的な意思統一と目標に向けた擦り合わせを実施する。
そのための資料作りと書類チェックに休日を費やしたのだ。会社でも個室を持つような身分でもないため、デスクはオープンな状態。何かに集中しようと思うと意外に難しかったりする。
そんな時は、自宅でもこう一人でじっくり机の前に向かうのがむしろ集中できる。改めて気づくことも多い。
そして、思うのは経過する時間の早さである。ついこの前、引越したばかりなのに・・・。
もう半年か・・・。つくづく感じるのだ。
しかし、半年しか経過していない新オフィスが当たり前であり、以前の中日ビルが遠い昔のようにも感じる。不思議なものである。
と、とりとめとなく仕事をしながらふと考えていた。これも秋だからだろうか・・・。急に寒くなってきたし・・・。
秋の夜長を楽しむのは、もう少し先だろうが、こんなどうでもいいことをしっとり考える余裕で出てきたのも、涼しくなってきたのが理由でもあるだろうか。

燃えよ!グランパス

本日は、今シーズンのグランパス戦の初観戦。抽選で当った親子観戦チケットで、瑞穂陸上競技場まで出向いたのだ。しかし、あらかじめ予定していた観戦にも関わらず、思うようには進まなかった。
昨日は、仕事で東京に宿泊。今朝の新幹線で名古屋に早々に戻る予定が、三連休の影響なのか思うように新幹線のチケットが押さえられず、予定していた時間よりも大幅に帰宅が遅くなってしまったのだ。
嫁さんに頼み込んで名古屋駅まで一緒に観戦する息子を連れてきてもらい、何とかゲーム開始の時間に間に合った。服装は仕事のまま。クールビススタイルのビジネスマンはスタジアムでは違和感がある。
グランパス1
スタジアムはさすが首位のチーム。普段に増して瑞穂陸上競技場は盛り上がっていた。
苦労して息子とカテゴリー4の自由席を押さえ、何とか応援の場所を陣取った。ゴール裏のサポーターの唸るような応援は、今のグランパスの勢いを表していたようだ。
万年中位クラスの時と比較すると、サポーターの声援も一体感があり、声が透き通っていた。・・・ように思う。
そして、肝心な試合である。前半はほぼゲームを支配するも、数少ないチャンスをものにしたマリノスが先制。
0×1で前半を終了する。時折、全く反対側に位置するピクシーの怒鳴り声が、こちらのスタンドまで響いていた。
後半は開始早々、金崎がボレーシュートで同点。チームもサポーターもボルテージも上がり、これで勢いづいて逆転するかと思いきや、なーんとなく失速。一進一退が続き、決定機といえばマリノスの方が多かったくらいだ。
グランパス2
結果は1×1のドロー。
残念ではあるが、負けなくてよかったというホッとした気持ちもある。
9月18日時点で勝点差5で首位をキープ。
まだまだシーズンは長く、この状態が継続するかどうかはわからないが、ベンゲル時代を除き、これだけ期待できるシーズンはこれまでなかった。
今年の秋から冬にかけて、名古屋はスポーツの話題できっと元気になる。
燃えよ!グランパス。
熱い秋を、熱い冬を迎えさせてほしい。